常念岳 一ノ沢
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- GPS
- 08:31
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,627m
- 下り
- 1,617m
コースタイム
- 山行
- 8:03
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 8:32
天候 | 晴ときどき曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今日も天気は期待できそうだ。冬期通行止めが解除された常念岳へ行ってみることにする。以前から狙っていたルートだ。
一ノ沢登山口を5時半に出発。最初は雪が全くないのでアプローチシューズで登る。1480mあたりから残雪が出現する。昨年の下見(?)のときより明らかに多いが、繋がらないのでそのままシートラする。先行の登山者に追いつくが私も靴を履き替えたりして時間がかかり、抜きつ抜かれつとなった。
1700mあたりまで登ってようやく雪が繋がるようになった。笠原沢を渡渉してからスキー靴に履き替え、シールで登る。笠原沢の反対側の沢を見上げてみると、それなりにデブリが出ていた。そちらには行かず夏道がある本沢を進む。しばらくは藪の中を歩くが沢が埋まると自由に歩けるようになった。
2300m付近で斜度がきつくなりまたシートラに。常念乗越はもうすぐなので一気に上がる。いつもながら乗越に雪はない。その先の山頂へ続く登山道も雪はほぼない。靴を履き替えるのが面倒くさく、しばらくそのままで登ってみたがやはり速度が出ない。結局またアプローチシューズに履き替えた。その後は順調で前常念への分岐まで登れた。最後はスキー靴にアイゼンを履いて山頂へ。午前中登頂という目標はなんとか達成できた。
山頂には数名いて写真を撮り合う。常念沢を見下ろしてみるとかなりスティープで、ここを滑る人は相当だろう。満足したらいよいよ滑走だ。板を持って登った人は他には見かけず貸切は確定している。前常念へ続く尾根まで戻って一ノ沢側を覗いてみる。笠原沢出合から見上げた沢よりも上流側になるが、こちらはデブリもなく問題なさそうだ。最初は念のためスキーカット気味に大回りするがかなりスラフが流れる。油断せずに滑っていくと予想通り雪崩と言っていいくらいの量のスラフが流れた。3日前に麓で降った雨はこのあたりで雪になったのだろう。表面の湿雪が滑っていく。幸い大きな規模にならなかったので無視してそのまま滑ることにした。高度を下げていくとスラフも出なくなり快適になった。広い沢でどこでも滑れる。
あっという間に高度を落として登りルートの合流点まで戻ってきた。その先も順調に滑る。笠原沢の手前で沢割れするのでその先は藪スキーになるが仕方ない。自分以外のスキーのトレースらしきものが出てくる。後続がいたのだろうか。笠原沢出合まで滑っていくと渡渉点で下山中の登山者が給水していた。渡渉後も板を履いて滑ってみるがもう雪が少なく藪だらけでまともに滑るのは難しい。何とか烏帽子沢の手前まで滑って滑走終了とした。
あとはアプローチシューズにまた履き替えて長い長い登山道歩き。残雪がなくなると板が岩や木の根に当たるので思うように速さでは降りれず、登りと大して変わらない所要時間で登山口まで戻ってきた。色々苦労はしたが予想どおり滑りがいのある山だと思った。
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