ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 6679670
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾

堂津岳、東山(信州百)雪の回廊と絶景

2024年04月20日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
10:30
距離
28.3km
登り
1,932m
下り
1,916m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:16
休憩
1:13
合計
10:29
4:33
4:35
4
4:39
4:42
5
4:47
4:47
4
4:51
4:51
34
5:25
5:35
47
6:22
6:23
75
7:38
7:45
59
8:44
8:45
46
9:31
9:33
58
10:31
10:40
48
11:28
11:47
48
12:35
12:50
32
13:22
13:25
21
13:46
13:46
40
14:26
14:27
3
14:30
14:30
5
14:35
14:35
12
14:47
14:47
1
14:48
ゴール地点
アプローチの林道は大体走っています。
天候 おおむね晴れ
午後から晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2024年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
奥裾花観光センターの大駐車場に駐車しました。
帰りに料金所で入園料(410円)を払いました。
コース状況/
危険箇所等
※4/20時点の状況です
残雪の状況は今後の天候次第で大きく変わります。
堂津岳まではツボ足、中西山〜東山間はアイゼン着用しました。

○奥裾花自然園〜奥西山
スタートから全面雪。赤テープは埋まっているか極僅か。
林道冬季閉鎖解除初日でかつ先頭だったので、歩きやすそうなところをルート取りし進みました。
稜線の直下がやや急登で、稜線上に雪庇が落ちた後の雪壁もあるため、雪質によってはアイゼンがあると便利です。

○奥西山〜堂津岳
稜線上はほぼ全面雪の上でした。
後半の登り途中の少しザレたヤセ尾根とその上下の区間のみヤブが出ている程度。
予想外に、非常に歩きやすい内容でした。

○中西山〜東山
区間全体を通して細い稜線上を歩きます。
ヤブは一部のみですが、残雪がナイフリッジ状になっている箇所が多く、通行注意です。
また、天狗の鼻直下は夏道は出ていますが急登のロープ箇所があり、滑落注意です。
全体に歩きにくい箇所が多く、注意を要します。
 
その他周辺情報 下山後は最寄りの鬼無里の湯(日帰り入浴510円)で入浴しました。
 
朝、穂高観光センターの大駐車場に車を停め出発します。
朝、穂高観光センターの大駐車場に車を停め出発します。
奥裾花自然園までは林道歩き(走り)。
途中、遥か遠くに目指す堂津岳が見えます。
奥裾花自然園までは林道歩き(走り)。
途中、遥か遠くに目指す堂津岳が見えます。
奥裾花自然園入口。
「平成の森」の道標からスタートです。
奥裾花自然園入口。
「平成の森」の道標からスタートです。
「中西山登山道」方面へ。
全面雪でノートレース。歩きやすそうなところを進みます。
「中西山登山道」方面へ。
全面雪でノートレース。歩きやすそうなところを進みます。
沢は一部出ているところもありますが、まだ渡れるところが多いです。
沢は一部出ているところもありますが、まだ渡れるところが多いです。
時折斜度の上がる雪斜面を登っていきます。
時折斜度の上がる雪斜面を登っていきます。
途中、開けたところから高妻山。
高妻山と乙妻山の稜線上から日が昇ってきそうです。
途中、開けたところから高妻山。
高妻山と乙妻山の稜線上から日が昇ってきそうです。
稜線手前で日の出。
あと10分早く出発すれば良かったですね。
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稜線手前で日の出。
あと10分早く出発すれば良かったですね。
すっかり明るくなった稜線直下。
斜度はさらに上がります。
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すっかり明るくなった稜線直下。
斜度はさらに上がります。
稜線すぐ下は雪壁となっています。
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稜線すぐ下は雪壁となっています。
雪庇が落ちた跡から登りやすそうなところを上がります。
雪庇が落ちた跡から登りやすそうなところを上がります。
稜線上から再び高妻山からの日の出。
ここまで登れば遮るものはありません。
稜線上から再び高妻山からの日の出。
ここまで登れば遮るものはありません。
そして稜線上は雪の回廊!
まだ遥か遠く堂津岳を望みます。
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そして稜線上は雪の回廊!
まだ遥か遠く堂津岳を望みます。
反対側は中西山。
堂津岳の後に向かう予定です。
反対側は中西山。
堂津岳の後に向かう予定です。
暫くはなだらかな稜線上を進みます。
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暫くはなだらかな稜線上を進みます。
途中、稜線が広くなったり二重稜線になったりしますが、基本尾根上を進みます。
途中、稜線が広くなったり二重稜線になったりしますが、基本尾根上を進みます。
歩きやすい稜線が続きます。
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歩きやすい稜線が続きます。
雪庇は殆どが落ちていますが、一部残るところも。
雪庇は殆どが落ちていますが、一部残るところも。
右手の視界が開ければ戸隠連峰西岳。
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右手の視界が開ければ戸隠連峰西岳。
途中の小ピークが奥西山。
看板等は無く、この時期は気づかず通過してしまいそうです。
途中の小ピークが奥西山。
看板等は無く、この時期は気づかず通過してしまいそうです。
奥西山を過ぎてからも広く歩きやすい雪斜面。
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奥西山を過ぎてからも広く歩きやすい雪斜面。
堂津岳を正面に。
堂津岳を正面に。
反対側は中西山と奥に天狗の鼻が見え始めました。
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反対側は中西山と奥に天狗の鼻が見え始めました。
解放感溢れる稜線歩きが続きます。
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解放感溢れる稜線歩きが続きます。
風紋?
独特の凹凸模様が広がっていました。
2
風紋?
独特の凹凸模様が広がっていました。
ここまで来ると堂津岳がだいぶ近づいてきたように感じます。
ここまで来ると堂津岳がだいぶ近づいてきたように感じます。
稜線が細くなるといつヤブになるのかと身構えますが、まだ暫くは大丈夫。
稜線が細くなるといつヤブになるのかと身構えますが、まだ暫くは大丈夫。
堂津岳が正面に見えると雪稜と合わせて撮ります。
2
堂津岳が正面に見えると雪稜と合わせて撮ります。
反対側は東山山頂も見えるようになってきました。
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反対側は東山山頂も見えるようになってきました。
そして、ついに雪が切れるその時が来てしまいました。
そして、ついに雪が切れるその時が来てしまいました。
展望が開ける場所だったので小休止がてら撮影。
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展望が開ける場所だったので小休止がてら撮影。
進行方向左手は白馬三山がバッチリ。
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進行方向左手は白馬三山がバッチリ。
左手には爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳。
唐松岳の左奥に見えるのは剱岳かな。
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左手には爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳。
唐松岳の左奥に見えるのは剱岳かな。
ヤブ区間でしたが、夏道がしっかり付いており、かき分けながら進みます。
ヤブ区間でしたが、夏道がしっかり付いており、かき分けながら進みます。
少し進むと写真でよく見るヤセた稜線。
右側斜面が切れているので慎重に進みます。
少し進むと写真でよく見るヤセた稜線。
右側斜面が切れているので慎重に進みます。
再びヤブを越え、雪に乗ったところで振り返る展望。
東山は想像以上に大変なのではないかとこの時感じました。
再びヤブを越え、雪に乗ったところで振り返る展望。
東山は想像以上に大変なのではないかとこの時感じました。
再び雪に乗ってしまえばあとは斜面を登っていくだけ。
再び雪に乗ってしまえばあとは斜面を登っていくだけ。
少し風が出てきますが、展望が開けて気持ち良い。
1
少し風が出てきますが、展望が開けて気持ち良い。
山頂はまだもう少し先のようです。
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山頂はまだもう少し先のようです。
ハート型のタメ糞!?
カモシカでしょうか。お目汚し失礼しました。
ハート型のタメ糞!?
カモシカでしょうか。お目汚し失礼しました。
振り返れば絶景が広がります。
2
振り返れば絶景が広がります。
あと少し!
ようやく山頂が見えてきました。
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あと少し!
ようやく山頂が見えてきました。
堂津岳はここまでの登り斜面と裏腹に、平らで広い山頂でした。
ノートレースの山頂の奥には展望が広がります。
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堂津岳はここまでの登り斜面と裏腹に、平らで広い山頂でした。
ノートレースの山頂の奥には展望が広がります。
振り返れば。
山頂の奥へ進み改めて展望を楽しみます。
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山頂の奥へ進み改めて展望を楽しみます。
左から雨飾山、金山、焼山、火打山。
2
左から雨飾山、金山、焼山、火打山。
アップで雨飾山。
特徴的な山容です。
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アップで雨飾山。
特徴的な山容です。
昨年登った天狗原山〜金山の稜線と右には焼山。
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昨年登った天狗原山〜金山の稜線と右には焼山。
焼山と火打山。
まだ雪たっぷりです。
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焼山と火打山。
まだ雪たっぷりです。
右には妙高山と頚城三山揃い踏み。
2
右には妙高山と頚城三山揃い踏み。
地蔵山。
一際目立つのに夏ルートが存在しない山です。
2
地蔵山。
一際目立つのに夏ルートが存在しない山です。
少し右には高妻山。
少し右には高妻山。
山頂を示すものが無いので、一応のスクショ。
ちゃんと山頂を指していました。
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山頂を示すものが無いので、一応のスクショ。
ちゃんと山頂を指していました。
山頂付近はまだまだたっぷりな雪。
積雪がこれだけ多いのも展望が良い理由でしょうか。
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山頂付近はまだまだたっぷりな雪。
積雪がこれだけ多いのも展望が良い理由でしょうか。
暫く展望を楽しみ、誰も来る気配が無いので山頂を後にします。
一人分の足跡を残して。
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暫く展望を楽しみ、誰も来る気配が無いので山頂を後にします。
一人分の足跡を残して。
最後に、白馬三山と雪倉岳、朝日岳のパノラマ。
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最後に、白馬三山と雪倉岳、朝日岳のパノラマ。
勿体ないですが下ります。
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勿体ないですが下ります。
山頂から少し進むと斜度がやや急な下り道になります。
2
山頂から少し進むと斜度がやや急な下り道になります。
そしてヤセ尾根とヤブ区間。
下りも慎重に通過します。
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そしてヤセ尾根とヤブ区間。
下りも慎重に通過します。
ヤブを抜けたらひと休み。
当分は雪上歩きなので気は楽です。
ヤブを抜けたらひと休み。
当分は雪上歩きなので気は楽です。
正面の東山目指して。
このあたりから数組の登山者とすれ違いました。
正面の東山目指して。
このあたりから数組の登山者とすれ違いました。
振り返れば堂津岳。
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振り返れば堂津岳。
往路も快適なら復路もまた快適な雪稜が続きます。
往路も快適なら復路もまた快適な雪稜が続きます。
少し登り返して再び奥西山へ。
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少し登り返して再び奥西山へ。
堂津岳がだいぶ離れました。
堂津岳がだいぶ離れました。
再び歩いてきた雪稜を振り返る。
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再び歩いてきた雪稜を振り返る。
麓への分岐点あたりまで戻ってきました。
思いのほか順調だったため、予定通り東山へ向かいます。
まずは中西山への登り返しからです。
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麓への分岐点あたりまで戻ってきました。
思いのほか順調だったため、予定通り東山へ向かいます。
まずは中西山への登り返しからです。
堂津岳へと伸びる長い長い稜線が一望できます。
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堂津岳へと伸びる長い長い稜線が一望できます。
中西山山頂が近づいてきました。
中西山山頂が近づいてきました。
澄んだ青空に一筋の矢。
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澄んだ青空に一筋の矢。
中西山山頂まであと少し。
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中西山山頂まであと少し。
山頂手前で振り返ればこちらも広がる絶景!
堂津岳へと伸びる長い稜線と奥の頚城三山!
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山頂手前で振り返ればこちらも広がる絶景!
堂津岳へと伸びる長い稜線と奥の頚城三山!
中西山山頂。
ここも看板や山頂を示すものはまだ雪の下。
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中西山山頂。
ここも看板や山頂を示すものはまだ雪の下。
堂津岳と奥の火打山が重なって見える位置関係でした。
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堂津岳と奥の火打山が重なって見える位置関係でした。
中西山から天狗の鼻へと伸びる稜線。
目的地の東山はさらに右奥です。
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中西山から天狗の鼻へと伸びる稜線。
目的地の東山はさらに右奥です。
このあたりで先行者とすれ違いました。
暫く話し、山頂までの難所やヤブの情報を詳しく教えて頂きました。
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このあたりで先行者とすれ違いました。
暫く話し、山頂までの難所やヤブの情報を詳しく教えて頂きました。
この先稜線が細くなるのでここでアイゼン着用し進みます。
2
この先稜線が細くなるのでここでアイゼン着用し進みます。
中西山を振り返る。
右奥は高妻山です。
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中西山を振り返る。
右奥は高妻山です。
割と歩きやすい箇所もありました。
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割と歩きやすい箇所もありました。
難所の天狗の鼻が近づいてきます。
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難所の天狗の鼻が近づいてきます。
槍のように尖った山容。
この先で一旦アイゼンを外します。
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槍のように尖った山容。
この先で一旦アイゼンを外します。
天狗の鼻へは夏道。ロープを頼りに登ります。
天狗の鼻へは夏道。ロープを頼りに登ります。
天狗の鼻山頂から、ここまで歩いてきた稜線を振り返ります。
中央が中西山。結構歩いたように感じましたが実際は距離は短いです。
天狗の鼻山頂から、ここまで歩いてきた稜線を振り返ります。
中央が中西山。結構歩いたように感じましたが実際は距離は短いです。
天狗の鼻から東山へは一旦大きく下り、再びV字に登り返す内容です。
東山との標高差は僅か20mほどなので、急峻なここを山頂にしてほしかった。
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天狗の鼻から東山へは一旦大きく下り、再びV字に登り返す内容です。
東山との標高差は僅か20mほどなので、急峻なここを山頂にしてほしかった。
天狗の鼻からの急下り。
雪はだいぶ緩んでいるので慎重に下ります。
天狗の鼻からの急下り。
雪はだいぶ緩んでいるので慎重に下ります。
下り切ったら今度は急な登り返し。
先行者のルート取りのトレースが非常に有難く感じます。
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下り切ったら今度は急な登り返し。
先行者のルート取りのトレースが非常に有難く感じます。
登り返しの途中で振り返る。
こちら側から見る天狗の鼻もまた尖ってます。
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登り返しの途中で振り返る。
こちら側から見る天狗の鼻もまた尖ってます。
東山がだいぶ近づいてきました。
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東山がだいぶ近づいてきました。
木が無くなり視界が開ければ振り返る。
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木が無くなり視界が開ければ振り返る。
進行方向右奥の東山山頂もあと少し。
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進行方向右奥の東山山頂もあと少し。
山頂手前の小ピークから。
長かった登り返しも終わり、天狗の鼻より高い位置まで登ってきました。
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山頂手前の小ピークから。
長かった登り返しも終わり、天狗の鼻より高い位置まで登ってきました。
ここまで来れば東山山頂はもう目と鼻の先。
というよりこの距離なら手前の小ピークも双耳峰の山頂の一部なのではないかと思ってしまいます。
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ここまで来れば東山山頂はもう目と鼻の先。
というよりこの距離なら手前の小ピークも双耳峰の山頂の一部なのではないかと思ってしまいます。
直下のヤブ区間を抜けると東山山頂です。
ここもこんもりと積もった雪のやや広い山頂でした。
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直下のヤブ区間を抜けると東山山頂です。
ここもこんもりと積もった雪のやや広い山頂でした。
東山山頂からは天狗の鼻と少し右には堂津岳。
ここまで来ると奥の雨飾山や頚城三山の高さと白さが一段と目立ちます。
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東山山頂からは天狗の鼻と少し右には堂津岳。
ここまで来ると奥の雨飾山や頚城三山の高さと白さが一段と目立ちます。
歩いてきた稜線と高妻山。
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歩いてきた稜線と高妻山。
この頃には後立山連峰方面はうっすら霞み掛かってきていました。
この頃には後立山連峰方面はうっすら霞み掛かってきていました。
こちらも山頂を示すものはまだ雪の下と思われるため、一応の確認をば。
(安心してください、ちゃんと山頂ですよ!)
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こちらも山頂を示すものはまだ雪の下と思われるため、一応の確認をば。
(安心してください、ちゃんと山頂ですよ!)
達成感に包まれながら暫く休憩し、下山に向かいます。
達成感に包まれながら暫く休憩し、下山に向かいます。
再びの雪稜下り。
緩み切った雪質の斜面を慎重に下ります。
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再びの雪稜下り。
緩み切った雪質の斜面を慎重に下ります。
振り返る東山。
上空はうっすら雲が掛かり天気は下り坂。
振り返る東山。
上空はうっすら雲が掛かり天気は下り坂。
下り途中で天狗の鼻への登り返しを見る。
こちらはずっと雪上な分、往路よりは楽でした。
下り途中で天狗の鼻への登り返しを見る。
こちらはずっと雪上な分、往路よりは楽でした。
天狗の鼻直下で再び東山。
東山の展望とはここでお別れです。
天狗の鼻直下で再び東山。
東山の展望とはここでお別れです。
天狗の鼻山頂でひと休み。
アイゼン外してエネルギー補給、下りに備えます。
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天狗の鼻山頂でひと休み。
アイゼン外してエネルギー補給、下りに備えます。
下りもロープを頼りに慎重に通過します。
下りもロープを頼りに慎重に通過します。
降りてきた天狗の鼻。
雪に乗ったところでアイゼン着用します。
降りてきた天狗の鼻。
雪に乗ったところでアイゼン着用します。
中西山へと続く稜線歩き。
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中西山へと続く稜線歩き。
振り返れば。
中西山が近づいてきます。
中西山が近づいてきます。
天狗の鼻からだいぶ降りてきました。
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天狗の鼻からだいぶ降りてきました。
再び中西山山頂。
ここまで来ればあとはイージーモード。
アイゼン外して足が軽くなります。
再び中西山山頂。
ここまで来ればあとはイージーモード。
アイゼン外して足が軽くなります。
中西山から天狗の鼻。
所々で注意を要し、距離以上にハードな内容でした。
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中西山から天狗の鼻。
所々で注意を要し、距離以上にハードな内容でした。
中西山から展望を前にしながら下る下る〜
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中西山から展望を前にしながら下る下る〜
中西山が離れていきます。
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中西山が離れていきます。
稜線からの下降点あたり。
下りはあっという間です。
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稜線からの下降点あたり。
下りはあっという間です。
下りは往路と異なりこの日付いたトレースを追っていくだけの楽な内容でした。
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下りは往路と異なりこの日付いたトレースを追っていくだけの楽な内容でした。
途中でルートから分岐し(少し回り道しながらも)奥裾花自然園のミズバショウを見に向かいます。
途中でルートから分岐し(少し回り道しながらも)奥裾花自然園のミズバショウを見に向かいます。
上のこうみ平湿原はまだほぼ全面雪だったので、今池自然園へ降りていきます。
上のこうみ平湿原はまだほぼ全面雪だったので、今池自然園へ降りていきます。
木道脇の雪解けの早い場所から咲き出したミズバショウ。
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木道脇の雪解けの早い場所から咲き出したミズバショウ。
オチクラかな、と思って撮りましたが、よく見たらただ重なってただけでした。
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オチクラかな、と思って撮りましたが、よく見たらただ重なってただけでした。
流れの無い場所ではカエルの卵塊でしょうか。
大量でした。
流れの無い場所ではカエルの卵塊でしょうか。
大量でした。
展望広場から湿原を一望。
と言ってもまだ殆どが雪の下です。
展望広場から湿原を一望。
と言ってもまだ殆どが雪の下です。
少し登り返すと自然園の入り口に戻ってきました。
少し登り返すと自然園の入り口に戻ってきました。
未だ高く残る雪壁。
この先、急速に雪解けが進みそうです。
未だ高く残る雪壁。
この先、急速に雪解けが進みそうです。
下りの林道はフキノトウ祭り。
(※採取禁止エリアです)
下りの林道はフキノトウ祭り。
(※採取禁止エリアです)
林道を走り降り、奥裾花観光センターの駐車場へ戻ってきました。
林道を走り降り、奥裾花観光センターの駐車場へ戻ってきました。
入口で入園料を払い、麓の温泉へ移動します。
入口で入園料を払い、麓の温泉へ移動します。
途中、所々でキクザキイチゲが咲いていました。
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途中、所々でキクザキイチゲが咲いていました。
最寄りの鬼無里の湯で入浴。
連絡を受け急ぎ安曇野へ移動し、この日安曇野へ来ていた山メンバーの皆さんと合流し、暫く話し、昔を懐かしみつつも長い一日を終えました。
最寄りの鬼無里の湯で入浴。
連絡を受け急ぎ安曇野へ移動し、この日安曇野へ来ていた山メンバーの皆さんと合流し、暫く話し、昔を懐かしみつつも長い一日を終えました。

感想

4/20土曜日はかねてより挑戦したいと思っていた堂津岳と東山のダブルヘッダー。
昨年は特に雪が少なかった(トレーニングも全然できていなかった)ため断念。
今年こそは、と雪上でもそこそこ長い距離を歩けるように冬場も出来るだけ走ったり歩くようにしてきました。

堂津岳と東山は麓の奥裾花自然園から登るのが一般的なルートですが、時機を逸するとヤブ山へ変貌を遂げます。
そのため、奥裾花自然園の開園期間中(春〜秋)かつ残雪期の出来るだけ早い時期がベストシーズンとなります。
林道の冬季閉鎖解除日(開園日)が4月に発表され、開通時間をお聞きしたところ、何とAM0時頃に開ける(!)とのこと。
天気予報も21日は微妙だったので、初日の20日早々に歩けるよう日程調整します。
この日は他の山のお誘いもあったのですが、今回はこちらを優先することにしました。
(是非また誘ってください!)

前置きが非常に長くなりましたが、朝は2時過ぎに自宅を出発。
下道で白馬経由で鬼無里(きなさ)へ入り、拠点の奥裾花自然園観光センターへ。
意外にも駐車場に車は1台も停まっておらず、若干不安になります。
準備して出発する頃に数台入ってきました。
出発時間が若干早かったこともあり、この先堂津岳まで通して先頭で歩くことになるのでした。

奥裾花自然園までの林道は奇麗に除雪してありますが、スタートから全面雪。
ヘッデンを外して、ノートレースの雪斜面を登っていきます。
赤テープはたまに見掛けましたが、夏道は全く分からないので、時折位置情報見ながら大きく方角を外さないようだけにし適当に歩きやすそうなところを登ります。
稜線手前で日の出。高妻山の稜線上から日が昇り、一気に明るくなりました。
稜線直下はやや急登、雪は既に緩み始めており、勢いでそのまま登り切りました。

稜線に出てからはほぼ全面雪。
雪の回廊と遥か遠くに望む堂津岳。
非常に歩きやすい雪の稜線上をサクサク進んでいきます。
途中二重稜線になったり幅が広くなったりしますが、基本はメインの尾根上を歩くようにしました。
夏道が出る気配は無く、いつヤブ漕ぎになるのかとビクビクしておりましたが、山頂への登り途中のごく一部のみヤブが出ていました。
よく写真で見る、唯一の危険個所?のザレ場とその周辺のみネマガリとミヤマハンノキ等の低いブッシュ。
全体でも数十メートル程度で、夏道も明瞭な箇所だったため、ノーダメージで通過。
下りはさらに楽でした。
ヤブを抜けるとまた雪斜面。
やや急登になりますが、ノーアイゼンツボ足で問題無しでした。
登り切ると広い山頂!そしてその奥に広がる絶景!!
予想に反し労せず登頂してしまったので、あれ?こんなんでいいの?と若干の肩透かしでしたが、距離はここまでそこそこ歩いているので、日頃のトレーニングの成果もあったのかなとか全然関係ないことを考えていました。
広がる北アルプス後立山連峰の峰々や、昨年歩いた天狗原山や、雨飾山、頚城三山、高妻山、戸隠山、その他多くの山々の展望と反対側には東山。
時間的には問題無さそうだったので、当初の予定通り東山へ向かいます。

下降点への分岐までは来た道を戻り、往路とはまた違って見える景色を楽しみます。
分岐からは中西山への登り返し。
トレースは1人分あり、片道分だったので、先行者がいることに少し安心しながら進みます。
中西山の少し先で、既に東山に登頂し折り返し中の先行者と行き会い、先の情報を教えて貰いました。
茅野の方で何と昨年堂津岳を歩かれたとのこと。
危険個所や注意ポイントを色々と教えて頂き、非常に有難かったです。
行けるところまでノーアイゼンの予定でしたが、お話を聞いてすぐにアイゼン着用。
その後、次第に細いナイフリッジ状の残雪箇所が増え、歩きにくい箇所が増えてきたので、タイミング的にも丁度良かったのでした。
また、熟達者なのか、時折稜線から外れて上手く巻いていたり、雪上を歩く上で参考になるルート取りでした。
天狗の鼻直下は、先行者の情報通り夏道は出ていましたが、急登のロープ箇所で通行に注意を要します。
この区間だけは往路復路ともアイゼンを外し、無事通過しました。
天狗の鼻から先は急下り。往路が下りなら復路は激登り。
一旦大きく下り、また登り返す行程は後半にはしんどい内容です。
山頂手前の小さいピークと山頂付近には一部ヤブが出ていましたが、それぞれ数メートル程度の区間でこちらもノーダメージ。
後半のヤブ区間が長いと相当苦労しそうな印象でした。
登り切って東山山頂。こちらも道標はまだ雪の下で、開けた雪上の山頂となっていました。
東山山頂に着く頃には北ア方面の遠くの展望はうっすら霞んでしまっていましたが、越えてきた天狗の鼻の高い壁や堂津岳のピーク、さらに奥の頚城山塊の展望は健在でした。
堂津岳と東山を繋ぐ長い稜線を歩いてきたことに感慨を覚えながら暫く休憩。
頻繁に出し入れする過程でアイゼンの下敷きになっていた菓子パンは潰れて原型を留めておりませんでしたがそれもまた良し。
復路もさらに緩んで腐った雪質に注意しながら長い稜線上を歩きました。
稜線の下降点からは雪が緩んでいるので足で滑りながら下山しました。
途中で分岐し、奥裾花自然園に寄り、まだ咲き始めのミズバショウを見てから戻りました。
下山後に鬼無里の湯に寄るところで、この日に別の山のお誘いを受けていたメンバーから安曇野観光中との連絡があり、急ぎ安曇野へ戻り(少しお待たせしてしまいましたが)、暫く話し思い出に浸りながら帰宅しました。

いつか歩いてみたかった堂津岳と東山。
今回、天候もコンディションにも恵まれ、信州百名山でも屈指の難易度の山を誇る(と言われている)両山を無事に歩き切ることができ、記憶に残る登山になりました。
次にまた歩く機会があるかどうかは、歩いた直後の今は正直微妙なところですが、この展望を見に、また訪れたくもなるような気もしています。
今回の登山で信州百名山も82座目(レコ登録済は71座)となりました。
 

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