磐梯山(八方台登山口)
- GPS
- 04:09
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 716m
- 下り
- 706m
コースタイム
- 山行
- 3:03
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 4:07
(標準コースタイム…約3時間55分)
天候 | 概ね晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※ゴールドラインは現在無料 ※八方台駐車場…無料、50台くらいは駐車可能?、トイレあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
よく踏まれ、標識・木道等も整備されていて、迷うような箇所はない。 ただほぼ完全な独立峰なので、荒天時には風や雷に気をつける必要がありそう。 中ノ湯跡までは殆ど平らなブナ林の道で気持ち良い。その後は徐々に高度を稼ぐ登りが続くが特段危険な個所はない。 弘法清水までの樹林帯では所々裏磐梯方面の展望の良い場所があるので、立ち休憩がてら見晴らしを楽しめば良い。弘法清水後は展望がきく。 また、平日にもかかわらず登山者は多めで、途中の山小屋(休憩のみ)にも店主はおり、シーズン中は安心して登ることができる。 登山届ポストは、駐車場敷地内の休憩所に用紙付きである。また、道を挟んだ登山口入口にもある。 今年4月末に赤埴山の方で熊による被害が発生しており、看板の指示通り熊よけ鈴は必須といえる。 水は今回道の駅で汲んだが、弘法清水がしっかり湧いていて且つ冷たくて美味しかった。 |
その他周辺情報 | ●コンビニは、ゴールドラインに乗る直前のセブンイレブン。セブンイレブンの近くには道の駅ばんだいがある。 道の駅ばんだいは、駐車場も広く(建物を挟んで表と裏にある)、トイレや水場も綺麗であり、ここで車中泊をしても良かった。 ●NTTドコモの電波状況は、八方台駐車場ではギリギリ1本入るかどうか。他は概ね良好。 |
写真
感想
日本百名山28座目。
色々あって、昨年7月末の谷川岳以来、山行らしい山行はしておらず、勘を取り戻しつつ展望も良く、それなりの山を選定した結果、去年も登りたい候補に上げていた内の一つである、磐梯山に決定した。
ただあちこちの火山が勢いを増している昨今、ここも大規模な山体崩壊を繰り返して桧原湖を始めとする裏磐梯池沼群、果てはかの巨大な猪苗代湖を創り出した強力な火山である。不安がなかったわけではない。
しかし何はともあれ、この山での最大のネックが自宅からの距離・時間であった。片道約5時間以上かつ往復約700kmである。山行の時間の2倍以上を掛けて往復したことになり、結構疲れた。
前日は磐越道の磐梯山SAで車中泊。道の駅ばんだいと迷ったが、安全性を考えてSAに。
気温10度ほどのSAを4時半に出て道の駅へ。天気は晴れ。水を汲むため道の駅に寄ったがそこからの磐梯山が雄大であった。また、道の駅は想像以上に清潔で車中泊している車も多く、ここで泊まっても良かった。
道の駅から近くのコンビニで朝食を採り、八方台駐車場へ。
車の窓を少し開けながら走っていたが、道中の樹林帯でも硫黄臭がする箇所があった。山菜採りとかで入るのは注意したい。
駐車場は未舗装だが綺麗で、平日の5時過ぎなのに既に5台ほど止まっており、登山準備中の方もいた。
4月下旬に磐梯山麓で熊による被害が出ているらしく、若干ビビりつつ熊よけ鈴を装着して登山届をポストに投函し、先行者を視野に収めながら登り始める。
始めは清々しい樹林帯の緩やかな登り。すると程なく視界が開けて中ノ湯跡。
90年代に廃業したらしい温泉宿の廃墟だ。山と高原地図や看板には有毒ガスに注意と書いてある。
脇を通り湿地を抜けて行くと、銅沼・裏磐梯へと降りる分岐があるが、今回は見送って弘法清水へ。
中ノ湯跡から弘法清水までの間は、ほとんどが樹林帯で展望はきかない。が、所々裏磐梯方面や火口原が見渡せる箇所があり、良い休憩スポットとなる。
お花畑は帰りに寄るので、お花畑への分岐はスルーして弘法清水へ。
弘法清水には小屋が2軒あり、手前の岡部小屋の目の前に弘法清水と呼ばれる湧水がある。水は豊富で、冷たく美味しかった。
後は高度を稼ぎ、樹木がきれたガレ場になれば頂上。
頂上からは360度の大展望。眼前の猪苗代湖はおろか、那須岳、会津駒ケ岳、飯豊連峰、朝日岳、月山、吾妻連峰、安達太良山が見え大満足。
中でも未だ雪の残る飯豊連峰の存在感が大きい。登頂者のほとんどが猪苗代湖と飯豊の写真を熱心に撮っているようだった。
あまりにも気持ちが良いので、1時間ほど頂上を堪能してから下山。
特段運動もしない約1年ぶりの山の下りは結構膝に厳しかったが、中ノ湯跡に着く頃には落ち着いてきた。
徐々に薄雲が切れて真っ青な空が現れ、朝出発前にフリースを着ていたのが嘘のようにジリジリと暑くなり始めた時に駐車場着。
途中、数えるのが面倒になるほどの登山者とすれ違い、更に中学校の行事と思しき大集団ともすれ違った。
戻ると駐車場は満杯で、休日の混雑具合を想像するだけで戦慄がはしった。それほどの人気の山である。
当然それだけの価値が頂上からの展望にはあるし、今回のコースは結構お手軽に登れるコースである。
できれば裏磐梯の池沼を堪能したかった。それだけが悔やまれる。
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