経ヶ岳


- GPS
- 09:15
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,193m
- 下り
- 1,187m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り ヤマレコで風速20m/s強予想の強風日だったが、暖かい南風のため体感温度は低くなく、心地よい登山日和 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は1969mピークまでは雪は少なく、殆どで夏道が完全に露出。それ以降は雪があるも、夏道が出ている箇所も多い。標高2100m以上では完全に雪に覆われていた。 なお、1969mピーク以降はわかん装着。それ以外の区間は何も付けず、アイゼン・ピッケル等は全く使用せず。 |
その他周辺情報 | 登山後は、みはらしの湯で日帰り入浴。JAFカードで50円引きで、ひとり550円。 https://maps.app.goo.gl/berewR4gJSsR5Qeh6?g_st=ic |
写真
感想
本当は木曽駒 or 乗鞍での山スキーを目論んでいたが、スキーの故障と暴風予報のため、急遽経ヶ岳へ。結果的にナイスな判断となった山行でした。
前日土曜の深夜に集合し、日の出の少し後に冬期ゲートを出発。2km以上眠い目を擦って林道を歩いた後、登山道へ。なお、登山口のトイレは封鎖中でした。
1806ピークまでの急登は殆ど雪がなく、1969ピークを過ぎるまでも夏道が殆ど露出していて、わかんを使う場面もなし。その後は雪が出てきて膝ぐらいまで踏み抜く場面が多発したため、わかんを装着しました。ただ、装着後も雪が切れる場所が多く、雪と土・薮の繰り返しに苦労する道でした。3/24時点の仲仙寺ルートのYAMAP記録だと、標高1600mを超えてからはスノーシューでも膝下まで沈むラッセルと記載されていたけれど、全くそんなことはありませんでした。この数日の暖気と雨で一気に融けたのかなあ…
2038ピークを過ぎた箇所の岩場はトラバースの巻道へ。岩場の上までは危険箇所はないけれど、そこから降る道が急でいやらしい感じだったので、回避して正解でした。トラバース道は赤テープがあり、斜度は少しあるけれど危険を感じるほどではありませんでした。その後はひたすら登り、鈍った体に鞭を打って登るのみ。2100mのピョコを超えたところで伊那谷を綺麗に見下ろせ、ほっと一息。そこからは雪が深く、踏み抜きつつも頑張って山頂へ。
山頂は開けており、木曽駒も南アルプスも北アルプス方面もよく見えました。爆風で天気が悪そうな木曽駒を眺めつつのんびり休み、記念撮影をして来た道を下山。特に危険もなく、無事にゲートまで帰りつきました。みはらしの湯で温泉を堪能後、定番のはま寿司打ち上げ。脹れた腹をさすりながら、東京までの帰路へ。お疲れ様でした。
▼概要
二百名山。
東からの仲仙寺ルートが一般的だったが、2019年に南の権兵衛峠ルートが切り拓かれ標高差がマシになって人気になりつつある。
上部はシラビソ、下部はカラマツが多い。
権平峠ルートはアップダウンやちょっとした露岩があり、見た目以上に体力を使う。
▼日記
金曜日に仕事を終えてから知人のクルマで未明に東京へ。
大学の研究室で寝て、日中は研究室メンバーや学部時代のみんなと会った。
土曜日夜は関東メンバーのクルマに乗せてもらい伊那方面へ。もともと木曽駒スキーの予定だったが、爆風予報などの理由で経ヶ岳歩きに変更となった。自分としては荷物が少なくなって助かった。
それにしても、東京〜長野は近いのでほんと羨ましい。距離も時間も大阪〜名古屋のイメージ。
高速を走っているとき、仲仙寺ルートの獲得標高が予想外に大きいことに気づき、急遽、権兵衛峠ルートの案が出た。
道の駅で仮眠して、5時ごろに起床。下界でも風が吹いていた。
20分ほどで権平峠手前ゲートへ。ゲート前の道路端に駐車して出発。
黒々とした雲が木曽駒周辺に湧いていた。林道周辺はウグイスやカラ類など、たくさんの野鳥の声で溢れていた。
小一時間歩いて権兵衛峠へ。開放的な空間で約20台分の駐車枠とトイレがあった(冬期閉鎖)。伊那谷の展望が良かった。気温はおそらく5度程度で、生ぬるさを感じた。ゴアは脱いで長ズボン+長シャツ・ソフトシェルという格好で出発。ゲイターすら暑さを感じるほどだった。ソフトシェルは適度な防風性と透湿性があって快適だった。
風通しの良いカラマツ林を歩いて電波塔を過ぎると、随所に伊那谷〜木曽駒の展望ポイントが出てきた。風は強いが気温はそこまで低くない。歩いていたら汗ばみそうなほど。木曽駒は厚い雲に覆われており、相当な悪天だと見受けられた。
ササは綺麗に刈払われており、ササユリ保護のロープが続いていた。大事に手入れされている印象。特に小ピークに設置されているベンチがナチュラルで雰囲気抜群。
小さなアップダウンと露岩・木の根が続き、なかなか山頂が近づかない。
展望岩の巻道は急斜面のトラバースだったが、ピンクリボンが丁寧に続いていて助かった。
シラビソの林をひたすら登ると斜度がゆるくなって山頂へ。
山頂はのっぺりした丘みたいな雰囲気で、北と南の展望がけっこう良かった。うまい具合に風は当たらず、ちょうど薄日が差してきた。木曽駒はガスが薄れてきたが、天候の変化が激しそうだった。
何よりも、誰もいない静けさというのがいい。
この日も、経ヶ岳に登ったのはおそらく我々のみだろう。
山頂標識はそっけなかったが、奥深さを感じる山だ。
帰路は往路と同じルートだが、途方もなく長く感じた。昼過ぎには下山してはま寿司を食べているのだろうと思っていたが、結局夕暮れまで伊那エリアから脱出できなかった。
帰りは関西メンバーのクルマに乗せてもらって帰阪。ずっと運転を任せっきりで申し訳なかった...。
みんなありがとうございました。
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