【季境作戦】曇天下でも春を感じて嬉しい大江山連峰【戊31.6】

2024年02月18日(日) [日帰り]

• GPS: 04:19
• 距離: 16.7km
• 登り: 1,170m
• 下り: 1,189m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:05
• 休憩: 0:27
• 合計: 4:32

距離 16.7km 登り 1,203m 下り 1,198m

10:56 大谷林道分岐
11:06 鍋塚林道分岐
11:39 グリーンロッジ方面分岐
11:52 12:00 鍋塚
12:10 グリーンロッジ方面分岐
12:19 鍋塚休憩所
12:36 12:39 鳩ヶ峰
13:00 13:03 大江山
13:34 加悦双峰公園上の分岐
13:51 13:59 赤石ヶ岳
14:11 加悦双峰公園上の分岐
15:02 15:07 鬼嶽稲荷神社
15:12 鬼嶽不動尊・不動の滝
15:15 鬼嶽稲荷神社
15:28 大谷林道分岐

天候

曇り基調で、南ほど雲が濃く、水分を多く含む。雨雲が稜線の南から北に抜ける際、霧雨を降らしていく。
他の人の山行記録を見ると土日とも時間が下るにつれて雲が増えたようだ。前泊までは考えなかったが、やはり山行は早発が原則と改めて感じた。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

大谷林道分岐

コース状況／危険箇所等

雪は一部区間に残るも稜線上はほぼ地面が露出している。
雪よりも雪解け水の方が要注意。気をつけていたのだが、太もも部分まで泥水がはねていた。
林道も一部除き雪無く、稜線上の鍋塚休憩所や鬼嶽稲荷神社まで車で行ける。

その他周辺情報

山行後は是非とも元伊勢三社を詣でたい。

写真

2/18 10:54

2月17日の好天をふいにしてしまい、今度こそは出かけるぞと車を調達して丹後は大江山に赴いたが、天気予想で期待していたほど晴れてはいない。

2/18 10:58

当初予定では鬼嶽稲荷神社の駐車場に車を駐めることとしていたが、舗装路上の積雪に恐れをなし、さらに手前の大谷林道分岐に駐めた。安全第一だ。

2/18 11:08

ここかしこにデカい落石痕が見られる。

2/18 11:18

ここまで来る道中にあった温度計では16℃を示す暖かさ。山のあちこちから雪解け水が迸り、その勢いはちょっとした滝よりも映えるかもしれない。

2/18 11:27

男性3人と車2台が下りていくのを見送って山道に入る。

2/18 11:33

最初に向かうは鍋塚（当初予定とは逆回り）。雪はほぼ融け、道を削りながら流れ落ちてくる。

2/18 11:42

鍋塚に向かう稜線上も雪は無し。雪よりもこの水溜りが厄介。気を付けながら歩いていたつもりが、太腿部まで泥水が跳ねていた。

2/18 11:53

鍋塚山頂に到着。

2/18 11:53

山頂到達時にまず目に飛び込んできたのは、日本海、宮津湾。

2/18 11:53

京丹後市網野方面も海まで見える。

2/18 11:54

北方の山の向こうに浮かんで見えるのは、おそらく冠島（大島）と沓島（小島）

2/18 11:54

右側、山頂が二股に分かれているように見えるのは青葉山、真ん中は赤岩山だろうか。左の海に伸びているのは恐らく博奕（ばくち）岬。

2/18 11:54

南東の717mピークと奥の天ヶ峰の間に、大江市街または福知山の盆地が見えているのかな。

2/18 11:54

大江山の上空は雲が濃い。

2/18 12:00

手前左は鳩ヶ峯。その右奥には江笠山。その奥は沖ノ山など標高1000mを超す山々。

2/18 12:06

一時的にせよ、青空が広がったのは良かった。この日は青空は昼過ぎまでだったようだ。

2/18 12:20

鍋塚休憩所。ここまで車で来られる。

2/18 12:22

休憩所以降鳩ヶ峰までの区間の一部は今回積雪量が多かった区間の一つ。

2/18 12:29

ツボ足山行者が多いように見受けられる。

2/18 12:37

鳩ヶ峰山頂到着。

2/18 12:38

鳩ヶ峰から与謝野町

2/18 12:38

鍋塚と右奥に青葉山

2/18 12:39

青島、亀島

2/18 12:40

青空が広がるのを期待してきたのだが、まだ展望があるので良しとしよう。

2/18 12:43

大江山本峰、千丈ヶ嶽へ。ここから見ると大江山こそ積雪が凄そうに感じる。

2/18 12:49

山行前日に見た山行記録では雪に覆われていた階段。週末の暖かさで雪は完全に消え去った。

2/18 12:55

雪は多いが、雪の無い所を歩こうと思えば歩ける。

2/18 13:01

大江山・千丈ヶ嶽。ここまで来たからには仙丈ヶ岳の方も行かんといかんな。

2/18 13:01

南方の鋭鋒は三岳山かな。

2/18 13:02

千丈ヶ嶽からも海は見える。

2/18 13:04

この日は陽光も雲越し。

2/18 13:13

今回積雪が多かった区間の二つ目は大江山から加悦双峰公園への下り始め。

2/18 13:21

それも林道らしき道に出ると雪は全く無くなる。

2/18 13:31

最後の一峰、赤石ヶ岳

2/18 13:35

大江山連峰の南側に天ヶ峰と三岳山

2/18 13:35

加悦双峰公園と与謝野町

2/18 13:36

パッと見、結構な高さの山に見えなくもない。

2/18 13:44

赤石ヶ岳の上部は、その名に相応しく、赤茶けた岩が露出。雪が無くなっていて良かった。

2/18 13:52

赤石ヶ岳到着。

2/18 13:53

東屋正面の展望

2/18 13:57

何やら軌道のようなものが。どうも戦前、戦中はニッケルを採鉱していたらしい。含有量が少なくても掘らざるを得なかったのは孤立していたから。

2/18 13:58

あら？南側の様子が。ありゃあ降ってるなあ。

2/18 14:01

雨に降られる前にさっさと下ろう。

2/18 14:03

うわぁ、雨雲が近づいてくるぞ。これは逃げられない。

2/18 14:06

大江山との鞍部は風の通り道。サーッと霧のような雨が吹き付ける

2/18 14:24

雲は鞍部上空を通るので、そこを抜ければ雨はやむ。

2/18 14:36

積雪した道の登り返し

2/18 14:49

鬼嶽稲荷神社へ下り始める。

2/18 14:52

尾根上を薄っすら雲が通過しているのか風で雪が待っているのか、空間が若干白んでいる。

2/18 14:53

今回積雪の多かった区間の三つめは、鬼嶽稲荷神社への下りの区間。

2/18 14:58

雪が無くなった頃、また青空が出てきた。

2/18 15:03

鬼の洞窟まで300mかあ。誰も行っていないな。無雪期の晴れ渡った時に再訪して観に行くことにしよう。

2/18 15:03

鬼嶽稲荷神社

2/18 15:07

神社前の休憩舎。結局、私が山に入って以降は他に誰も歩いていなかった。

2/18 15:08

717m峰は空山という名だった。その隣に岩戸山。麓に元伊勢三社の一つ、天岩戸神社がある。

2/18 15:08

100mか。それくらいなら足を伸ばそうか。

2/18 15:13

誰も足を踏み入れていない積雪道を100m歩いて鬼嶽不動尊に参詣。

2/18 15:13

不動の滝

2/18 15:19

バス回転場があるが、この季節はバスが無いのだろう。雪上にまったく轍無し。稲荷神社まで車で乗り付けた者はいたようだ。

2/18 15:21

赤鬼のいる辺りに車を何台か駐車できそう。

2/18 15:26

雲の隙間から太陽が顔を出したらしく、正面の山に日が当たって輝いて見えた。

2/18 15:29

駐車場所に帰還。曇天で風もやや強かったが、全く寒くも冷たくもなく、春の空気を感じた。今度はよく晴れ渡った時に再訪したい。

2/18 15:56

山行後、麓の元伊勢三社に参詣する。

2/18 16:08

天岩戸神社

2/18 16:10

碧い淵が美しい。この地の自治会長という人から、テレビなどで紹介されていると説明を受ける。

2/18 16:20

この先に道があるそうだが、土砂が流れてしまっている。

2/18 16:21

日室ヶ嶽遥拝所

2/18 16:25

元伊勢内宮皇大神社。境内の厳粛な雰囲気に圧倒される。三重の方の神宮によく出没する、パワースポットパフォーマンスをする変な集団がいないのも良い。

2/18 16:40

元伊勢内宮の正面は矢部山

2/18 16:48

最後に元伊勢外宮豊受大神社へ。

2/18 16:52

元伊勢三社はとても良い。一度は訪れるべき。

2/18 16:54

ただ、こういうことやると、途端に胡散臭くなるので、やめた方が良い。

2/18 16:59

元伊勢三社を巡った後、空は晴れましたとさ。めでたしめでたし。

撮影機器：

DSC-WX500 SONY

感想

narodniki

※ジャンルを「ハイキング」とするか「雪山ハイキング」とするか考えながら歩いたが、標高を上げても積雪が増えるわけでもなく、南斜面だけでなく北斜面においても雪の少ない状況から雪山ではないと判断した。

さて、ヤマレコの機能が運営者の不断の努力により改善、向上を図られていることは真にありがたいことである。
一方で、ユーザの中には機能や体裁が変えられることやYAMAPに似てきたことに拒否反応を示す者もいるようだ。
しかし、YAMAPとの差を見よ。私が大江山山行をするに当たり、直近の積雪の状況を確認しようと2月10〜16日の山行記録を見たところ、ヤマレコの1件に対しYAMAPは8件。
YAMAPの方が記録が映えるとか、手軽に速く記録をアップできるとか、何かしら理由があるのだろうが、それで公開される山行記録の量に差が出てくれば、量が多い方にどんどん選好が傾いていくのが道理である。ウェブの世界は速さと量が命であり力。
ヤマレコはYAMAPに対して山行記録量に差が出ていることも含め2周回分は遅れをとっていると言え、運営者もユーザ及び山行記録量の拡大のために四苦八苦していることだろう。
「YAMAPはライトな記録が多く、ヤマレコはベテランによる手の込んだ記録が多い」という趣旨の言説も見聞したことがある。しかし、既存ユーザがそれで満足している分には構わないが、運営者、経営者としてはこのサービスをベテランばかりの高級クラブにするつもりは毛頭無いはずだ。そのようなサービスにした場合、プレミアム会費も今の10倍程度にはなるだろうが、それでも入り続けてくれる人がどれだけいるだろうか。
結局、このままでは、ユーザの年齢層も考えると、ジリ貧の先細りになるのは火を見るよりも明らか。老若男女問わず、より多くの人に気軽にかつ手軽に使ってもらえるサービスを目指し、どうしたら新規ユーザを獲得し、増やしていけるのか、試行錯誤しながら取り組んでいる姿勢は素直に評価したい。