笈ヶ岳
- GPS
- 15:03
- 距離
- 22.0km
- 登り
- 2,233m
- 下り
- 2,233m
コースタイム
- 山行
- 5:48
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 6:07
- 山行
- 7:44
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 8:43
天候 | 晴。気温は高く、午前8時すぎには雪が緩んでおり、アイゼン、チェーンスパイクは使用しませんでした。それでも早朝は雪が固く、土曜日の大勢の方の踏み跡があればこそ、不使用が可能だったと思います。山頂からは白山はじめ素晴らしい展望でした。土曜日に登った方は、土曜日は白山方面はやや雲が出ていたとのこと。 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口〜山毛欅尾山:R360から中宮発電所に向かって降りていくと舗装道路は終わり、左手に駐車スペース(数台駐車可ですが、駐車していいものなのかどうか)を見て、階段を下っていきます。荒れた遊歩道の標識に従って堰堤の端から堰堤に降ります。堰堤は幅があるので(高度はありますが)怖いこともなく、中央の残地流木も何とか跨げます(ここも堰堤の幅があるので怖くないです)。堰堤から林道に上がる部分が崩壊しており、ロープはあるものの慎重に上りたいところ(特に帰りの下り)。用水発電管の横の階段は900段ちょっと。階段なのでむしろ登りやすいです。カタクリの花に励まされて上ります。傾斜が緩くなると揚水プール。ここはプールの右側を歩き、そのまま踏み跡を上がります。自分は左に回り込んでしまって、若干の藪漕ぎを強いられました。植林帯に入ると踏み跡が不明瞭になりますが、ピンクテープを頼りに残雪を拾って上ります。山毛欅尾山に近づくと雪が増えてきます。最初の下山者の方とすれ違いました。早い! 山毛欅尾山〜冬瓜平:いよいよ笈ヶ岳も見えてきます。山毛欅尾山頂部は広く、天泊も可能です。土曜日朝からの登山者の方は20名ほどいらしたようで、トレースはしっかりついていて、ルーファイに苦労することはありませんでした。1271mは広々したところで、笈ヶ岳を見ながらの好キャンプ地。この辺で大勢の下りの登山者(土曜日日帰り)の方とすれ違いました。アップダウンを繰り返し、雪の状態次第で歩きにくい藪もあるかもしれません。当日は藪での苦労は殆どありませんでした。冬瓜山への稜線から北斜面を巻く手前の尾根では、白山を望む好展望地があり、ここで数張天泊されてました。冬瓜平は多くの場所で天泊が可能です。私は1441m地点に近いところに設営。気温も低くなく、快適な夜でした。久々の雪山の夜を満喫しました。 冬瓜平〜山頂:広々とした冬瓜平を過ぎると下り斜面となり、右手よりの小規模なデブリが見られます。既にこの時期は雪の下に流水があり、GW頃の通行は要チェックでしょう。シリタカ山への急登も、トレースが無いとしんどそう。またトレースが無く、雪が腐ってなければ、ピッケルが欲しい場所です。シリタカ山から笈ヶ岳の肩への上りは、尾根通しに行きますが、1640mぐらいから左に巻いて藪を避けていきます。ここもトレースがあるのでルーファイせずに済み、助かりました。ここの肩に上がる部分も急傾斜で、雪の状態次第ではピッケルが欲しい場所です。肩まで出たら、あとは稜線沿いに小笈ヶ岳を越えていけば山頂です。 |
写真
感想
二百名山最難関と言われ、ヤマレコさんのレポでは随分と脅かされています。充実感はあれども、二度と行きなくない!という方も。山毛欅尾山からのコースは長く、暗いうちから登らないと時間切れの危険。ヘッドライトに照らされた堰堤越えや揚水発電沿いの階段は不気味です。一方のジライ谷から登るルートは距離は短いですが、登山口までのホワイトロード開通は遅く、近年の暖冬では雪が無くなって藪漕ぎを強いられそうです。冬瓜平は気持ちの良い場所ですが、その先のトラバース道は雪崩の危険があり、春が進み雪が溶けると冬瓜山の迂回路となり藪漕ぎの登降がキツそうです。随分とプレッシャーを感じでいると、山渓にGWの笈ヶ岳登頂記事がありました。冬瓜平にテントを張って、楽しい雪稜歩き。考えてみれば、天気さえ良ければ、テント張って楽しい春山がエンジョイできるわけですよね。朝東京出ても新幹線+金沢からレンタカーで11時から登れれば冬瓜平まで行けるし、途中でも幕営適地はありそう。4月の好天の週末を狙っていたら4/13-14がよさそうなので、1泊2日で出かけてみました。
気温は高く、陽当たりの場所は8時過ぎには雪が緩んでいましたが、踏み抜きは殆ど無く、雪崩危険地も9時前には通過できました。冬瓜のトラバースは、既に雪の下の流水が激しく、この暖かさだと早晩通過は難しくなりそう。天気予報も良かったので、土日の登山者は40〜50人?幕営者も15〜20人ほどで、トレースは急斜面のステップにまでなっており、ルーファイ不要で随分と楽させてもらいました。白く美しい白山も存分に堪能し、素晴らしい天泊春山となりました。
コメント
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笈ヶ岳おつかれさまでした!
土曜日に笈ヶ岳登った者ですが、ブナオ山から下山途中赤いシェル見かけなかったでしょうか?🥹落としてしまって、、、
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