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Yamareco

記録ID: 672851
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

眺望良し!北ノ俣岳 ⊕登山道補修作業

2015年07月07日(火) ~ 2015年07月08日(水)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
27.7km
登り
1,926m
下り
1,926m

コースタイム

1日目
山行
6:45
休憩
2:20
合計
9:05
6:10
0:00
50
7:00
7:15
45
8:00
0:00
100
避難小屋分岐
9:40
0:00
10
9:50
9:55
90
11:25
0:00
5
11:30
13:30
15
13:45
0:00
10
2日目
山行
9:10
休憩
0:30
合計
9:40
6:30
90
8:00
0:00
280
12:40
13:10
60
14:10
0:00
60
15:10
0:00
60
天候 7日 くもり昼前から雨
8日 早朝くもり後雨 昼から風雨強し
過去天気図(気象庁) 2015年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大規模林道飛越トンネル手前の登山口駐車場(10台程度駐車可)
登山届を出して、さあ行きますよ。
飛越新道を登りま〜す。
2015年07月07日 04:34撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
7/7 4:34
登山届を出して、さあ行きますよ。
飛越新道を登りま〜す。
こんなに近くで高圧線の鉄塔を見るのは初めてです。
2015年07月07日 04:56撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
7/7 4:56
こんなに近くで高圧線の鉄塔を見るのは初めてです。
噂に聞きし泥沼。
ここ2日ほどは雨は降っていないはずだけど…。
2015年07月07日 05:12撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
7/7 5:12
噂に聞きし泥沼。
ここ2日ほどは雨は降っていないはずだけど…。
川のような跡がくっきり!
明日の帰りは長靴に決定です。
2015年07月07日 05:44撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
7/7 5:44
川のような跡がくっきり!
明日の帰りは長靴に決定です。
高山植物に心が癒されます。
コバイケイソウ
2015年07月07日 05:49撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
7/7 5:49
高山植物に心が癒されます。
コバイケイソウ
1842m地点の神岡新道との分岐点。
神岡新道の方はやぶ漕ぎだそうです。
2015年07月07日 05:56撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
7/7 5:56
1842m地点の神岡新道との分岐点。
神岡新道の方はやぶ漕ぎだそうです。
ん?
ちょっと小さめなので子どもかな??
人が通りますよ〜〜 ちりーん ちりーん。
2015年07月07日 06:05撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
7/7 6:05
ん?
ちょっと小さめなので子どもかな??
人が通りますよ〜〜 ちりーん ちりーん。
コイワカガミ
かわいいですね〜
2015年07月07日 06:13撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
7/7 6:13
コイワカガミ
かわいいですね〜
寺地山到着。
看板左手の先に展望スペースがあるらしい。
後から知りました(笑)
2015年07月07日 06:48撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
7/7 6:48
寺地山到着。
看板左手の先に展望スペースがあるらしい。
後から知りました(笑)
妻の作ってくれたおにぎりで朝食。
おいしいです。
2015年07月07日 06:50撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
7/7 6:50
妻の作ってくれたおにぎりで朝食。
おいしいです。
寺地山を出て、途中の切り立った崖際ルートからおなじみの北アルプスを望む。
左に笠ヶ岳、右奥に乗鞍岳。
2015年07月07日 07:11撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
2
7/7 7:11
寺地山を出て、途中の切り立った崖際ルートからおなじみの北アルプスを望む。
左に笠ヶ岳、右奥に乗鞍岳。
乗鞍岳のさらに右奥には御嶽山。(合掌)
2015年07月07日 07:12撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
2
7/7 7:12
乗鞍岳のさらに右奥には御嶽山。(合掌)
北ノ俣岳へのルートが確認できます。
長〜い木道の先には、これまた長〜い登山道が見えます。直登です…。
2015年07月07日 07:40撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
1
7/7 7:40
北ノ俣岳へのルートが確認できます。
長〜い木道の先には、これまた長〜い登山道が見えます。直登です…。
点在している白っぽいのはコバイケイソウ。
水の平と呼ばれるほどだから、水量豊富なんだろうな…。
2015年07月07日 07:42撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
7/7 7:42
点在している白っぽいのはコバイケイソウ。
水の平と呼ばれるほどだから、水量豊富なんだろうな…。
避難小屋分岐
小屋は右側へ約200mほど下りて行ったところにあります。
(水とトイレ完備です)
2015年07月07日 07:46撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
7/7 7:46
避難小屋分岐
小屋は右側へ約200mほど下りて行ったところにあります。
(水とトイレ完備です)
少し登ったところから振り返ると白山も見えました。
2015年07月07日 07:48撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
2
7/7 7:48
少し登ったところから振り返ると白山も見えました。
チングルマ
2015年07月07日 08:07撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
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7/7 8:07
チングルマ
ミヤマキンバイ
2015年07月07日 09:03撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
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7/7 9:03
ミヤマキンバイ
花に癒されながら何とか北ノ俣分岐手前の三角点に到着。
中央には槍ヶ岳が見えます。
避難小屋分岐からここまで、結構えらかったです。
明日はこの間の一部を補修します!
2015年07月07日 09:28撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
1
7/7 9:28
花に癒されながら何とか北ノ俣分岐手前の三角点に到着。
中央には槍ヶ岳が見えます。
避難小屋分岐からここまで、結構えらかったです。
明日はこの間の一部を補修します!
北ノ俣岳山頂です。
別名(旧姓?)上ノ岳というそうです。
2015年07月07日 09:38撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
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7/7 9:38
北ノ俣岳山頂です。
別名(旧姓?)上ノ岳というそうです。
鷲羽岳、水晶岳の手前に雲の平。
いつかは行ってみたいなあ、楽園。
2015年07月07日 09:39撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
2
7/7 9:39
鷲羽岳、水晶岳の手前に雲の平。
いつかは行ってみたいなあ、楽園。
薬師岳!(白っぽい山肌の頂からちょい左)
2015年07月07日 09:39撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
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7/7 9:39
薬師岳!(白っぽい山肌の頂からちょい左)
槍穂方面
見えないけれど、カラー山水画みたいでカッコいい。
風が強く雨雲も近づいてくるので退散です。
2015年07月07日 09:39撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
7/7 9:39
槍穂方面
見えないけれど、カラー山水画みたいでカッコいい。
風が強く雨雲も近づいてくるので退散です。
北ノ俣分岐を過ぎて雪渓をトラバースした後、ようやく本日の宿
太郎平小屋が見えてきました。
2015年07月07日 10:43撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
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7/7 10:43
北ノ俣分岐を過ぎて雪渓をトラバースした後、ようやく本日の宿
太郎平小屋が見えてきました。
小屋の手前で太郎山山頂に立ち寄ります。
2015年07月07日 11:11撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
7/7 11:11
小屋の手前で太郎山山頂に立ち寄ります。
2372.9mの山頂です。
薬師岳をバックにと看板を移動させていると、ポツポツと雨が…。
急いで撮影し速攻で小屋へ。
2015年07月07日 11:13撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
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7/7 11:13
2372.9mの山頂です。
薬師岳をバックにと看板を移動させていると、ポツポツと雨が…。
急いで撮影し速攻で小屋へ。
太郎平小屋のバイオトイレです。とても綺麗です。
2015年07月07日 11:17撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
7/7 11:17
太郎平小屋のバイオトイレです。とても綺麗です。
ようやく太郎兵衛平到着。
「太郎」というのは、江戸時代に太郎兵衛という人が金銀の試掘を行ったことに由来しているらいしいです。
2015年07月07日 11:18撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
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7/7 11:18
ようやく太郎兵衛平到着。
「太郎」というのは、江戸時代に太郎兵衛という人が金銀の試掘を行ったことに由来しているらいしいです。
太郎平小屋。
英文学者:田部重治の書になる看板が歴史を感じさせます。
2015年07月07日 11:19撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
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7/7 11:19
太郎平小屋。
英文学者:田部重治の書になる看板が歴史を感じさせます。
小屋前の広場から薬師岳を望みます。
2015年07月07日 11:23撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
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7/7 11:23
小屋前の広場から薬師岳を望みます。
楽しみにしていたネパールカレー。
「本日は作り手がいないのでありません」ガ〜ン…

シーズン前の平日だからしょうがないかあ…。
2015年07月07日 12:00撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
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7/7 12:00
楽しみにしていたネパールカレー。
「本日は作り手がいないのでありません」ガ〜ン…

シーズン前の平日だからしょうがないかあ…。
ということで、予定?どおりの昼食。
2015年07月07日 11:47撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
7/7 11:47
ということで、予定?どおりの昼食。
う〜ん、ガスが上がってきたなあ…
弱いけれど、雨もやまないし…
とりあえず、コーヒー飲みながら思案中。
2015年07月07日 12:46撮影 by  SO-04E, Sony
7/7 12:46
う〜ん、ガスが上がってきたなあ…
弱いけれど、雨もやまないし…
とりあえず、コーヒー飲みながら思案中。
夕飯前に明日の打ち合わせ!(笑)
MAMMUTのジョッキがカッコいい!
2015年07月07日 17:22撮影 by  SO-04E, Sony
7/7 17:22
夕飯前に明日の打ち合わせ!(笑)
MAMMUTのジョッキがカッコいい!
夕飯です。
ご飯とみそ汁はおかわり自由。(あるだけ)
おいしくいただきました。
2015年07月07日 18:02撮影 by  SO-04E, Sony
7/7 18:02
夕飯です。
ご飯とみそ汁はおかわり自由。(あるだけ)
おいしくいただきました。
朝、小屋前から折立方面。
雨よ降らないで…
(結局、北ノ俣分岐辺りで降り始めました。)
2015年07月08日 06:12撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
1
7/8 6:12
朝、小屋前から折立方面。
雨よ降らないで…
(結局、北ノ俣分岐辺りで降り始めました。)
神岡新道側の池塘ですが、登山道からあふれ出た濁流によって埋まってしまっています。
大きな問題です。
2015年07月08日 08:05撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
7/8 8:05
神岡新道側の池塘ですが、登山道からあふれ出た濁流によって埋まってしまっています。
大きな問題です。
荷上げしてあった補修材料を現場まで上げます。
2015年07月08日 08:26撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
1
7/8 8:26
荷上げしてあった補修材料を現場まで上げます。
主な材料はこれ!
プラスチックのネットとヤシ殻シート。
2015年07月08日 08:26撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
7/8 8:26
主な材料はこれ!
プラスチックのネットとヤシ殻シート。
登山道を流れる水を外へ逃がす導流工を造ります。
真ん中の人が、今回の講師の岡崎さん。「合同会社 北海道山岳整備」の社長さんです。

http://www.potato.ne.jp/sangakuseibi/index.html
2015年07月08日 08:33撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
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7/8 8:33
登山道を流れる水を外へ逃がす導流工を造ります。
真ん中の人が、今回の講師の岡崎さん。「合同会社 北海道山岳整備」の社長さんです。

http://www.potato.ne.jp/sangakuseibi/index.html
登山道を流れる水を右側へ逃がします。浸食のひどい箇所の補修はもちろんですが、それよりも上流部から施工し、徐々に流量を減らしていくそうです。
そりゃそうですよね。浸食が大きいということは、流量もそれだけある訳なので、そこで逃がしても、逃がした先がまたやられる悪循環…。
2015年07月08日 09:00撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
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7/8 9:00
登山道を流れる水を右側へ逃がします。浸食のひどい箇所の補修はもちろんですが、それよりも上流部から施工し、徐々に流量を減らしていくそうです。
そりゃそうですよね。浸食が大きいということは、流量もそれだけある訳なので、そこで逃がしても、逃がした先がまたやられる悪循環…。
周辺の石や砂利を運んできて利用します。
こんな感じ!
2015年07月08日 09:00撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
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7/8 9:00
周辺の石や砂利を運んできて利用します。
こんな感じ!
導流工先端(右端)の土がが洗われて、水が登山道に戻るのを防ぐため、右端を大きな石でカバーします。
岡崎さんは、一度石を置いてバールで型線を引き、石をよけてバールで少しずつ掘って施工します。
見事にぴったりはまりました。
2015年07月08日 09:20撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
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7/8 9:20
導流工先端(右端)の土がが洗われて、水が登山道に戻るのを防ぐため、右端を大きな石でカバーします。
岡崎さんは、一度石を置いてバールで型線を引き、石をよけてバールで少しずつ掘って施工します。
見事にぴったりはまりました。
上流側からみた図
2015年07月08日 09:21撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
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7/8 9:21
上流側からみた図
少し下の施工箇所(2ヶ所)
これからは、登山道の中を歩いてください。
法面上の踏み跡道を歩くと、浸食の悪循環となります。
2015年07月08日 09:55撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
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7/8 9:55
少し下の施工箇所(2ヶ所)
これからは、登山道の中を歩いてください。
法面上の踏み跡道を歩くと、浸食の悪循環となります。
周囲には池塘が点在
2015年07月08日 10:11撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
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7/8 10:11
周囲には池塘が点在
2015年07月08日 10:28撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
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7/8 10:28
だいぶ以前は左側へまいて登っていた道も、いつとなく正面上へ向かって登っていく人が増えた結果、このままだとこの上り坂も浸食され、すぐ右上の池塘がなくなってしまします。

補修したので、これからは以前の左側への道を登ってください。
2015年07月08日 10:33撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
7/8 10:33
だいぶ以前は左側へまいて登っていた道も、いつとなく正面上へ向かって登っていく人が増えた結果、このままだとこの上り坂も浸食され、すぐ右上の池塘がなくなってしまします。

補修したので、これからは以前の左側への道を登ってください。
前の写真で、正面上へ上がってきたところ。
「登山者はここを登るだろうから、どんどん崩れるよね」

2015年07月08日 10:31撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
7/8 10:31
前の写真で、正面上へ上がってきたところ。
「登山者はここを登るだろうから、どんどん崩れるよね」

なので、以前の左側へまいた登山道(青いヘルメットの人側)へルートを戻します。
2015年07月08日 10:33撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
7/8 10:33
なので、以前の左側へまいた登山道(青いヘルメットの人側)へルートを戻します。
以前にバケット補修され、植生も戻りかけています。ただ、段差が大きいので、さっきの資材を使ってこの段差を解消させます。
(雨がひどくなってきて完成写真が撮れませんでした)
2015年07月08日 10:33撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
7/8 10:33
以前にバケット補修され、植生も戻りかけています。ただ、段差が大きいので、さっきの資材を使ってこの段差を解消させます。
(雨がひどくなってきて完成写真が撮れませんでした)
一段上がった次の段差も同様に解消します。
2015年07月08日 10:34撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
7/8 10:34
一段上がった次の段差も同様に解消します。
こんな感じになりました。
2015年07月08日 12:24撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
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7/8 12:24
こんな感じになりました。
もう一段上の段差(2段)箇所も…
2015年07月08日 10:34撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
7/8 10:34
もう一段上の段差(2段)箇所も…
こんな感じになりました!
手前には踏み石も置いて。
2015年07月08日 12:24撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
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7/8 12:24
こんな感じになりました!
手前には踏み石も置いて。
「登山道は川である」
登山道が水路化して浸食が進む。なので河川工法を応用して登山道補修を行うそうです。

なるほど。
2015年07月08日 14:47撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
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7/8 14:47
「登山道は川である」
登山道が水路化して浸食が進む。なので河川工法を応用して登山道補修を行うそうです。

なるほど。
荷下げのため「川」を下っていきます。
もちろん、長靴です!

勉強になった一日でした。
2015年07月08日 14:50撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
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7/8 14:50
荷下げのため「川」を下っていきます。
もちろん、長靴です!

勉強になった一日でした。

感想

とある日、知り合いの方から1通のメールが…

「北アルプス登山道補修作業について(案内)」
「場所:飛越新道〜北ノ俣岳」

北ノ俣かあ…
行ったことないし…
いい山だって聞くし…

というわけで参加してきました。


事務局の方々は、すでに6日から事前調査に入っていらっしゃるのですが、
7日の夕方までに太郎平小屋に来てくれればいいという、ありがたいお言葉をいただいたので、
北ノ俣岳と、欲張って薬師岳に行ってみることにしました。

寺地山まではぬかるみが多いとのネット情報でしたが、
本当でした。

2日ほどは雨は降っていない状態だったと思いますが、いたるところで
ズルッと足を取られます。
雨だったらほんと大変だろうなあ、というのが感想。
(翌日、それを実感しました)

下ばかり気にして歩いていたら寺地山到着。
おにぎりで朝食とします。(嫁さんに感謝!)

雨の心配があるので先を急ぎます。

北ノ俣避難小屋分岐まで来ると、目の前にドーンと直登に近い登山道が現れます。
コースタイムは2時間。

結構えらかったです。何とか1:40で北ノ俣分岐に到着。
さくっと北ノ俣岳山頂に。

聞きしに勝る展望の良さ!

黒部五郎岳から、三俣蓮華岳、鷲羽岳、水晶岳、赤牛岳…
槍ヶ岳、笠ヶ岳、乗鞍岳、御嶽山…白山も
薬師岳
そして雲ノ平

天気が良ければ文句無しの絶景ですが、残念ながら槍ヶ岳は既にガスに包まれ始めました。
北アルプス方面は色の濃い雲に覆われています。
風も強くなってきたので、名残惜しいですが山頂を後にします。

北ノ俣分岐を過ぎると雪渓出没。
ここで、今朝の調査班の人たちの足跡を探しますが見つかりません。
ルートミスかと思い、分岐まで戻りますが他に道らしきものは見当たりません。
地図で左に巻いているのを確認し、意を決して雪渓を進むと向こうに道らしきものが!

この戻りで30分の時間ロス。このロスは痛かった。

太郎平小屋の手前から雨がポツポツと降り始めてきたので、
小屋で昼食を取りながら思案します。
薬師岳往復で4時間と見込みましたが、弱いながらも雨は降り続いています。

さんざん悩んだ挙句、向かってみました。
しかし、薬師峠まできて雨脚が強くなってきたので、あきらめて戻ります。

小屋で他の人たちの到着を待ち、夕方からはMAMMUTジョッキで打ち合わせ!
うまかったです。(笑)

=================================
8日
朝、小屋でお昼の弁当をいただき、補修現場へ向かいます。
現場は、昨日とてもえらかった避難小屋から北ノ俣分岐までの直登部分。

北海道山岳整備の岡崎さんの指導の下、雨水で浸食された登山道を整備しました。
雨天時の登山道は水路化し、川のように水が流れることで浸食されていくそうです。
合わせて、登山者が、掘れた登山道のすぐ脇を歩く(歩きやすいので)ために、植生がなくなり、やがてはそこも浸食されていくという悪循環を繰り返すそうです。

「登山道は川である」という考えのもと、河川工法を応用して施工するそうです。
なるほど!
http://www.potato.ne.jp/sangakuseibi/sangakuseibi003.html

全部で6か所ほど施工しましたが、何はともあれ、背負子で砂利を運ぶのがきつかったです。
わずか100mほどのほぼ平らな道ですが、何回か往復すると肩がパンパン。
昔の人たちは、小屋を建てたりするのに人力で材料を運び上げたんだろうけど、
本当に大変な作業だっただろうなあ…

普段、楽しんで山登りさせてもらっている身としては、恩返しの意味も込めて少しでも役に立ったかなと思います。


作業後に食べた弁当がおいしかった〜。

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コメント

お疲れ様でした。
雨の中、高山での補修作業は大変だったでしょう。
私も国定公園と県立自然公園の登山道の監視、整備や食害の防止活動を少しながらお手伝いしております。
場所は違いますが、これからもよろしくお願いします。
2015/7/11 18:45
Re: お疲れ様でした。
toshi1948さん、見ていただいてありがとうございました。
今まで登山道のことを考えて登ったことはありませんでした。
登りやすい、歩きやすい部分を選びながらの山登りは、
時として登山道を壊すことにつながることがよ〜くわかりました。
どうぞよろしくお願いします。
2015/7/11 23:21
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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