屋島:香川県
- GPS
- 04:53
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 360m
- 下り
- 361m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
屋島神社から冠ヶ嶽の下:あまり人の通らないルートのようで、落ち葉も多くて急坂。 冠ヶ嶽へ上がるのは、クライマーさんや若ければ行けるのかもしれないが、一人での突入はお勧めしない。 ヘルメットはある方が安心だと思う。 南領エリア:観光地になっており、周辺歩きなら危険箇所はない。 |
その他周辺情報 | 山頂には屋島寺や水族館、カフェ、土産物屋などなどがあり、トイレも充実。 JR屋島駅:ウォシュレットつき温水トイレあり。 |
写真
感想
屋島とくれば源平合戦。
屋島に登れると知ったのが割と最近だったので、近いうちに登らねば!と思っていた。
いざ決行となり、調べてみると普通に観光地な様子。
そんなら危険ルートも特にないだろ。
南領から長崎の鼻まで行けるかなー?
と完全に舐めくさったノリで出発してしまった。
屋島駅から屋島神社を目指して舗装路歩き。
四国村って子供の頃に来たけど、こんなとこにあったんかー、と思いつつ、お参りを済ませて山道へ。
思ったよりも落ち葉が多くて、整備もされまくっている感じはない。
特に、冠ヶ嶽方向の道は歩く人も少なめな雰囲気。
なんか思ってたのと違う…となりながらも、急登を進んで冠ヶ嶽の下の方に出て愕然とした。
みんなの足跡から、冠ヶ嶽へ上がる道があるのかと思ったけど、どう見ても垂直の岩じゃねえか!
いや、ルートはここではなく突端を回り込んだところにあるのかも、と怖々行って覗いてみるも、無理そう。
諦めて巻道行くか、と歩き出したところで、リボンの結ばれた木のそばに、登れそうな道っぽいものがあることに気づいた。
奥を覗くとロープも見える。
登るのは登れるだろうけど、ダメとなった時に引き返せるかな?と考えて、いけるやろ、と判断してしまった。
熊山の谷ルートで冷やした肝は既にホカホカで何の教訓にもなっていなかった。
足をかける場所を探しながら登るにもそこそこ苦労する。
この時点で諦めろやと今なら思う。
ロープの見えるところの土は落ち葉がつもり、傾斜がある上に脆く、近くに生えた一本の木につかまってどうにか上がった。
そのまま先に行こうとロープを掴んだところでズルッときた。
ロープが離れたものの、運良く、本当に運良く、右にあった木に手をかけることが出来、落下が止まった。
とは言え、足先は宙に投げ出された状態で足がかりもなく、どう復帰するか試行錯誤。
ジタバタもがいて何とか上がれた。
完全にビビったけれど、ここから引き返すのは怖すぎるので、ロープの垂れている岩場へ何とか辿り着く。
こちらも足を引っ掛けられるところ無し。
ロープがあっても上がれそうにない。
しばらく足掻いたもののどうにもならず、諦めて引き返すことにした。
が、降りる時には、傾斜からストンと落ち込んでいるため、後ろ向きだと足の置き場が分からない。
せめてロープでも持っていれば、木に引っ掛けて降りることも出来ただろうけど、何せ舐めきっていたので、そんなもの置いてきてしまっている。
そうだ、後ろ向きだから見えないんだ、上向きになればいける!
アホな発想の元に、滑り落ちないよう苦労して上を向き、傾斜方向に座り込む格好に。
当たり前だが、これで足元が見えるようになるはずもなく、しかもこの格好だと滑落時に手で何かを掴むことも不可能。
むしろ滑り台よろしく状態で危険度が増しただけだとすぐに気付いたけれど、もう一度後ろ向きに戻るのは怖すぎて無理だった。
良くてケガと言う状況で、ダラダラ汗を流し、震える足を動かして置けそうなところを探しつつ、時間をかけて降りることが出来た。
本当によく無事だったもんだ。
滑落しないで済んだのは、本当にたまたまで、運が良かっただけだと思う。
引き返せるかな?と悩んてしまう時点でやめるべきだった。
金持神社のご利益は今まで全くないけれど、ここで効いたんかも、とフラフラになりながら感謝した。
後でネットで調べたところ、このルートを行く人はカラビナなんかを持ってきていた様子。
なるほど。
巻道も、細くて傾いていたり、岩壁のそばを進むので、ヘルメットがあった方が安心だと思う。
二度目はないと思うけど。
上に出てメインのルートと合流した後は、最初に予想していたような整いまくりの道に。
そもそもてっぺんまで車道が通っているので、土の道は少なめ。
冠ヶ嶽のところで大幅に所要時間オーバーしたため、これは長崎の鼻は勿論、北も無理だなと諦めて、南エリアを彷徨くことにした。
バスで駅まで戻ることも考えたけれど、時間が合わずに四国の道から徒歩下山。
マップによれば、途中に近道っぽい分岐があるので、そちらを選択してみた。
人は見かけなかったものの、踏み跡はしっかりした土の道。
そのまま駅まで歩いた。
危ない思いや怖い思いはこれまでにも何度もあり、熊山の谷ルートで学んだつもりが、これまでで最も緊張かつ恐怖する羽目になった。
深く反省したい。
まあ、次の山行でも判断ミスやらかすのだけども。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する