記録ID: 6627093
全員に公開
山滑走
妙高・戸隠・雨飾
天狗原山(スキーで小谷温泉から)
2024年04月06日(土) [日帰り]
osamuin
その他5人
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 10:36
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,512m
- 下り
- 1,524m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
除雪は奥までされていますが関係者以外立ち入り禁止。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
天候:晴れ 気温:3℃ 雪質:ザラメ/カチカチミックス 駐車地点からスキーを担いでスタート。 林道入口まで林道ショートカットでいく。 山田旅館手前から裏手に入るが雪切れ、少し上がって雪が繋がりシール歩行。 晴天のため固い雪。少しアップダウンをこなして林道入口に。 道路は除雪してありスキーを外して道路を渡る。雨飾荘からの排水は湯気が出ていて温かそう。 妙高小谷線に入り雨飾荘裏手の斜面は長い距離で雪崩のデブリランド。板を外して踏破。 大海川の橋を渡り林道を進む。 標高1035mの等高線が密な箇所でも雪崩によるデブリが多く板を外してツボで歩く。 太陽の日差しが出ると暑さを感じ、林道沿いの南斜面は藪と茶色が目立つ。 途中で遠く北アルプスや八方尾根や47が眺められた。 どこから登るか? 最初に狙っていた谷間はかなり岩と水が出ていて却下。 その先の尾根は雪が繋がってたので、そのまま取り付く。 林の中は雪が柔らかく意外に登りやすかった。 杉はすぐに切れブナ林となる。尾根まで標高差300m位。 藪もあまりじゃまにならず、ジグザグに登っていくと左手から尾根が近くなる。 尾根は南側に雪庇が張り出し段差のないところから上部に上がる(標高1300m)。 尾根の北側は藪、南側は雪庇。尾根上はやはり雪の段差ができている。 一か所、尾根上に大きな雪庇が形成され進路を阻まれたので南側に下りてトラバース、藪処理も重なる。 標高1400mを超えるとようやく雪庇から解放されブナの疎林が続く。 雪も日向は柔らかくなりだす。 登っていくと小さな谷間やポコが幾つも出てきてなかなか複雑な地形が出てくる。 絶えずルーファイしながら進んでいく。 高度を上げると固いところも出てくるので、アップダウン、トラバースの繰り返し。 P1741手前からは複雑になり、日影はカチカチ、日向はザラメ雪となる。 ルンゼ手前の北斜面でクトーを付けてトラバース気味に上げてルンゼに入る。 ルンゼの出口に向かって狭くなり勾配が増していく。 クトーを利かせて登っていくがザラメ雪と凹凸でシールが効きにくくなってきた。 自分は早めに板を外してツボ足で上がる。まだ先があるので体力温存である。 短いスキー2名はなんとか登り上げたが他4名はツボ足で登り切る。 帰りは中間部の南側が雪が繋がっていたので、ここからルンゼに入り込めば問題ないと狙いをつけておいた。 植生は、栂とダケカンバ、白樺などに変わってきた。 ずっと樹林帯が続くのでありがたい。 柔らか斜面が主体となってきたのでクトーを外す。 P1949は北側から巻くが樹林帯の影はカチカチも出てくる。 P1949の巻きが終わると右手に信州方面の展望も得られる。 妙高。飯縄、高妻、笹ヶ峰など望める。 木々が疎になり白い斜面が続くようになると標高2200m。 右手に雪庇が出てくると妙高の左に火打、焼山が見えてくる。 さらに進むと天狗原山の山頂まで腐った雪のだらだら坂が続く。 山頂で休憩してランチ。 日本海、雨飾、鋸、背後に北アルプスも拝める。 シールオフして滑走。 トレース通りに滑っていくが暖かくなりトレースが分からない所も出てくる。 絶えずルーファイしながら下っていく。 森林が濃いところ、トレースの無いところなど要注意。 ストップスノーはあまりなくザラメ雪の滑りを味わいながら高度を落とす。 例のルンゼは南の山側から回り込んでルンゼ中央部に滑り込んで事なきを得た。 その後は小さな谷間が出てきたところはカニ足で登り上げたりで変化に富む。 標高1400mを切り雪庇のある尾根を途中まで滑るが手間がかかりそうなので 登ってきた手前から林道に向けて下っていく。 雪が重くなり狭いところも出てきて横すべりでなんとか処理していく。 薮っぽいところも出てきてなかなか楽はさせてもらいない。 最後は地図に出ていない小さな谷間に下りてカニで登り返し。 登り返した所にトレースがあった。 ようやく林道に下りてあとは自動運転・・。 最初に板を外したところは手にもって突破、雨飾荘裏手のデブリランドはシートラ。 面倒なので雨飾荘の先までシートラで歩く。 その後もカニ足一か所こなして山田旅館裏手へ。 地面が湿って不安定なので、ここもシートラに置換してゴール。 なかなか道のりが長く春山の楽しみ満載のツアースキーだった。 御同行のメンバーに感謝です。 |
その他周辺情報 | 道の駅おたり https://www.michinoeki-otari.com/ |
写真
撮影機器:
感想
3月に候補に挙がっていた天狗原山、前日に大雨が降って小日向山に転戦したことがあり、今シーズンは没かと思っていたが、春山スキーで再挑戦のお呼びがかかった。
いろいろ調べてみると複雑な地形と関門みたいなルンゼがあるらしく、なかなかハードルが高そうだった。
実際に登ってみると、雪庇の出迎えを受け、テクニカルなルンゼ、最後は重い雪と谷、デブリランドと続いてゴール。
中間部のザラメ滑走と山頂からの景観に酔っている暇は無く、記録以上に長く感じた春山スキー山行であった。
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