記録ID: 6526650
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雪山ハイキング
丹沢
雪の中を裸足で渡渉(八丁経路↑~裏八丁↓~↑腹摺~鍋嵐(南/北峰)↓~辺室山尾根)↓
2024年03月07日(木) [日帰り]
神奈川県
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 08:40
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,402m
- 下り
- 1,267m
コースタイム
天候 | 曇り時々雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
予想に反し積雪していた。500M以上は白く覆われ、700M以上は10CMほどの積雪だった。上りは良いが下りは難儀した。後述するが鍋嵐北峰からの下りはロープなしでは下りられなかった。チェーンスパイクでは不十分で軽アイゼンに付け替えたほど。自分は行ってしまったが、積雪下の鍋嵐へのアクセスは控えた方が良い。 ◆ 八丁径路(取り付き~大山三峰縦走コース合流点) 取り付き箇所(写真あり)の柵にピンクテープが幾つか付いており、柵扉があったのでそこから入った。ただかなりの急傾斜。斜面に沿った鹿柵沿いの右側を上がるが、途中柵に穴から左側に移動する必要あった。左側径路の方が足場がしっかりしていた。290M地点、315M地点と何度か作業道と合流したので、もっと上がりやすい取り付き箇所があると推察。545M地点に小さいが解放感のある広場があった。少し先にモミの巨木が3本あったのでモミの広場と名付けたい(勝手に)。先週辿った隣の惣久径路よりもなだらかで上がり/歩きやすかった。 ◆ 裏八丁(合流点~唐沢林道合流点) 前半は痩せ尾根が続く。しかも積雪していた。痩せた尾根の径路上に草木に塞がれることがしばしばあった。さらに低灌木もあり潜らねばならない場面も何度かあった。さらに強引に掻き分けていくのに慣れていないと、草木を避けて両側の斜面から滑落するリスクあり。ただ694M地点までの話。 648M地点からは何と九十九折の径路が現れた。さらに沢の音も聞こえてきた。裏八丁の前半がやや緊張する場面があったこともあり安堵した。チェーンスパイクも外し唐沢林道に向かった。 ◆ 唐沢林道(裏八丁着地点~唐沢川渡渉点) 黒岩まで行き、黒岩から腹摺へ上がろうと計画していたが、林道が大きく迂回するためショートカットしようと考えた。唐沢川に下りられるいいところが見つかったのでそこを下りた。川幅が広く靴を脱がないとどうしようもない。中途半端に渡渉して落水した経験を反省し潔く靴を脱いで渡渉したものの、やはり冷たかったー💦 ◆ 腹摺支尾根(唐沢川渡渉点~腹摺) みんなの足跡では渡渉地点から黒岩対岸へトラバースしていたが、黒岩から腹摺へ上がる径路に合流出来そうだったので、渡渉地点の正面にあった尾根をそのまま上がることにした。かなりの急登だったがチェーンスパイクの助けを借りて上がることができた。これまで上がった傾斜の中で今のところ最もきつかった(が面白かった) ◆ 鍋嵐尾根[仮称](腹摺~辺室山縦走コース合流点) 所々で広い尾根もあったものの腹摺から辺室山縦走コース合流点まで痩せ尾根が続いた。裏八丁と同じく痩せ尾根上の径路に草木/低灌木が立ちはだかる箇所が幾つかあるなど積雪下では難儀する。 極めつけは鍋嵐北峰からの下り。雪がなければそれなりに下りられそうだが、10CM近い積雪下では一度滑ったら奈落の底までひたすら落ちてしまう怖さを感じた。ハーネスを付けロープを使って下りることを決断。30メートルのロープのため1度に15メートル弱下りられるが、劇急坂を4度のロープ下降で下りることができた。チェーンスパイクから軽アイゼンに切り替えた。鍋嵐から熊ノ爪まで74分かかった理由はこれ。 ◆ 辺室山縦走コース(鍋嵐尾根合流点~土山峠) 標高500Mより上は雪で覆われていた。それよりも下は溶けかけた薄い雪の板が乗っている感じだった。踏んだあと板ごとスリップしてしまうリスクがあり、ゆっくり足場を確認しながら下りた。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
フリース
ズボン
靴下(予備1足)
グローブ
レインウェア上
下(フルジップ)
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料(2L)
バーナー
ガスボンベ
ライター(イソブタン式)
固形燃料(2種類)
ロウソク
ワイヤーソー
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
サムスプリント
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
エマージェンシーヴィヴィ
ストック
カメラ
ハーネス
ロープ(30M)
スリング(180/120/60)
ビレイデバイス
チェーンスパイク
ヘルメット
耳当て付き帽子
|
---|---|
共同装備 |
単独のためなし
|
感想
鍋嵐の南北峰を通る腹摺から熊ノ爪までの尾根は積雪のあるときは控えるべきことを学んだ。装備があったので下りられたが、装備がなかったら鍋嵐北峰の頂上で立往生してしまったと思う。南峰に引き返しても上がった急坂を下りるのも難しかったのではないか。今回は反省だ(とは言いつつ、相応の装備があれば積雪下でも楽しめるということ😉)
それ以外のバリエーションルートは刺激的で楽しかった。痩せ尾根の径路に立ち塞がる草木や低灌木との闘いも今となれば楽しかった。東丹沢のバリルートは西丹沢のそれらよりも難しい気がする。。。
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コメント
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渡渉わかっているなら、自分ならビニール袋(ゴミ袋)を持参して靴の上からかぶせるなぁ
ところでロープでの下降ですがシングルロープとなっていますがどうなっているんですか?
自転車デポ(アプローチも)やってみたいですが盗難やいたずらされるのが嫌なのでできていません
ロープですが以前お話していた回収システムではなく1本のロープで輪を作るような形で木に引っ掛ける。2本になったロープをATCビレイデバイスにセットし下りる。回収はロープの片方を引っ張るというやり方です。自転車は息子の安物なので気兼ねなくデポってますw。
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