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Yamareco

記録ID: 6721968
全員に公開
雪山ハイキング
槍・穂高・乗鞍

三股から蝶ヶ岳 旧友4人で残雪の山へ ちょっと滑落

2024年04月29日(月) ~ 2024年04月30日(火)
 - 拍手
toshiij その他3人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
15:58
距離
12.1km
登り
1,421m
下り
1,471m
歩くペース
ゆっくり
1.61.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:41
休憩
1:10
合計
8:51
6:40
39
7:19
7:29
8
力水
7:37
7:37
100
9:17
9:21
87
10:48
10:54
136
13:10
13:28
40
14:08
14:26
28
14:54
15:01
5
15:06
15:06
8
15:14
15:21
10
2日目
山行
5:43
休憩
0:57
合計
6:40
7:21
7:22
4
7:26
7:26
25
7:51
8:08
33
8:41
8:47
81
10:08
10:14
60
11:14
11:28
73
12:41
12:49
56
13:45
13:50
11
●青空の早朝出発。天候は下り坂だが。登山届車に忘れ、指導書で記入し提出。力水で水補給。ゴジラは行きに気づかず。しまった。
●30分ほどでつづら折りの登り。まめうち平まで雪はなし。まめうち過ぎて急に雪。15分ほど行ってやや傾斜も出てきたのでアイゼン装着。2100mの中間点標識見る。まだまだ。
●つづら折りと直登を繰り返しながら登る。一人遅れ気味なのでゆっくり登る。天気が気になる。
●大きな雪渓を渡るとさらに直登する部分が増え、さらに最後雪面の登り。滑ったら結構落ちていきそう。今回、ピッケルはおろかストックも持ってこず。失敗。
●やっと稜線に出て、少しいくと小屋。槍穂は3000m位以上に雲かかるが見えた。
●2日目は雨。強風。4人のうち3人は小屋、地元の一人はテント。撤収が難しいだろうと手伝いに行く。青の時は雨がやみ風と格闘しながらテントたたむ。
●稜線を離れると風は止む。雨は時々。
●雪面の下り。ストックもないので慎重に下る。その後事件。久しぶりの本格登山の2ndを行くA君、どうしても姿勢が後傾で頻繁に滑り尻もちをつくがとうとう数十mほど斜面を滑落。先頭が止めようとしたが巻き込まれる。3rdが私。滑った奴のストックを回収しに少し降りる。そのまま助けに行こうとしたら私も10mほど滑落。ストックで制動する。4thの一人が「下りるな―」と叫んでいるので戻ろうとしてさらに5mほど滑る。すると4thも踏み外し私のところまで滑落。元の道にのぼるのは危険だが、道はどこだ?と探すと、なんとすぐ横に踏み跡。横移動で道に戻れた。先頭二人もケガなく横移動で道に戻る。
●A君は体力もすり減らし、荷物を4thがもつ。ゆっくりと降りるしかない。その後も数mの滑落2回。気にぶつかる時もあったがケガなし。
●まめうち過ぎてもペースはゆっくり。14:00やっと駐車場に降りてきた。
天候 29日晴れのち曇り 30日雨時々曇り
過去天気図(気象庁) 2024年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
安曇野ICを下り三股駐車場へ
16:30ごろ、狭い道路で下りのクルマ3,4台と離合。17時ごろ三股着 上の駐車場で6割程度
コース状況/
危険箇所等
●まめうち平まで雪なし。そこから少しずつ雪が増え途中アイゼン装着
●樹林帯の中つづら折りの登り時々直登急登あり
●大きな雪渓トラバース後さらに積雪が増える。踏み抜く回数は踏抜き地獄と言うほどではない。
●最後冬道の雪面直登が数回。滑落注意。
(帰りにメンバー1人数十m斜面滑落。巻き込まれてもう一人。さらに助けようと全員滑落。ケガなく道に戻るが事故寸前。)
その他周辺情報 ●温泉は、登山道沿いのほりでーゆが寄り易いですが、今回は車で15分ほどの「ファインビュー室山」へ。高台の露天風呂がいいです。食事は15時まで。今回15:01.頼み込んでそば作って頂きました。申し訳ない。ありがとう。
 ほりでーゆ600円、室山650円、もうひとつ近場のしゃくなげの湯も600円。関東周辺よりお安いです。
●行きに安曇野のスーパー「ベイシア」で買出し。通り道で便利でした。
予約できる山小屋
蝶ヶ岳ヒュッテ
三股に着く。今日登りたかったが・・・
2024年04月28日 17:07撮影 by  SH-53C, SHARP
4/28 17:07
三股に着く。今日登りたかったが・・・
天ぷらやりたい、というので実行。ちょっと温度不足。焼肉くらいがいいかな。
2024年04月28日 18:25撮影 by  SH-53C, SHARP
4/28 18:25
天ぷらやりたい、というので実行。ちょっと温度不足。焼肉くらいがいいかな。
朝、いい天気だが持ってくれるか?
2024年04月29日 05:29撮影 by  SH-53C, SHARP
4/29 5:29
朝、いい天気だが持ってくれるか?
常念は結構ずーっと見える
2024年04月29日 06:43撮影 by  FinePix S1, FUJIFILM
4/29 6:43
常念は結構ずーっと見える
まめうち過ぎると雪増える
2024年04月29日 09:29撮影 by  FinePix S1, FUJIFILM
4/29 9:29
まめうち過ぎると雪増える
うーん、ちょっと雲増えてきた
2024年04月29日 10:50撮影 by  FinePix S1, FUJIFILM
4/29 10:50
うーん、ちょっと雲増えてきた
最初の大きな雪渓トラバース
2024年04月29日 10:52撮影 by  FinePix S1, FUJIFILM
4/29 10:52
最初の大きな雪渓トラバース
雪面直登も増える。最後の踏ん張り。
2024年04月29日 14:33撮影 by  FinePix S1, FUJIFILM
4/29 14:33
雪面直登も増える。最後の踏ん張り。
暗いから顔出しいいかな。大学ワンゲル旧友たち。
2024年04月29日 14:40撮影 by  FinePix S1, FUJIFILM
4/29 14:40
暗いから顔出しいいかな。大学ワンゲル旧友たち。
スケール感がある蝶からの槍穂。曇ってたけど満足しよう。
2024年04月29日 15:48撮影 by  FinePix S1, FUJIFILM
1
4/29 15:48
スケール感がある蝶からの槍穂。曇ってたけど満足しよう。
登山再開直後のメンバー、足取り重く遅くなったが何とかピークに。
2024年04月29日 15:51撮影 by  FinePix S1, FUJIFILM
1
4/29 15:51
登山再開直後のメンバー、足取り重く遅くなったが何とかピークに。
夕ご飯。特に特徴はありません。頂けるだけ感謝。
2024年04月29日 17:33撮影 by  SH-53C, SHARP
4/29 17:33
夕ご飯。特に特徴はありません。頂けるだけ感謝。
ライチョウいそうなハイマツ帯
2024年04月29日 17:46撮影 by  SH-53C, SHARP
4/29 17:46
ライチョウいそうなハイマツ帯
大雪渓飲みながら昔話中
2024年04月29日 18:27撮影 by  SH-53C, SHARP
1
4/29 18:27
大雪渓飲みながら昔話中
日の入り後、槍の穂見えた
2024年04月29日 18:40撮影 by  SH-53C, SHARP
4/29 18:40
日の入り後、槍の穂見えた
2日目は小雨。滑落事件もあり、写真はこれだけ。
2024年04月30日 11:46撮影 by  FinePix S1, FUJIFILM
4/30 11:46
2日目は小雨。滑落事件もあり、写真はこれだけ。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 計画書 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 タオル カメラ スポーツドリンク、水
備考 ●靴下は毛糸がいいかな
●少なくともストック必要 ピッケルがベター。
●手袋も防水必要

感想

●やはりちょっと蝶ヶ岳をなめてました。同期4人で登ろうと提案したB君は岩もやってたバリエーション好き。技術はあるのだが「いけるいける」という方へ考える質かな。A君は低山歩きを再開した程度で余計なお肉20圓鬟椒奪する体形。昨年3人で登った時もなかなかペースが上がらないことはわかっていたのだが本人も昔登った蝶からの槍穂が見たいという希望もあり参加。さらに長野に居住し北アにしょっちゅう行くC君は旧友との登りは卒業以来だろう。飲み会は数年に一度やってたのだが。そして私。体力はそれなり。B君に誘われ一昨年から残雪の山にGWだけ行っているが雪は好きではない。蝶は10年前夏に経験あり。
 でも、久々にみんなで登ろう・・というのが共通の意識だったのだろう。
●私もピッケルどころかストックもなしできてしまい滑落は上記一回ですんだのだが、もし滑った場合の対応ができていなかった。提案したB君が春の蝶ヶ岳でこんなに長い雪面登りがあるという情報を持っていなかったため装備の要求もしなかった。
●さらには雨でカッパを着る。これで滑った後制動が効かなくなる。

 積雪、残雪の山。ピッケルが必要かどうかの事前情報が必要。と肝に銘じました。で、多分そういうとこにはいかないかな。

 A君は、その数度の滑落、そして前に転倒して石に頭を打つこと2度。いずれも奇跡的にケガなし。しかし、かなり危険な山行になりました。これで遠慮してほしくはないが山に登れる体形や技術への何らかの対応は必要。その努力をするよう促していくしかないかな。

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