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Yamareco

記録ID: 659545
全員に公開
ハイキング
磐梯・吾妻・安達太良

磐梯山(八方台登山口)

2015年06月11日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:09
距離
7.3km
登り
716m
下り
706m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:03
休憩
1:04
合計
4:07
距離 7.3km 登り 716m 下り 716m
6:05
21
6:26
4
6:30
15
7:22
7:23
23
7:46
8:46
15
9:01
4
9:05
9:06
5
9:48
21
10:09
10:11
1
10:12
ゴール地点
総移動時間…約3時間
(標準コースタイム…約3時間55分)
天候 概ね晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
磐越道-磐梯山SA(車中泊)-磐梯河東IC-磐梯山ゴールドライン-八方台駐車場
※ゴールドラインは現在無料
※八方台駐車場…無料、50台くらいは駐車可能?、トイレあり
コース状況/
危険箇所等
よく踏まれ、標識・木道等も整備されていて、迷うような箇所はない。
ただほぼ完全な独立峰なので、荒天時には風や雷に気をつける必要がありそう。

中ノ湯跡までは殆ど平らなブナ林の道で気持ち良い。その後は徐々に高度を稼ぐ登りが続くが特段危険な個所はない。
弘法清水までの樹林帯では所々裏磐梯方面の展望の良い場所があるので、立ち休憩がてら見晴らしを楽しめば良い。弘法清水後は展望がきく。

また、平日にもかかわらず登山者は多めで、途中の山小屋(休憩のみ)にも店主はおり、シーズン中は安心して登ることができる。

登山届ポストは、駐車場敷地内の休憩所に用紙付きである。また、道を挟んだ登山口入口にもある。

今年4月末に赤埴山の方で熊による被害が発生しており、看板の指示通り熊よけ鈴は必須といえる。

水は今回道の駅で汲んだが、弘法清水がしっかり湧いていて且つ冷たくて美味しかった。
その他周辺情報 ●コンビニは、ゴールドラインに乗る直前のセブンイレブン。セブンイレブンの近くには道の駅ばんだいがある。
 道の駅ばんだいは、駐車場も広く(建物を挟んで表と裏にある)、トイレや水場も綺麗であり、ここで車中泊をしても良かった。
●NTTドコモの電波状況は、八方台駐車場ではギリギリ1本入るかどうか。他は概ね良好。
朝4時半過ぎ、道の駅ばんだいからの磐梯山。
写真ではいまいちだが、実際の存在感は凄い。頂上付近は急登が予想できる。
朝4時半過ぎ、道の駅ばんだいからの磐梯山。
写真ではいまいちだが、実際の存在感は凄い。頂上付近は急登が予想できる。
八方台駐車場。
平日6時05分の時点では車は5台ほど。
奥に見える建物が休憩所兼登山ポスト。トイレは画面背面にある。
八方台駐車場。
平日6時05分の時点では車は5台ほど。
奥に見える建物が休憩所兼登山ポスト。トイレは画面背面にある。
駐車場から道路を渡って八方台登山口。
熊に関する注意を促す看板が目を引く。
駐車場から道路を渡って八方台登山口。
熊に関する注意を促す看板が目を引く。
始めは比較的緩やかなブナ林の道を歩く。
鳥の声も相まって、とても清々しい。
始めは比較的緩やかなブナ林の道を歩く。
鳥の声も相まって、とても清々しい。
そうこうしているうちに開けて中ノ湯跡に着く。周囲に硫黄臭がやや立ち込めている。
奥の三角錐状の山が磐梯山。
そうこうしているうちに開けて中ノ湯跡に着く。周囲に硫黄臭がやや立ち込めている。
奥の三角錐状の山が磐梯山。
登山道の立入禁止柵から見た中ノ湯跡。
登山道の立入禁止柵から見た中ノ湯跡。
角度を変えて、中ノ湯跡。
大きな山小屋というか山荘だっただろうが、火山ガスの噴出には抗えなかったのか。
背景には吾妻連峰。
角度を変えて、中ノ湯跡。
大きな山小屋というか山荘だっただろうが、火山ガスの噴出には抗えなかったのか。
背景には吾妻連峰。
中ノ湯跡の近くにある湿地帯。
尾瀬ヶ原みたい。
3
中ノ湯跡の近くにある湿地帯。
尾瀬ヶ原みたい。
角度がついてきて、高度を稼ぎ始める登り。
角度がついてきて、高度を稼ぎ始める登り。
山体崩壊の面影が残る。
奥は安達太良方面か。
山体崩壊の面影が残る。
奥は安達太良方面か。
山ではやはり花に癒される。
3
山ではやはり花に癒される。
振り返れば裏磐梯の桧原湖。
1
振り返れば裏磐梯の桧原湖。
まだ登りは続く。
まだ登りは続く。
ロープが柵代わりになっている箇所もあって、整備されている。
ロープが柵代わりになっている箇所もあって、整備されている。
弘法清水の分岐。右が山頂、左が弘法清水と山小屋。
弘法清水の分岐。右が山頂、左が弘法清水と山小屋。
弘法清水の岡部小屋。
店主の御主人は、毎朝登っているのだろうか…
1
弘法清水の岡部小屋。
店主の御主人は、毎朝登っているのだろうか…
小屋前にある弘法清水。
冷えていて美味しい!
小屋前にある弘法清水。
冷えていて美味しい!
分岐にあった鐘。良い音がした。
分岐にあった鐘。良い音がした。
分岐からの登り。
分岐からの登り。
角度はそれなりにある。
角度はそれなりにある。
山体崩壊の縁を詰めていく。
山体崩壊の縁を詰めていく。
覗き込むと絶壁に未だ雪が残る。
1
覗き込むと絶壁に未だ雪が残る。
可憐な花は美しい。ミヤマキンバイだろうか。
1
可憐な花は美しい。ミヤマキンバイだろうか。
頂上直下の岡部小屋の出張所?
平日だからか閉まっている。
2
頂上直下の岡部小屋の出張所?
平日だからか閉まっている。
そして頂上。
背景の猪苗代湖が巨大である。
2
そして頂上。
背景の猪苗代湖が巨大である。
二等三角点。
後方には桧原湖。
二等三角点。
後方には桧原湖。
とにかく目に飛び込んでくるのが、飯豊連峰!
2015年06月11日 08:11撮影 by  NIKON D3000, NIKON CORPORATION
4
6/11 8:11
とにかく目に飛び込んでくるのが、飯豊連峰!
真北に目をやると、手前に桧原湖。
そして遥か北には…
2015年06月11日 08:11撮影 by  NIKON D3000, NIKON CORPORATION
3
6/11 8:11
真北に目をやると、手前に桧原湖。
そして遥か北には…
朝日岳。
2015年06月11日 08:11撮影 by  NIKON D3000, NIKON CORPORATION
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6/11 8:11
朝日岳。
そして更に遥か北方に月山!
2015年06月11日 08:12撮影 by  NIKON D3000, NIKON CORPORATION
2
6/11 8:12
そして更に遥か北方に月山!
桧原湖(左)と、吾妻連峰の西吾妻山(中央奥)。
2015年06月11日 08:17撮影 by  NIKON D3000, NIKON CORPORATION
1
6/11 8:17
桧原湖(左)と、吾妻連峰の西吾妻山(中央奥)。
櫛ヶ峰(手前右中央)と吾妻連峰(奥)。
2015年06月11日 08:43撮影 by  NIKON D3000, NIKON CORPORATION
6/11 8:43
櫛ヶ峰(手前右中央)と吾妻連峰(奥)。
北東には安達太良山。
2015年06月11日 08:12撮影 by  NIKON D3000, NIKON CORPORATION
6/11 8:12
北東には安達太良山。
いわゆる乳首も見える。
2015年06月11日 08:13撮影 by  NIKON D3000, NIKON CORPORATION
1
6/11 8:13
いわゆる乳首も見える。
南には猪苗代湖。
ただひたすら大きい。
2015年06月11日 08:14撮影 by  NIKON D3000, NIKON CORPORATION
2
6/11 8:14
南には猪苗代湖。
ただひたすら大きい。
猪苗代湖の向こう、那須岳方面。
2015年06月11日 08:15撮影 by  NIKON D3000, NIKON CORPORATION
6/11 8:15
猪苗代湖の向こう、那須岳方面。
遥か南西彼方、雪を未だ被った会津駒?
2015年06月11日 08:16撮影 by  NIKON D3000, NIKON CORPORATION
6/11 8:16
遥か南西彼方、雪を未だ被った会津駒?
西方の猫魔ヶ岳方面。
2015年06月11日 08:43撮影 by  NIKON D3000, NIKON CORPORATION
6/11 8:43
西方の猫魔ヶ岳方面。
岡部小屋と猪苗代湖。
2015年06月11日 08:19撮影 by  NIKON D3000, NIKON CORPORATION
6/11 8:19
岡部小屋と猪苗代湖。
山頂の庵と猪苗代湖(奥)。
どんどん登山者が上がってくる。
2015年06月11日 08:20撮影 by  NIKON D3000, NIKON CORPORATION
3
6/11 8:20
山頂の庵と猪苗代湖(奥)。
どんどん登山者が上がってくる。
よく見ると頂上から中ノ湯跡が見える。
2015年06月11日 08:20撮影 by  NIKON D3000, NIKON CORPORATION
6/11 8:20
よく見ると頂上から中ノ湯跡が見える。
八方台駐車場も見える。
2015年06月11日 08:20撮影 by  NIKON D3000, NIKON CORPORATION
6/11 8:20
八方台駐車場も見える。
それにしても飯豊連峰の巨大さと、この美しさ!
是非登りたい!
見とれていたいけど下山開始。
2015年06月11日 08:42撮影 by  NIKON D3000, NIKON CORPORATION
3
6/11 8:42
それにしても飯豊連峰の巨大さと、この美しさ!
是非登りたい!
見とれていたいけど下山開始。
お花畑の道を反時計回りに進む。
お花畑の道を反時計回りに進む。
振り返って山頂と、咲き乱れるミヤマキンバイ(?)。
振り返って山頂と、咲き乱れるミヤマキンバイ(?)。
よく見ると桧原湖の湖面にボートの航跡が。
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よく見ると桧原湖の湖面にボートの航跡が。
銅沼(あかぬま)。
時間に余裕があれば、裏磐梯コースを採って池沼群を存分に堪能したかったが…残念。
銅沼(あかぬま)。
時間に余裕があれば、裏磐梯コースを採って池沼群を存分に堪能したかったが…残念。
中ノ湯跡から振り返って磐梯山。
天気も良くなり名残り惜しい。
中ノ湯跡から振り返って磐梯山。
天気も良くなり名残り惜しい。
駐車場着。
平日なのに大型バスが3台ほど止まり、駐車場は満車状態で驚き。
駐車場着。
平日なのに大型バスが3台ほど止まり、駐車場は満車状態で驚き。
干してた山靴に蝶々が止まっていた。
1
干してた山靴に蝶々が止まっていた。
駐車場休憩所の登山ポストにある登山届の様式。
下部は切り離し上部を投函して登り、下山後に下部を下山届として投函する。
駐車場休憩所の登山ポストにある登山届の様式。
下部は切り離し上部を投函して登り、下山後に下部を下山届として投函する。
帰りの磐梯山SAから見た磐梯山。
美しい円錐だった。
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帰りの磐梯山SAから見た磐梯山。
美しい円錐だった。
撮影機器:

感想

日本百名山28座目。

色々あって、昨年7月末の谷川岳以来、山行らしい山行はしておらず、勘を取り戻しつつ展望も良く、それなりの山を選定した結果、去年も登りたい候補に上げていた内の一つである、磐梯山に決定した。
ただあちこちの火山が勢いを増している昨今、ここも大規模な山体崩壊を繰り返して桧原湖を始めとする裏磐梯池沼群、果てはかの巨大な猪苗代湖を創り出した強力な火山である。不安がなかったわけではない。
しかし何はともあれ、この山での最大のネックが自宅からの距離・時間であった。片道約5時間以上かつ往復約700kmである。山行の時間の2倍以上を掛けて往復したことになり、結構疲れた。

前日は磐越道の磐梯山SAで車中泊。道の駅ばんだいと迷ったが、安全性を考えてSAに。
気温10度ほどのSAを4時半に出て道の駅へ。天気は晴れ。水を汲むため道の駅に寄ったがそこからの磐梯山が雄大であった。また、道の駅は想像以上に清潔で車中泊している車も多く、ここで泊まっても良かった。

道の駅から近くのコンビニで朝食を採り、八方台駐車場へ。
車の窓を少し開けながら走っていたが、道中の樹林帯でも硫黄臭がする箇所があった。山菜採りとかで入るのは注意したい。
駐車場は未舗装だが綺麗で、平日の5時過ぎなのに既に5台ほど止まっており、登山準備中の方もいた。

4月下旬に磐梯山麓で熊による被害が出ているらしく、若干ビビりつつ熊よけ鈴を装着して登山届をポストに投函し、先行者を視野に収めながら登り始める。
始めは清々しい樹林帯の緩やかな登り。すると程なく視界が開けて中ノ湯跡。
90年代に廃業したらしい温泉宿の廃墟だ。山と高原地図や看板には有毒ガスに注意と書いてある。
脇を通り湿地を抜けて行くと、銅沼・裏磐梯へと降りる分岐があるが、今回は見送って弘法清水へ。

中ノ湯跡から弘法清水までの間は、ほとんどが樹林帯で展望はきかない。が、所々裏磐梯方面や火口原が見渡せる箇所があり、良い休憩スポットとなる。
お花畑は帰りに寄るので、お花畑への分岐はスルーして弘法清水へ。
弘法清水には小屋が2軒あり、手前の岡部小屋の目の前に弘法清水と呼ばれる湧水がある。水は豊富で、冷たく美味しかった。

後は高度を稼ぎ、樹木がきれたガレ場になれば頂上。
頂上からは360度の大展望。眼前の猪苗代湖はおろか、那須岳、会津駒ケ岳、飯豊連峰、朝日岳、月山、吾妻連峰、安達太良山が見え大満足。
中でも未だ雪の残る飯豊連峰の存在感が大きい。登頂者のほとんどが猪苗代湖と飯豊の写真を熱心に撮っているようだった。

あまりにも気持ちが良いので、1時間ほど頂上を堪能してから下山。
特段運動もしない約1年ぶりの山の下りは結構膝に厳しかったが、中ノ湯跡に着く頃には落ち着いてきた。
徐々に薄雲が切れて真っ青な空が現れ、朝出発前にフリースを着ていたのが嘘のようにジリジリと暑くなり始めた時に駐車場着。

途中、数えるのが面倒になるほどの登山者とすれ違い、更に中学校の行事と思しき大集団ともすれ違った。
戻ると駐車場は満杯で、休日の混雑具合を想像するだけで戦慄がはしった。それほどの人気の山である。
当然それだけの価値が頂上からの展望にはあるし、今回のコースは結構お手軽に登れるコースである。
できれば裏磐梯の池沼を堪能したかった。それだけが悔やまれる。

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磐梯山 八方台コース
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5

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