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Yamareco

記録ID: 6613915
全員に公開
雪山ハイキング
白馬・鹿島槍・五竜

暴風の唐松岳と滑落

2024年04月01日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:56
距離
9.4km
登り
1,134m
下り
1,133m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:21
休憩
0:30
合計
7:51
距離 9.4km 登り 1,134m 下り 1,133m
9:09
18
9:27
9:29
7
9:36
9:37
4
9:41
9:43
7
9:50
9:51
0
9:51
14
10:05
10:07
56
11:03
11:05
57
12:02
12:14
23
12:37
12:43
18
13:01
13:03
157
15:40
17
15:57
19
16:16
24
16:40
20
17:00
0
17:00
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2024年04月の天気図
アクセス
15:40 八方BT到着 夜勤明け、寝ずにバスに揺られて到着 
2024年03月31日 16:02撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
3/31 16:02
15:40 八方BT到着 夜勤明け、寝ずにバスに揺られて到着 
16:30 ホテルグレース白馬到着 今日はここがお宿
2024年03月31日 16:32撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
3/31 16:32
16:30 ホテルグレース白馬到着 今日はここがお宿
小さいけど綺麗な所。コンビニで買った食事で夕飯をとり、お風呂へ。お風呂は強アルカリ。疲れて、20時には布団に入ったけど、身体が泡立つような感じで、思ったより寝れず。
2024年03月31日 16:39撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
3/31 16:39
小さいけど綺麗な所。コンビニで買った食事で夕飯をとり、お風呂へ。お風呂は強アルカリ。疲れて、20時には布団に入ったけど、身体が泡立つような感じで、思ったより寝れず。
4/1 6:00 綺麗な夜明け さて、予報がころころ変わったけど晴れるかなぁ。最初は晴れ、次は曇り、・・どうなることやら。
2024年04月01日 06:00撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/1 6:00
4/1 6:00 綺麗な夜明け さて、予報がころころ変わったけど晴れるかなぁ。最初は晴れ、次は曇り、・・どうなることやら。
8:25 最初の乗り物;ゴンドラ「アダム」 上までの往復をいっぺんに買おうとしたが、「強風でやってるか分からないから」と、適宜買う羽目に。登山計画書は電子で出してれば見せなくてもよかった。今回は、ヤマレコ越しのコンパス提出。
2024年04月01日 08:24撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/1 8:24
8:25 最初の乗り物;ゴンドラ「アダム」 上までの往復をいっぺんに買おうとしたが、「強風でやってるか分からないから」と、適宜買う羽目に。登山計画書は電子で出してれば見せなくてもよかった。今回は、ヤマレコ越しのコンパス提出。
ボーダー・スキーヤーが多い。「風、今後強い予報だから早めに気をつけてね。」と声をかけられる。上の最終が15:20。
2024年04月01日 08:38撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/1 8:38
ボーダー・スキーヤーが多い。「風、今後強い予報だから早めに気をつけてね。」と声をかけられる。上の最終が15:20。
リフトは少し怖い。久しぶりに乗った。一面雲だ。うーむ。
2024年04月01日 08:48撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/1 8:48
リフトは少し怖い。久しぶりに乗った。一面雲だ。うーむ。
9:00 八方池山荘前に到着 同じくらいに着いた登山者は3名。結構寒い。アイゼンをそそくさと装着し、出発。
2024年04月01日 09:09撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/1 9:09
9:00 八方池山荘前に到着 同じくらいに着いた登山者は3名。結構寒い。アイゼンをそそくさと装着し、出発。
ここら辺でもスキーヤーは居る。すごい。
2024年04月01日 09:18撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/1 9:18
ここら辺でもスキーヤーは居る。すごい。
09:25 石神井ケルンかな
2024年04月01日 09:27撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/1 9:27
09:25 石神井ケルンかな
この時はまだ先も見えていた。
2024年04月01日 09:29撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/1 9:29
この時はまだ先も見えていた。
雨が数日前に降った後で、あまり沈み込む事はなかった。
2024年04月01日 09:30撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/1 9:30
雨が数日前に降った後で、あまり沈み込む事はなかった。
09:40 八方ケルン?顔の表情があるのでちょっと驚いた。
2024年04月01日 09:42撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/1 9:42
09:40 八方ケルン?顔の表情があるのでちょっと驚いた。
09:45 八方池で写真を撮っていた。
2024年04月01日 09:45撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/1 9:45
09:45 八方池で写真を撮っていた。
09:50 第三ケルンかな
2024年04月01日 09:50撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/1 9:50
09:50 第三ケルンかな
踏み抜くとかなり深いみたい。気をつけよう。
2024年04月01日 09:53撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/1 9:53
踏み抜くとかなり深いみたい。気をつけよう。
うっすらと跡があるけれど、だんだん吹雪いてきている。先行者は1名程度。バラクラバが無かったら、ほっぺが痛くて撤退してたかも。
2024年04月01日 09:55撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/1 9:55
うっすらと跡があるけれど、だんだん吹雪いてきている。先行者は1名程度。バラクラバが無かったら、ほっぺが痛くて撤退してたかも。
10:25 下の樺〜上の樺へ 少し風を防げてほっ。
2024年04月01日 10:25撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/1 10:25
10:25 下の樺〜上の樺へ 少し風を防げてほっ。
2024年04月01日 10:33撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/1 10:33
2024年04月01日 10:44撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/1 10:44
11:02 丸山ケルン かなり強い風が吹いて、大声あげないと聞こえないくらいだった。先行の人も近くになるまで気づかなかった。「行ける所まで行ってみたら」と言われ、頑張ってみる事に。
2024年04月01日 11:02撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/1 11:02
11:02 丸山ケルン かなり強い風が吹いて、大声あげないと聞こえないくらいだった。先行の人も近くになるまで気づかなかった。「行ける所まで行ってみたら」と言われ、頑張ってみる事に。
しかし見えない。
2024年04月01日 11:42撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/1 11:42
しかし見えない。
?ここが頂上山荘直下のトラバースの所?
2024年04月01日 11:45撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/1 11:45
?ここが頂上山荘直下のトラバースの所?
暴風で全然見えない。無我夢中で登った。
2024年04月01日 11:54撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/1 11:54
暴風で全然見えない。無我夢中で登った。
12:00 ヘリポートの所についたみたい。こっから唐松岳がわからない。視界がない。
2024年04月01日 11:59撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/1 11:59
12:00 ヘリポートの所についたみたい。こっから唐松岳がわからない。視界がない。
2024年04月01日 12:03撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/1 12:03
とりあえず、唐松岳頂上荘の所に行ってみる。此処で電源OFF.バッテリーを装着し再度起動。
2024年04月01日 12:07撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/1 12:07
とりあえず、唐松岳頂上荘の所に行ってみる。此処で電源OFF.バッテリーを装着し再度起動。
山荘前からまっすぐ行くのは危険そうなので、手前で登る。
2024年04月01日 12:08撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/1 12:08
山荘前からまっすぐ行くのは危険そうなので、手前で登る。
12:13 ここに分岐が存在してたので、やっとルートが分かる。風がビュービューしている。寒い。
2024年04月01日 12:13撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/1 12:13
12:13 ここに分岐が存在してたので、やっとルートが分かる。風がビュービューしている。寒い。
右側には、すでに亀裂の入った雪庇。ここから唐松岳が長かった。何度も帰りたくなる。風は強いし、「あと5分頑張ってダメだったら」と思った所でようやく頂上らしきものが見えた。
2024年04月01日 12:15撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/1 12:15
右側には、すでに亀裂の入った雪庇。ここから唐松岳が長かった。何度も帰りたくなる。風は強いし、「あと5分頑張ってダメだったら」と思った所でようやく頂上らしきものが見えた。
視界ほぼゼロ
2024年04月01日 12:34撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/1 12:34
視界ほぼゼロ
12:35 時間ギリギリ
2024年04月01日 12:35撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/1 12:35
12:35 時間ギリギリ
これで帰れる。ストック終い、ここでようやくピッケル出す。(遅い)
2024年04月01日 12:41撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/1 12:41
これで帰れる。ストック終い、ここでようやくピッケル出す。(遅い)
たまに風が少し収まって、視界が少しだけ開ける。
2024年04月01日 12:48撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/1 12:48
たまに風が少し収まって、視界が少しだけ開ける。
頂上直下から、山荘までの途中がまた怖いのなんの・・・。直下はピッケル突き刺しながら後ろ向きに降りる。
2024年04月01日 12:51撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/1 12:51
頂上直下から、山荘までの途中がまた怖いのなんの・・・。直下はピッケル突き刺しながら後ろ向きに降りる。
12:50 ヘリポート前には着いたけど・・行きに登ったのに、帰りのルートが分からない。
2024年04月01日 12:51撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/1 12:51
12:50 ヘリポート前には着いたけど・・行きに登ったのに、帰りのルートが分からない。
13:04 視界は少し見えるんだけど、岩の上を登ったのか?でも、雪山の本では左をトラバースして登り上げると書いてあった筈。岩につかまりながら足を下に出した途端に落ちた。足を降ろした先に、地面の感覚は一切無かった。私は岩から飛び降りたみたいになったのだろうか。。
2024年04月01日 13:04撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/1 13:04
13:04 視界は少し見えるんだけど、岩の上を登ったのか?でも、雪山の本では左をトラバースして登り上げると書いてあった筈。岩につかまりながら足を下に出した途端に落ちた。足を降ろした先に、地面の感覚は一切無かった。私は岩から飛び降りたみたいになったのだろうか。。
途中、傾斜が緩やかな所もあり、何度も「止まって」と思ったが、止まらず。十数秒の後、何故か止まった。携帯は飛んでいた。そのままでは、風が吹いてまた落ちるか、低体温で死ぬしかない、と思ったので登り返した。
1時間登り返した所で携帯が見つかった。電池残量残20%。場所を確認した。
元の所に登り返すのは難しそうなので、右に進んで登山道と合流する事にした。
2024年04月01日 13:52撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
1
4/1 13:52
途中、傾斜が緩やかな所もあり、何度も「止まって」と思ったが、止まらず。十数秒の後、何故か止まった。携帯は飛んでいた。そのままでは、風が吹いてまた落ちるか、低体温で死ぬしかない、と思ったので登り返した。
1時間登り返した所で携帯が見つかった。電池残量残20%。場所を確認した。
元の所に登り返すのは難しそうなので、右に進んで登山道と合流する事にした。
14:30 岩で休憩 視界は少し開けて、こんな状況でも下の景色は綺麗だった
14:50 合流できた所で電源が切れた。強風は変わらず、時折耐風体制で様子を見ながら歩いた。誰も居なかった。
17:00 八方池山荘へ到着
2024年04月01日 14:32撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/1 14:32
14:30 岩で休憩 視界は少し開けて、こんな状況でも下の景色は綺麗だった
14:50 合流できた所で電源が切れた。強風は変わらず、時折耐風体制で様子を見ながら歩いた。誰も居なかった。
17:00 八方池山荘へ到着
事情を説明し、泊めて頂く事に。肋骨部分が痛かったがそれ以外の外傷は無いと思った。が、ハードシェルと冬パンツが切れて、赤いものがのぞいていた。右太腿が切れていた。山荘のスタッフさんに協力してもらい、水で傷口を洗浄し、圧迫止血・ガーゼで覆った。
2024年04月01日 17:31撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/1 17:31
事情を説明し、泊めて頂く事に。肋骨部分が痛かったがそれ以外の外傷は無いと思った。が、ハードシェルと冬パンツが切れて、赤いものがのぞいていた。右太腿が切れていた。山荘のスタッフさんに協力してもらい、水で傷口を洗浄し、圧迫止血・ガーゼで覆った。
05:55 夜、窓にたたきつけられる風の強さに今更慄いた
朝日は昨日の事が嘘のように綺麗だった
2024年04月02日 05:54撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/2 5:54
05:55 夜、窓にたたきつけられる風の強さに今更慄いた
朝日は昨日の事が嘘のように綺麗だった
2024年04月02日 05:56撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/2 5:56
2024年04月02日 05:57撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/2 5:57
ゴンドラが開始となり、下界へ
2024年04月02日 08:30撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/2 8:30
ゴンドラが開始となり、下界へ
駅付近のクリニックさんで縫って貰った。少し安心した。
2024年04月02日 09:17撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/2 9:17
駅付近のクリニックさんで縫って貰った。少し安心した。
白馬駅から帰宅
2024年04月02日 12:10撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
4/2 12:10
白馬駅から帰宅
撮影機器:

感想

 1人で冬山を登山するからこそ、下調べをきちんとして登る。無理をしない。そんな事をスポーンと忘れ、数日前に出た勤務表の日程から、この日しか冬山登山難しい、登りたい。という欲望で登り始めた唐松岳。暴風も、いつもなのだろう、みたいな感覚でつっこんでいき、道が分からないのに早く帰りたいというので不用意な1歩で滑落しました。今思えば恐怖と不安が頂点ぐらいに達していたのだろうとも思いますが、そんな自分の気持ちを冷静に見る事も出来なかったのだと思います。下調べも不十分と思われる点、甘さを感じる点も多々ありました。今回助かったのは宝くじ以上のラッキーが重なっただけで、どのタイミングで命が吹っ飛んでいてもおかしくなかったのだと思います。初心者おすすめと言われる唐松岳ですが、決して甘くない。まだ現実感がなく、ふわふわ生きている気がします。。滑落の反省はまた後日。
 
 

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コメント

コラ!心配をさせないでーー!!
無事帰還できてよかったけど、何かあってからでは遅いんだからね!!!
反省しなはれ。
2024/4/13 13:01
いいねいいね
1
さだおさん
 本当だね。。1人のリスクとか山の事とか、あんまり考えず、登りたい、って気持ちが先行してしまったです。。心配かけてごめんね。ありがとう。
2024/4/18 12:49
雪の唐松はGWしか登ったことないけど尾根が広いから視界不良だと迷子になるみたいですね
てか、落ちたんだ😳
無事でなによりです
1人だとなおさら心細かったでしょう
今回のことを経験にして次はこうしようって勉強ですね
2024/5/1 9:46
ときちゃんさん

そうです。落ちたんです。しかも多分1番注意が必要なとこで、不用意に足をだして落ちました。自力で上がってこれたのは、ただラッキーだっただけで。生きてるだけでありがたいですが、暫く生気が抜けてました。。。。
2024/5/5 21:48
いいねいいね
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体力レベル
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