早池峰山
- GPS
- 05:46
- 距離
- 4.8km
- 登り
- 864m
- 下り
- 661m
コースタイム
天候 | 薄曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
帰り)小田越⇒大迫⇒新花巻駅(ホテル送迎車) |
コース状況/ 危険箇所等 |
河原坊からの正面コース、何度かの渡渉を繰り返す。頭垢離(コウベコウリ)を越えると蛇紋岩の急な岩場となる。いずれも雨の後は要注意となる。 下山の小田越コースもほぼ同じくガレ場の下りとなる。 トイレは河原坊と小田越の登山口にある。頂上の避難小屋に携帯トイレの販売もある。 |
その他周辺情報 | 大迫のホテル(ベルンドルフ)の平日登山パックを利用した。新幹線の新花巻駅と登山口間の交通が効率的になる(一部路線バス利用) 同じホテルに日帰り湯がある(利用料500円、前日泊り客は半額) |
写真
感想
ハヤチネウスユキソウがそろそろ盛りだという便りを見て岩手の早池峰山に出かけた。
ホテルの登山パックで大迫に前泊し、早朝の路線バスで河原坊に。バスは他に乗客はなく貸切状態だったが、河原坊ではマイカーでそれなりに賑わっていた。
始めは樹林帯の中の沢沿いの道、ここから早くも色とりどりの花々を眺めながら楽しく歩ける。何度か渡渉を繰り返して標高1350m付近の頭垢離(こうべごおり)に着くともう森林限界を越える。この上は急な岩の道が待っているが、そこは高山植物の世界だ。
さっそくハヤチネウスユキソウが迎えてくれる。そしてもう一つの固有種のナンブトラノオも。
コースは蛇紋岩の急な岩場で、特徴のある巨石を巡る道だが、ナンブイズナズナやコイワカガミなど、次々に現れる高山植物に魅せられ、疲れをあまり感じさせない。北アルプスなどと比べてミヤマシオガマなど花の色が濃い印象だ。
頂上は思ったより広く、岩の上に早池峰神社の奥宮や観音像などがあって修験の山を思い起こさせてくれる。
天気は薄曇りというところで岩手山など北方の遠望はきかないが、頂上付近の台地上に覆われた岩々の景観は見せてくれる。この辺りのハヤチネウスユキソウはまだ蕾状態だが、イワベンケイやミヤマアズマギクなど華やかな花が主役不在を補ってくれる。
頂上で早めの昼食をとって西側の道に行く。直下は湿地帯で木道を行く。
その先、御田植場の自然庭園は気持ちの良いところだ。やがてガレ場の急坂となるが、高山植物の花々は途切れることはない。下るにつれてハヤチネウスウキソウも活発に咲いている。時間に余裕があり、写真を撮りながらののんびり歩きとなった。
このあと竜ケ馬場の緑の草原から終点の小田越に向かって下って行った。
早池峰山は2000m級の山ながら全山いたるところで様々な高山植物を見られる、その意味で評判通りの花の名山だと思う。その中でも、やはりハヤチネウスユキソウに出会えたこと、一般のウスユキソウと異なるその可憐な白のボリューム感に魅惑され、遠く岩手まで足を延ばした甲斐のある山行になった。
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