皇海山と鋸山 皇海橋から不動沢コース

2015年06月20日(土) [日帰り]

• GPS: 05:20
• 距離: 7.7km
• 登り: 950m
• 下り: 966m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:30
• 休憩: 0:47
• 合計: 5:17

距離 7.7km 登り 954m 下り 975m

8:19 皇海橋
9:35 9:36 不動沢のコル
10:17 10:52 皇海山
11:23 11:24 不動沢のコル
12:00 12:08 鋸山
12:40 12:42 不動沢のコル
13:36 皇海橋

天候

晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

■新潟市内から不動沢コース登山口まで車で約4時間。関越自動車道沼田ICから県道62号を経由して栗原川根利林道（根利側）で登山口のある皇海橋。

■皇海橋へ至る林道は栗原川林道（追貝側）と栗原川根利林道（根利側）の2つのアクセスルートがある。
沼田市HPより
http://www.city.numata.gunma.jp/sukai/access.html
追貝側は段差がきつい悪路で車高の高いRV車でないと通行が困難という情報だった。
根利側は普通車でも通行可能であるが、延長20km程の未舗装路で落石が多く注意が必要である。
ちなみに栗原川根利林道（根利側）のナビ案内は表示されなかった。

■根利側の林道を選択したが、10回くらい停車して20個くらいの落石を路肩に寄せたにもかかわらず、我が車は何回も腹を擦った。
慎重運転を強いられて時速はせいぜい20kmが限界で林道通過に1時間半かかった。

■皇海橋に到着すると橋の両側にそれぞれ駐車スペースがある。
追貝側が15台位、根利側が10台位駐車可能。
トイレのある追貝側に駐車。
8時頃に到着したがまだまだ余裕の空きがあった。
1台の普通乗用車がパンクでスペアタイヤに交換中だった。

■トイレは水洗でトイレットペーパ有り。
■入山届はトイレ内に有る。

コース状況／危険箇所等

■皇海橋から林道を少し歩くと左側に皇海山入口がある。
■沢沿いに歩いて何回か渡渉するが登山靴で問題無し。
■皇海山山頂まで半分の道標を過ぎると沢登りが始まるが水はほとんど無いので登山靴で問題ない。
■不動沢のコルから稜線を歩くと青銅剣が現れてその先が山頂。
■山頂は樹木に囲まれており眺望は良くない。

■皇海山から不動沢のコルを経由して鋸山まで稜線を歩く。
■熊笹が繁茂しておりヤブコギしながら進み道が不明瞭な箇所が有るが山頂までは迷うことは無い。
■山頂手前は鋸山の名前のとおり切り立った岩登りがある。足場はあるので設置されたロープを使って確認しながら登る。高度感はあまり無いがザレているので注意が必要、下りは特に慎重に。
■山頂はさえぎるものが無いので見晴らしが良いはずなのだが、この日はあいにくの雲で眺望はイマイチだった。
■「山と高原地図」に記載されているが、鋸山山頂から岩を下ってすぐに迷う個所がある。沢に向かって続く道があるため、つい道なりに下ってしまいそうになるが、不動沢のコルまでは稜線歩きなので決して沢へ下りないように、右方向へ進むこと。

■雪はすでに消えていた。
■皇海山は百名山なので登る人はたくさんいると思うが、ぜひ、眺望の良い鋸山をセットにして登山するべきである。

その他周辺情報

■南郷温泉「しゃくなげの湯」１００％源泉かけ流し５１０円

写真

6/20 6:31

栗原川根利林道入口に獣除けの柵がある
自分で開けて通りぬけたら閉める

6/20 7:58

皇海橋追貝側にあるトイレ
水洗でトイレットペーパー備え付け
内部は泥で少々汚かった
中に入山届記帳場がある

6/20 7:58

追貝側駐車スペースは6〜7台停まっていた
マイクロバスが1台、団体さんが来ているようだ

6/20 8:01

トイレ内にある入山届と記帳台

6/20 8:15

皇海橋を渡って登山道入口のある根利側へ

6/20 8:15

登山道入口

6/20 8:16

根利側の駐車スペースには2台

6/20 8:21

登山道入口から林道を少し進むと皇海山山頂入口

6/20 8:22

木漏れ日あふれる樹林帯

6/20 8:25

大きな沢を渡る
水量が多いように見えるが岩をうまく渡れば登山靴でも大丈夫

6/20 8:42

沢沿いに登る

6/20 9:02

ハーフポイント

6/20 9:12

今度は沢の中を登る

6/20 9:16

沢水がちょろちょろ流れる

6/20 9:17

濡れているので滑らないように

6/20 9:20

長い・・

6/20 9:24

ようやく沢から離れる

6/20 9:27

やや急登

6/20 9:34

不動沢のコルに到着

6/20 9:34

遭難が多いのか
このような警告看板が多い

6/20 9:43

不動沢のコルから皇海山まで稜線歩き

6/20 9:45

登山口からずっと湿っている登山道

6/20 9:49

ちょっとだけ開けたところに出た

6/20 9:48

ガスってきたので先を急ぐ

6/20 9:54

樹林帯の中を登る

6/20 10:03

20名の団体さんを抜く
登山口駐車場にあったマイクロバス御一行か

6/20 10:07

大きな岩の横を通り抜ける

6/20 10:15

青銅剣が現れた
この先が山頂

6/20 10:19

誰もいない山頂で記念撮影

6/20 10:21

もう1人も記念撮影

6/20 10:33

山頂でランチを広げる
カップめんとおにぎり
この直後団体さんが到着して一気ににぎやかになった

6/20 10:52

次に鋸山を目指します

6/20 11:16

ガスが晴れてきた

6/20 11:23

不動沢のコル

6/20 11:25

鋸山まで稜線歩き

6/20 11:26

熊笹が生い茂る

6/20 11:26

木漏れ陽の緑が鮮やか

6/20 11:37

おっ！鋸の刃

6/20 11:40

ヤブコギ

6/20 11:47

山頂手前の岩場

6/20 11:48

こうやって見ると結構高度感あるが見た目ほど大したことは無い

6/20 11:48

振り返って見る皇海山

6/20 11:48

鋸の刃

6/20 11:56

足場は有るがザレているので注意

6/20 11:58

難なく登りますがね

6/20 12:00

鋸山頂
誰もいない
しばらくして1人登頂、銀山平からだと思われる

6/20 12:00

皇海山が雲に隠れ始めた

6/20 12:03

記念撮影ではもう雲隠れ

6/20 12:03

山ポーズ？

6/20 12:03

記念撮影2人目

6/20 12:08

岩場を下る

6/20 12:10

ミツバオウレン

6/20 12:10

イワカガミ

6/20 12:41

不動沢のコルに戻ってきた

6/20 13:03

シロバナヘビイチゴ

6/20 13:14

カラマツソウ

6/20 13:29

最初の沢を渡る

6/20 13:31

林道に出る

6/20 13:31

林道を下る

6/20 13:35

登山道入口に到着

6/20 13:35

皇海橋を渡って

6/20 13:36

追貝側駐車スペース
この時点で8台、土曜日なのに意外に少ない
団体様御一行のマイクロバスはもういない

6/20 14:59

栗原川根利林道のゲートを通る

6/20 15:22

「しゃくなげの湯」で汗を流す

6/20 15:58

泥んこ・・・

撮影機器：

DSC-WX220 SONY

感想

sunvito

天気予報を見ながら前日まで「日光白根山」「男体山」「月山」「鳥海山」かと迷って、「皇海山」はアクセス道路が大変なので選択肢に無かった。
しかし、天気予報では皇海山方面が良いらしい。ヤマレコと沼田市のHPをよくよく調べてみたら林道が二通りあることが分かって、栗原川根利林道（根利側）なら普通の乗用車でも通行可能らしいことが判明した。

新潟市内から登山口までの時間が計り知れないので、とりあえず早朝4時に出発することにして就寝。

朝起きて「てんきとくらす」をチェック。
よし行ける！
北陸自動車道から関越自動車道沼田ICを下りて県道62号線を経由して栗原川根利林道に入る。獣除けのゲートを通過して未舗装路を20キロほど走るがこれがとんでもない悪路！未舗装路に入ってから10回くらい停めて落石を20個くらい除けても我が車は当たり前のように何度も腹を擦った。
落石を除けている時に2台の乗用車が来たので道を譲ると、あっという間に見えなくなった。

20キロの未舗装路を1時間半かけて登山口のある皇海橋に到着。1台の乗用車が落石を踏んだようでスペアタイヤに交換中。

昔の皇海山は山深く銀山平からのルート「クラシックルート」で1泊以上しないとたどり着けなかった山だそうである。深田久弥もそのルートで行ったに違いない。今は群馬県側から不動沢ルートへ林道ができたので気軽に日帰りできる百名山になったが、林道は長くて結構きついのでRV車で行くのが良い。普通車でも行けないことは無いが落石を踏んでパンクしないように注意が必要だ。

皇海山頂には碑が2つあってその一つには渡良瀬川水源池碑とある。

皇海山は、この時期だからなのかどうかわからないが、花も余り無くて山頂も樹木に囲まれて眺望も良くない。一方、稜線でつながる栃木百名山の鋸山は岩登りが有って山頂からの眺望が良いので是非とも登ってほしい山である。