ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 6684696
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
京都・北摂

京都一周トレイル + 愛宕山(2泊3日)

2024年04月18日(木) ~ 2024年04月20日(土)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
89.7km
登り
4,849m
下り
4,838m

コースタイム

1日目
山行
11:36
休憩
0:50
合計
12:26
5:47
27
6:14
39
6:53
35
7:28
53
8:21
7:28
99
伏見稲荷・千本鳥居
9:07
49
10:16
50
11:06
4
11:10
11:30
4
ふみき亭(食事)
11:40
67
12:47
50
13:37
14:07
18
原喜久食堂(食事)
14:25
76
日本バプテスト病院(買い物)
15:41
83
17:04
16
大比叡山頂
17:20
スキー場跡地前
2日目
山行
9:40
休憩
1:04
合計
10:44
5:28
26
スキー場跡地前
5:54
16
6:10
51
7:01
19
7:20
32
7:52
45
8:37
11
8:48
8:55
5
ファミリーマート(買い物)
9:00
9:20
30
里の駅・大原(食事)
9:50
29
10:19
27
10:46
17
11:03
11:40
3
心天狗(食事)
11:43
57
12:40
13
12:53
44
13:37
58
14:35
30
15:05
42
15:47
25
16:12
3日目
山行
7:57
休憩
0:22
合計
8:19
4:35
60
5:35
15
6:24
56
愛宕山登山口(北山93)
7:20
40
8:00
25
8:25
52
9:17
35
愛宕山登山口(北山94)
9:52
15
10:07
18
10:25
10:47
23
さつき亭(食事)
11:10
13
嵐山公園展望台
11:23
9
11:32
28
12:00
33
12:54
天候 曇り、晴れ、晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2024年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
 往路は、前日夜の帰宅後に新幹線で京都に移動。近鉄京都線に乗り換え、桃山御陵前駅から徒歩でネットカフェ(快活クラブ・新堀川店)に移動して宿泊。翌朝、ネットカフェのすぐ近くのすき家で朝食を取り、徒歩でスタート地点の伏見桃山駅(桃山御陵前駅の目の前)に移動。
 復路は、ゴールの上桂駅から徒歩で仁左衛門の湯に移動し、入浴後に目の前の国道三ノ宮バス停から市バスで京都駅へ。京都駅から新幹線を利用。
コース状況/
危険箇所等
 コース中に岩場などの危険箇所はありませんが、山中なので気を抜けば滑落して大けがをするような場所は多数あります。距離が長いので、集中力を維持し続ける必要があります。なお、山中や山麓の林道で樹木が根こそぎ倒れている山肌が無数に見受けられました。崖崩れが怖いので、大雨後の山行はお勧めしません。
 分岐には京都一周トレイル専用の非常に分かりやすい案内板が設置されており、大変助かります。事前に京都一周トレイル専用のマップを購入し、案内板を探しながら歩くとオリエンテーリング感覚で楽しめます。
その他周辺情報  自分の場合は公共交通機関で帰宅するので、下山後すぐの入浴は必須。
 ゴール地点の上桂駅周辺の入浴施設は、調べたところでは上桂駅から1駅先の桂駅付近の「桂湯」、2駅戻った阪急嵐山駅付近の「風風の湯」、上桂駅から徒歩30分の「仁左衛門の湯」あたりが候補でしょうか。
 上桂駅に13時前に到着したので、15時営業開始の「桂湯」はまず除外。さらに、観光客の多い嵐山周辺にゲンナリしたので、嵐山にある「風風の湯」も除外。ということで、90kmも歩いたのにさらに30分歩くのもゲンナリですが、「仁左衛門の湯」を利用しました。施設内の食事メニューも豊富だし、目の前のバス停から京都駅に直通のバスが利用できるのもいいですね。無休だし、営業時間も10時〜25時と長いですよ。
宿泊したネットカフェから20分ほど歩いて伏見桃山駅へ。
宿泊したネットカフェから20分ほど歩いて伏見桃山駅へ。
駅前の東山F1の案内板から5時48分にスタート。この京都一周トレイル専用の案内板が分岐ごとに設置されており、内容もシンプルで非常に分かりやすいです。
駅前の東山F1の案内板から5時48分にスタート。この京都一周トレイル専用の案内板が分岐ごとに設置されており、内容もシンプルで非常に分かりやすいです。
6時14分に伏見桃山城の脇(東山F7)を通過。今残っているのは戦後になって遊園地内に建てられた鉄筋コンクリートの模擬天守だそうです。専用マップのF8案内板のところに「7:00〜日没のみ出入り可」と記載されていますが、7時前でも通行可能でした。
6時14分に伏見桃山城の脇(東山F7)を通過。今残っているのは戦後になって遊園地内に建てられた鉄筋コンクリートの模擬天守だそうです。専用マップのF8案内板のところに「7:00〜日没のみ出入り可」と記載されていますが、7時前でも通行可能でした。
6時53分に大岩山展望所(東山F18)に到着。この日のヤマテンの予報は曇り、ヤフー天気予報は晴れ。ヤマテンの圧勝ですな(泣)。
6時53分に大岩山展望所(東山F18)に到着。この日のヤマテンの予報は曇り、ヤフー天気予報は晴れ。ヤマテンの圧勝ですな(泣)。
大岩山を下り、市街地へ。名神高速道路の下をくぐります(東山F24)。
大岩山を下り、市街地へ。名神高速道路の下をくぐります(東山F24)。
竹林の中を進みます(東山F32〜F33)。早朝から多くの方がタケノコの収穫作業にあたっていました。
竹林の中を進みます(東山F32〜F33)。早朝から多くの方がタケノコの収穫作業にあたっていました。
8時20分に伏見稲荷(東山2-1)に到着。この写真には2人しか人がいませんが、周囲にはすごい数の外国人観光客がいます。平日ということもあり、日本人はほとんどいません。外国人観光客に英語で道を聞かれたので、持てる英語力の全てを使って懸命に答えましたが、首を横に振りながら渋い表情で去っていきました・・・。
1
8時20分に伏見稲荷(東山2-1)に到着。この写真には2人しか人がいませんが、周囲にはすごい数の外国人観光客がいます。平日ということもあり、日本人はほとんどいません。外国人観光客に英語で道を聞かれたので、持てる英語力の全てを使って懸命に答えましたが、首を横に振りながら渋い表情で去っていきました・・・。
国道1号線に出ます(東山14)。ルートは国道1号線の向こう側に続くのですが、少しルートが分かりづらいかも。専用マップの拡大図と現地案内板の確認を。
国道1号線に出ます(東山14)。ルートは国道1号線の向こう側に続くのですが、少しルートが分かりづらいかも。専用マップの拡大図と現地案内板の確認を。
東山15-2の後に、この小さなトンネルを通って国道1号線の向こう側に行きます。トンネルの後に登る山が清水寺の裏手の山(清水山)になります。
東山15-2の後に、この小さなトンネルを通って国道1号線の向こう側に行きます。トンネルの後に登る山が清水寺の裏手の山(清水山)になります。
清水山を下ってきました。正面奥に比叡山、右手前に大文字山が見えてきました。今日は大文字山を経由して比叡山山頂まで行きます。
清水山を下ってきました。正面奥に比叡山、右手前に大文字山が見えてきました。今日は大文字山を経由して比叡山山頂まで行きます。
11時10分、粟田神社近く(東山29付近)の「ふみき亭」で食事。レトロな雰囲気がいいですね。
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11時10分、粟田神社近く(東山29付近)の「ふみき亭」で食事。レトロな雰囲気がいいですね。
「ねじりまんぽ」(東山30-2)を通過。「まんぽ」はトンネルのことで、トンネルの方向に対してねじれた形でレンガを積んでいるので、この名前で呼ばれているそうです。次の写真の蹴上インクラインの下を通っています。
「ねじりまんぽ」(東山30-2)を通過。「まんぽ」はトンネルのことで、トンネルの方向に対してねじれた形でレンガを積んでいるので、この名前で呼ばれているそうです。次の写真の蹴上インクラインの下を通っています。
蹴上インクライン(東山32)。段差のある場所で船を台車に乗せ、船溜まり間を移動させていたそうです。この写真の奥の陸上部分に台車用の線路が伸びています。
蹴上インクライン(東山32)。段差のある場所で船を台車に乗せ、船溜まり間を移動させていたそうです。この写真の奥の陸上部分に台車用の線路が伸びています。
蹴上インクラインを通過するとすぐに大文字山への登りが始まります。ようやく山らしい場所になりました。
蹴上インクラインを通過するとすぐに大文字山への登りが始まります。ようやく山らしい場所になりました。
12時47分に大文字山山頂(東山45付近)に到着。京都一周トレイルのルートから5分ほど外れますが、せっかくなので立ち寄りました。
12時47分に大文字山山頂(東山45付近)に到着。京都一周トレイルのルートから5分ほど外れますが、せっかくなので立ち寄りました。
大文字山山頂からの眺め。う〜ん、相変わらずドンヨリしてますね。山頂では10人ほどの登山者が休憩中でした。
大文字山山頂からの眺め。う〜ん、相変わらずドンヨリしてますね。山頂では10人ほどの登山者が休憩中でした。
新緑が気持ち良い登山道を下ります。
新緑が気持ち良い登山道を下ります。
哲学の道(東山50)まで下りてきました。
哲学の道(東山50)まで下りてきました。
13時37分、原喜久食堂(東山51)で2回目の食事。今回の山行は自炊道具は持参せず、店での食事とコンビニで調達した食料で進みます。銀閣寺前の好立地なので、満席でした。
13時37分、原喜久食堂(東山51)で2回目の食事。今回の山行は自炊道具は持参せず、店での食事とコンビニで調達した食料で進みます。銀閣寺前の好立地なので、満席でした。
14時20分、日本バプテスト病院(東山55)内のファミリーマートで今日の夕食と明日の朝食を調達。ここからしばらく山岳区間に入り、大原(戸寺)までコンビニがありません。(比叡山山頂付近の駅に自販機はあります)
14時20分、日本バプテスト病院(東山55)内のファミリーマートで今日の夕食と明日の朝食を調達。ここからしばらく山岳区間に入り、大原(戸寺)までコンビニがありません。(比叡山山頂付近の駅に自販機はあります)
市街地を離れ、比叡山に向けて登っていきます。再び登山らしくなってきました。
市街地を離れ、比叡山に向けて登っていきます。再び登山らしくなってきました。
15時41分、石鳥居(東山67)を通過。ここで幕営される方もいるようです。フラットで良い場所ですが、まだ時間に余裕があるので先に進みます。
15時41分、石鳥居(東山67)を通過。ここで幕営される方もいるようです。フラットで良い場所ですが、まだ時間に余裕があるので先に進みます。
比叡山山頂が近づくにつれて傾斜がきつくなってきました。足の筋肉は大丈夫ですが、足裏が疲れてきました。
比叡山山頂が近づくにつれて傾斜がきつくなってきました。足の筋肉は大丈夫ですが、足裏が疲れてきました。
16時45分にケーブル比叡駅(東山74)付近に到着。ここで東山エリアが終了し、この先は北山エリアになります。今日はこの付近で幕営予定ですが、まだ日没まで時間があるので、ルートを外れて大比叡山頂を踏みに行きます。
16時45分にケーブル比叡駅(東山74)付近に到着。ここで東山エリアが終了し、この先は北山エリアになります。今日はこの付近で幕営予定ですが、まだ日没まで時間があるので、ルートを外れて大比叡山頂を踏みに行きます。
17時4分、大比叡山頂に到着。展望はありません。この山頂と翌日訪れる延暦寺は滋賀県内になります。
17時4分、大比叡山頂に到着。展望はありません。この山頂と翌日訪れる延暦寺は滋賀県内になります。
ケーブル比叡駅の先の展望広場(北山4)で幕営予定でしたが、西風が強かったので風の影響を受けにくいスキー場跡地前(北山2)に戻ってテントを張りました。ヤマテンではこの夜の比叡山は風速14m/秒の予報でしたが、この場所では全く風の影響はありませんでした。
ケーブル比叡駅の先の展望広場(北山4)で幕営予定でしたが、西風が強かったので風の影響を受けにくいスキー場跡地前(北山2)に戻ってテントを張りました。ヤマテンではこの夜の比叡山は風速14m/秒の予報でしたが、この場所では全く風の影響はありませんでした。
2日目は5時30分に行動開始します。当初幕営予定だった展望広場を通過。
2日目は5時30分に行動開始します。当初幕営予定だった展望広場を通過。
すぐに延暦寺の境内に入ります。浄土院へと下る階段(北山7)も雰囲気があります。
すぐに延暦寺の境内に入ります。浄土院へと下る階段(北山7)も雰囲気があります。
誰もいない早朝の浄土院(北山7と8の間)。
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誰もいない早朝の浄土院(北山7と8の間)。
釈迦堂(北山9-2)。
釈迦堂(北山9-2)。
延暦寺の境内を抜け、先へと進みます。玉体杉(北山12)付近から見た京都市街。やや霞んでいますが、昨日よりはよく見えます。
延暦寺の境内を抜け、先へと進みます。玉体杉(北山12)付近から見た京都市街。やや霞んでいますが、昨日よりはよく見えます。
7時にこの日最初のピークとなる横高山(北山13)に到着。ここから大原に向けて下っていくイメージでしたが、その間に横高山(標高767m)より高い水井山(標高793m)が待ち受けていました。
7時にこの日最初のピークとなる横高山(北山13)に到着。ここから大原に向けて下っていくイメージでしたが、その間に横高山(標高767m)より高い水井山(標高793m)が待ち受けていました。
樹間から滋賀県側に目を向けると、少しだけ琵琶湖が見えました。
樹間から滋賀県側に目を向けると、少しだけ琵琶湖が見えました。
仰木峠(北山18)に京都一周トレイルの案内板によく似たデザインの比良比叡トレイルの案内板があり、一瞬騙されそうになりました。北山17から18の区間は両トレイルが重複しているんですね。
仰木峠(北山18)に京都一周トレイルの案内板によく似たデザインの比良比叡トレイルの案内板があり、一瞬騙されそうになりました。北山17から18の区間は両トレイルが重複しているんですね。
ボーイスカウト道(北山19)と呼ばれる急坂を下ります。
ボーイスカウト道(北山19)と呼ばれる急坂を下ります。
下り終えたあたりに鯖街道の案内看板がありました。ブラタモリの「大原」の回で鯖街道の紹介してたな。
下り終えたあたりに鯖街道の案内看板がありました。ブラタモリの「大原」の回で鯖街道の紹介してたな。
大原の戸寺(北山24)まで下りてきました。いや〜、のどかでいいですね。
大原の戸寺(北山24)まで下りてきました。いや〜、のどかでいいですね。
ここで京都一周トレイルのルートから外れます。北山24から北に700mほど歩き、8時48分にファミリーマートへ。この先は3日目の昼に通過予定の阪急嵐山駅付近までコンビニがないので、ここで今日の夕食と明日の朝食を調達します。京都一周トレイルを一気に踏破する場合は、ほとんどの方が立ち寄る場所ではないでしょうか。
ここで京都一周トレイルのルートから外れます。北山24から北に700mほど歩き、8時48分にファミリーマートへ。この先は3日目の昼に通過予定の阪急嵐山駅付近までコンビニがないので、ここで今日の夕食と明日の朝食を調達します。京都一周トレイルを一気に踏破する場合は、ほとんどの方が立ち寄る場所ではないでしょうか。
ファミリーマートから西に数分進んだところにある「里の駅・大原」内にある「花むらさき」という食堂に入り、早くも昼食。早い時間帯はメニューが限られますが、朝9時から食事を提供していただけるのはありがたい。開店まで5分ほど待ち、「日替わり大原膳」を頂きました。メチャクチャうまかった!
ファミリーマートから西に数分進んだところにある「里の駅・大原」内にある「花むらさき」という食堂に入り、早くも昼食。早い時間帯はメニューが限られますが、朝9時から食事を提供していただけるのはありがたい。開店まで5分ほど待ち、「日替わり大原膳」を頂きました。メチャクチャうまかった!
里の駅・大原から南に進んで京都一周トレイルに戻ります。鯉のぼりとか・・・
里の駅・大原から南に進んで京都一周トレイルに戻ります。鯉のぼりとか・・・
菜の花とか・・・。これぞ山里って感じの風景が広がります。
菜の花とか・・・。これぞ山里って感じの風景が広がります。
北山27で京都一周トレイルに復帰。大原を離れ、再び山へ。江文峠(北山31)に向けて登ります。
北山27で京都一周トレイルに復帰。大原を離れ、再び山へ。江文峠(北山31)に向けて登ります。
江文峠を越え、10時7分に静原(北山33)に下りてきました。ここも良い雰囲気です。
江文峠を越え、10時7分に静原(北山33)に下りてきました。ここも良い雰囲気です。
静原を抜け、薬王坂(やっこうざか・北山40)を登ります。山道よりも、その直前の住宅地の上り坂の勾配がすごかった。
静原を抜け、薬王坂(やっこうざか・北山40)を登ります。山道よりも、その直前の住宅地の上り坂の勾配がすごかった。
11時に鞍馬(北山43)まで下りてきました。この付近は自販機が何台かあります。この後は高雄に抜けるまで自販機がないので、買い忘れのないように注意です。
11時に鞍馬(北山43)まで下りてきました。この付近は自販機が何台かあります。この後は高雄に抜けるまで自販機がないので、買い忘れのないように注意です。
鞍馬寺の入口前にある「心天狗」で早くもこの日2度目の昼食(里の駅で食べてから2時間しか経ってない)。親子丼に加え、持ち帰り用おにぎりを2個注文しました。ここも美味でした。
鞍馬寺の入口前にある「心天狗」で早くもこの日2度目の昼食(里の駅で食べてから2時間しか経ってない)。親子丼に加え、持ち帰り用おにぎりを2個注文しました。ここも美味でした。
天狗を見に鞍馬駅に寄り道。下駄を履いてバランス取るのが大変そうな立派な鼻ですね。
天狗を見に鞍馬駅に寄り道。下駄を履いてバランス取るのが大変そうな立派な鼻ですね。
叡山電鉄鞍馬線に沿ってしばらく車道を歩いたら、夜泣峠(北山50-1)に向かって急登を登ります。
叡山電鉄鞍馬線に沿ってしばらく車道を歩いたら、夜泣峠(北山50-1)に向かって急登を登ります。
夜泣峠まで登ると、しばらく緩やかな稜線歩きになります。
夜泣峠まで登ると、しばらく緩やかな稜線歩きになります。
この稜線で鞍馬の「心天狗」で注文したおにぎり2つ(葉とうがらし、梅)をペロリと平らげます。まだ暖かさが残っていて最高でした!
この稜線で鞍馬の「心天狗」で注文したおにぎり2つ(葉とうがらし、梅)をペロリと平らげます。まだ暖かさが残っていて最高でした!
13時37分にいったん山幸橋に下り、鴨川を渡ります。
13時37分にいったん山幸橋に下り、鴨川を渡ります。
小峠(北山62)に向かって登り返します。標高の高い比叡山と愛宕山を除くと、登りで一番きつかったのがこの小峠への急登でした。
小峠(北山62)に向かって登り返します。標高の高い比叡山と愛宕山を除くと、登りで一番きつかったのがこの小峠への急登でした。
小峠を越え、14時34分に氷室町(北山65)に下りてきました。この後の氷室配水池(北山66と67-1の間)への車道の登りが地味にキツイ。ロードの登りってきつく感じるんですよね。
小峠を越え、14時34分に氷室町(北山65)に下りてきました。この後の氷室配水池(北山66と67-1の間)への車道の登りが地味にキツイ。ロードの登りってきつく感じるんですよね。
15時に北山67-1の案内版前に到着。ここから北山70まではルートが二手に分かれます。北側のルート上には食事を取ることができる「山の家はせがわ」がありますが、営業時間に間に合わないので南側のルートを取ることにしました。
15時に北山67-1の案内版前に到着。ここから北山70まではルートが二手に分かれます。北側のルート上には食事を取ることができる「山の家はせがわ」がありますが、営業時間に間に合わないので南側のルートを取ることにしました。
南側のルート上から久々に京都市街が一望できました。奥に見えている山々が初日に歩いた東山エリアです。だいぶ来たなぁ。
南側のルート上から久々に京都市街が一望できました。奥に見えている山々が初日に歩いた東山エリアです。だいぶ来たなぁ。
その後、長い林道歩きを経て、16時12分に2日目の幕営地の沢ノ池(北山80)に到着。山中の窪地なので展望はありませんが、どうですか、この雰囲気!実は湖畔まで車で乗り入れることができるので、「酒や花火で盛り上がるようなキャンパーがいませんように!」と願っていたのですが、平日なので離れた場所に男性ハイカーがもう1人だけ。静かな湖畔で優雅なひとときを過ごせました。
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その後、長い林道歩きを経て、16時12分に2日目の幕営地の沢ノ池(北山80)に到着。山中の窪地なので展望はありませんが、どうですか、この雰囲気!実は湖畔まで車で乗り入れることができるので、「酒や花火で盛り上がるようなキャンパーがいませんように!」と願っていたのですが、平日なので離れた場所に男性ハイカーがもう1人だけ。静かな湖畔で優雅なひとときを過ごせました。
3日目。天気の崩れはありませんが、早い時間帯の方が晴れ間が多い予報なので、暗いうちから行動開始です。4時35分に沢ノ池を出発。
3日目。天気の崩れはありませんが、早い時間帯の方が晴れ間が多い予報なので、暗いうちから行動開始です。4時35分に沢ノ池を出発。
ちょっとだけ京都市街の夜景が見えました。
ちょっとだけ京都市街の夜景が見えました。
樹間からこの後に登る愛宕山も。遠くない?
樹間からこの後に登る愛宕山も。遠くない?
5時33分に高雄(北山87)に下りてきました。ここも雰囲気の良いエリアです。
5時33分に高雄(北山87)に下りてきました。ここも雰囲気の良いエリアです。
今回の山行で密かに楽しみにしていたのが、神護寺への階段の脇にある高雄観光ホテル(北山90付近)。小学校の修学旅行(約40年前!!)で泊まったホテルで、今回のルートを事前確認している時に目の前を通ることが分かってひとりで盛り上がっていました。修学旅行で拝観した神社仏閣はあまり覚えていないのですが、このホテルの前の清滝川沿いの紅葉の美しさが強烈に印象に残っており、ホテルの名前もはっきり記憶していました。まだ営業されているようで、良かったです!
今回の山行で密かに楽しみにしていたのが、神護寺への階段の脇にある高雄観光ホテル(北山90付近)。小学校の修学旅行(約40年前!!)で泊まったホテルで、今回のルートを事前確認している時に目の前を通ることが分かってひとりで盛り上がっていました。修学旅行で拝観した神社仏閣はあまり覚えていないのですが、このホテルの前の清滝川沿いの紅葉の美しさが強烈に印象に残っており、ホテルの名前もはっきり記憶していました。まだ営業されているようで、良かったです!
北山90から92付近までは、清滝川沿いのこんな感じの気持ちの良い道を進みます。土曜日ですが、早朝ということもあってすれ違う人もほとんどありません。
北山90から92付近までは、清滝川沿いのこんな感じの気持ちの良い道を進みます。土曜日ですが、早朝ということもあってすれ違う人もほとんどありません。
6時24分に北山93に到着。ここから京都一周トレイルのルートを外れ、愛宕山に寄り道します。
6時24分に北山93に到着。ここから京都一周トレイルのルートを外れ、愛宕山に寄り道します。
大杉谷沿いのルートの方が距離は短そうですが、月輪寺経由の方が尾根道で気持ち良さそうなので、月輪寺ルートで登ります。
大杉谷沿いのルートの方が距離は短そうですが、月輪寺経由の方が尾根道で気持ち良さそうなので、月輪寺ルートで登ります。
1時間ほど登って月輪寺に到着。寺の境内が登山道になっているのですが、境内の直前に「午後5時から午前9時まで立入禁止」との看板がありました。現在午前7時20分・・・。動揺のあまり看板の写真を撮り忘れましたが、「これは登山口に掲示してくれなきゃ無理!今さら引き返せない!」と自分に言い聞かせ(登山口にも掲示されてたのかな・・・)、「寺の人に見つかりませんように」と祈りながらそっと境内へと進みます。そこへ尼僧さんがひょっこり建物から出てきて鉢合わせ。おずおずと挨拶して消え入りそうな声で「通らせていただきま〜す」と言うと、「どうぞ〜」と優しい声で返して下さいました。暗い時間に登山をしたり、早朝に大声でしゃべりながら通過する登山者グループを戒めるために掲示されているのかもしれません。(知っていれば大杉谷ルートで登ったのだが・・・)
1時間ほど登って月輪寺に到着。寺の境内が登山道になっているのですが、境内の直前に「午後5時から午前9時まで立入禁止」との看板がありました。現在午前7時20分・・・。動揺のあまり看板の写真を撮り忘れましたが、「これは登山口に掲示してくれなきゃ無理!今さら引き返せない!」と自分に言い聞かせ(登山口にも掲示されてたのかな・・・)、「寺の人に見つかりませんように」と祈りながらそっと境内へと進みます。そこへ尼僧さんがひょっこり建物から出てきて鉢合わせ。おずおずと挨拶して消え入りそうな声で「通らせていただきま〜す」と言うと、「どうぞ〜」と優しい声で返して下さいました。暗い時間に登山をしたり、早朝に大声でしゃべりながら通過する登山者グループを戒めるために掲示されているのかもしれません。(知っていれば大杉谷ルートで登ったのだが・・・)
7時58分に山頂の愛宕神社に到着。北山89の案内板から約2時間半。標高差は800mほどしかありませんが、2日間の疲れがあるのか、最後は足が重かったです。
7時58分に山頂の愛宕神社に到着。北山89の案内板から約2時間半。標高差は800mほどしかありませんが、2日間の疲れがあるのか、最後は足が重かったです。
下山は表参道を利用します。土曜日なので、続々と登山者が登ってきます。3割くらいはトレランの方でした。
下山は表参道を利用します。土曜日なので、続々と登山者が登ってきます。3割くらいはトレランの方でした。
9時17分に嵯峨清滝(北山94)まで下りてきました。ここで京都一周トレイルに復帰します。
9時17分に嵯峨清滝(北山94)まで下りてきました。ここで京都一周トレイルに復帰します。
今回のルートの東のボスが比叡山なら、西のボスは愛宕山。「愛宕山が終わったから、残りはウィニングランだな」と思ったら、全4冊の京都一周トレイルの公式マップの最後の1冊が丸々残っていることに気付きました。鼻血が出そうです。
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今回のルートの東のボスが比叡山なら、西のボスは愛宕山。「愛宕山が終わったから、残りはウィニングランだな」と思ったら、全4冊の京都一周トレイルの公式マップの最後の1冊が丸々残っていることに気付きました。鼻血が出そうです。
愛宕山から下山してすぐの渡猿橋。橋を渡った後にそのまま車道を進まないよう注意です。この写真は橋を渡った後に振り返って撮影したものですが、橋を渡ってすぐ右に西山1の案内板があり、川に向かって下る(写真の左に進む)のが正解です。
愛宕山から下山してすぐの渡猿橋。橋を渡った後にそのまま車道を進まないよう注意です。この写真は橋を渡った後に振り返って撮影したものですが、橋を渡ってすぐ右に西山1の案内板があり、川に向かって下る(写真の左に進む)のが正解です。
これが正しいルートから渡猿橋を振り返ったところ。橋を渡ってから、右端に見える階段を下ります。
これが正しいルートから渡猿橋を振り返ったところ。橋を渡ってから、右端に見える階段を下ります。
落合(西山5-1)から車道に乗り、六丁峠に向かって登ります。繰り返しになりますが、ロードの登りはキツイ。
落合(西山5-1)から車道に乗り、六丁峠に向かって登ります。繰り返しになりますが、ロードの登りはキツイ。
六丁峠を下り、10時18分に鳥居本(西山8)に出ました。ここも素晴らしい町並みです。
六丁峠を下り、10時18分に鳥居本(西山8)に出ました。ここも素晴らしい町並みです。
西山9付近にある「さつき亭」で昼食を取ります。これが最後の補給になりました。
西山9付近にある「さつき亭」で昼食を取ります。これが最後の補給になりました。
西山12付近から遠くに比叡山が見えました。2日前の夜はあの山頂にいたんですね。ぐるっと北側を回ってよくここまで歩きました。
西山12付近から遠くに比叡山が見えました。2日前の夜はあの山頂にいたんですね。ぐるっと北側を回ってよくここまで歩きました。
11時にトロッコ嵐山駅前を通過。急に人が増え、そのほとんどが外国人観光客です。
11時にトロッコ嵐山駅前を通過。急に人が増え、そのほとんどが外国人観光客です。
竹林の小径もこんな感じ。早々に立ち去ります。
竹林の小径もこんな感じ。早々に立ち去ります。
嵐山公園の展望台から保津川下りの船が見えました。1年前に船頭2名が亡くなる事故がありましたね。
嵐山公園の展望台から保津川下りの船が見えました。1年前に船頭2名が亡くなる事故がありましたね。
渡月橋を渡ります。
渡月橋を渡ります。
11時32分に阪急嵐山駅前を通過。ようやく混雑エリアを抜けました。
11時32分に阪急嵐山駅前を通過。ようやく混雑エリアを抜けました。
阪急嵐山駅からほどなく松尾山への登山口があります。今回のルートの最後のピークに向けて登ります。
阪急嵐山駅からほどなく松尾山への登山口があります。今回のルートの最後のピークに向けて登ります。
12時に松尾山山頂に到着。もう登らなくて済む〜。
12時に松尾山山頂に到着。もう登らなくて済む〜。
松尾山から稜線を移動して市街地に下ります。苔寺(西芳寺)の前を通り、12時54分にゴールの上桂駅に到着!無事に歩き切ることができました!
松尾山から稜線を移動して市街地に下ります。苔寺(西芳寺)の前を通り、12時54分にゴールの上桂駅に到着!無事に歩き切ることができました!

感想

 京都一周トレイルに愛宕山登山を加えた縦走を行いました。
 昨年の家族での京都旅行の際に色々調べる中で京都一周トレイルに興味を持ち、旅行中に公式マップも入手していました。神奈川県に住んでいるとなかなか京都の山に行く機会はないので、京都の方々によく登られているという愛宕山も欲張って組み込みました。
 京都一周トレイルの総距離が約84kmとのことなので、それに愛宕山を加えると90km弱といったところでしょうか。テント泊が禁止されているという情報は見当たらなかったので、2泊3日のテント泊としました(公式マップにキャンプ指定地が示されているわけではないので、常識の範囲内で黙認されていると理解しています。具体的な幕営地については、他の皆さんの記録を参考にさせていただきました)。
 ただし、山と市街地を交互に通るルートなので、自炊道具は持参せずに昼食は市街地の店で取り、朝夕はコンビニのパン等で軽く済ませることにしました。昼食がメインの食事となるので、公式マップのコースタイムの7割のペースで進む想定とし、初日に粟田神社付近と銀閣寺付近での2回、2日目は里の駅・大原と鞍馬での2回、3日目は嵐山付近で1回の昼食を取る計画を組みました(食べすぎ?)。営業時間との兼ね合いがあるため早すぎても遅すぎてもダメなので、常にペースを見ながら進み、結果として全て予定の場所で食事を取ることができました。なお、北山67-3付近にある「山の家はせがわ」はラストオーダーの15時15分に間に合わない可能性があったので、最初から計画には組み込んでいません。
 自販機はそれなりにありますが、コンビニは少ないので、日本バプテスト病院と大原(戸寺)のファミリーマートが貴重な存在となります。
 距離の割には累積標高が少ないので、特に筋肉痛になることもなく歩き切ることができました(足裏は疲れました)。標高の高い所でもあまり展望が良くない点が残念なルートですが、山と町が交互に現れて目標物が多いので、距離が長くて展望がイマイチな割には飽きませんでした。六甲山全山縦走のスケールを大きくしたようなイメージでしょうか。
 ちなみに、健脚なトレイルランナーの方は京都一周トレイルを無泊で踏破するとのこと。すごい方々がいるものです。

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