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Yamareco

記録ID: 6560561
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

乗鞍岳テント泊(冬の3000m峰はきつかった)

2024年03月16日(土) ~ 2024年03月17日(日)
 - 拍手
tagawa その他2人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
10:42
距離
15.3km
登り
1,088m
下り
1,474m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:04
休憩
2:46
合計
8:50
距離 9.8km 登り 1,070m 下り 670m
11:55
13:36
59
14:35
14:40
34
15:14
15:14
4
15:30
15:31
41
16:12
16:12
14
16:27
16:29
3
16:32
16:33
6
16:38
17:05
4
17:10
17:14
3
17:17
17:17
24
17:41
17:41
40
18:20
18:37
46
2日目
山行
1:39
休憩
0:02
合計
1:41
距離 5.5km 登り 19m 下り 823m
天候 初日は晴天。
てんくらで午前中は風が強いB予報だった為、
午後の山頂到着を目標にしました。
予報通り、13時頃には風も弱まり山頂からは最高の景色が見られました。

2日目は午前中から強風のC予報。
樹林帯にテントを張っていた為、風の影響は受けませんでしたが上の方では風がゴーッと吹く音が聞こえていました。
テントから朝日は拝めましたが、下山する8:00頃には小雪がちらついていました。
過去天気図(気象庁) 2024年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
6:00相模原を出発。
中央高速、長野自動車道を通り松本lCで下り、
高山方面へ。
9:30乗鞍山麓駐車場から登山スタート。

中央線は上野原あたりで多少、渋滞になりかけている箇所がありました。
コース状況/
危険箇所等
標準タイム9時間。
夏は日本一簡単に登れると言われている百名山ですが冬は別物です。
リフトを使うと明るいうちに下山するのが、なかなか難しい山です。
今回は、テントを担ぎ位ヶ原山荘分岐の少し奥の樹林帯にテントを張って当日山頂を目指しました。

夏山と冬ではルートが異なります。
リフトを降りて真っ直ぐ肩の小屋を目指すルートになります。

崖などの危険箇所はありませんが、雪崩の巣を通過するコースです。
斜面を登り終え、緩やかな登りになったと思ったらまた斜面の繰り返しで、特に傾斜のきつい箇所などは雪崩が起きないかと気が気でなく、少し速歩きで通過するなど緊張の連続でした。

スキー教室のトレースが有りアイゼンで登りましたが、位ヶ原あたりからは沈み込みが多かったのでワカンをつけました。

肩の小屋から朝日岳方面に登り、山頂は巻いて行くのですが、風もややあり氷気味なのでワカンからアイゼンに履き替えました。
肩の小屋バス停の丘を超えた辺りからアイゼンでも良いかもしれません。
その他周辺情報 スキー場の方に教えて頂いた
湯けむり館(温泉10:00〜、食事11:00〜)
スキー場から車で10分もかからない所に有る乳白色の天然温泉で温まりました。
食事もラーメンや定食があります。

登山バッチは湯けむり館手前のエコー乗鞍で購入しました。
冬期はここが唯一のお土産屋さんだそうです。
9:45山麓駐車場(無料)からスタート。
ここから乗鞍山麓リフト、夢の平リフト、カモシカリフトを3つ乗り継ぎます。(600円☓3)

もう一つ上のやまぼうし駐車場に停めてリフトに乗っても良いようです。
2024年03月16日 09:45撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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3/16 9:45
9:45山麓駐車場(無料)からスタート。
ここから乗鞍山麓リフト、夢の平リフト、カモシカリフトを3つ乗り継ぎます。(600円☓3)

もう一つ上のやまぼうし駐車場に停めてリフトに乗っても良いようです。
今日は80人ほど登っている人がいるから、気をつけて!と係員さんが声をかけてくれました。
ちなみに下山のリフトは無いので、徒歩で下ります。
2024年03月16日 09:59撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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3/16 9:59
今日は80人ほど登っている人がいるから、気をつけて!と係員さんが声をかけてくれました。
ちなみに下山のリフトは無いので、徒歩で下ります。
2つ目の夢の平クワットリフトに乗り継ぎます。スキー客もそれ程いないので穴場かもしれません。
目指す山頂を見上げ、遠いなーとため息。
2024年03月16日 10:03撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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3/16 10:03
2つ目の夢の平クワットリフトに乗り継ぎます。スキー客もそれ程いないので穴場かもしれません。
目指す山頂を見上げ、遠いなーとため息。
10:30夏場に利用される三本滝バス停の更に上にあるカモシカリフト最上部まで来ました。
登山スキー教室が盛んのようでトレースが沢山あったのでアイゼンに履き替えて登山開始です。
2024年03月16日 10:48撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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3/16 10:48
10:30夏場に利用される三本滝バス停の更に上にあるカモシカリフト最上部まで来ました。
登山スキー教室が盛んのようでトレースが沢山あったのでアイゼンに履き替えて登山開始です。
踏み跡を外れると膝まで沈みますが、まだまだアイゼンで行きます。
2024年03月16日 11:04撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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3/16 11:04
踏み跡を外れると膝まで沈みますが、まだまだアイゼンで行きます。
位ヶ原山荘への分岐の看板を通過すると、森林限界に近づいて来たので、この左手の樹林帯にテントを張りました。
2024年03月16日 11:53撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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3/16 11:53
位ヶ原山荘への分岐の看板を通過すると、森林限界に近づいて来たので、この左手の樹林帯にテントを張りました。
整地で時間を取られましたが再出発。
伊奈川源頭部あたり?が雪崩の危険性の有りそうな1番の急斜面でした。
荷物をデポして身軽ですがこの斜面はエグい。
2024年03月16日 13:39撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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3/16 13:39
整地で時間を取られましたが再出発。
伊奈川源頭部あたり?が雪崩の危険性の有りそうな1番の急斜面でした。
荷物をデポして身軽ですがこの斜面はエグい。
剣ヶ峰が見えて来ました。
2024年03月16日 13:45撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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3/16 13:45
剣ヶ峰が見えて来ました。
風紋も美しいです。
肩の小屋らしきものが正面に見えてきました。
2024年03月16日 14:08撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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3/16 14:08
風紋も美しいです。
肩の小屋らしきものが正面に見えてきました。
北アルプスも美しです。
この当たりは風よけになりそうな木が殆どありません。
2024年03月16日 14:14撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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3/16 14:14
北アルプスも美しです。
この当たりは風よけになりそうな木が殆どありません。
肩の小屋バス停と冬期封鎖中のトイレが右手に見えます。
この丘を登った先が肩の小屋です。
2024年03月16日 14:29撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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3/16 14:29
肩の小屋バス停と冬期封鎖中のトイレが右手に見えます。
この丘を登った先が肩の小屋です。
当初このバス停にテントを張ろうか?とも考えていましたが、翌日は風向きも大きく変わり風速20m以上の予想だったので、下の樹林帯にはりました。
トイレも閉鎖中です。
2024年03月16日 14:34撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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3/16 14:34
当初このバス停にテントを張ろうか?とも考えていましたが、翌日は風向きも大きく変わり風速20m以上の予想だったので、下の樹林帯にはりました。
トイレも閉鎖中です。
肩の小屋の横で休憩をとり、朝日岳を見上げます。
冬期も避難小屋にとして使えだらどんなに登山者の助けになるだろうとヒシヒシと思いました。
2024年03月16日 15:17撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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3/16 15:17
肩の小屋の横で休憩をとり、朝日岳を見上げます。
冬期も避難小屋にとして使えだらどんなに登山者の助けになるだろうとヒシヒシと思いました。
なかなかの急斜面です。
乾燥して喉が乾くし、空気も薄く亀の歩みの如くゆっくりと登りました。
2024年03月16日 15:53撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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なかなかの急斜面です。
乾燥して喉が乾くし、空気も薄く亀の歩みの如くゆっくりと登りました。
振り返ると肩の小屋と北アルプスの山々が見えます。
2024年03月16日 16:09撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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3/16 16:09
振り返ると肩の小屋と北アルプスの山々が見えます。
剣ヶ峰の乗鞍本宮本殿 朝日権現社が見えて、やっと気力が回復しました。
2024年03月16日 16:27撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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3/16 16:27
剣ヶ峰の乗鞍本宮本殿 朝日権現社が見えて、やっと気力が回復しました。
氷のオブジェも素敵です。
2024年03月16日 16:32撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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3/16 16:32
氷のオブジェも素敵です。
山頂の神社が近づいて来ました。
2024年03月16日 16:32撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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山頂の神社が近づいて来ました。
剣ヶ峰から見る北アルプス。
2024年03月16日 16:41撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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3/16 16:41
剣ヶ峰から見る北アルプス。
乗鞍岳の最高峰、剣ヶ峰(3026m)に登頂しました。
奥に見えるのは御嶽山です。
2024年03月16日 16:43撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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3/16 16:43
乗鞍岳の最高峰、剣ヶ峰(3026m)に登頂しました。
奥に見えるのは御嶽山です。
凄いエビっぷりです。
2024年03月16日 16:47撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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3/16 16:47
凄いエビっぷりです。
横から見た鳥居
2024年03月16日 16:50撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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3/16 16:50
横から見た鳥居
2024年03月16日 17:04撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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3/16 17:04
山頂を満喫しましたので下山します。
2024年03月16日 17:05撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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山頂を満喫しましたので下山します。
苦労して登ったので離れがたい山頂でした。
2024年03月16日 17:14撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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3/16 17:14
苦労して登ったので離れがたい山頂でした。
焼岳、奥穂、前穂などなどの北アルプスが美しいです。
2024年03月16日 17:15撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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3/16 17:15
焼岳、奥穂、前穂などなどの北アルプスが美しいです。
朝日岳の裏側へと日が沈んでいきます。
この左手が権現池ですが雪を被って見えませんでした。
2024年03月16日 17:38撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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3/16 17:38
朝日岳の裏側へと日が沈んでいきます。
この左手が権現池ですが雪を被って見えませんでした。
朝日岳を巻くトラバースを、裏手に沈み行く日を追いかけ、斜面が凍りつく前に肩の小屋に向って下山します。
2024年03月16日 17:55撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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3/16 17:55
朝日岳を巻くトラバースを、裏手に沈み行く日を追いかけ、斜面が凍りつく前に肩の小屋に向って下山します。
小屋近くまで下ってきました。山頂に別れを告げてテントまで戻ります。
2024年03月16日 18:06撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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3/16 18:06
小屋近くまで下ってきました。山頂に別れを告げてテントまで戻ります。
翌日6:00前、朝日が登ってきました。
2024年03月17日 05:57撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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3/17 5:57
翌日6:00前、朝日が登ってきました。
寒いので、テントの傍で撮影です。
2024年03月17日 05:59撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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3/17 5:59
寒いので、テントの傍で撮影です。
振り返ると、心なし斜面も赤く色づいています。
2024年03月17日 06:01撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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3/17 6:01
振り返ると、心なし斜面も赤く色づいています。
山頂に登る前の地ならしに体力使ったなーとしみじみ。
夜は満点の星空をシュラフから出ないで眺めていました。
贅沢時間です。
2024年03月17日 06:02撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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3/17 6:02
山頂に登る前の地ならしに体力使ったなーとしみじみ。
夜は満点の星空をシュラフから出ないで眺めていました。
贅沢時間です。
7:30テントを撤収して下山です。
位ヶ原山荘への分岐で振り返り、昨日の苦労を思い出し後ろ髪を惹かれつつの下山です。
2024年03月17日 07:40撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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3/17 7:40
7:30テントを撤収して下山です。
位ヶ原山荘への分岐で振り返り、昨日の苦労を思い出し後ろ髪を惹かれつつの下山です。
下山時の景色もなかなかの展望です。
2024年03月17日 07:50撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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3/17 7:50
下山時の景色もなかなかの展望です。
スキー場まで降りてきました。
朝から小雪がちらついています。
2024年03月17日 08:39撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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3/17 8:39
スキー場まで降りてきました。
朝から小雪がちらついています。
下山時にリフトが使えないので、徒歩ですがなかなかの距離です。
2024年03月17日 08:41撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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3/17 8:41
下山時にリフトが使えないので、徒歩ですがなかなかの距離です。
リフトの下を通過します
2024年03月17日 08:54撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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3/17 8:54
リフトの下を通過します

9:30前、やまぼうし駐車場の方に下山し車を回してもらいました。
2024年03月17日 09:21撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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3/17 9:21

9:30前、やまぼうし駐車場の方に下山し車を回してもらいました。
帰りはスキー場から車で10分弱の湯けむり館で温泉に入り、食事も摂りました。
山行お疲れ様でした。
2024年03月17日 10:08撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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3/17 10:08
帰りはスキー場から車で10分弱の湯けむり館で温泉に入り、食事も摂りました。
山行お疲れ様でした。
撮影機器:

感想

空気が薄く、乾燥していたので素晴しい眺望でしたが、とても喉が乾きバス停手前からバテバテになってしまいました。夏山であれば、パンをかじりお茶をゆっくり飲んでから出発する所ですが、体が冷え逆に歩き出しが重くなってしまうので、立ったまま白湯を一口飲んで出発するの繰り返し。日没の心配もあり山頂が見えているのに遠い。なかなかにしんどい山行でした。

普段は、緩い雪山登山ばかりで、あまり摂らない水分も乾いた3000m峰だと、いつもより小まめとる必要が有り、行動食を摂るタイミンク、お湯の量など学ぶ事が多くありました。

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