リベンジ達成!念願の銀山平-皇海山周回ルート!
- GPS
- --:--
- 距離
- 25.1km
- 登り
- 2,024m
- 下り
- 2,005m
コースタイム
- 山行
- 12:49
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 13:42
4:26 一の鳥居
4:55 鏡岩
5:25 庚申山荘〜5:33
6:05 山頂、お山めぐり分岐
6:33 庚申山山頂〜6:42
7:26 渓雲岳〜朝食〜7:32
7:55 薬師岳
8:45 鋸山〜8:54
9:28 不動沢のコル
10:15 皇海山山頂〜10:31
11:04 不動沢のコル
11:38 鋸山
12:34 六林半峠〜装備〜12:47
15:05 天下の見晴分岐
15:19 庚申山荘
16:21 一の鳥居
17:19 駐車場着
天候 | 概ね曇り、時折晴れ間がありました。 14時半頃から久しぶりの土砂降り、約2時間弱。 展望はほぼなし。 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
かじか荘を通り過ぎ、すぐ左手に2〜30台ほど駐車可能なスペースがあります。 トイレ、水場等はなし。 |
その他周辺情報 | 公営国民宿舎 かじか荘 大人610円 10:30〜20:00 http://www.kokumin-shukusha.or.jp/annai/ken/totigi/209041.html ぬるぬるのお湯がとっても気持ち良い、大好きな温泉です♪ |
写真
感想
2012年11月、同じく銀山平からの皇海山(1泊)をめざし、そしてリタイヤ。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-321182.html
そのリベンジを果たすべく機会をずっとずっと窺ってきました。
しかし経験を積めば積むほどこのコースの難易度が理解出来てくるので、
反比例的に機会は遠のいていきました。
しかし絶対にいつかはこの日は来るわけで、逃げてばかりもいられません。
最近ちょこっと長めのコースを歩くようにしていたので、少しは違うかな?と、
意を決してこの日、過去最高のロングコースに挑みました。
いつ以来か思い出せないほど久しぶりにストックを持ち、
これまた入れてある事自体忘れていた熊鈴を鳴らしました。
だってヘッドライトが必要な3時半に誰もいない山道を歩くんですもの…
しかし今の季節、4時よりも前にライトは必要なくなりました。早いものです!
林道〜山荘までは一度歩いている事もあり、あっさりと到着。
その先は初めてだったのですが、山荘から庚申山までの間はなかなかスリリングな岩場で楽しめました。
別の機会に山荘一泊のお山めぐり+コウシンソウなんかもやりたいですね♪
庚申山を過ぎると「山と高原地図」では破線ルートに該当する鋸十一峰のスタート。
ちなみに調べてみたところ…
庚申山
御岳山
駒掛山
渓雲山
地蔵岳
薬師岳
白山
蔵王岳
熊野岳
剣の山
鋸山
だそうです。地蔵岳、蔵王岳、熊野岳は他の方のレポを見ても写真が見つからなかったので、山頂表記はなさそうです。
破線部分の多くは、まあ特に問題のなさそうな登山道なのですが、
とぎれとぎれに藪漕ぎが発生しました。ルートも分かり辛く、
「まあ破線が妥当かな?」というのが個人的感想です。
付け加えておくと、偶然この3日前に友人が庚申山を訪れていました。
「鋸山まで行くつもりはないが、破線とはどんな感じなのか?と歩いてみたところ、
藪にてさっぱり道がわからなかったので引き返した」とのことです。
ルーファイ経験の殆どない方ですが、参考までに。
薬師岳まではそんな普通の破線ルートなのですが、その先からいきなり
「ノ!コ!ギ!リ!」って名は体を表すようなルートのお目見え♪
ほぼ垂直に下ること10mはありそうな(まったくの記憶による体感です)鎖場がどーん!
すぐ先に同じように登りあげるハシゴ、ロープ、息をつく間もなくまたロープ。
一本越える度に息を整え、また一本。
最後に笹なんかでなく、硬い木のような藪を潜り抜けてポッと出た鋸山の達成感。
こりゃあなかなか味わえない体験ですぜ♪
一度すべての装備を外し体中をチェック。ザックにしっかりとダニがついていました。
ここから下り、皇海山に向かうわけですが、またもや数本の長いロープを伝います。
復路はこれを登るのか…
そして地図に「迷マーク」があるので要注意!
ロープが落ち着いた頃に、しっかりと道筋がついている「沢筋へのルート」があります。
注意して歩かないと、普通にそっちに歩いてしまいそうなハッキリした道筋です。
それは間違い!
いかにも沢に下れるな〜と思った右手方向に、しっかりと赤いテープが道を示しています。
尾根道です。そちらが正しいルートなので、間違えないように注意してください。
もっとも、多くの方が間違っているようなので、自然と正規ルートに合流する道も出来上がっているらしいですが、かなり強引な登りあげみたいなので。
そこさえ注意すれば不動沢のコル〜皇海山、そして鋸山への復路と問題点はありません。
不動沢のコル〜皇海山では、貴重な登山者とすれ違えました♪
ここぞとばかりにトークを楽しんで、気持ちをリフレッシュ♪
展望もなく、悪路の林道で人気が低い皇海山ですが、
ここまで無事に歩き切れた達成感は相当です!
当然それと同等の、「未知の復路への不安感」も押し寄せてきているわけですw
鋸山を越えました。六林班峠へ向けての南下です。
刈払いされているとの情報ですが、本当にきれいにされています!
こんな山奥でこれだけの距離を、こんなにきれいに刈払いするだなんて、
いったいどれだけの労力なのでしょうか!?
関係者の方々に深く御礼申し上げます。
「山を整備してくださる皆様、本当にありがとうございます!」
鋸山〜六林班峠、前半の…う〜ん、時間にしてどれくらいですかね?15分くらいはアップダウンやほっそい斜めった道だったりで「嫌な道だな〜」と思いながら歩きましたが、
気が付くと平地で道幅も広く、何より足元がふかふかの笹なのでクッション性がよい!
薬師岳越えた辺りから右膝に痛みを抱えていたのですが、この良い道のおかげでだいぶ軽減されました♪
地図上にある「女山」も探しましたが見つからず。登山道にあった三角点がそれなのかな?
その三角点を越えると数分で峠に到着です。
間違いなく藪漕ぎなので防水装備を整えました。とっくにびっしょりですがw
六林班峠〜庚申山荘で、道がわからなくなるようなことはありませんでした。
藪ではありますが、地形的にもここしか歩きようがないので問題ありません。
しかし、ここを歩かなくちゃならないの?と躊躇する場面は山ほどありましたw
写真の中で拙いイラストで示してある部分なのですが、
基本的に道は谷側に傾斜しています。細く、もろく、変に右足に力が入ります。
なのでいっその事、思いっきり左へ入り込み「藪だが傾斜がない部分」を歩きました。
それが出来る部分は良いのですが、そうもいかない細い道も多くあります。
谷側へ傾斜しつつ、足元は谷側へ倒れた笹。そして下りの急勾配とか何か所も何か所も出てきました。
念のために体を確保するも、掴めるものは細い笹ばかり…慎重にならざるを得ません。
沢も10〜12本ほど渡りました。濡れはしませんが、沢に差し掛かる時と登山道に復帰する時に滑りやすさ満点☆♪な急勾配があったりします。
途中で豪雨に見舞われたというのもありますが、コースタイム1時間50分のところ、
2時間20分と大きくオーバーしてしまいました。
天下の見晴は当然スルーさせていただき、ようやく山荘に到着です(^_^;)
今まで相当な時間を孤独と闘ってきたのですが、山荘には10人ほどの団体さんと、
単独の男性がいたのでお話することが出来ました♪
そして登山口まで単独ヤマレコユーザーのyumesoufさんとご一緒、孤独でないばかりか、
普段出来ない濃ゆ〜い山トークを存分に楽しむことが出来ました!
登山口が近づくにつれて、雨足も弱まってきました。
yumesoufさんはマウンテンバイクを持ってきているというので、そこでお別れ。
記念撮影をして「ピューーーン♪」と風と共に去ってしまいましたw
ありがとうございました\(^o^)/♪
帰りの林道の長さは、5倍にも10倍にも感じたという事は言うまでもありません♪
駐車場に着き、ザックなどを下している時に山荘で話した10人ほどの団体さんが、
みんなで「皇海山日帰り達成おめでとーーー!」と万歳してくれてとっても嬉しかったです\(^o^)/♪
すぐそばにある「かじか荘」にて、ゆっっっっくりと体を癒して帰りました。
激闘14時間!お疲れ様でした!!
今、改めて過去のリタイヤ記録を読んだのですが、
出発時間もなめてるし、往路で六林班に向かう謎の行動。
「まだ早いよ。」と山の神様が教えてくれたのかもしれないですね♪
nosterさんおはようございます。
お疲れ様でした!ロングルート&累積標高差がハードなコースですね!
岩岩の道に梯子!鎖!藪漕ぎ!雨の中・・・。見ているだけで、お腹いっぱい・・・ 皇海山って、こんな山なんですねぇ。さすがのコース取りです。
無事リベンジ達成との事で、おめでとうございます
激闘が伝わるレコ、感動しましたよ
こんにちは。
すごいリベンジおめでとうございます。
やっぱり日帰りは私には無理と判りました、でも近々行きますよ。
思っていたより難所が多いですねブルブルwww
参考にさせて頂きます、助かります。
最後の歩き楽しかったですね、温泉も良かったようですね、我が家は朝は何時に出ても文句を言いませんが、7時までに帰宅しないと角が出ますので大変なんです
ロング&累積標高差だけで考えると、
いつだかにやった筑波山公式全ルートの方が断然上なのです。
でもその時のしんどさと、この山行のしんどさでは桁違いでした(^_^;)
やっぱり初めてのところを行く感覚と、激岩&激藪&激雨などの条件とでそうなるのでしょうね。
レコ書いてるだけでお腹いっぱいになりましたよ(笑)
皇海山、もともとは群馬からの登山道がなく、あくまでも「庚申山の奥の宮扱い」だったわけです。
古くからのクラシックコースをたどることで、昔の人の大変さ&今の世の中の便利さのありがたみを知れるので、積極的に歩くように心がけています♪
最後の一時間強、何度も書きますがとても楽しかったです\(^o^)/
ありがとうございました♪
日帰りで歩こうが、1泊、2泊で歩こうが、コースの素晴らしさは同じなので絶対に楽しめますよ!
自分も思っていたよりも難所を多く感じたので、山行前に少しでも予習や心の準備が出来るように細かく書きました。
無事に歩ききって下さいね〜!
奥様の角が出てこないようにうまく楽しんでください(笑)
2012年の撤退から、今回のリベンジへ成功おめでとうございます
改めて2012年のレコも覗かせて貰いましたが・・・
11月のチャレンジは少々厳しかったですネ!
日の短い時期だし、気象条件も厳しそうで引き返したのは賢明でしたヨ
私もこのレコの少し前に長い時間をかけて完走したばかりなので
nosterさんの気持ちや感動や達成感がよ〜く分かります
駐車場で大勢の方々から祝福され歓びも倍加したのではないですか?
私達は真っ暗な無人の駐車場に密やかに帰りました(時間からして当然ですが)
こんなロングルートの経験は何度もしたいとは思いませんが
今回の経験は、今後の山行の精神的支柱になりますし
色々な意味合いで貴重な体験だったと思います
nosterさんも同じようなお気持ちではないでしょか
大佐飛山&皇海山と「遠い山」の思い出を共有できてとても嬉しく感じています
これからも安全で楽しい山ライフを続けましょうネ
コメントありがとうございます♪
ホントですね、おっしゃる通り11月って…
その時の思考回路を見てみたいものです(笑)
やはり同じ体験をした方との共有は嬉しいものがあります♪
本気で長かったですよね!特に六林班峠から山荘、そして最後の林道!
永遠に続くのでは!?と疑いながら歩きましたよ。
最後の万歳はとても嬉しかったです(*^_^*)皆キツさを知っているのでしょう。
確かにこれをやりきったという事実は大きいと思います。
精神的支柱に、まだ実感は湧きませんがおそらくなっていくことでしょう。
遠い山…なんだかいいものですね♪
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