ササユリ・滝・洞窟・藪・岩 in (丹生・六甲）

2015年06月06日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 38.2km
• 登り: 1,744m
• 下り: 1,223m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:36
• 休憩: 2:16
• 合計: 11:52

7:20 スタート地点 藍那小学校横
7:20 梵天滝
11:31 12:20 帝釈山
12:44 岩谷峠下：帝釈山・丹生山登山口
13:43 13:45 ブッシュの三角点
14:16 謎ダム
14:51 岩谷峠下：帝釈山・丹生山登山口
15:50 15:51 山田小学校前
16:50 16:51 まりの山
17:06 17:45 藍那小学校横
18:15 18:20 六甲ケーブルP
18:26 19:05 堡塁岩
19:12 ゴール地点 六甲ケーブルP

天候

晴れ　時々曇り　一時雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

藍那古道横に1〜2台　駐車スペースあり。

コース状況／危険箇所等

藍那古道は、2本とも素敵な長閑な緑いっぱいの里山を楽しめます。この時期限定のササユリも見られます。

鉱山跡周辺には、滝と洞窟があり　探検隊と言う感じで　スリル満点でしたっ。

岩谷峠からの、バリルートでは、散々な目に遭いました。ここらはGPSがないと、藪の中で自分がどこに居るのか　さっぱり判りません。撃沈してしまいました(/_;)
見通しのきかない藪山のルート取りは、迷路のようで本当に難しいです。

丹生山系では、誰にも会わなかったです。本当に地味で静かなお山です。
六甲山系では、明るくオシャレな感じで　派手なにぎやかなお山です。

岩のトップから眼下に広がるパノラマビューは、やはり丹生山系にはない　明るさとハイカラさを感じました。

花・若葉・田園・古道・滝・洞窟・藪漕・迷路迷い・・・と、最後は六甲堡塁岩の軽いクライミングで　お腹いっぱいになりました。

近場のお山で　コレだけ楽しめたら　満足です(^_-)-☆

写真

6/6 7:22

本日は、久々9年落ちの壊れかけた靴のヒラキで7700円で購入したColumbiaのハイキングシューズの出番です。ズバリ不安でしょう(笑)

6/6 7:25

まりの山？なんだそりゃ？

6/6 7:28

人差し指が丹生山へ、親指は長坂山から無動寺へ。両方とも古道です。

6/6 7:37

いっぱいアザミが咲いていました。

6/6 7:39

ヒメジオンも

6/6 7:43

秘密の小屋？長閑な感じです。

6/6 7:47

六甲とは地質がまるで違います。大昔、この辺りは大きな湖になっていたそうです。六甲は花崗岩の赤茶色。この辺りは堆積岩ですねー。白いです。

6/6 7:48

なぜに？

6/6 7:57

のんびーり上を見上げます。雑木林の若葉は綺麗です。

6/6 8:23

笹薮の向こうに広がる丹生山系〜六甲山系が繋がって見えました。

6/6 8:30

雑木林広がる藍那古道を進みますと、田園地帯に出ました。目の前は、これから登る丹生山系がスッキリと見えています。

6/6 8:31

田んぼに空が写っています。

6/6 8:38

丹生山表山道入り口の鳥居です。

6/6 8:42

六甲山地は、雲がかかり始めました。

6/6 8:43

行ってきます('◇')ゞ

6/6 8:44

ココのお家の方は玄関前に　いつもこうして「どうぞおもちかえりください」と花の苗を置いてくださっています。

6/6 8:46

ヘビいちごがたくさん　道にできていました。子供の頃はよく食べていましたが・・・美味しくはありません。無毒です。

6/6 8:53

今日は雨上がりですから、緑が一段と爽やかに感じます。

6/6 9:05

あったぁ！　去年は全てポッキリと採られていたササユリを、今年は見ることができました(^^)/　

6/6 9:16

緑のトンネル

6/6 9:19

イノシシの罠

6/6 9:21

ターザンごっこ

6/6 9:22

ここから藪　マジでヘビがいます（マムシ）藪蛇とはこのことです。

6/6 9:24

ハナムグリくん、お食事中・・・

6/6 9:43

左手が治っていないので「観てるだけ―」・・・が、もう我慢できずに・・・やっちまったぁ・・・

6/6 9:46

久々のいい気分ですが・・・やはり指が・・・

6/6 9:47

この滝は、3段で構成され　よく登攀練習に来ます。今日は水量も多くヌルヌルです。登山靴では滑りまくりです。

6/6 9:51

登るだけ登って　降りれなく　なりました・・・(゜∀゜)

6/6 9:55

ハーネスはベルトで・・・エイト環はカラビナで・・・補助ロープで懸垂下降で降ります…(/_;)

6/6 10:00

ビレイを繋いで　やっと降りて来れました。左指がまた痛くなりました。

6/6 10:13

ヘッドランプ点けて　探検隊？になりました。

6/6 10:13

だれだぁ？　コウモリ君が　睨みを利かせます(笑)

6/6 10:17

お部屋が横にも有りました。

6/6 10:33

？？？　深い・・・ぞ。

6/6 10:34

地底に引き込まれていきます。階段は岩と岩に挟んだ木の枝です。

6/6 10:35

フラッシュ撮影するとこんな感じです。

6/6 10:35

階段が急に落ち込んで・・・行けるのかなぁ・・・

6/6 10:36

岩登りのチムニー的な感じでクライムダウン。

6/6 10:37

左手がぁ・・・OHノー(/_;)

6/6 10:38

ココからは、ロープが要りそうな垂直降りになっています。所々木の階段が壊れていて、この垂直降りは危険と判断して、ココで探検を終え、出口に向かいます。

6/6 10:39

出口の光が見えました。

6/6 10:51

苔ブースです。

6/6 11:31

やっと帝釈山（586m)に登頂しましたっ(^^)/

6/6 11:32

南面は、ナイスビューです。四国のお山まで見えました。

6/6 11:38

お試しです。　まぁ、イケましたよ。

6/6 11:41

ツインのササユリを見つけましたっ。

6/6 11:45

雲の塊です。でっかいです。

6/6 12:10

モスラが休んでいます(笑)

6/6 12:23

なんと19株に分かれていました。

6/6 12:56

R428をまたいで岩谷峠より、いよいよ藪漕ぎルートです。

6/6 12:58

最初はトラテープがありました。「こりゃ、予想していた以上に簡単！簡単！」と・・・・

6/6 13:14

げっ。道なんかない・・・
何処でロストしたんやろ。戻ろうか・・・

6/6 13:43

散々辺りを　ぐるぐる回ったのですが、三角点を発見。

6/6 13:55

三角点からもう一度、ブッシュブッシュで詰まりました。

6/6 13:56

コレがいっぱいです！

6/6 13:59

なので　半袖は　ダメなのにぃ。また本日も出血大サービス？

6/6 14:00

仕方がないので、強引に谷底に降ります。ヤバいオーラが。

6/6 14:03

うむむ。ココはどこなんだぁ？？？

6/6 14:06

えっ！人跡未踏地域だと思っていたら・・・

6/6 14:08

立派な階段施設があり・・・

6/6 14:10

道路に出ました・・・しかし、車が通りません。
旧R428にしては、新しすぎますし・・・

6/6 14:16

下っていくと大きなダムに出ました。えー？ココはどこぉ？

6/6 14:24

ダムの横の急階段を登ると、立派な2車線道路に出ました。あー、やっとこさR428に戻ってきたんや(^^)/
・・・でも、一台も車が通りません。シーンとして小鳥のさえずりだけが聞こえます。

6/6 14:30

おおっ、こんな角度から六甲山が見えました。…ここはいったいどこ？こんないい道路なんか地図に載ってないしぃ。。。汗。

6/6 14:33

直営？？？ラーメン屋？　人っ子一人居ないこの空間は異次元な世界です。
ひょっとして千と千尋の神隠しの世界かっ！

6/6 14:39

何の造成？？？　秘密基地かっ！

6/6 14:40

おいおい、ETCカード挿入できませんよっ。ココは高速道路の廃墟？？？　そんなこと有りえる？　変な感覚に陥ってます。

6/6 15:15

秘密宇宙基地？を抜け出したら　こんな世界が広がってます。岩本谷です。ココのルンゼ登攀（簡単）が面白いですよ。でも、神戸市とは思えませんね。

6/6 15:50

かわいい山ガールさんに出会いましたっ・・・。　ははは、その正体は　オッサンのワタクシの影でございますっ。頭にタオルを海賊みたいに巻き付けてましたが、影を見てびっくり(笑)自分が気持ち悪くなりましたっ（爆）

6/6 15:58

真ん中が登ってきた　帝釈山です。藍那古道の右ルートに入りました。

6/6 16:26

綺麗な模様の蛾　蛾は蝶より嫌われ者ですが、どっこい綺麗でしょ(^^)/

6/6 16:30

古道も一部はブッシュ化しており、今日の山行で唯一草刈りをしている職員の方に出合いました。「ここから1kmは、絶対に道の半分の右を歩いてください。半分より右ですよー」と何度も注意を受けました。
はい、トラバース道ですがブッシュで左の谷へ落ちてしまう可能性があるからです。

6/6 16:45

長坂山分岐

6/6 16:50

なんか色っぽい気（木）がしましたっ。

6/6 16:50

あー、これがあの「まりの山」山頂です。何があるのでもなく、ただ山頂の木がなく広場になっています。

6/6 16:50

三角点は　有りました。

6/6 17:06

はい。たっち。一周26kmの道のりでしたが、なんとなくまだ明るいですし、岩登りに出かけたくなりました。

6/6 18:26

じゃーん。来てしまいました。六甲堡塁岩トップです。

6/6 18:28

そそられます。

6/6 18:30

今日は、クライミングの道具も持って来てないし、左指もジンジン痛いし・・・観てるだけぇ・・・にしようかなぁ。

6/6 18:32

で、またやちゃってます。フリーで降りていきました。

6/6 18:32

このチョックストーンの岩に　いつも悩ませられます。

6/6 18:34

さてと、指も痛いし、道具もなぁーんもないけど、ここくらいの初心者ルートは上がれなければ・・・

6/6 18:36

よいしょ。どっこらせ。でも滝と違ってスタンスのフリクションが効きます。

6/6 18:37

滝みたいに滑らないってことは　多少大胆に登れます。ボルダリングみたいに登ります。

6/6 18:45

ほい、上のテラスまで登攀OK！　左の指が痛いのでホールドに頼ってはダメでした。「岩は足で登るもの！手は添えるもの！」今もエベレストで眠っている、無酸素日本人初登頂の大先輩からよく聞かされた言葉です。その練習になりました。

6/6 19:17

明日も晴れかな？

6/6 19:46

本日登って来た　丹生山系のシルエットです。

撮影機器：

PENTAX WG-10 OLYMPUS IMAGING CORP.

装備

個人装備

Tシャツ ズボン 靴下 靴 ザック サブザック 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 保険証 携帯 時計 タオル カメラ ロープ カラビナ

感想

jyunntarou

自宅近辺の丹生山系は、まだまだ未開地？ルートが残っています。太陽と緑の道も廃道になっていたり、昔は破線ルートだったのもジャングル化しています。
ルートによっては、産廃処分場や資材置き場に砕石場にソーラー発電にゴルフ場…で遮断されていたり・・・面倒くさいお山と化してます。
でも、六甲に比べては　本当に静かな山です。

本日藪漕ぎで失敗したルートは大昔は「近畿自然歩道」として立派な道があったはずです。何十年の月日が経つと「道」ではなくなってしまいます。

GPSがあれば、藪山は突破できる可能性は高いです。しかし、「ココはどこ？ワタシはだぁれ？」っていうあのドキドキ不安感や、一般道にふと飛び出すあの喜びは捨てがたいです。・・・でも、GPSがあれば積極的に攻撃でき、お山の行動範囲も広がります。一般道でも道迷いが少なくなってきたのは、GPS普及のおかげですね。

うーん。「勘」を研ぎ澄まし　マタギのように　自由に山を駆け巡るのが理想なのですが・・・失敗ばかりだと　ちょっと　考えてしまいます(-.-)

次こそは、今日撃沈されてしまった岩谷峠〜志久峠まで抜けきりたいと思います。

コメント

rina

色々な楽しさが詰まった山行でしたね(^-^)
バラエティーに富んだ山行でしたね~(^-^)v私は洞窟は、ちょっと苦手ですが‥‥‥‥‥。昔は、人が通っていた道でも人の往来がなくなると‥‥‥‥場所にも、よりけりですが、道は直ぐに藪になったりとかして何年もしないうちに通れなくなったりしますね。比較的に尾根道は、崩れ難いですが、笹とかは生えてきますから、道の草刈りとかをされてない道は藪こぎする羽目になります。昔、使われていた道が廃道になっているのを見ると、何だか寂しいと感じがします(/o＼)

沢や滝や岩を見たら、登らないと我慢出来なくなるjyunntarouさんの病気？が、再発しちゃいましたね！ダメですよ~！まだ、治ってないのに無理しては‥‥‥‥‥‥と言っても、またやりそうですけどねぇ‥‥‥‥‥‥‥。
あんまり無茶しない程度に山を楽しんでくださいね~(^-^)

jyunntarou

ミニマムですが、品はそろってます？
rinaさん　おはようございます。
その昔（第一次登山ブーム）、この山周辺は「太陽と緑の道」が至る所に網羅され、ハイカーさんで賑わったのです。しかし、ゴルフ場を始め様々な施設で道が分断される都度に　誰も歩かなくなりました。アスファルトだった林道すら、今では藪に覆われて通過困難な所もあります。
人の手が入りませんと家屋も施設も見る見るうちに廃墟と化しますね。道も人が通らなくなると廃道になっていまします。
「太陽と緑の道」「近畿自然歩道」が　今では藪ごぎバリエーションルートに変わるなんて、時代の流れを感じます。

藍那（あいな）古道も、一部は猛烈なブッシュになっていました。車のない時代は生活道路として欠かせなかったこの道も、もう役目を果たし終え、ハイカーも姿を消し　やがては廃道となるのでしょうね・・・。

無理せず、適当に色んなバージョンのお山を　楽しみますね。ありがとうございました。