大ヶ山 ~やっとたどり着いた高原の山でコケる~
- GPS
- 05:15
- 距離
- 5.0km
- 登り
- 316m
- 下り
- 318m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
急な上り下りはありません。登山道(遊歩道)も明瞭で迷うことは無いと思いますが、落ち葉が積もっていて足下がよく確認できないので気を付けましょう。私は転倒して今、体中が痛いです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
ジャンパー
日よけ帽子
登山靴
サブザック(15L)
飲料(麦茶600mL)
スマホ(GPS+ナビ)
iPad mini(GPS+ログ)
カメラ
ドローン(MavicMini)
腕時計
|
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備考 | 結局、この日はドローンは飛ばしませんでしたが、4日後の12日に再び訪れてドローン撮影しました。 |
感想
秋も深まってきた。まだ山に雪は降らないが、1000m級の山歩きは防寒しなければ耐えられない季節が近づいてきた。
この日は平日なのだが、先日の中国大会の振替休が取れた。天気も良かったので、軽く歩ける山へ行って、昼過ぎには下りてこようと考えた。そこで思い出したのが「大ヶ山」、2019年に一度行こうとして、阻まれた山だ(「大ヶ山(だいがせん)に辿り着けなかった。」https://www.yamareco.com/modules/diary/271283-detail-198889 )。山自体はなだらかで、高原のハイキングができる山らしいのだが、北の鳥取側からはアクセスが難しく、いったん津山辺りまで下ってまた北上しなければならなそうだ。家を7時半ぐらいに出発して、何とか最短距離でとナビを駆使しながら運転してみたが、物見峠を通って東側からのアクセスは「通行止め」と道路への倒木落石でダメだった。仕方なく南側にかなり大回りしてやっとたどり着くことができた。
到着した大ヶ山は一面に広がる笹原の大地だった。予想通りピークはどこだかわからないが、中国山地の1,000m近い標高の場所にこんな平原があり、そこへ車で乗り入れることができるとは驚きだ。この大地の中程にアマチュア無線の基地があり,アンテナといくつかの個室があるが、この日は誰もいないようだった。その少し先に展望櫓と駐車スペースがあったのでそこに車を停めた。
まずは三角点を目指した。最初は舗装道路を歩いて戻り、途中から笹原と杉林の間の土の道を歩く。全くもって平坦だ。少し歩いたところで、道の中に四角い標石が顔を出していた、三角点だ。山頂という感じは全くしない。とりあえず写真を撮ってそのまま杉林とススキ草原の間の道を進む。高低差は無い。そのうち、左側に木造の小屋が見えてきた。トイレと休憩所があるらしい。そこが、車道の終点のようだ。休憩所には向かわず、標識の矢印が示す方向へ直進した。何やら見どころがあるらしい。杉林の中に入るとやや急な下り斜面になった。笹原の大地を外れて少し下るらしい。道は真っ直ぐで明瞭、高低差が全く無い山だと思っていたので、アップダウンを体験できることがちょっと嬉しい。しばらくして杉林の中の鞍部に出た。ここから道はやや上りになる。程なく、道の脇右側に巨大な石が並んでいるのが見えた。これが「三ツ石」らしい。大小数えれば5個以上の石があるのだが、大きい方から3つを数えているのだろう。そこから、杉林の中の上り道を上ってピークを超えたところに反射板があった。少し視界が開けていて、周囲の山並みが見える。あらためてここが標高1,000m近い山の上だということがわかる。更に少し進むと「笠岩」の標識があるので、それに導かれて右に少し折れると直径1mほどの石のテーブルの上に出た。そこからは反射板地点より更に広く周囲の山や谷を展望することができた。もうしばらく進んでみたが、下るばかりで特に見所もなさそうだったので引き返すことにした。
帰りはさっき歩いた尾根道ではなく、山腹につけられたトラバース道を歩いてみることにした。こちらのトラバース道がヤマレコには登山コースとして登録されているが、道は狭く不明瞭だ。道の左側は灌木の茂る下りの斜面、右側は岩の壁と稜線へ向かう急斜面、どちらにも進めず、辛うじて足場のあるところをほぼ水平に歩く。所々に木の柵のようなものや木段の痕跡もあるがほぼ朽ちていて多くが崩れていた。しばらく歩くと、そそり立った岩の隙間の上に別の岩が被さってトンネル状になっているところに出くわした。これが「鬼の門」のようだ。岡山県にはどうも昔から鬼がいたらしい。
門をくぐって不明瞭なトラバース道を進んでいると、突然左足下のバランスが崩れた。体が下に落ちて一旦腰をついたものの下へ向かう速度は落ちず、平衡感覚を失った。どこまで転げ落ちるのか、一瞬「死」が頭をよぎった。‥そして気付いた時には斜面の途中に止まっていた。心臓は高鳴っているが、体を動かしてみても大きな痛みは無い。骨折は免れたようだ。ほっと一息ついて斜面を這い上がり、何とか歩いていた道まで上り返した。
この転倒事故については別に日記にまとめました。色々反省→ https://www.yamareco.com/modules/diary/271283-detail-315311
いつの間にか時間は3時間近く経過していた。歩き終わったら飛ばそうと思っていたドローンを飛ばすのもやめて、気持ちの整理もつかないままその日は帰途についた。
リュックに刺していた自撮り棒付き360度カメラinsta360X3が消えてしまって、どこに行ったのかわからなくなっていたのが心残りだった。このカメラ、以前一度紛失して再購入した2台目なのだ。これが無くなったらもう360度カメラはやめようと半分諦めていたが、その週の週末に再びこの山を訪れて再度捜索したところ、当日探していた場所よりもう少し先に落ちているのを発見し、回収に成功した。ついでに、ドローンも飛ばして当初の予定は一応遂行できた。曇っていて今一つ冴えない映像になってしまったのは少し残念だが。
ドローン映像(1分52秒)
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