【剱岳(早月尾根)滑落事故報告】
- GPS
- 14:13
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 2,813m
- 下り
- 2,810m
コースタイム
天候 | 晴れのちくもり 標高2600mから下は午前10時以降ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
6月7日の日曜日、早月尾根から剱岳に登りましたが、帰路、不注意から雪渓を池ノ谷へ300m落ちる滑落事故を起こしてしまいました 幸運にも軽傷で済み、なんとか登り返し下山することができました |
写真
感想
こんな事故のレコをアップするのも躊躇われましたが、自分自身への戒めと
山岳事故の防止につながればと思い書きます
入梅前の残雪期ということもあって、週末晴れなら山に入るという日々が続いていました
6月の最初の週末も日曜日は午前中快晴が期待できるとの予報で、地元からあまり遠くない剱岳に登ろうと思い立ったのです
早月尾根は何度か経験はありましたが、残雪期に登るのは初めてでした
日本一の急登、しかもまだ雪のある時期の登山ですから、いつもより緊張感はあったつもりですが晴天の登山の楽しみの方が勝っていたのかもしれません
いつも通り上市のコンビニで食料と水を調達、早月尾根は水場がありませんから下から全部担ぐ必要があります
先週の白山では1.5L、それも少し余らせて帰りましたから、ちょっと悩みましたが、早月尾根だしちょっと多すぎる位がいいだろうと2.5L持っていくことにしました
馬場島にはAM4時半に到着、もう明るくなっており準備を整えて出発です
スタートからいきなりの急登には泣かされますが、これも試練とぐんぐん高度を上げていきます
残雪は標高1600m位から出始め、1800mの標識の辺りから本格的に残雪歩きとなりました
最初はツボ足で歩いていたのですが、早朝で雪渓が固く早々にアイゼンを装着しました
ただ、雪渓と夏道とが交互に出てくるため、履いたり脱いだりの繰り返しです
早月小屋を過ぎると時間的にも雪がかなり緩んできてツボ足でも歩けるようになってきました
標高2600mを過ぎたあたりで東大谷側に回り込むとしばらく夏道が続きます
アイゼンの脱着が面倒になってきたこともあって、そのままどんどんツボ足で登って行きました
きわどいトラバースもそのまま通過しました
普通なら標高が上がればアイゼンつけるのが常識で、それを脱いで登るとはまったく馬鹿なことをしたものです
山頂は盛夏の時期とは違い、数人がいるだけでしたが、それでも思い思いに山頂からの絶景を堪能し、写真を撮り合ったり快晴無風の山頂を楽しみました
FBで山頂到着の写真をアップすると、早速数人の友人からコメントがあり
また家族にも山頂到着をメールで知らせました
家内からは気をつけて下山してねと返信がありました
昼食にはコンビニで買った5個入りのパン、後は降るだけですから5個のうち2個だけ食べて残りは帰りの楽しみにリュックにしまいました
見下ろす早月尾根は下の方が完全に雲の中です。登りで写真を撮っておいてよかったな、などと呑気なことを考えながら下山開始しました
下山時はさらに雪が緩み、足がズボズボと潜り込むような雪質となりました
ただ、所々表面だけが緩んでいて下の方はまだ固い雪面もあったのです
ピッケルで確保しつつ、ヒールでバケツを掘ってを繰り返しながら降りて行きます
そして標高2450~2500m(GPSでみるとそのあたりです)に差し掛かった時、雪渓が終わって夏道へ入る部分が、雪渓をほんの短い距離、そうですね3mくらい縦に降りなければいけない個所が出てきました
これまでと同じようにヒールでステップ作りながら降りたのですが、ここの雪は下の方が固く、バケツが大きく掘れるような雪ではありませんでした
それでもどうにか降りて、あと夏道まで1mという時でした
もうあと少しで夏道だということで心が逸っていたのかもしれません
右足を軸にして左足でキックステップした時に、うまく掘れずにそのままずるっと左足が滑ってしまいました
右足がしっかり安定していればよかったのですが、右足も不安定だったのだと思います
あっと思った時は尻もちをつくようになりザーッと滑り出しました
慌てて滑落停止の姿勢をとろうとしましたが、もうかなりのスピードが出ていてピッケルは手を離れてどこにあるかわからないような状態になりました
そこからは周りの景色はまったくわかりません
どんどん加速して落ちていく中で、やばい、何とかしなくてはという気持ち
雪が顔にも口にも入り込んで目も開けていられないし、滑落を止めることが自分では何もできない恐怖
ものすごいスピードの中でザックにくくりつけていたアイゼンがケースごと外れて流されていくのが分かりました
傾斜が緩んでスピードが落ちればなんとかなる、頼むから傾斜が緩んでくれという期待に反し、スピードは一向に落ちません
それでもピッケルを手繰り寄せて一生懸命止めようとしていた記憶はあります
グルグル回る頭の中で、あぁもうすぐ俺は死ぬんだなという気持ちになりました
今すぐか何秒後かわからないけれど岩か何かに当たって死ぬんだろうなと....
よく走馬灯のようにこれまでの人生がゆっくりと流れる、というようなことを聞きますが自分の場合はそういうことはまったくありませんでした
岩に当る衝撃と恐怖に身構えながら、ただ激しくグルグルと落ちて行きました
そう思ってどれくらい経ったでしょうか、本当に急に滑落が止まりました
徐々にではなく、急に止まったのです
止まった時の衝撃はありましたが、岩とかに当たった激しい衝撃ではありませんでした
なぜ止まったのかすぐにはわかりませんでしたが、周囲を見回すと急傾斜の雪渓の端に一本のダケカンバの風倒木が刺さっていて、それに引っかかって止まったのだということがわかりました
あぁ、死なずに済んだ
ザックをおろして状況を確認しようとした時、雪面にポタポタと血が滴りました
右手の薬指の付け根を裂傷し、その傷からの流血でした
その他、腹部、背中、右手に擦過傷、両手は内出血なのかパンパンに腫れていますが不思議と痛みは感じません
おそらくアドレナリンが出まくっていたからだと思います
救助を呼ぶか、自力で下山するかを考えましたが
携帯電話は電波がつながらず、あのガスの中で目撃者はおそらくいないだろう
(滑落直前に後続者がいたのは知っていましたが、距離が離れていたと思います)
下山するにしてもこのまま池ノ谷へ降ることは自殺行為に等しい
となればこの雪渓を登り返すより他に方法がありません
残念ながらアイゼンは途中で外れてしまいアイゼンなしで登らなくてはなりませんが、ピッケルはバンドでしっかり繋がっていて健在です
今はピッケルだけが頼りですが、足にはまったくダメージがないのでなんとかいけそうです
状況を確認すると、まず腹ごしらえをしておこうという余裕も出てきました
そうそう、山頂で下山時の楽しみにと残しておいたパンがあります
それと若干の行動食と水
水は2.5L担いできてよかった、食料と水があれば安心です
パンをしっかり腹に収めて雪渓との戦いの開始です
アイゼンがないのでキックステップで登るしかありません
雪渓が恐ろしく急で逆ハの字で登っていきますが、思わずズルッと滑りそうになり
ここで滑ったら助かった命もまた捨てることになりかねないと、慎重に慎重を重ねて登りました
登っている途中でヘリのローターの音が聞こえてきました
ひょっとすると誰か目撃者がいて警察に連絡してくれたのか?
でもこのガスの中では発見されることは不可能に近い
考えてみればこのガスの中、救助ヘリが飛ぶはずもありません
ヘリの音ははしばらく聞こえていましたが、そのうちいなくなりました
ミルク色のガスの中でどのくらい登れば元の位置に戻れるのか
滑落した地点の標高はその時は分かっていなかったのですが、腕時計の標高計と地図で滑落距離は300m、落差は概ね200mと見当をつけました
とにかく200m登れば元の位置に戻る、そこからゆっくり登山道を辿れば今日中に家に帰れる
絶対俺は帰るぞ、生きて帰るぞ
自分を奮い立たせてがむしゃらに登りました
滑落している中で靴には雪が入り込み、中で融けてぐしゃぐしゃですがなりふり構わず登りました
ガスの中なので自分の位置が分からないのがもどかしく、一体どれだけ登れば着くんだと、もう200mはとっくに登ってるはずなのに...
(このレコにGPSをアップしてわかったのですが、GPSログでは落下距離約400m、落差は約300mでした)
前方にぼんやりと見える雪渓が段になってるような気がしました
ちょうど、舞台の端っこのような段です
その時は雪渓の末端に来ているとは思いませんでしたが、その段の上に登った時踏み跡が見えました
そして右を見るとあの見覚えのある夏道が....
あぁ、やっと帰ってきた、元の登山道に帰ってこれた
思わずひざまずいてしまいました
あの滑落からなんとか自力で元の位置まで戻ってこられた
もう後は登山道をゆっくりと降れば、馬場島に戻れます
時刻を見ると15:30、滑落したのが13時40分くらいですから2時間近くの彷徨でした
ここからはゆっくり慎重に歩いたつもりでした
しかし、標高1800m近辺で先行者のトレースを見誤り雪渓上をルートロスト
元来たトレースを逆に辿り、なんとか登山道に復帰しましたがまた時間を喰ってしまいました
まったく今日はどうかしています、滑落に道迷い....しっかりしろ自分!
標高1600mの標識辺りで視界が開け、眼下に早月川が見えてきました
なんというんでしょうか、懐かしさとかではなく、麓が見えたということでの安心感でしょうか
ほっとして一気に身体から力が抜けていくのが分かりました
結局、滑落から5時間20分かかって馬場島登山口に戻りました
「試練と憧れ」の記念碑に下山できたお礼をいいに立ち寄った時、登山道の脇にある観音様に目が止まりました
その時思い出しました、いつもは登山時に観音様にお参りすることはなかったのですが、なぜか今朝だけは登山の無事をお祈りしていたことを...
その後、馬場島荘に立ち寄り、傷の手当てをしていただきました
滑落事故の報告をして管理人さんから伺った話では
・標高2400mから2500mの雪渓は池ノ谷へまっすぐ落ち込み、途中に傾斜が緩むようなことは一切ない、最後は100mほどの滝になっている
・滑り出したら止まることはない、あそこで滑落すればほぼ死亡、最後は池ノ谷へ流されるが遺体はバラバラになってまず上がらない
・何かの拍子で滑落のコースが変わってダケカンバに助けられたのだろうけど、自力で帰ってこれたのは奇跡に近い、あんたは幸運だよ
管理人さんにお礼を述べて、もう暗くなりかけた道を帰りました
その後、自宅に戻り病院で検査と治療を受けました
奇跡的にも骨折は一切なく、あちこち擦過傷や打撲はありましたが総じて軽傷と言われる範囲でした
思い出してみると登り返した雪渓上に、岩とか落石はなく割ときれいな雪渓でした
落石も止まらないほどの傾斜だったのかもしれませんが、とにかく石や岩などの固いものとの衝突がなかったのが幸いしたのだと思います
あのまま雪渓を池ノ谷へ落ちていたらと思うと今も恐怖で冷や汗が出ます
何か目に見えない力で助けられたとしか思えません
あまり、信心深い方ではないのですが、この時ばかりは神様に感謝しました
反省点は色々あります
面倒がらずにアイゼンを履くこと
傾斜がきつければバックステップで降りること...等々
そういった基本ができていなかったわけで、今回の事故は不注意に加え、自分の技量の不足が原因です
安全登山と一口に言いますが、自分の場合、ただ呪文のように唱えるだけで何一つ安全に登っていなかったんだと思い知らされました
今は怪我と事故のショックで山に向かえるほどの余裕はありません
まず怪我を治し、体力も回復させることが先決ですが、山に向かえる気持ちがあればまた山に登りたいと思います
取りとめのないレコになりました、この記録が山岳事故防止に少しでも役立てば幸いです
長文乱筆お許しください
レコ読んで、改めて怖くなりました。
自分も、気をつけます。
まずはケガと体を治して、気持ちが落ち着いて山に向き合えるようになったら、どこか一緒に、緩い山をの〜んびり歩きましょう!
美味いもの担いで!
お大事に!
coral_reefさん ありがとう
落ち着いたらね、また一緒に登ろう
一緒に始めた登山だからね
まったり、ゆっくり、基本からやり直しです
目に見えない力はありますよ。
健脚のsakuraさんですから体が回復するのは時間の問題。
心はのんびり、自分に厳しくし過ぎずにいればきっと山に向かう気持ちになると思います。
復帰されたら、大天井で見た満面の笑顔のsakuraさんと是非山でお会いしたいです。
お疲れ様でした。
kamehiba
kameさん hibaさん
目に見えない力...あのダケカンバに助けられた偶然、本当にそう信じます
また再会できる日をお約束して身体と心の回復に頑張りますね
ありがとうございます
sakura0725さん、はじめまして。
本当にご無事でよかった。です。
明日は我が身にも起こり得る貴重な体験を
有難うございました。
私は山を意外とナメてかかる癖があり、非常に勉強になりました。
確かに、アイゼンの脱着。少々面倒な時期ですよね。
登山道における一歩一歩の大切さが身に沁みました。
精神的に山に向かえない時期かと思います。
ゆっくり時間を置いてください。
SKT2010さん
アイゼンの装着については心底反省してます
なんでこんな基本的なことをやらなかったんだと...
でも後悔できる今に感謝してます(いなくなってたら後悔すらできませんもんね)
山はゆっくりと再開できればと思ってます
ありがとうございました
生還されてなによりです
今は戸惑いと反省が多いかもしれませんが
ゆっくり体の方も治療されて
落ち着いてきましたらまた復活してください
toshiさん
何とか怪我を治して、お花満開の白山に...
そしてまた白山で再会できるよう精進します
それまでtoshiさんのレコを楽しみにしてます
ありがとうございました
sakura0725さん、はじめまして
ご無事に帰還され何よりでした
私も雪山に足を踏み入れますが、プチも含めて滑落しかかったことが二度あります。日光白根山では、落ちこそしませんでしたが、大袈裟ではなく九死に一生で助かりました
単なる偶然だったかもしれませんが、天に生かされたと思うことにしております。お互い拾った命を大切にして、これからも山を楽しみましょう
Pinball_1957さん
同じような体験をされた方のコメント、痛み入ります
>天に生かされたと思う
本当にその通りですね、助けられた命を大切にして行きます
そしてまた山を楽しめる日を迎えたいと思います
ありがとうございました
当日の先頭で下ってきた者です。
私も池ノ谷側のミストレース辿ってしまいました。
池ノ谷側の雪面を辿って夏道をショートカットしていると夏道を見失ってしまうんですよね。
私もゾッとしました。
私の前にもトレースがあったので他にも同じ思いをした方がいると思うのですが
安直にトレースがあるからといって油断してはいけませんね。
それにしても歩きにくい雪でしたね、雪と夏道が交互にくるものですから
私もいつアイゼンを外すべきなのか付けるべきなのか迷いまいした。
レコを拝見させていただき良い教訓になりましたなりました。
今回はご無事で何よりです。
masa0108さん
ありがとうございます
すれ違ったことはっきり覚えております
ヘッデンを頭に着けて下山してこられたので、まだ暗いうちに出発されたんだなぁと
確かにトレースは色々とついていてどれを辿ればいいのか躊躇する場面がありましたね
滑落した現場も夏道に縦に降るのが最善のルートだったかと言えばそうではなかったのかもしれませんね
結局、その場の状況で最適の判断とそれをこなす実力、それが自分には欠けていたのだと反省する次第です
みなさんの登山の安全につながれば本当に幸いです
ダケカンバに引っ掛かったのは運だとしても、
その後の冷静さと心の持ちようはさすがsakuraさんだなと感心しました。
とにかく生還できて良かった。
ご家族もさぞかし心配された事と思います。
「これで山やめるなんて言わないでくださいね、一緒に船窪小屋に行きましょう 」
自分がケガをした時にくれたコメントですが、
今はsakuraさんにする番ですね。
体と心が落ち着いて、山に復帰されるのを待ってますよ。
shirayamaさん
立場逆になってしまいましたね
でもこうしてお互いそれをコメントで来てよかったです
それも出来なかったらね...
一緒に船窪小屋行きましょう、それまで頑張ります
ほんとによかった。
レコ読んでるだけで背筋が寒くなりました。山は怖いものだと思い知らされました。運が良かったという一言ではすまされない奇跡ですよね。
貴重なレコです。
でもきっと夏山シーズン開幕となればまた登りたくなると思います。
怖いでしょうが復活心よりお待ち申し上げます。
白山で会いましょう。
神様仏様キリスト様お地蔵様みなさんにサクラさんを助けてくれてありがとうと言いたいです。
ほんとによかった。ミラー妻
millerさん
ありがとうございます
白山のお地蔵さまが助けてくれたんですね
きっともう一度白山に登ってきなさいということだと思います
その時にmillerさんとお会いできるよう回復に努めます
こんばんは。
とりあえず軽傷ですんでよかったですね。
滑落が急に止まったというのは私と同じですね。
まったく運がよかったとしかいいようがありませんでした。
いまはただゆっくり休んで養生してください。
そのうち山へ向かう気持ちが出てきますよ。
siriusさん
ありがとうございます
私も雪渓を登り返している中で、siriusさんの事故のことを思い出し励まされました
あのsiriusさんも生還したんだ、俺も必ず還ると
怪我は本当にその場では痛みを感じないものですね
馬場島荘の管理人さんにも、「明日になってあちこち痛むから覚悟しといた方がいい」
といわれ、本当にその通りでした
少し休みます
そしてまた山に帰ってきたいと思います
FB拝見していたので状況は分かっていましたが、
まさかこんなに壮絶な状況におかれていたことに
レコを拝見しながら私まで背筋が凍りつきそうになりました。
無事に生還できたことは奇跡以上の何かの力が働き、
守ってくれたとしか思えません。
とにかく軽傷だけで無事に戻ってこられて
良かったのひとことに尽きます。
落差300mを登り返したsakuraさんの精神力に
敬服します。
ゆっくり養生されて、落ち着いたら、またご一緒
させてくださいね。私のまったりペースがちょうど
いいと思いますよ〜。
dolceさん
コメントありがとうございます
もう一緒に登山どころではなくなるところでした
大げさではなく奇跡以上の力ですね、感謝しないと....
落ち着いたらまたご一緒させてください
白山の予定もお知らせくださいね(みなさんに会いたいです)
sakura0725さん、ご無事でなによりででした。
レコを読みながら、事故後の冷静な判断が無事の帰還に繋がったんだろうなと、また自分だったらどうしていたのだろうと考えさせられました。
今は身体を治すことに専念して下さい。そして、またスイッチが入ったら山に来て下さいね。
trekkerさん
ありがとうございます
自分のヘマから生じた事故なのに、こんなに暖かい励ましの言葉をいただき感無量です
とにかく今は怪我を直し、身体を元の状態に戻すこと、後のことはそれから考えます
またスイッチ入れられるよう精進します
sakuraさん、本当にご無事でよかったですね。
緊張しながら、自分のことのようにレコを拝見しました。
滑落停止したところで、冷静に腹ごしらえするあたりは流石です
携帯も通じない、人もいない中、パニックにならず、アイゼンなしで
稜線まで這い上がる状況は、鬼気迫るものがあったでしょうね
奥様もさぞかし心配されたことでしょう。
うちはカミサンから本格的雪山禁止令が出されてますが、
sakuraさんのレコを見て
ますます雪山が遠ざかってしまいそうです
カラダと心の早期回復を願ってますが、ポジティブなsakuraさんなら
そう時間はかからないでしょう
satoさん
暖かいお言葉ありがとうございます
ウチもまた雪山禁止に戻ることになりそうです、だましだまし既成事実を作ってきたのがいけませんでした
人生でいちばんきついお灸になりました(お灸で済んでよかったんですけどね)
当たり前のことですが、この際きっちり基本を身に着けないと...生兵法ではダメですね
satoさんたちの夏至の恒例行事に参加したいなぁ、なんて考えてましたがちょっと無理ですね
いつか機会を作って参加させてくださいね
その日を楽しみに頑張ります
sakuraさん どうもです!
FBで早々に状況はお聞きしておりましたが、レポを拝見して感じるのは
『無事で良かった〜』です
こういう経験をすると、『神様が助けてくれた・・』『祖先の霊が俺を救ってくれた・・』等々、急に信心深くなりますよね
今年はご一緒しましょう!と話していましたが、今は心穏やかにユックリとされた方が良いと思います。
また落ち着いたら連絡下さいな!
BMさん
暖かいコメントありがとうございます
またご一緒できるように頑張ります
今は少し休みますね、梅雨だし骨休めにはちょうどいいか、なんて
落ち着いたら連絡しますね、その時はよろしくお願いしますm(_ _)m
sakura0725様 はじめまして。
当日、別山尾根から登頂して山頂で帰りのルートをどうしようか迷っていたところ、sakura様に平蔵谷からの降りルートを推奨していただいた者です。
(確か山頂写真のシャッターを押したのも私だったような気が)
御陰様で予定よりずっと快調に下ることができて感謝しておりましたが、一方でこのような壮絶なご経験をされていたのですね。
ただ滑落後の冷静な思考・ご判断など読むと、事故後のリカバリーで生き延びるべくして生き延びた、そんな気がします。貴重なレポートありがとうございます。
すぐには難しいかもしれませんが、また山に向かう気持ちが復活されること願っております。
蛇足ながら、私どうやらsakura様と山で何度かすれ違っているようです。
最近も槍のグリーンバンドで座り込んでる自分の姿が(笑)
またどこかの山でお会いできたら、そのときは生還のお祝いをさせてください。
peace-kさん
コメントありがとうございます。まさかここで再会できるとは嬉しいです
あの時、「平蔵谷が楽に降りられますよ」などど偉そうなことを言っておきながら自分がこの体たらくで、お恥ずかしい限りです
無事降りられたようで、そして「快調に下ることができ」とおっしゃっていただきありがとうございます
しかし、不思議なご縁ですね、槍に続いて剱でもご一緒するとは、またどこかでお会いできるような気がします。その時は酒でも酌み交わしましょう。よろしくお願いいたします
sakuraさん、身体の痛みはどうですか?
レコがアップされる前から滑落されたと知ったのですが詳しいことがわからなくて、とても心配でした。レコがアップされて詳しいことがわかると、
一緒に歩いた早月尾根だったので
グッとこみ上げてくる思いで何度も何度も読み返しました。
「絶対帰るぞ!生きて帰るぞ!」
sakuraさんのその時の思いが凄く伝わって本当にご無事でよかったという思いでいっぱいです。神様ありがとう。
これでまた、
sakuraさんの笑顔にお会いできますよね。
貴重なレコをありがとうございました。
mipoさん 優しいコメントをありがとうございます
sanpoさんからお聞きおよびだったのですね、ご心配をおかけしました
滑落から這い上がったあとの帰り道、2年前に歩いた記憶がよみがえりました
独りテント泊装備の私のペースに合わせてくださり、mipoさんが心配して松尾平まで迎えに来ていただいたり
みなさんと歩いた早月尾根ですからね、絶対にいやな思い出の場所にしたくなかったです
思い出に励まされました、みなさんのおかげで還ってこれたようなものです
またお会いして一緒に登りたいです、その日を楽しみにけがの回復に努めます
私も同じ日に早月尾根を歩いていました。
恐らく下山中にすれ違っていると思います。
私は2600m付近で下山しました。
理由は残雪の下山が不安になったことと、ガスが出てきて道迷いが不安になったことです。
実際にsakuraさんと同じ場所で道迷いしましたし、違う場所で数メートル滑落しました。下山して正解だったと思っています。
sakuraさんのレコを読んで身が引き締まる思いになりました。
安全登山を心掛けて楽しもうと思います。
貴重な報告ありがとうございました。
ssm330さん こんにちは
コメントありがとうございます
2600m付近で下山されたとのこと、賢明なご判断だと思います
残雪の下山は厳しく、ガスが出てしまってはルートロストの危険性も高まりますしね
同じくコメントを頂きましたmasaさんも同じ場所で道迷いされたようです
(私もトレースが不明瞭になって初めてGPSで確認しましたらとんでもないところに出ていたのでビックリしました)
また滑落されたとのこと、数メートルとはいえご無事でよかったです
私のようにならなくて本当によかった
これからもお互い安全に山登り続けてまいりましょう
生還、おめでとうございます。
papa-komiさん
コメントありがとうございます。
本当によかった、もうあんな思いはしたくありません
みなさんの安全登山につながれば幸いです
ご苦労様でした。
私もファミリー登山で険悪な場所に行くこともしばしなあります。
普通の登山スタイルから、クライミングスタイルに変わってきました。
安心におぼれないよう気が引き締まった思いです。
これからも楽しい山行を続けてください。ご安全に!!
dak30sさん
ありがとうございます。そうおっしゃっていただけると救われます
もう二度とあんな怖い思いはしたくないですし、このレコが皆さんの安全につながればうれしいです
お互いに安全登山で行きましょう
さくらさん…ご無事で良かった〜!!
これは油断やミスなのでしょうか??場所的にも今までのさくらさんの山行からも、とてもそうは思えないのですが、事故はホントにこの油断ともミスとも取れないような、ほんの些細な違いで生まれるのだな…と思いました。
困難な山行はしていないつもりですが、それでも何かあったらタダじゃ済まない場所って山には沢山ありますし、油断してるつもりなくても100%集中が必要なんだな…と。
大変な思いをされた中、こうして記録を上げて頂いたことに感謝します。
そして今後の計画の中でより一層ムリをしない計画を心がけなくては…と思いました。
うたおと父さん
コメントありがとうございます
注意しすぎってないんだなって、分かりましたわ
命あっての物種って言いますからね
今日、裂傷した手も無事抜糸して治りました
まだ少し痛むところもありますが、生活に支障ありません
皆さんの安全登山に少しでも役立てば幸いです
また山でお会いしましょうね、よろしくお願いします
貴重な投稿をいただき、ありがとうございました。まずは本当にご無事で何よりです。思わずコメントを入れさせていただきました。
幸運もさることながら、事故後の冷静なご判断、素晴らしいと思います。
私も友人と山行中、別の山ですが、友人が今シーズン150m程度滑落しましたが、何とか無事でした。その時思ったのは、2人とももう一生分の幸運を使ってしまったということです。
残ったのは実力だけなので、これからは今まで以上に自分に厳しい山行を心がけたいと思っております。
fuji3poさん コメントありがとうございます
ご友人の方も滑落されたとのこと、ご無事で何よりです
そして、「もう一生分の幸運を使ってしまった」ということ
この感覚同感です
そして「残ったのは実力だけ」これまたいい得てます
自分にも当てはまる名言だと思いました。私も今まで以上に注意深く山に向き合っていきたいと思います。
ありがとうございました
怖さッていうより恐怖だったでしょうね 怖さ、解ります :- 私はキノコ採りの趣味もありまして、数年前のこと、ナメコ、ムキタケ等をザック一杯背負いU字のガラ場を無理にトラバースしようとして前方の枝を掴み損ねて真下にザー、、、、30m位下は小さい滝が続く谷川、アッやってしまった、、、岩に頭を打って死ぬなァッて思った瞬間止まった、何とブナの大木が横倒しになってました。以後この谷川からは登らず、反対側の元、スキー場のブナの樹林帯を熊さんに敬意を払いながら山行の合間にキノコ採りに行ってます。 私は、いい年?なんで残雪の山には行かないようにしてますが、我が県の山は六月〜七月末にかけて山開きなのですが、しっかりと残ってます。アルプスとは桁が違いますが、つい先日も女性の方が滑って亡くなってます。昨年も七月に石転び雪渓で男性が下りで滑落して亡くなりました。油断大敵デスネ
hamanosyugenさん
コメントありがとうございます
怖さより恐怖、まさにそうでした、最初はヤバイ、やってしまったという感じだったのですが、止められないスピードから恐怖感に襲われました
お互い倒木に助けられたのですね、これも目に見えない力が手を当ててくれたのでしょうね
一度助かった命、大切に生きたいと思います
お互い注意して茸採り、登山を楽しみましょう
本当に生きていて良かった!
自分もここまでではありませんが冬山でプチ滑落経験があります。
山登りをしていれば滑落に限らず、
少なからず「あっ!」って経験は誰しもあると思いますが、
無事に生きて帰ってなんぼですよね。
レコ読んで自分への戒めへ言葉と受け取め、
安全登山に最新の注意を払いたいと思います。
tamo001さん こんにちは
ありがとうございます。そう言っていただけると本当にレコあげてよかったと思えます
>無事に生きて帰ってなんぼですよね。
そのとおりですね。今も帰って来られてよかったと思います
まだ、腹部と左手に痛みが残ってますが、なんとか山に復帰できるよう頑張ってます
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