新雪と霧氷の滝子山（初狩駅→甲斐大和駅）

2024年02月24日(土) [日帰り]

• GPS: 07:46
• 距離: 16.4km
• 登り: 1,303m
• 下り: 1,125m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:11
• 休憩: 0:57
• 合計: 8:08

距離 16.4km 登り 1,308m 下り 1,139m

7:31 初狩駅
7:56 7:57 藤沢子神社
8:03 8:04 滝子山分岐
9:08 9:18 最終水場
9:45 9:50 フタマタ沢ノ頭
10:31 桧平
11:03 男坂・女坂分岐
11:23 滝子山・三角点峰
11:30 11:58 滝子山
12:12 鎮西ヶ池
12:15 滝子山・笹子駅分岐
13:18 13:24 曲り沢峠
13:32 13:33 大鹿山・景徳院分岐
13:39 13:40 大鹿山
15:07 15:11 景徳院入口バス停
15:39 甲斐大和駅

天候

雲が多めも、青空がのぞく。風はない。

アクセス

利用交通機関：

電車

▼行き
05:00発 新板橋ー07:28着 初狩
乗換4回(神保町・笹塚・高尾・大月)京王409+JR770=1179円
▼帰り
16:04発 甲斐大和ー18:46着 新板橋
乗換4回（高尾・北野・笹塚・神保町） 京王409+JR990=1399円
💰本日の交通費：2578円

コース状況／危険箇所等

❄積雪状況
大月のアメダスでは2/22・23に合計14.5ミリの降水量を観測。
前日のは市街地では雪にならず、積雪は800mを超えたあたりから。
1100mを超えるとほぼ雪道。
湿った新雪で急坂では踏ん張りがきかず滑りやすい。
チェーンスパイクを装着するとたちまち雪団子になる。

●トレースの少ない藤沢コース登りは新雪でルートのわかりにくい箇所多数。
下りのずみ沢ルートはトレースバッチリ。
植林帯では倒木や落ちた木の枝であるきにくい場所が多かった。

写真

2/24 7:30

朝の初狩駅から滝子山方面。
ここ2日間の冷たい雨、市街地では雪は降らなかったようですが、標高の高いところは真っ白です。

2/24 7:46

市街地では満開の梅の花を見ました。

2/24 8:00

初めて藤沢コースから登ったときはこの看板が登山口だと思いました。紛らわしいですよね。

2/24 8:01

この注意書きは、昔はなかったんです！

2/24 8:03

で、ここが滝子山の本当の登山口。

2/24 8:40

序盤は植林主体の森の沢沿いの道を歩きます。写真は陰鬱ですが、実際はもっと明るい道だし、沢音が気持ちよく悪い雰囲気ではありません。

2/24 8:42

広葉樹の枝は着雪しています。

2/24 8:42

これは霧氷ではなく、雪ですよね？

2/24 9:11

登山道がようやく沢を離れて「最終水場」のベンチ。
標高900m付近。新雪に足を取られることが増えたので、ここでチェーンスパイクを装着。

2/24 9:24

標高があがるにつれてヒノキの葉も白くなっています。

2/24 9:45

尾根に乗ったところ。チェーンスパイクの雪団子がひどいので、いったん外すことに。

2/24 9:46

ここまで登ると植林はなくなり、期待した新雪の広葉樹の森歩きとなります。

2/24 9:53

日差しがないのが幸いして、木々の着雪が溶けることもありません。

2/24 10:20

注意してみると、このあたりでは着雪ではなく霧氷になっていました。

2/24 10:20

枝に対して同じ向きに霧氷ができていますね。

2/24 10:35

桧平。チェーンスパイクを外していたので、直前の急坂はすべりまくって難儀しました。ここで再度チェーンスパイクを装着します。

2/24 11:03

桧平からは男坂を選択、というか女坂にはトレースがなかった気がします。トラバース気味の女坂より直登の男坂のほうが道をはずすリスクが少ないですね。

2/24 11:22

最後の急坂を登りきって三角点ピークに到着。
滝子山ってこんなキツかったっけ？と思うくらいヘトヘトになりました。

2/24 11:23

頂上方面は青空になっています。

2/24 11:30

コルから最後の急坂を登りきって山頂到着。駅を出てから4時間もかかりました。

2/24 11:30

頂上周辺は晴れているせいか、霧氷もだいぶ溶けてしまっています。南側は雲が広がって景色はありませんでしたが、北側は雲の合間から山々を望むことができました。

2/24 11:31

八ヶ岳。

2/24 11:51

金峰山と国師ヶ岳。奥秩父山塊のNo.2とNo.1
（※奥秩父山系の最高峰は「国師ヶ岳2601m」です！北奥ナントカっていうオマケのオマケみたいな名前の山はこの世に存在しません！！！）

2/24 11:53

金峰山をアップ。五丈岩が見えています。

2/24 11:55

国師ヶ岳をアップ。
奥秩父山塊の王者・国師ヶ岳の最高点を、北奥ナントカなんてダサい名前で呼ぶんじゃねええええーーーーーーー！！！

2/24 11:52

大谷ヶ丸方面。湯ノ沢峠より北の山は雲に隠れています。

2/24 11:57

山梨百名山の山頂標識がぶっ倒れていました・・・。

2/24 12:10

鎮西が池。このあたりは日陰で寒く、雪で湿ったワークマンの手袋が冷え切って指が痛い！耐えきれずに手袋を替えました。

2/24 12:15

大谷ヶ丸方面はさすがにノートレース。雪がなくても道に迷う人続出のコースなのでしゃーない。

2/24 12:17

防火帯の下り。青空と霧氷でとてもキレイでした。

2/24 12:23

防火帯のカラマツが霧氷の華を咲かせています。

2/24 12:37

ずみ沢沿い、雪が踏み固められて時々すべるし、チェーンスパイクを履けば団子になるしで・・・結局は滑るよりは団子のほうがマシだという結論になりました。

2/24 12:51

2/24 13:04

時間にも余裕があるので、予定通り曲沢峠へ向かいます。

2/24 13:18

曲沢峠到着。
邪魔だった倒木も処理されていて、あっさり大菩薩の主稜線に合流します。

2/24 13:19

午後1時を過ぎていますが、霧氷はまだ残っています。

2/24 13:22

曲沢峠周辺は踏み跡もほとんどなく、静かな山歩きを存分に楽しめました。

2/24 13:34

足元は雪ではなく、霧氷が落下して堆積したものです。

2/24 13:55

大鹿山は、うっかり巻いてしまいました。
大鹿峠手前の鉄塔のあるピークから、景徳院方面に下山します。（ほどなく登山道と合流します）

2/24 14:34

大鹿峠から景徳院に下る尾根。
日当たりの良い尾根のため標高1000mあたりでは登山道上の雪はなくなっていました。

2/24 14:53

登山道が植林帯に入るとすぐに田野氷川神社にでます。

2/24 14:55

田野の集落。景徳院の駐車場にはキレイなトイレが有りました。

2/24 15:29

甲斐大和駅までの道の途中、ホトケノザの大群生地がありました。

2/24 15:37

武田勝頼像。
甲斐大和駅の栄和交通のバス乗り場近くにあります。

撮影機器：

Canon PowerShot SX620 HS Canon

SH-M24 SHARP

感想

俺塩

前日の東京は冷たい雨。山の上では雪になっていることが予想されました。
降水量自体はそれほど多くなく、積雪量は高いところでも10cm程度と予想されました。
「新雪直後の雪景色」。東京に住んでいると、そうした山に行く機会というのは結構限られてきます。
行き先としては、定番の鷹ノ巣山は先月いったばかり。
標高の低いところでは雪がない可能性もあるため、標高1500m以上の山で、なるべく南側から登れる山・・・ということで滝子山に決めました。
（他の候補は大菩薩嶺）

滝子山は4回目。うち3回が今回同様藤沢ルートですが、実に7年半ぶりとのことでした。
久しぶりでも歩いた景色は意外と覚えているものです。
それでも、思ったより厳しいルートに感じました。歩きながら、過去の記憶をたどれば、確かにこのルート標高差以上に疲れるルートで山頂では息も絶え絶えだったなあ・・・なんてことを思い出しました。

新雪の登山道は少ない積雪量の割に歩きにくく、踏ん張りがきかないので普段使わない筋力を使わされました。

すっきりとした晴天とはなりませんでしたが、その分霧氷に覆われた景色を長い時間楽しめたのは嬉しい誤算でした。

季節は生き物。足を運べば、そこに新しい発見はかならずあるものですね。