雨の居ぬ間の選択in甘利山〜千頭星山〜御所山立ち寄り
- GPS
- 04:22
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 945m
- 下り
- 946m
コースタイム
- 山行
- 3:42
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 4:21
7:05 つつじ苑
7:15 鍋頭
7:20 甘利山
7:41 奥甘利山
8:07 御所山・青木鉱泉分岐
8:08 大西峰
8:25 千頭星山
8:29 鳳凰山展望箇所
9:58 御所山
天候 | 曇り後ポツポツ雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場〜甘利山 整備された登山道です。というか傾斜のある散策路、と言えるレベルに思います。実際平日にも関わらずポーチ程度で山頂に来てる方々のを幾人も見ました。 甘利山〜千頭星山 整備された登山道です。奥甘利山と大西峰にかけて2度登りがきつめです。奥甘利山は道中反れてピークがありますが片道1分です。大西峰のピークは道中にはありません。ピーク手前の青木鉱泉・御所山分岐から千頭星にかけては道のりは緩やか、山頂手前の200〜100m辺りで少し傾斜がきつくなりますがすぐに山頂。 千頭星山〜鳳凰展望箇所 山頂から大馴鹿峠への道標がありませんでしたが誰が見ても明瞭な踏み跡がありそこを進むとやがて道標が出ます。緩やかに下り山頂から10分程度の場所で視界が開けます。この日はガスで全然でしたが鳳凰や苺平・辻山がしっかり見える場所です。 大西峰手前の分岐〜御所山 破線ルートです。踏み跡は甘利山の登山道に比べると薄いですが迷い混むような支尾根はなかったので問題ないと思います。一応赤テープやペンキマークもあるので踏み跡と合わせて確認しながら進んで下さい。御所山へは下り基調で比較的緩やかです。御所山ピークに展望はありません。 |
その他周辺情報 | 武田乃郷白山温泉 ¥600 |
写真
装備
個人装備 |
ザック
レインウェア
ヘッドランプ
懐中電灯
ファーストエイドキット
シップ
解熱鎮痛剤
下痢止め
小はさみ
コンパス
熊よけ鈴
予備靴紐
スマホ予備バッテリー
山と高原地図
手拭い
手袋
帽子
登山靴
カメラ
時計
食料
飲料
予備食
クッカー
ガスカートリッジ
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感想
またも梅雨に行き先を阻まれた。
仕事から帰り天気予報を見ると予定していた山域が日中雨予報。これはあんまりだ!
あんまりだ、ん?、あんまり…あ!甘利山。
と、半ば冗談のように思い付いた山、甘利山だったがこの時期レンゲツツジが見頃で行きたいと思っていたのにやはり天気が芳しくなく行きそびれていたことに気付いた。ついこの間も友人がここをダーッと鳳凰まで歩いていたのを思い出す。
んなもんでダメ元で調べたら雨じゃない!3時間予報でも日中0.4ミリの予報が一ヶ所だけだ。うん、行こう!
思い立ったが吉日、思ったおいらはキテレツ、すぐに準備して何度か行ったことのある道の駅へ一気に車中泊へとなだれ込んだ。朝、涙雨が降り注いでいないことを願いつつ就寝。
予定より早く起きられたのでさっさと登山口目指して移動。先客の車は1台のみ。甘利山までは満開を折り返したレンゲツツジがまだ疲れた顔をしながらも咲きほころびその他小さな花も所々見受けられた。山頂からは一面ガス景色だけども鬼の居ぬ間の洗濯ならぬ梅雨の隙間の選択でここに来たのだから文句は言うまい!っとでもやはり腹の中ではチクショウと悔しがりながら千頭星を目指した。最初に花撮影でちんたら進んでいたとこから更にはガス模様なのであまりペースは上げずガスが晴れないか空を気にしながら歩く。そして青木鉱泉への分岐まで続いた登りもここでようやくなだらかになり千頭星手前の笹原で遂に薄日が差す。
勝利を予感し無展望の千頭星をさらっと過ぎ去ると待ち受けるは鳳凰山展望地。鬼の居ぬ間の洗濯ならぬガスの居ぬ間の鳳凰を期待し否応なしにテンションは上がった。
そして
よーし、こいっ!と開けた展望は濃く、そして酷なガス景色だった。
仕方ないからここでコーヒーブレイク。湯を沸かす内に少しずつガスが晴れ、一気にガスがかかりを繰り返す鳳凰。どうにか辻山方面は姿を現すが結局地蔵岳のオベリスクは1、2回姿を見せただけで観音岳と思われるピークを写真に収め粘ること30分にわたるムダブレイクを終えた。
それでも随分時間に余裕があったので足慣らしもかねて未踏の御所山を目指してみることに。破線ルートだがそこまで難しい所もなく下り基調で比較的楽に歩けたのだが。
行きはよいよい帰りは恐い。登り基調は勿論だが
この道中、猿の糞を何度も飛び越えてきた。帰りも注意を払いそろそろ分岐点まで戻れる、というところで足元から刺激臭が!
…鬼の居ぬ間のなんとやらはともかく、靴の隙間の残物は悲しい思いを堪えて小枝で排除し、ハイキング再開。
帰路では幾人ものハイカーとすれ違い、小雨がぱらつきだした甘利山山頂には10人以上の人々がライトな装備で終わりゆくレンゲツツジと霞みゆくガス景色を堪能していた。私はと言えば展望地とレンゲツツジを見ながらのんびりするつもりでいたので2リットルのお茶と必要以上に持ってきた食料、パン6個とカップヌードルとゼリー飲料と飴一袋をほとんど消費できぬまま歩荷トレーニングの様相で自車まで戻ってきた。
梅雨の晴れ間に合致することなくやや強引に梅雨の隙間を選択して決行してきたハイキングだったが、やや無理からでも心の洗濯が出来て良かった。
けど靴の洗濯のおまけがつくとは鬼でも想像できなかっただろう。
bo-tyu-zaiさん こんばんは。
以前、あんまり山…では無く甘利山・千頭星山に行った時に「青木鉱泉」への道標見ても位置関係が良く分かりませんでした。そして去年鳳凰三山に行く為、青木鉱泉に向かって車で走っていた時にも「千頭星山」への看板もあり、ますます位置関係が???でした。なるほど御所山の先に青木鉱泉があるのですね。位置関係がやっと分かってすっきりです。それにしてもあまりに(あっこれは偶然)遠くないですか?
ガスの様でしたが山に入ると心洗われますよね。自分の腹黒さも洗い清めたいです。
11枚目はサラサドウダンでしょうか。
yuzupapaさん、おはようございます。コメントありがとうございます。
私もどうつながるのか実際歩いてみてああなるほど〜、といった感じでした。
甘利山へアクセスする途中で青木鉱泉に抜ける道路もありましたので(もっとも通行が困難そうな狭い林道のようでしたが)、グリーンロッジまで舗装道路が出来上がる以前は青木鉱泉から千頭星山へ登るルートは一般的だったのではないでしょうか。地形的に見ても御所山までは急峻なものの、そこからは緩やかな尾根続きで一直線に千頭星まで続きますので歩きやすいと思いました。
山歩きでは俗世間と隔絶して特に一人で歩いているといろんなことを自己解決していかねばならないことを含め、無事に帰ってこれたことを素直に感謝する気持ちになれます。まさしく心が洗われた瞬間かと思いますが、日常に戻ってまた心が泥まみれになるのも避けられぬ事実であります
bo-tyu-zaiさん、こんばんはです。
先週、ダーッと行って来たワタシです。
ガス?雨?の中のハイクもいいもんだと先週の車山で思いました。
展望の山なら快晴がそりゃ一番だけど、時にはしっぽりと洗われてみたりして。
御所山、無展望なんですね(*_*)
そこからさらに青木鉱泉は遠そうだ…。
11枚目、去年に西沢渓谷や編笠でみたサラサドウダンツツジかと。
歩荷トレお疲れ様でした。
あっ、追記
yuzupapaさんもサラサドウダンとのコメントでしたね。
garnetさん、おはようございます。コメントありがとうございます。
昨年から甘利山のツツジには注目していたのですが、限られた休みの中でしかも梅雨時となるとなかなかうまくタイミングが合わず今年も見送りムードでした。たまたま天気予報の隙間を塗って雨降らずな感じだったので急きょ行ってきました。さすが甘利山のシーズンということもあり貴殿のレコも踏まえて沢山のレコが上がっており、下調べが簡単にできて急な山行のねじ込みでも安心していくことが出来ました。
御所山からだとそんなに遠くはなさそうです、青木鉱泉。山と高原地図では丁度切れてしまっているので分かりづらいですがコースタイムで1時間半と書かれています。これで青木鉱泉までなのか手前の林道までなのかは判別できませんがまあ2時間見れば下りられそうです。ただ登りは急峻なようで2.5〜3時間のコースタイムみたいです。
ドウダンツツジやアセビは白い花なので、写真に撮ったやつは赤みがあるからなんなのか判別できなかったのですがサラサドウダンてこれなんですね。名前だけは知っていましたがようやく「顔と名前が一致する」花となりました
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