焼山~昼闇山周回
- GPS
- 11:25
- 距離
- 25.3km
- 登り
- 2,536m
- 下り
- 2,621m
コースタイム
天候 | 快晴。上部は爆風。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
最近、笹倉温泉に登山者が駐車するのはあまり歓迎されない模様。若干歩くが、焼山温泉に止めたほうがいいかも。 東京からだと、日帰りなら運転10時間、登山11時間、睡眠3時間と、運転も核心部。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
焼山上部、標高1800m過ぎから外輪2300m区間が最も急で厳しい登り。ピッケルがあったほうがいい区間。 昼闇山山頂北側は断崖絶壁の雪庇張り出し区間でエントリーできないのでしばらく稜線を西側へ進む。今回は雪が少なめで雑木、藪が多く、若干、稜線の南西側を進むが、谷側が急斜面のため、スリップ厳禁、滑落したら止まらない。ここの通過が全行程で一番緊張した。 昼闇山谷の下部、1050mあたりから先は谷が穴だらけのため右岸を進むが、こちらも藪が多く、かなり慎重に進む。2年前2月の周回では昼闇山から下山まで1時間で行けたが、今回は1時間40分ほどを要した。 |
その他周辺情報 | 笹倉温泉850円。 |
写真
感想
TheDay予報な土曜日。2月高温からの3月南岸2発とドカ雪で、不安材料多く山のモチベーション上がらなかったが、そろそろ落ち着いてきただろう。山登り成分高めな山行を考えていたら、murphyさんからLINEもらい計画に乗っからせてもらう。笹倉温泉4時発というモチ高い計画…万全で望むため前日夕方自宅発で車中泊としたが、寝床に入るも興奮のためか寝付けずうとうと。1年前の会津駒以来のこのメンバー。あの山行がなかったら今年会津駒にあんなに通わなかっただろう、パウダースキーの楽しさを経験させてもらった記憶に残る思い出、今日もきっと得るものがあるに違いない。
眠い&スキーせず温泉入りたいとモチ低めなgucciさんだったが、出発すれば終始先頭で引っ張ってもらい景色を楽しみながら着いていくだけー。日の出前の雪面はシャバシャバしていて、昨日日没後も気温が高かったことが伺える。出発時には満点星空だったがいつの間にか曇り空に…。しかし北面台地に乗り上げるとガス抜けて霧の中から焼山ドン!北面台地からの景色は何度見ても圧巻。台地を真っ直ぐ進み、だんだん斜度増してくるがシールが効く感じなのでそのまま。谷地形に挟まれた狭い台地の斜面に入り、短く切るジグが面倒になってきたので、2000mの大岩まで行かずに1830m辺りで溶岩流跡をトラバース、谷の内部は雪質変わりカチカチではないが硬めの斜面で何度か板を雪面に叩きエッジ効かせて慎重に横断、心臓に悪い…クトー付けておけば良かった。渡った先の斜面も西風に叩かれた固めの雪面、クトー装着で安定。火口下は風強く分かりやすくウインドスラブ形成。火口縁まで乗り上げると爆風の中滑っていく先行者3人とスライド。火口の中入れば無風の安全地帯、一息入れてアイゼンに換装して荷物デポで山頂へ。火口脱出が風の核心、山頂からは圧巻の景色。焼山南面の具合が良さげで、gucciさんが仕切りにストックで雪面叩いて観察していた(フラグ立つ)火口縁から最初の滑走、固めの斜面で慎重にターン、水無谷に続くハーフパイプ地形に入ると雪安定して気持ちよく飛ばす、気持ち良すぎて登り返し地点を忘れ自分ひとり行き過ぎて少しの登り返しアルバイト。シール装着した際にATKビンディングのブレーキが戻らずバンドでブレーキ固定で対処。高松-昼闇分岐にてgucciさんが気になっていた南面を滑りたいと…楽しむことを忘れないgucciさんステキ。シールだけ持って空身で1本落として登り返し後、間も無くで昼闇山。山頂にて2時発ワンデイで焼山-高松-昼闇を周回中のやまあすさんパーティーに遭遇、焼山-火打バックにステキな3人の集合写真を撮っていただく。山頂でシール剥いで滑走モードで稜線滑る。雪庇発達した崖地形を回避してから昼闇谷IN。じゃんけんしてないけど昼闇山の第1滑走者にしてもらう、滑走面の雪質がコロコロ変わり難しい。下部の日射斜面は腐れ雪で足が取られる。昼闇谷の沢は埋まっていなくところどころ大きく開いている。スキーのシュプール跡あり辿って焼山温泉まで滑りきった。
デポした車に荷物を詰め込んでいると、白馬スキー帰りのgucciさんお友達が焼山温泉まで来てくれた。笹倉温泉の入浴タダ券とホタルイカ天日干しのお土産を自分の分までいただく!挨拶も何もしていないのにただただ感謝の気持ちいっぱいでお湯に浸かり身体ぽっかぽか。糸魚川まで来て日帰りは勿体ない…DAY2に続く。
この冬、初めて登山らしい登山、山スキーらしい山スキーがようやくできた。
鍋倉山を6回も登り返せば標高差2000m登ったことにはなるが、まるでラットのようで、雪はよくてスキーは楽しいが、達成感は全くない。
今回のルートは、登山、スキー両面で様々なアドベンチャーも楽しめ、2500m以上の登りとなり、丸々1日、人の非常に少ない焼山を楽しめた。
このルートはできれば、2月厳冬期が一番、楽しめると思うが、おそらく一番積雪の増えた今回時期でも、今年は雪が少なすぎて一番の難所区間の通過がドキドキ。
次回は、焼山から高松山周回をやってみたい。
前回の周回
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3995080.html
コメント
この記録に関連する登山ルート
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わかるわかるー、自分等も今年は厳冬期にデロデロ腐れ生コン雪を楽しんだから〜😄
この特に周回ルートはかなり大変ですが焼山だけなら、北面大地から見るだけで感動するし1800mぐらいまで登って滑るだけでもとてもいい雪滑れるのでぜひ、来年にでも!
ちなみに、他2人は無限の体力がありますが、わたしは、あの2人についていくのが大変です。
来年はパウダーシーズンに再訪したいと話をしていましたので、よろしくお願いします✌️
いつの間にか紺にジョブチェンしてますね😆
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