下蒜山→中蒜山 ~春の陽光の中、鈍った体に鞭打つ~
- GPS
- 06:42
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 948m
- 下り
- 938m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
歩き易く明瞭なコースです。鎖やロープの掛った場所はありますが、それほど危険な個所はありません。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
サポーティングタイツ
ジャンパー
ズボン
靴下
グローブ
日よけ帽子(ハット)
登山靴(ローカット)
サブザック(19L)
昼食(おむすび+ミートボール+野ジュース菜)
行動食(飴)
予備食(シリアルバー他)
飲料(お茶600mL)
スマートホン(GPS+ナビ+カメラ)
iPad mini(GPS+ログ)
ドローン(MavicMini)
サブバッテリー
スマートバンド
腕時計
ラジオ
ヘッドライト
手拭い
日焼け止め
ティシューペーパー
|
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備考 | カメラを忘れたので写真はスマホで撮りました。スマートバンドが時計代わりになるかと思ったのですがワークアウト計測中は時計表示できないようで不便でした。 お茶がペットボトル1本ではギリギリでした。これから暑くなるので、2本(1L)は持つようにしようと思いました。 |
感想
先週、カタクリの見られる山を探していて、蒜山の山行記録にカタクリの写真の載っているのを見かけていた。けれども、調べてみると蒜山のカタクリの花期は5月の連休頃だということで少し待つことにしていた。また、自宅の辺りから眺める扇ノ山(1,310m)の山頂付近には残雪があり、1,000mを超える蒜山にももしかしたら雪があるかもと躊躇していた。それから1週間経って扇ノ山の雪も消えた。天候もよさそうだ。春の陽気が続いていることだし、久しぶりに蒜山を歩いてみることにした。
蒜山は2018年の秋に歩いたことがある。その時は上蒜山→中蒜山→下蒜山を縦走して、なかなかハードな登山だった記憶がある(「上蒜山→中蒜山→下蒜山 ~色付く稜線を縦走~」 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1621633.html )。しかし、雲居平から振り返ってみた下蒜山が美しく、今度来るときは逆コースで歩いてみようと思っていた。そうは言っても、あのコースをフルに歩くのは体力的になかなかキツそうだし、縦走を終わった後下山口にデポしていた自転車をこいで登山口まで戻るのも思っていた以上に辛かった。そこで少しコースを短縮する方法を考えた。三座縦走は諦めて、下蒜山から中蒜山まで歩き、そこから塩釜へ下りれば10kmを切る距離になる。それでも標高差は1,000m近くにはなるが、もうひと山歩いたことを思えば少しは気が楽だ。塩釜冷泉から登山口の犬挟(いぬばさり)峠まで自転車を走らすことになるが、地図で確認すると、塩釜と犬挟峠の標高差は意外と小さく、登山前の元気なうちであれば何とか自転車をこいで行けそうだと判断した。
実際塩釜冷泉の中蒜山登山口から犬挟峠の下蒜山登山口まで自転車を漕いだが、自転車を押していかなければならないほどの急坂は無く、少々のアップダウンはあるものの、40分ほどかけて登山口間を移動することができた。下蒜山登山口の駐車スペースは満車で向かいの火葬場駐車場にも何台かの車が停まっていた。自転車を休憩舎の標識にチェーンロックで括り付けて歩き始めた。
登山道はよく整備されている。ぬかるんでいたら滑りやすい土質なのだが、最近天気の良い日が続いていたのでぬかるみはほぼ無かった。登山道の周囲は大きな木が少なく、南の盆地や山々、北の日本海がよく見えた。それにも増して、蒜山そのものの雄大な姿が「山を歩いている」という高揚感を感じさせてくれた。人気の山なのが実感できる。時々、前方に雪をかぶった大山と、左に烏ヶ山、右に矢筈ヶ山と甲ヶ山のシルエットを眺めることもできる。上り坂が続くが、自分の体力に合わせてペースを調節すればよい。冬場にあまり身体を動かしていなくて筋力が衰えているのが実感できる。
カタクリの花は下蒜山の中腹ぐらいからぽつぽつ見ることができた。まだ蕾のものもあったのでもうしばらく楽しめそうだった。特に下蒜山から中蒜山へ向かう下りの途中にはカタクリの密生しているところがあり、これは見事だった。下蒜山登山口から下蒜山山頂の往復ではこれを見ることができないので、少々辛くても春の登山では是非下蒜山から中蒜山の間を歩いてカタクリの群生を堪能してほしい。
中蒜山山頂に着いた時には14時半近くになっていた。この時間にはもう、この稜線を歩く人はほとんど無かった。けれども、お陰で人目を憚ることなくドローン飛行を楽しむことができた。
ドローン映像(2分29秒)
秋には秋の、春には春の山の美しさを見せてくれる蒜山はいい山だなぁとしみじみ感じることができた。体力のない初心者にはややきつい山かもしれないが、少し鍛えて標高差1,000mが歩けるようになったら、大山と、この蒜山はぜひ歩いてもらいたい山だ。皆さんにお勧めします。
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