摩尼山(箭渓→摩尼寺→百谷)
- GPS
- 03:59
- 距離
- 6.4km
- 登り
- 543m
- 下り
- 470m
コースタイム
天候 | 晴/曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
箭渓から尾根に取り付くまでの沢沿いの道がはっきりしていなくて、ややわかり難いですが、そこから先は道を迷うようなところはありませんでした。ただし、何カ所か倒木があり、道がやや不明瞭になっているところもありました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
ジャンパー
日よけ帽子
登山靴
手袋
サブザック(19L)
昼食(おむすび)
行動食(飴)
非常食(シリアルバー)
飲料(麦茶600mL)
地図(コース図・地形図)
スマホ(GPS+ナビ)
iPad mini(GPS+ログ)
カメラ
サブバッテリー
腕時計
手拭い
ファストエイドセット
|
---|---|
備考 | トレッキングポールを持って行けばよかった。 |
感想
先週に続いて岡山遠征をしようかと思っていたが、天気予報を調べると珍しく山陽側の降水確率が山陰側より高かったため、鳥取県内の低山歩きに計画を切り替えた。
中学生の時歩いた記憶がある摩尼山から西へ進んで箭渓へ出るルートをまた歩いてみたいとかねがね思っていたのだが、ヤマレコではそのルートのレコが見当たらない。このルートは中国自然歩道の一部なので、ルートが無くなっていることは無いはずなのだが、そんなに人が歩いていないマイナールートになってしまったのかとちょっと気になっていた。そんな中、先日箭渓を走る県道を通った時「真尼寺2km」という標識が目に入った。なあんだ、やっぱり今でもルートはあるじゃないか。それなら歩いて、ヤマレコに登録しておけば誰かの目に留まるかもしれない。
ルートが現在どうなっているのか全く分からないので、とりあえず箭渓の標識のある所から上って真尼寺へ行き、帰りは百谷に下りてくるルートを歩いてみることにした。谷筋を下りてくるルートもいくつかあるようなのだが、この時期、谷筋は荒れていて歩き辛かったり危険な場所があったりする可能性があるので、尾根歩きのルートを選んだのだ。百谷から箭渓へ通じる県道は自転車を使うことにした。
箭渓から上るルートは最初は谷筋を上っていく。予想通り、倒木や土砂で道がよくわからない所も多かったが、GPSマップで方向を確認しながら登って行った。谷筋から尾根へ上がる場所には古い石の道標があり、そこからは道も明瞭で坂には木段も設置されており、さすが中国自然歩道らしくなってきた。倒木は所々にあるが、道が消えているところは無かった。歩き始めて1時間余りで、見覚えのある山頂から続く尾根道に出会った。摩尼山の山頂は展望も三角点も無く道も整備されていないので、闇雲に山頂を目指すのではなく、もっと見どころの巨岩のポイントを巡ることにした。まずは「奥の院」、オーバーハングした大巌の前に17世紀に社が建っていたという広場が広がる。今では木漏れ日の暖かい休憩スペースとなっている。続いて、立岩、ここも広場になっていて石仏が並んでいるが、その後ろにそびえる風格ある大きな岩自体がご神体のようだ。ここで昼食をとって摩尼寺へ向かった。
天気の良い休日なのだが境内はひっそりしていて訪れている人はいなかった。お札やお守りが置いてある授与所は開いてはいたものの人の姿は無く、電話番号が書いてあるだけだった。電話をすれば奥から誰か出てくるのだろうか。もともとお札を買うつもりも無かったので、如来堂と本堂を参拝して石段を下った。
今回は摩尼山周辺で二組の登山者と出会った一組は年配の夫婦、旦那の方は始終喋っていて、相方はそれに上手に相槌を入れている、仲の良さそうな夫婦だ。もう一組は社会人かな、若い男性二人連れだった。この山は初めてなのか、地図を見てルートを確認しながらコースを定めているようだった。
お寺の石段を下りたところで左に折れて再び山道に入り、「太閤ヶ平方面」の標識に従って進んだ。この道は昨年の春に高校生と歩いたコースだ。しばらく続く階段が大変だが、ペースを抑え気味にして無理しないように歩いた。このコースは国土地理院の地図に載っている道と中国自然歩道が食い違っているので、地図を頼らず標識と足元の道をよく見て間違った林道に入り込まないように進んだ。そしてしばらく行った所に「百谷治水ダム」の標識の立つ石地蔵の置かれた分岐点を見つけて、標識に従い左折した。昔の人も歩いた道なのだろう。
百谷へ向かう道は中国自然歩道から外れるためなのか、あまり整備はされていない。道はあるのだが、落ち葉は積もっているし倒木も多く、あまり人が歩いていない雰囲気だ。けれども、基本は尾根道だ。周囲をよく見ながら、時々目に入るピンクのテープも頼りにして進んでいく。途中で地図の線から外れた尾根へ入ってしまったが、地図の線があまり当てにならないことはわかっているので、踏み跡とピンクのテープを信じて進んだ。そのうち、伐採地の谷へ出て、墓地を抜けてアスファルトの敷かれた道へ出ることができた。そして、百谷ダムの奥の百谷集落、車を置いている所まで無事歩ききることができた。
箭渓から摩尼山までのルート、中国自然歩道から百谷へのルートはあまり歩く人がいないようで登山道としてあまり整備がされていない。いわゆるバリエーションルートなのだが、古(いにしえ)の歴史のある参道の一部ではあるので、もっと認知されて多くの人に歩いてもらいたい道だ。今回の私の山行記録が鳥取の山を歩く人の参考になれば幸いだ。
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