残雪期の北ア乗鞍岳で、途中アイゼンを忘れたことに気づくの巻
- GPS
- 08:33
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,435m
- 下り
- 1,418m
コースタイム
- 山行
- 8:08
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 8:34
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
今シーズン、どうしても登りたかった乗鞍岳。八ヶ岳や蔵王などと同じで「乗鞍岳」という山はなく、剣ヶ峰(3,026m)を主峰とする北アルプス最南部の山々の総称でした、知らんけど (^_^;)…。
日本の3,000m峰のうち19/21番目で、自分にとっては雪山では初の3,000m級。休みと天候がマッチせず残雪期になった。ドンちゃんは仕事の都合で居残りです。
雪山ルートはYAMAPもヤマレコも山行計画が設定できないので、ヤマレコで手動でコースを描いた(YAMAPの他の方の軌跡も移植できなかった。なぜだろう…)。
日の出スタートのため車中泊。乗鞍高原第7駐車場(休暇村乗鞍高原)はトイレがないようで(休暇村のは借りられるのか不明。当日は休館日)、4分ほど手前の乗鞍観光センターの広い駐車場に移動。ここは暖房も効いてる水洗トイレあり。夜だったので車中泊禁止かはわからず停めたが翌朝には数台が停まっていた。
スタートからスキー場のコースをカジタックスのワカンで登り始める。途中上級者コースも経由するのでかなりの急坂あり。難題なのは3回ほどあるエコーラインの横断。除雪された雪の壁が高く、降りられるところ登れるところが限られる。kopalの軌跡は少し無理やり下りたりしているので現地で良く確認しください。
実はここら辺りで大問題が発覚。12本爪アイゼンをクルマに置いてきた (@@)。もう取りには戻れない。カジタックスワカンは前爪、縦爪がしっかりしていて蹴り込め、三峰山や秋田駒の急坂も登れたので、これで行けるところまで行ってみよう。
森林限界を超える辺りで案内板があるが、その先の右上方(位ヶ原付近)は2021年3月に大きな雪崩があったところなのでそそくさと。そこから冬季は使えないトイレ棟を経て、稜線上の肩ノ小屋(冬季営業してない)までは見上げる急登。それまでの無風・暖かな陽気がウソのように強風に晒される。
さらに肩ノ小屋から朝日岳の東側をトラバースして蚕玉岳、剣ヶ峰に向かう急坂は昨夜の雨が未明の寒さで面ツルになっておりピッケルを突き刺ししっかり前爪を蹴り込みじっくり進む。そもそもこの高度だとサクサク歩くのは難しく少し登っては呼吸を整えてを繰り返す。
蚕玉岳の先に目指す山頂の鳥居が見えるがなかなか進まないなか、やっと登頂。立派な鳥居と乗鞍本宮神社が迎えてくれ、存在感ある御嶽山、槍奥穂がきれいに見えてうれしい限り。
下りは肩ノ小屋まで戻らず、朝日岳付近からトイレ棟に斜めに下ると、この広大な斜面にBCスキーヤーがたくさん!それ以降は、雪が腐ってワカンでもズボズボ。修行のようなロングコースを戻ってきた。クッタクタ!
下山後楽しみにしていた湯けむり館はなんと休館。さらに30分ほど下った竜島温泉せせらぎの湯のちょっとぬるぬるするお湯でツルツルになって帰ってきた。
厳冬期ならコースはラッセル、山頂部はもっとガリガリで、難易度バリ高になるはずで、当然アイゼンなしでは問題外。また、単独行だとしんどさも絶景も共有できないので(忘れ物チェックも)ドンちゃんとまた行きたい山でした。
コース定数はYAMAPで33
来シーズンはやりましょう(笑)
やっぱり有名なんだ。感覚的にBCスキー7割、ボーダー1割、残り2割登山者という感じだったもの。
剣ヶ峰と肩ノ小屋からの三角形の扇状のバーンは確かに気持ちよさそう。それより、ズボズボ沈みながら下っていくとき、シューって下りていくスキーヤーが羨ましくて😫
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