「大ヶ山」で雪景色を見て、「矢筈山」で美しい山の景色を見る素敵な1日
- GPS
- 06:18
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 1,081m
- 下り
- 1,083m
コースタイム
- 山行
- 6:25
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 6:56
矢筈山は熊出没の可能性があります。熊鈴を持参してください。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
🅿大ヶ山…旧大ヶ山スキー場(トイレは使用禁止中) 🅿矢筈山…知和コース登山口(千磐神社前) |
コース状況/ 危険箇所等 |
雪や雨の影響で、大ヶ山の土壌は崩れやすくなっていた。雪は数センチ積もっている程度だったので、滑らないように慎重に(普段の登山靴)で歩くことができた。笹薮で進めない箇所があった。 矢筈山は順路を示す看板が豊富にある。しかし、「矢筈城址登山口」から頂上まで、大量の落ち葉があり滑りやすい。山道も荒れ気味で注意が必要。 |
その他周辺情報 | 温泉入らず♨ もえぎの里 あば温泉…大人520円。 本当は入るべきだったが、時間を気にして入らず。 |
写真
装備
備考 | 手袋を忘れてしまい、土で汚れた。1つは洗濯、2つは準備していたのに忘れ物。 |
---|
感想
久しぶりの天気。この日を逃すとまた雨が続きます。出発して少し曇り空が残っていましたが昼前には快晴。春の到来を感じました。(何回到来してるねん)
大ヶ山は、もう雪降っていないだろうと思い計画。しかし当日車で向かっている途中の景色を見て絶句。
「積もってるやん」
とりあえずダメならダメで引き返そうと覚悟を決めました。
駐車場は雪の形跡がありません。駐車場近くから登れるルートがあったのですが、全く気付かずに帰りのルートに向かってしまいました。五條峰への分岐まではすべて舗装道路です。雪は解けていて歩行するのに問題はありませんでした。
その分岐の「大ヶ山南斜面回遊登山道」から「あ、やっぱり積もってる」状態になりました。しかし積雪といっても、1cmあるかないか。登ってみることにしました。
結果だけ言うと、登って良かったです。
雪景色は他の方の雪山登山記録でしか見てなくてずっと羨ましく思っていました。それが眼前に広がっている。実際滑らないように注意すれば転ぶこともありません。(ただ冬用の装備を揃えていた方が良いのは間違いありません)
実際のところ、大ヶ山よりもメインは五條峰かなと思うほど、笠岩や鬼の門が素晴らしかったです。特に雪との相性が良くてまるで白い桜が満開になったように見えました。これを見るために登るのはありだと思います。
笠岩〜鬼の門から分岐点への道が雪まみれで滑落の恐れもありましたので、迂回。
尾根に向かって登るようにルートに復帰しました。
分岐を進むと大ヶ山に向かって舗装道路が現れます。展望台もあり、そこからは那岐山などの綺麗な眺望が見れます。付近にアマチュア無線基地があったり、キャンプ場があったり、幾度も鹿が現れたり、なかなかバラエティ豊かな山です。
問題は頂上手前の笹薮地帯(もしかしたらネマガリダケ?)。初藪漕ぎ。踏み分けて前を進みますが、三角点のある地点近くの笹薮は今の自分のスキルではどうにもならないぐらい深く、さらに藪の中に鹿たちが動いていたので通るのを断念。ここも迂回することになりました。
藪漕ぎ、このレベルで無理だとすれば「アゼチ」とかどうなるんでしょう。「改訂版 新ルート岡山の山百選」に選出されているので行かない訳はないのですが…今から心配ですw
迂回すると綺麗な道が現れました。ここからなら難なく三角点まで行けそうです。途中笹薮から鹿が飛び出してきました。やっぱり大人の鹿は大きくて迫力ありますね。
あとは下山するだけです。が、このルートは「らくルート」には掲載されていません。近道には見えますが、どちらかと林道でそこを駆け下りる感じになります。
普段ならここは上り下りは難しくないのでしょうが、この時期だと非常に大変でした。雪解けで雨のような水が降り注ぎ、濡れた土壌は崩れやすい。滑る前に土壌が崩れて尻餅をつく羽目になりました。痛くはないですが、手は汚れて半パンも汚れました(そう、今日は半パン+コンプレッションで登山してたのです💦)
集中して降りていたので残念ながら写真はありません。難易度は高くないので天気の良い春〜秋だと問題なく登れると思います。
駐車場に着いたときに思ったのは、服も汚れたし疲れたから帰ろうかということ。悩んだ末、「もう一座登ろう」と決心。車で移動します。途中綺麗な那岐山を見ました。朝は雲で一部隠れていたのです。
続いて、「矢筈山」。
この日は矢筈山下山後、美作河井駅16:58発の電車に乗って知和駅まで行き、神社に駐車した車に戻ろうという計画でした。16:58の電車がタイムリミット、計画中は行けるかどうか心配でした。が、実際は速く下りれたので電車に乗ることなく歩いて自動車まで向かうことができました。良いウォーキングになりました。
矢筈山は岡山の3つのガイドブックすべてに掲載されています。
登ってみての感想は、少し坂がキツイがスタンダードな山。そして頂上の景色が綺麗。登る価値はアリです。
本当は4~5月に登るのが良いかもしれません。登山口の神社にある臥龍藤が咲く時期。玄海躑躅(げんかいつつじ)も5月ごろ見られるそうです。有名な理由がこの地域がゲンカイツツジの生息の東限だから。ただ見られるのが頂上より先の「小筈」と呼ばれる箇所なのでそこへ向かうルートを今回見つけていませんでした。
さて、知和コースからだと1本道でとにかく坂を上ることになります。ところどころキツいです。整備されており、順路も分かりにくいので難易度は低いと思います。とにかく上へ、上へ!途中休憩できるスペースもあるので無理なく登りましょう。
山頂につくとかなり良い眺望が待っています。那岐山だけでなく後山も見えます。雪を被っている姿は綺麗ですね。
ここで山々を眺めながらお昼ご飯を食べるのは良いと思います。(自分はここに来る前に自動車の中で食べました😿)お団子とお茶を飲んで下山。
道標には「河井ルート」と書いてあると思います。美作河井駅へ降ります。
このルート、ちょっと厄介。
細いだけでなく、落ち葉が溜まっているので転倒しやすいです。1回落ちたら怪我しそうな場面が多いので十分注意しましょう。
下に行くほど沢に近くなります。沢にはミツマタも群生しています。4月には満開になっているかなと思います。沢もいい感じですが、見とれていると滑り落ちるので注意。
下山時間が14:30前で、十分時間がありました。歩いて戻っても体力的に大丈夫でした。松ボウキ橋梁(きょうりょう)も観光地として有名みたいですし、桜の木々がある場所もあり4月はより一層華やかになっていると思います。
今回どちらの山も登り甲斐あって良かったです。一番良かったのは五條峰ですね。今度は冬の時期に雪の装備を整えて再チャレンジしたいです。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する