丸山岳敗退…三岩岳・ミチギノ沢
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- GPS
- 16:30
- 距離
- 24.5km
- 登り
- 2,890m
- 下り
- 2,898m
コースタイム
- 山行
- 7:23
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 7:34
天候 | 1日目:雪 2日目:くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
# 時期外れの高温続き&雨によりカチカチクラスト層の上に新雪少し # 国道から雪ありスキーで登れたが薮い…巽沢山尾根に乗る手前でシートラ。尾根に乗っても雪無い箇所もあり標高1000mくらいまで担いだ。 # 窓明山から北への稜線は、雪庇落ちクラックあり。稜線うねうね&カチカチ、西側斜面も藪くスキーの機動力が活かせなかった。 |
その他周辺情報 | ♨湯ノ花温泉 共同浴場・弘法の湯@300円 |
写真
装備
個人装備 |
BLIZZARD Rustler10
AURORA light 900 DX
NEMOTENSOR™ ALL SEASON REGULAR MUMMY
|
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共同装備 |
テント
|
感想
2週間前に檜枝岐ラスパウ楽しんでその後、2月とは思えない10℃越えの高温が続き、火~水で雨と、山スキーヤーにとってバッドコンディション。行き先に困って、先日会津駒でヤマレコ友達になった山スキーヤー赤さんに連絡。いくつかのプランを提案いただき丸山岳プランが非常に魅力的でご一緒させていただくことに。実は丸山岳…0時発系日帰りで行けるのではと狙っていたが、今回行ってみて改めて自分の甘さ、山の深さを知ることになる。
しかし厳冬期の雪山泊まり登山は未経験。石井スポーツへ行ってシュラフとマットを調達、寒いの苦手なので良い(でかい)シュラフ選んで10万円の出費。家帰って購入したシュラフ・マット広げて装備チェック、出発2日前だが興奮して眠れなかった。初日は7時登山スタートなのでゆっくり3時に自宅でて南会津へ。昨日は麓で10cm積雪あったようだが路面はドライ。三岩岳登山口ついて荷物の最終パッキングでザック開けると、プラティパスに入れた麦茶が半分以上消失していて、出発前から荷物を濡らしてしまう失態。スタッフバックやジップロックに小分けにパッキングしていたのであまり被害はなかったが、ゴーグルを濡らしてしまい結露解消せず2日間使い物にならなかった。
65Lザックに水2L持って約18kgの重量。国道から窓明への尾根に取り付く、雪が少ない&荷物の重さでいつものように足が延びない。雪は繋がっているが藪に阻まれ尾根の乗り上げでシートラ。尾根に乗ると雪が薄く、斜度も急なためしばらくシートラで進む。荷物の重さもあり汗だく。尾根が落ち着き雪も安定したのでシールにチェンジ。上部はガリガリ層の上に薄く雪が乗っている、雨の影響かちょいちょいアイスバーン層が露出していて、エッジを効かせて登った。窓明山の少し手前で同じく丸山岳目指すスノーシュー4人パーティを追い越し、視界無い窓明山。赤さんは丸山岳は無理だからと別案を提案してもらうが、自分は諦めきれずもう少し稜線進む。窓明からシール剥いで滑走していくが、雪庇が小さく雪庇の根元に大きくクラック入っている。左の樹林は濃いシラビソで滑るラインが見当たらない。稜線アップダウンが大きいため早々にアイゼンに換装。アイシーで固い雪面でアイゼンの効きは良いが、このコンディションはスキーの機動力が活かせず、1泊での丸山岳は無理だと受け入れCo1775ピークで引き返した。
せっかく重荷を持って稜線まで来たので三岩避難小屋で1泊して行く。三岩へのコルでテント&イグルー泊するパーティーあり。避難小屋は問題なく使えることを教えていただく。間も無くで避難小屋到着、小屋ついた安心感で滑りに行く気力無くなり今日は終了。小屋には3人組のスキーヤーと計5名宿泊。夕食棒ラーメンで温まり就寝。小屋内テントは暖かくぬくぬくシュラフで熟睡。
5時起床、雪がちらつき晴れる感じがない。朝も棒ラーメンで温まり、三岩岳ハントからミチギノ沢滑走して小屋に戻ってくる作戦なので、泊まり装備は小屋デポして出発。固い斜面にクトー効かせて登り30分ほどで山頂。北面を進み、ミチギノ沢源頭部へ。底つき有りのガリパウだが当たり斜面の滑走。下部の沢芯は割れているので脇のメローなブッシュ斜面をパウダー滑走。D-750mほど気持ちよく滑って登り返し。終始赤さんに引っ張ってもらいお客様状態。Co1950から2本目おかわりしてお腹いっぱい。登り返しのトレース再利用して避難小屋手前でようやく青空。デポ荷物回収して夏道尾根滑走。尾根は北面含めてガリガリ、旧道分岐すぎて藪滑走は問題なし。尾根細くなり雪も無くなりスキー手持ちでしばらく降って、3角点先からラスト滑走。段差をうまく処理できず苦戦しながら国道まで滑って無事周回。湯ノ花温泉の共同浴場で汗を流し帰宅した。
当初計画には全く届かなかったが満足の2日間。来年雪どっさり降ってくれたら、スキー丸山岳リベンジするぞー!!
丸山岳と言って誘い出しておいて、窓開山のちょい先で敗退とは、やる気満々で来ていただいたmako-sanには大変申し訳ないことをしました。時期とルートをもっとよく見定めて、1泊2日+予備日でリベンジに臨みたいと思います。
ミチギノ沢の本谷は今回が初めての滑降となりました。中盤以降の広い沢は想像をかなり超えていました。ミニ千蛇谷とでも言いましょうか?それは言い過ぎか。氷板の上に乗ったパウダー(20〜30僉砲任靴燭、稜線の氷山を滑ってがっかりした方々に比べたら、格段に楽しめたと思っています。調子乗って飛ばして沢床へ降りようとしたところで法面にクラックができていて、そこに突っ込んでクラッシュしたのはヒヤリハットとして今後に活かしたいと思います。
ソロが多い私ですが、同行してくれる方がいると山がこれほど楽しくなるというのは改めて感じさせてもらいました。冒険大好きなmako-sanに比べると完全にヘナチョコですが、できることなら色々勉強させてもらいたいと考えています。
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