花と残雪の鳥海山 〜東北の梅雨入り直前の日に
- GPS
- 09:13
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 1,334m
- 下り
- 1,334m
コースタイム
- 山行
- 7:52
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 9:12
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・途中、賽ノ河原付近、七五三掛手前などに残雪が残る。 ・千蛇谷から頂上直下まで雪渓が続く。 ・いずれもアイゼン不要。 |
その他周辺情報 | にかほ市側では象潟の道の駅などに入浴施設がある。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
|
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感想
初夏の花を見ようと、山麓の風景撮影の合い間に6月の鳥海山へ初めて登る。
少し天気を心配したが早朝から雲一つない好天。鉾立の登山口には既に数組の登山者が準備をしている。
朝食を済ませてからゆっくりと歩き始める。
日が昇るとあっという間に気温が上がってきて汗が滲む。長い石の階段が賽ノ河原に近づくと雪の残る部分が出て来て、やがて雪原になる。傾斜地をトラバースする区間もあって少し用心するが、雪は緩んでいて大きな問題はない。
御浜小屋のある稜線に近づくと雪は消え、チングルマやイワカガミなどの初夏の花が咲いているようになる。
御浜小屋の裏に出るとミヤマキンバイやハクサンイチゲなどがびっしりと斜面を埋め、鳥海湖の雪はだいぶん解けて水面が顔を出し始めている。暫く撮影をしてから先を急ぐ。
御田ヶ原もハクサンイチゲが一面に咲いていて素晴らしい風景。御苗代への坂を登り、意外と楽に七五三掛に着く。前回(2011年)はここから外輪山を経由したが、雪が残る今回は七高山からの下りを避けるために千蛇谷のルートを採る。
前回の記録 → http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-124112.html
七五三掛からの崖を下って千蛇谷の雪渓に下りる。何回か左右に渡り返すが、日が高くなり、気温も上がったので雪面からの照り返しが辛くなってくる。頂上への登山道に合流して最後の登り道を進むが、暑さと疲労で速度が上がらない。
やっとのことで登山口から4時間かかって御室に到着する。
小屋は開業準備中のようで、小屋のスタッフ数人がいて荷揚げのヘリが何度もやって来るが販売の準備は殆どできていない。ペットボトルの水は開梱ができていないということで、スタッフの分を譲って貰った。
小屋のそばで昼食を摂ってから新山へ登る。前回は素通りしたので新山は初めて。標高の一番高いピークはほかのピークに囲まれているせいか、意外に展望が良くない。隣の尖ったピークの方が眺めが良いらしいとそちらへ登って行く人もいたが、面倒なので行かなかった。
元のプランは外輪山経由での下山だったが、予想以上に疲労が大きかったので元来た道を下ることに変更する。
御室に下りて10分ほど休憩して下山開始。雪渓上の照り返しは相変わらず強いが、風が少し出て来て雪で冷えるので涼しくて助かる。
雪渓の終りで崖を登り返し、七五三掛で少し長い休憩を取る。もうかなり疲労困憊している。
腰を上げてトボトボと八丁坂上までやって来ると、地元の人らしい男性が花を撮っていてウスユキソウやチョウカイフスマを教えてくれたので一緒に撮影する。
御浜小屋で再び長めの休憩を入れた後、鉾立へ下山する。午後になってガスも出てきたので早めに登って正解だった。
当初プランは完遂できなかったが、前回とは違う花や鳥海山の姿を見ることができて満足な山行だった。
P.S. 東北地方はこの翌日に梅雨入りした。
※ Tadが所属する山岳写真グループ「山岳写真ASA」の
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