斜里岳(61)
- GPS
- 04:54
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 980m
- 下り
- 977m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
山荘は未だ閉鎖中。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
清岳荘から出発して最初は林道で直ぐに登山道(夏道)に。 夏道は左岸と右岸に付けられ、沢を渡渉しながら行く。 直ぐに雪渓となり夏道が不明瞭になる。赤リボンもあるが、少なく見難い。 雪渓は比較的しっかりとしているが、穴があいている部分もあり注意が必要。 旧道の沢沿いの道は不明瞭で、左俣の雪渓を登る。 最後は10分程の薮漕ぎで、尾根道の新道に出る。 尾根道の分かれ道の下二股は全く分からなかった。 上二股から上は雪渓を登って馬の背に出る。 馬の背直下の雪渓は急斜面で少々気をつかうが、ここから頂上までは問題ない。 くだりは旧道を下りたが、午後で雪解け水が増加したので、渡渉が難しかった。 |
その他周辺情報 | 道の駅さっつるの温泉。 車中泊。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
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感想
なかなかハードな山でした。
また当日登られた方は他にいなく全く一人の山旅でした。
羽田から飛行機で女満別へ。到着は9時。
レンタカーを借りて9時半に出発。
途中、まさかの国道通行止めで迂回したので、
登山口の清岳荘に到着したのは11時を過ぎていました。
駐車場には一台もなく、少し緊張してきました。
準備をして、いざ出発です。
最初は林道を歩いていきます。
林道終点から沢沿いの登山道に入ります。
が、直ぐに雪渓の上を歩くことになります。
下二股まで雪渓を歩いたり登山道を歩いたり。
渡渉が何回もありましたが、水量が少ないので簡単に渡れました。
下二股で新道に入ろうとしたのですが、目印が分からず、
雪渓の左俣に入ってしまいました。
上部まで続いているようでしたので、そのまま上部を目指しました。
這松が出現する頃、雪渓が途切れ、薮漕ぎとなりました。
新道までは直ぐのところでしたが、久しぶりの薮漕ぎ、疲れました。
新道に出ると反対方向の展望が、・・・、摩周湖と屈斜路湖でした。
少し歩いた小ピークからは、斜里岳が素晴らしく見えました。
まだ残雪が多く、春山っぽい感じでした。
空は晴れて雪の白とあいまって濃く見えます。
小ピークから上二股までは雪渓を横切っていきます。
上二股もまた標識がなく地図を頼りに馬の背方面に向かいます。
ここからは雪渓の直登です。
最後はかなりの急登でしたが、雪も安定して問題はありません。
馬の背に登ると、反対側の展望が!素晴らしい。
知床半島と国後島が飛び込んできました。
真っ青な空には、這松をまとった斜里岳頂上が。
ここから頂上までは、もう少しでした。
厳しく跳ね返してきた斜里岳も、ようやく登頂を許してくれました。
頂上からの眺望は、素晴らしいの一言でした。
北は網走方面の平野部とオホーツク海。海岸線が良く見えました。
西には、雄阿寒岳、少し南には、屈斜路湖と摩周湖。
南には、太平洋や釧路方面。
東には、知床半島と羅臼岳。奥には国後島。
こんなに雄大な展望も珍しいのではないでしょうか?
素晴らしい展望に出会えたことを感謝して、下山を開始します。
下山も気が抜けません。
上二股から下は、雪渓と雪解けの滝が交互に出てきます。
スノーブリッジを踏み抜かないように、ポールで確認しながら歩きます。
緊張しながら歩きましたが、過度な疲れはありませんでした。
下二股では、スノーブリッジが崩落し大きな滝になっていました。
下から見ると、左90度に曲がっている感じでした。
上りはここで間違えました。
ここから更に下ると最後の渡渉場所がありました。
但し、上りの時の記憶と違います。
水量が増えて、川底の石が沈んでいました。
渡渉可能な場所を探り、ウロウロしましたが、
適当な場所がないので、浸水覚悟で渡渉をしました。
幸い思ったほど水深が深くなく、濡れずに済みました。
この時期の沢沿いは、午後には水量が増えるのを意識する必要があります。
ここから沢を離れ登山道を下ります。
直ぐに林道終点に到着します。
熊にも人にも誰にも会わず、戻ってくることができました。
とても美しい自然、厳しい自然、優しい自然に会うことができました。
とても印象に残る山旅でした。
fwjc8672さん 初めまして
takeyukiと申します。
6/14に斜里岳を登りました。
下二股から旧道を登っていたつもりが違う雪渓を登っていた。沢の源頭を詰め前人未踏のハイマツ帯を進んだつもりが奇しくも同じルートをfwjc8672さんが2日前に通っておられたようです。
やはりあそこは間違えやすいのですね。
fwjc8672さんも百名山を目指しておられるようですね。
いつかどこかでお目にかかれるのではと思います。
どうぞこれからもお気を付けてお楽しみ下さい。
はじめまして。
私は都立高校で山岳部に所属して山登りを始めました。
社会人になってから、海外勤務が多かったので、百名山は諦めていました。
一年半前に転職して転勤がない職に就いたので、新たに挑戦をしています。
海外(アメリカ、カナダ、インドネシア)でも登っていましたが、
やはり日本の山が一番優しくて良いなと思っています。
斜里岳は本当に良い山でした。
百名山の中でも記憶に残る山となりました。
どこかでお会いできればと思います。
お互い、気を付けて、頑張りましょう!
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