残雪のアヤメ平〜水芭蕉咲く尾瀬ヶ原へ!
- GPS
- --:--
- 距離
- 18.9km
- 登り
- 594m
- 下り
- 604m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
(7:00で第1駐車場は満車、第2駐車場は残り1割程度の空き状態でした) 戸倉⇔鳩待峠 乗合バス・タクシー 930円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特にありません 鳩待峠〜横田代、富士見田代〜長沢頭手前は雪が残っています アイゼン等は無しでも大丈夫ですが、尾瀬ヶ原までのハイキング気分の延長でスニーカー等で歩くのは危険だと思います |
写真
感想
6回目の尾瀬。
今回は尾瀬初体験のkenboさんと、初めて水芭蕉の季節に訪れてみました!
コースはもちろん、お気に入りのアヤメ平経由です♪
天気の良い日曜日、朝7時過ぎに戸倉の駐車場へ着くと、もう第1駐車場は満車。
第2駐車場もあと少しでいっぱいになってしまいそう…さすが水芭蕉シーズンの尾瀬は混み混みです。
でも、バスやタクシーがバンバン発車しているので、それほど待たずに乗ることが出来ました。
鳩待峠から鳩待通りを通ってアヤメ平へ向かいますが、みんなやはり尾瀬ヶ原方面へ行ってしまうようでこちらは静かな山歩きを楽しめます。
しばらくは普通の山道。しかしだんだんと雪が出てきて、すっかり雪山ハイクになってしまいました。
アイゼンを使うほどではありませんが、踏み跡がわかり辛く道を探しながら進むので結構時間が掛かります。
踏み抜きに気を付けたり、濡れた木道で転んだりしながら雪道を進み、横田代に到着。
ここで一気に眺望が開けて、尾瀬らしい雰囲気に気分が高揚します。
青い空に続く木道と、雪が残った至仏山の景色が素晴らしく「やっぱり尾瀬はいいな〜♪」とルンルン気分で歩きました。
アヤメ平に着くと、富士見小屋の小屋番さんがブログ用の写真を撮っていらして、アヤメ平から見える山々を丁寧に教えてくれました。
以前に登った日光白根山も見えて、「あの時は大変だったな〜」と懐かしく思い出しました。
その後、富士見小屋にお邪魔して小休止。
コーラを買ったら、サービスでお茶ときゅうりの漬物を頂きました(うまし!)
富士見田代から尾瀬ヶ原へ下りる道は、これまた半分以上雪道。
この辺りから尾瀬ヶ原から登ってくる人たちとすれ違うようになりますが、中にはスニーカーで登ってくる人もいて、「大丈夫かな?」と心配になりました。
尾瀬ヶ原に着くと、そこはアヤメ平の静けさとは打って変わって大勢の人で賑わっていました。
ちょうどお昼時だったこともあり、竜宮十字路は大混雑。
立ち止まって写真を撮るのもやっとでした…
私たちは尾瀬のメインストリートを少し外れて、ヨッピ吊り橋の側でお昼ご飯にすることに。
と、ここでまさかのアクシデント!
今日のお昼ご飯をザックに入れ忘れるという大失敗をしてしまいました…
kenboさんに分けてもらったり、行動食用に持ってきたパンを食べたので大丈夫でしたが、尾瀬でラーメン食べようと思っていたのでガッカリです。
その後は団体さんで渋滞する木道を進み、少し見ごろを過ぎてしまった水芭蕉を楽しみながら山の鼻に着きました。
後は鳩待峠まで緩やかな登り道。
ひさしぶりのゆったりハイクで、疲れもなくゴールとなりました。
ところがゴールの楽しみにしていた花豆ソフトがまさかの売り切れ!
仕方がないので、100円安い「花豆あいす」を食べながら帰りのバスを待ちました。(花豆あいすもさっぱりとした甘さで美味しかったです♪)
そして下山後の温泉は、前回お気に入りになった老神温泉「東明館」。
ほんのり硫黄の香りの薄墨色のお湯が、とっても気持ちいい!
ずっと気になっていた吹き割りの滝も見ることが出来たし、今回も大満足の尾瀬でした。
初尾瀬だったkenboさんにも気に入ってもらえたようで良かったです。
今度は至仏山と燧ケ岳にも登ってみたいですね。
夏山シーズンが始まる前に、体力強化期間と位置付けてきたここ最近の山行。本当はテントを背負ってどこかに行こうと計画していましたが、kazuruさんが「水芭蕉のシーズンの尾瀬にどうしても行ってみたい」と仰る。
尾瀬に行ったことはないけれど、爽やかハイキングとのイメージがあり、これではトレーニングにならないなぁと思いましたが、奥武蔵の連発にお付き合いしていただいたので、たまにはリクエストに応えましょう。
「今がベストシーズン」とkazuruさんが仰る通り、7時過ぎに駐車場に着くと既に第1駐車場は満車。第2駐車場もあと少しで満車になるところでした。ここで、尾瀬をナメていたことを反省します。
鳩待峠までは交通規制のため、乗合いバス・タクシーに乗る必要があります。乗車チケット売り場には行列ができていましたが、臨時便が次々とやってきて、ハイカーを運んでいきます。
鳩待峠に着くと、至仏山が見えたりと、爽やかな光景がひろがっており、大勢の方々が出発の準備をしています。私たちもトイレを済ませ、ほぼ100%の方々が尾瀬ヶ原方面に進む中、アヤメ平方面に進みます。
しばらくは普通の道。でも、前日の雨のせいか雪融けのせいか、ところどころ泥濘状態といったところ。しかし、木道歩きになるあたりから次第に雪が現れて、その量は増すばかり。すぐに木道は見えなくなり、雪山ハイクとなりましたが、チェーンスパイクやアイゼンを使うほどではありませんでした。
しかし、踏み跡がわかり辛く、道を探しながら進むので結構時間がかかりました。偏光レンズのサングラスがとても役に立ちました。
横田代の手前で雪がなくなり、広々としてきます。小学生の時に歩いたことがある戦場ヶ原を思い出しました。ここで水芭蕉を発見。ヤングコーンの緑色版のようで、なんだか美味しそう。
進む方面には燧ケ岳、振り返れば至仏山。これが尾瀬かぁ〜。駐車場が満車だったのが理解できました。
アヤメ平に着くと、写真を撮っていた年配の男性が話しかけてきて、逆さ至仏山の撮影ポイントや周囲の山々を教えていただきました。昨年に登った日光白根山を眺めながら「随分とお詳しいですね」と返すと「富士見小屋の小屋番だもの」とのこと。ブログ用の写真を撮り終えると、小屋に戻って行かれました。
少し進んで、富士見田代から尾瀬ヶ原へ下る前に、トイレ休憩を兼ねて富士見小屋に向かいました。汽車の形をした、子どもが喜びそうなストーブがある小屋の中は、まだ早い時間なので私たちだけの貸切状態。先程のお礼にとコーラを買ったら、きゅうりの漬物をサービスしていただきました。
富士見田代から、雪道が始まります。でも、こちらは踏み跡が明瞭で、迷うことなくすいすいと歩くことができました。この辺りから尾瀬ヶ原から登ってくる方たちとすれ違うようになり、ほとんどの方が雪道歩きに慣れていないのか(私も慣れていませんが)苦戦している模様。長沢頭付近で雪がなくなる頃には、すれ違う方から必ず「この先に雪はありますか?」と確認されます。皆さん、私たちとは逆ルートで鳩待峠を目指すようですが、あまりにも軽装。中にはスニーカーを着用されている方もいました。
きっと、鳩待峠から尾瀬ヶ原までは雪がなく、お手軽ハイク気分でこちらに進んできたのでしょう。竜宮十字路から鳩待峠までのCTは4〜5時間。あの靴での雪道歩き、明らかに日頃から体力作りをしていなさそうであることを考慮すると、最終バスの17:10までに鳩待峠に辿り着けるのかな?
尾瀬ヶ原に着くと、とても賑わっていました。ちょうどお昼時だったこともあり、メインストリートの竜宮十字路は大混雑で、次から次へと通過する方々の邪魔にならぬよう、立ち止まって写真を撮ることすら困難でした。
ベンチに空きがなかったこともあり、竜宮小屋を偵察し、ヨッピ吊橋まで進んで昼食にしました。
最近は、お昼は降雨時でも手軽に食事を済ませられるようにパンを選択していましたが、久しぶりにガスを使って鍋ラーメン。調理中に寒さに震えることなく、済ませることができました。
食事後、牛首まで進んでメインストリートと合流し、団体さんの渋滞をちょこちょこ抜かしながら山の鼻に到着。至仏山に登りたくても6月いっぱいは入山規制中でした。至仏山荘でトイレ休憩中に、ここでも花豆ソフトが売られていることに気が付きましたが、ゴール時のお楽しみに。でも、これだけの人混みだと、もしかしたら売り切れているかも…。
「これからがキツイよ〜頑張ろうね〜」と、団体さんが気合いを入れているので、鳩待峠までの登りが気になります。川上川を渡った先から階段が現れ、多くの方々が息を切らして休憩しながら登る中、道を譲っていただきゴールとなりました。
さぁ、お待ちかねの花豆ソフトを購入しようとお店に向かうと、「完売」の張り紙が…。あぁ、至仏山荘での嫌な予感が的中してしまった…。でも、花豆ジェラート(花豆アイス)は販売中で、多くの方々が飛びついていたので、つられて購入。口に残らない、程よい甘さで美味しかったです。
バス・タクシー待ちの長蛇の列ができていましたが、朝と同様に次々にバス・タクシーが到着するので、それほど待つことなく駐車場に到着しました。
老神温泉で汗を流すことにしていましたが、kazuruさんが「途中にある吹割の滝見てみたい」と仰るので寄ることに。水量が少なくて、迫力に欠けました。私は何度も行ったことがありますが、こんなことは初めてで少し残念。その後、老神温泉にある、ぎょうざの満州が経営している東明館に寄って、帰路に着きました。
初めての尾瀬。最初はバカにしていましたが、なんとなく気に入りました。別の季節にまた行ってみたいと思うとともに、テントを背負って燧ケ岳と至仏山をセットで登る計画を立ててみようと思いました。
*****
もう何十年も前のこと。中学生の時の夏合宿で、片品村に来ていました。「ふかくさ」という旅館に宿泊し、その隣に「スーパー401」というお店がありました。その後、大人になって日光方面に遊びに行く際に、この界隈(国道140号)を通過していましたが、ふかくさを見つけられませんでした。
今回、国道140号から401号に入ってしばらく進むと、見覚えのあるスーパー401というお店があり、驚きました。帰りに寄ってみると、ふかくさがなくなっていて、あれ?勘違いかな?と思って近くにいた女性に尋ねると、なんと、ふかくさの女将さんでした。
もうずいぶんと前に旅館はやめて、建物を取り壊してしまったとのことでした。でも、私の通った学校名と部活をきちんと覚えていて、「当時この宿を利用した、まだ中学生だった少年が立派に(?)大人になっているのがわかって、とても嬉しいわ」と嬉しいお言葉を頂戴しました。しばらくの間、思い出話で盛り上がったのは言うまでもありません。
ふかくさの女将さんに限らず、山で出会う方々もまた然り。今後も出会いという「何かの縁」を大切にしたいと思います。
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