記録ID: 6584088
全員に公開
雪山ハイキング
道東・知床
相泊から白い稜線縦走して知床岬へ
2024年03月22日(金) ~
2024年03月24日(日)
体力度
10
2~3泊以上が適当
- GPS
- 24:55
- 距離
- 50.5km
- 登り
- 3,387m
- 下り
- 3,374m
コースタイム
1日目
- 山行
- 9:44
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 9:51
距離 17.5km
登り 1,430m
下り 869m
2日目
- 山行
- 9:26
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 9:42
距離 19.1km
登り 1,471m
下り 1,114m
天候 | DAY1: 少し小雪舞う風強めのガスで、上部はホワイトアウト気味。そうは言っても気温はそこまで低くなかったおかげでなんとか凌げた。下部は夕方には小康状態へ。600m位でテント内は−5℃まで下がった。 DAY2: 朝は高所はガスがかかりがちだが、700m以下は晴れで風は弱め。午後から大快晴となり風も弱い。気温は高めとは言っても、知床沼の夜は寒く、テント内は−10℃まで下がった。 DAY3: 朝から大快晴で風弱く気温も高い。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
下山時には奥まで除雪されていた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
昨年よりも雪は多く、海岸やカモイウンベ川のスノーブリッジは問題なし。 ありがたいスキートレースに沿ってスノーシューで進み、650mあたりからの急登斜面でアイゼンに交換して登り上げる。 稜線に上がると数十メートル程度の視界しかなく、知床岳は諦めて知床沼へ向かう。視界が悪いなかでは尾根部の方が分かりやすいが、ハイマツの凸凹雪面が続く。 心配していたナイフリッジは切れ落ちた側から距離をとりながら慎重に進んだ。 知床沼に急降下していくと風が弱まったが、視界は依然として悪い。ここでスノーシューに交換。 鞍部からポロモイ岳へ向かうと西風が非常に強くなった。視界悪く尾根が広いため、迷走しつつもなんとかピークを越えて下っていき、600m鞍部手前でようやく視界が開けた。鞍部の木のそばの風当たりが弱い場所でテント泊。 翌日は、ウィーヌプリから主稜線に沿って知床岬へ。細い尾根が多いが、雪は豊富で薮も許容範囲。ただ、2箇所ほど岩峰部分があり、その回避のための脇の斜面が凍結度が高いので注意。 尾根から降りると、記録通り仕切り柵が現れるが、柵越え手段(階段、開口)が用意されている。 帰りは、網走湾側からウィーヌプリへ戻る。 ウトロ漁港あたりにも仕切り柵があるので注意。 少しずつ標高を上げていき、ウィーヌプリへ続く谷部に沿って進んで稜線に上がった。直前の斜度はそこまで高くはなく、踏み込みも効き、スノーシューで上がれた。 復路は、好条件だったのでスイスイと進めた。 知床沼の雪壁横の風の影響が少ない柔らかな雪面でテン泊。イタズラ好きなキタキツネがやってきて道具を咥えていったため、追いかけて回収。 翌日の知床岳への道のりも大快晴で風もなく、ナイフリッジはよく見える分、少し怖く感じて慎重に進んだ。 余裕があったため知床岳の西側のフラットエリアに降りてみた。 帰りも900〜650mあたりの急斜面はアイゼンに交換してバックステップなどで慎重に降下した。 |
その他周辺情報 | らうす第一ホテル日帰り入浴利用。名湯。 |
写真
感想
天気を注視して再びやってきた知床。
お金も時間もかかっているものの、やはり都合良くはいかず、
初日は案の定、前回同様の視界の悪さと、侮ってはいけない風速13kt予報の威力。
それでも暗中模索で位置確認しながら一歩一歩前進し、ひたすら耐えた初日。
そのことを忘れさせるくらい翌日からの天気は素晴らしかった。
感動の知床岬、やっと実感できた白い稜線、知床沼でのキタキツネとの追いかけっこなど、今も余韻に浸り続けている。
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