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Yamareco

記録ID: 6480177
全員に公開
ハイキング
中国山地東部

摩尼山(箭渓→摩尼寺→百谷)

2024年02月18日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:59
距離
6.4km
登り
543m
下り
470m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:05
休憩
0:54
合計
3:59
距離 6.4km 登り 543m 下り 490m
10:57
39
スタート地点:箭渓(やだに)
11:36
39
尾根取付・道標
12:15
12:23
10
奥の院
12:33
13:00
7
立岩
13:07
19
13:26
13:45
39
14:24
32
百谷分岐
14:56
ゴール地点:百谷(ももだに)
天候 晴/曇
過去天気図(気象庁) 2024年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
百谷ダム奥の集落の広場横駐車スペースに車を停め、自転車で榎峠(トンネル)を越えて箭渓集落へ行き、そこに自転車をデポして歩き始めました。
コース状況/
危険箇所等
箭渓から尾根に取り付くまでの沢沿いの道がはっきりしていなくて、ややわかり難いですが、そこから先は道を迷うようなところはありませんでした。ただし、何カ所か倒木があり、道がやや不明瞭になっているところもありました。
百谷ダムの奥、広場の向かいの駐車スペースに車を置き、自転車を下ろして、箭渓へ向けて自転車をこぎました。
2024年02月18日 10:20撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 10:20
百谷ダムの奥、広場の向かいの駐車スペースに車を置き、自転車を下ろして、箭渓へ向けて自転車をこぎました。
百谷ダム、ダムカードの案内も貼ってありました。日本で初めてクレスト自由越流式洪水吐を採用したダムだそうです。
2024年02月18日 10:31撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 10:31
百谷ダム、ダムカードの案内も貼ってありました。日本で初めてクレスト自由越流式洪水吐を採用したダムだそうです。
榎トンネル、以前はこの上の細い峠道を越えていました。
2024年02月18日 10:39撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 10:39
榎トンネル、以前はこの上の細い峠道を越えていました。
箭溪につきました。自転車をガードレールに括り付けて歩き始めました。
2024年02月18日 10:53撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 10:53
箭溪につきました。自転車をガードレールに括り付けて歩き始めました。
これが、県道から見えた標識。
2024年02月18日 10:54撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 10:54
これが、県道から見えた標識。
摩尼寺へ約二十五… これに付く単位は何だろう?
2024年02月18日 10:55撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 10:55
摩尼寺へ約二十五… これに付く単位は何だろう?
鳥取砂丘とラッキョウの花
2024年02月18日 11:07撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 11:07
鳥取砂丘とラッキョウの花
中国自然歩道の標識です。福部駅から歩いてくるコースになっているようですね。
2024年02月18日 11:07撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 11:07
中国自然歩道の標識です。福部駅から歩いてくるコースになっているようですね。
右側は堰堤に突き当たってしまうので左の道を上がります。
2024年02月18日 11:09撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 11:09
右側は堰堤に突き当たってしまうので左の道を上がります。
左に折れて沢沿いを進みます。
2024年02月18日 11:19撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 11:19
左に折れて沢沿いを進みます。
ミツマタ
2024年02月18日 11:19撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 11:19
ミツマタ
早くも花が咲きかけているものがありました。今年は暖かいからなぁ。
2024年02月18日 11:22撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 11:22
早くも花が咲きかけているものがありました。今年は暖かいからなぁ。
川床にはあまり礫は無く滑らかな岩です。
2024年02月18日 11:23撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 11:23
川床にはあまり礫は無く滑らかな岩です。
登山道の標識がありました。獣除けの柵を開けたらちゃんと閉めるようにと書いてあります。
2024年02月18日 11:25撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 11:25
登山道の標識がありました。獣除けの柵を開けたらちゃんと閉めるようにと書いてあります。
谷筋は伐採されていて開けていますが、道は不明瞭です。
2024年02月18日 11:30撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 11:30
谷筋は伐採されていて開けていますが、道は不明瞭です。
ここから尾根に登ります。「左まに、右やま」と記されています。
2024年02月18日 11:36撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 11:36
ここから尾根に登ります。「左まに、右やま」と記されています。
中国自然歩道らしく、木段が整備されています。これで一安心。
2024年02月18日 11:42撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 11:42
中国自然歩道らしく、木段が整備されています。これで一安心。
登山口から1kmほど歩いたことになるのかな。
2024年02月18日 11:52撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 11:52
登山口から1kmほど歩いたことになるのかな。
山腹のなだらかな道。
2024年02月18日 12:00撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 12:00
山腹のなだらかな道。
摩尼山山頂方向から尾根を伝って伸びる道に出会いました。尾根には上がらず奥の院方向へ進みます。
2024年02月18日 12:03撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 12:03
摩尼山山頂方向から尾根を伝って伸びる道に出会いました。尾根には上がらず奥の院方向へ進みます。
しばらく沢沿いを下ります。
2024年02月18日 12:08撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 12:08
しばらく沢沿いを下ります。
箭渓方向から下りてきたので、摩尼山方向へ折れます。
2024年02月18日 12:10撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 12:10
箭渓方向から下りてきたので、摩尼山方向へ折れます。
灌木の山腹を上っていきます。
2024年02月18日 12:12撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 12:12
灌木の山腹を上っていきます。
奥の院まで30m。
2024年02月18日 12:14撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 12:14
奥の院まで30m。
奥の院広場へ着きました。ここで一休み。
2024年02月18日 12:15撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 12:15
奥の院広場へ着きました。ここで一休み。
せり出した大岩にスズメバチの巣がついています。これから暖かくなると蜂に注意です。
2024年02月18日 12:23撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 12:23
せり出した大岩にスズメバチの巣がついています。これから暖かくなると蜂に注意です。
大岩の脇を進みます。ロープが架けてあります。
2024年02月18日 12:25撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 12:25
大岩の脇を進みます。ロープが架けてあります。
シダが茂って道を覆っています。
2024年02月18日 12:30撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 12:30
シダが茂って道を覆っています。
尾根に出て、眺望が見られました。
2024年02月18日 12:33撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 12:33
尾根に出て、眺望が見られました。
再び開けた場所に出ました。
2024年02月18日 12:33撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 12:33
再び開けた場所に出ました。
これが立岩です。昭和40年ごろまではここに地蔵堂と鐘楼があったそうです。
2024年02月18日 12:39撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 12:39
これが立岩です。昭和40年ごろまではここに地蔵堂と鐘楼があったそうです。
お昼ご飯はスーパーで買ったおにぎりと麦茶です。
2024年02月18日 12:40撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 12:40
お昼ご飯はスーパーで買ったおにぎりと麦茶です。
安山岩質の溶岩、礫の抜けた痕があります。
2024年02月18日 13:00撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 13:00
安山岩質の溶岩、礫の抜けた痕があります。
立岩の少し先に展望台があります。ここからは扇ノ山がよく見えます。
2024年02月18日 13:02撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 13:02
立岩の少し先に展望台があります。ここからは扇ノ山がよく見えます。
この辺りは落葉樹が多くて明るいです。
2024年02月18日 13:05撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 13:05
この辺りは落葉樹が多くて明るいです。
地蔵の並んだ分岐点です。右向き、摩尼寺方向へ進みます。
2024年02月18日 13:09撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 13:09
地蔵の並んだ分岐点です。右向き、摩尼寺方向へ進みます。
歩く人も多い道で、明瞭で歩き易いなだらかな道になっています。
2024年02月18日 13:14撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 13:14
歩く人も多い道で、明瞭で歩き易いなだらかな道になっています。
緩やかな下りです。
2024年02月18日 13:19撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 13:19
緩やかな下りです。
千代川河口方向
2024年02月18日 13:20撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 13:20
千代川河口方向
鳥取砂丘や湖山池、遠くには大山も見えます。
2024年02月18日 13:21撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 13:21
鳥取砂丘や湖山池、遠くには大山も見えます。
六角堂にやってきました。そろそろ摩尼寺境内に出ます。
2024年02月18日 13:23撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 13:23
六角堂にやってきました。そろそろ摩尼寺境内に出ます。
如来堂 人気(ひとけ)はありません。
2024年02月18日 13:31撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 13:31
如来堂 人気(ひとけ)はありません。
本堂 お参りしておきました。
2024年02月18日 13:38撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 13:38
本堂 お参りしておきました。
石段を、足を滑らせないように下ります。
2024年02月18日 13:40撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 13:40
石段を、足を滑らせないように下ります。
参道の門脇茶屋の名物山菜料理は、もう提供されてないようです、時代が変わったなぁ。
2024年02月18日 13:46撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 13:46
参道の門脇茶屋の名物山菜料理は、もう提供されてないようです、時代が変わったなぁ。
石段の右の細道から再び山へ入ります。
2024年02月18日 13:46撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 13:46
石段の右の細道から再び山へ入ります。
太閤ヶ平方面へ向かいます。
2024年02月18日 13:47撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 13:47
太閤ヶ平方面へ向かいます。
この橋は木の表面が濡れていて滑りやすいので要注意。
2024年02月18日 13:50撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 13:50
この橋は木の表面が濡れていて滑りやすいので要注意。
雪と雨に流されて、道はわかりません。
2024年02月18日 13:52撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 13:52
雪と雨に流されて、道はわかりません。
分岐点「太閤ヶ平」方向へ。
2024年02月18日 13:56撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 13:56
分岐点「太閤ヶ平」方向へ。
谷筋から山腹の道へ。
2024年02月18日 14:04撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 14:04
谷筋から山腹の道へ。
階段を上って、開けた場所へやってきました。
2024年02月18日 14:14撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 14:14
階段を上って、開けた場所へやってきました。
ここも、山陰海岸ジオパークの一部なのかな。
2024年02月18日 14:19撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 14:19
ここも、山陰海岸ジオパークの一部なのかな。
林道が交錯するので、標識に従います。地図上のルートと登山道は異なります。
2024年02月18日 14:21撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 14:21
林道が交錯するので、標識に従います。地図上のルートと登山道は異なります。
摩尼寺から1.5km歩いてきたところですね
2024年02月18日 14:22撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 14:22
摩尼寺から1.5km歩いてきたところですね
百谷からの道は、昔からあったルートのようですね。
2024年02月18日 14:22撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 14:22
百谷からの道は、昔からあったルートのようですね。
分岐点にやってきました。ここを左折です。
2024年02月18日 14:24撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 14:24
分岐点にやってきました。ここを左折です。
突き当りには石地蔵が据えられています。
2024年02月18日 14:25撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 14:25
突き当りには石地蔵が据えられています。
これは、イノシシかな?昨晩から今朝のもののようです。
2024年02月18日 14:32撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 14:32
これは、イノシシかな?昨晩から今朝のもののようです。
倒木が多く、最近はあまり手入れされていないようです。
2024年02月18日 14:33撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 14:33
倒木が多く、最近はあまり手入れされていないようです。
ピンクのテープを目印に進みます。
2024年02月18日 14:40撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 14:40
ピンクのテープを目印に進みます。
谷筋の伐採地に出てきました。
2024年02月18日 14:43撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 14:43
谷筋の伐採地に出てきました。
振り返ってみます。
2024年02月18日 14:48撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 14:48
振り返ってみます。
墓地を通ります。
2024年02月18日 14:48撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 14:48
墓地を通ります。
舗装道路に出ました。もうすぐ終点。
2024年02月18日 14:52撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 14:52
舗装道路に出ました。もうすぐ終点。
百谷ダムの奥の広場前まで下りてきました。停めていた車はすぐそこです。
2024年02月18日 14:54撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/18 14:54
百谷ダムの奥の広場前まで下りてきました。停めていた車はすぐそこです。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ ジャンパー 日よけ帽子 登山靴 手袋 サブザック(19L) 昼食(おむすび) 行動食(飴) 非常食(シリアルバー) 飲料(麦茶600mL) 地図(コース図・地形図) スマホ(GPS+ナビ) iPad mini(GPS+ログ) カメラ サブバッテリー 腕時計 手拭い ファストエイドセット
備考 トレッキングポールを持って行けばよかった。

感想

 先週に続いて岡山遠征をしようかと思っていたが、天気予報を調べると珍しく山陽側の降水確率が山陰側より高かったため、鳥取県内の低山歩きに計画を切り替えた。
 中学生の時歩いた記憶がある摩尼山から西へ進んで箭渓へ出るルートをまた歩いてみたいとかねがね思っていたのだが、ヤマレコではそのルートのレコが見当たらない。このルートは中国自然歩道の一部なので、ルートが無くなっていることは無いはずなのだが、そんなに人が歩いていないマイナールートになってしまったのかとちょっと気になっていた。そんな中、先日箭渓を走る県道を通った時「真尼寺2km」という標識が目に入った。なあんだ、やっぱり今でもルートはあるじゃないか。それなら歩いて、ヤマレコに登録しておけば誰かの目に留まるかもしれない。
 ルートが現在どうなっているのか全く分からないので、とりあえず箭渓の標識のある所から上って真尼寺へ行き、帰りは百谷に下りてくるルートを歩いてみることにした。谷筋を下りてくるルートもいくつかあるようなのだが、この時期、谷筋は荒れていて歩き辛かったり危険な場所があったりする可能性があるので、尾根歩きのルートを選んだのだ。百谷から箭渓へ通じる県道は自転車を使うことにした。
 箭渓から上るルートは最初は谷筋を上っていく。予想通り、倒木や土砂で道がよくわからない所も多かったが、GPSマップで方向を確認しながら登って行った。谷筋から尾根へ上がる場所には古い石の道標があり、そこからは道も明瞭で坂には木段も設置されており、さすが中国自然歩道らしくなってきた。倒木は所々にあるが、道が消えているところは無かった。歩き始めて1時間余りで、見覚えのある山頂から続く尾根道に出会った。摩尼山の山頂は展望も三角点も無く道も整備されていないので、闇雲に山頂を目指すのではなく、もっと見どころの巨岩のポイントを巡ることにした。まずは「奥の院」、オーバーハングした大巌の前に17世紀に社が建っていたという広場が広がる。今では木漏れ日の暖かい休憩スペースとなっている。続いて、立岩、ここも広場になっていて石仏が並んでいるが、その後ろにそびえる風格ある大きな岩自体がご神体のようだ。ここで昼食をとって摩尼寺へ向かった。
 天気の良い休日なのだが境内はひっそりしていて訪れている人はいなかった。お札やお守りが置いてある授与所は開いてはいたものの人の姿は無く、電話番号が書いてあるだけだった。電話をすれば奥から誰か出てくるのだろうか。もともとお札を買うつもりも無かったので、如来堂と本堂を参拝して石段を下った。
 今回は摩尼山周辺で二組の登山者と出会った一組は年配の夫婦、旦那の方は始終喋っていて、相方はそれに上手に相槌を入れている、仲の良さそうな夫婦だ。もう一組は社会人かな、若い男性二人連れだった。この山は初めてなのか、地図を見てルートを確認しながらコースを定めているようだった。
 お寺の石段を下りたところで左に折れて再び山道に入り、「太閤ヶ平方面」の標識に従って進んだ。この道は昨年の春に高校生と歩いたコースだ。しばらく続く階段が大変だが、ペースを抑え気味にして無理しないように歩いた。このコースは国土地理院の地図に載っている道と中国自然歩道が食い違っているので、地図を頼らず標識と足元の道をよく見て間違った林道に入り込まないように進んだ。そしてしばらく行った所に「百谷治水ダム」の標識の立つ石地蔵の置かれた分岐点を見つけて、標識に従い左折した。昔の人も歩いた道なのだろう。
 百谷へ向かう道は中国自然歩道から外れるためなのか、あまり整備はされていない。道はあるのだが、落ち葉は積もっているし倒木も多く、あまり人が歩いていない雰囲気だ。けれども、基本は尾根道だ。周囲をよく見ながら、時々目に入るピンクのテープも頼りにして進んでいく。途中で地図の線から外れた尾根へ入ってしまったが、地図の線があまり当てにならないことはわかっているので、踏み跡とピンクのテープを信じて進んだ。そのうち、伐採地の谷へ出て、墓地を抜けてアスファルトの敷かれた道へ出ることができた。そして、百谷ダムの奥の百谷集落、車を置いている所まで無事歩ききることができた。
 箭渓から摩尼山までのルート、中国自然歩道から百谷へのルートはあまり歩く人がいないようで登山道としてあまり整備がされていない。いわゆるバリエーションルートなのだが、古(いにしえ)の歴史のある参道の一部ではあるので、もっと認知されて多くの人に歩いてもらいたい道だ。今回の私の山行記録が鳥取の山を歩く人の参考になれば幸いだ。

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