田代山・帝釈山 (猿倉登山口から往復)
- GPS
- 04:17
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 872m
- 下り
- 873m
コースタイム
天候 | 快晴 無風・微風 気温高く暑く熱中症注意な状態 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・登山口手前約10kmはダートの林道。整備はされているので普通車でも通行は可能だが、所々行き違いができない程度の幅員しかない。 ・駐車場は登山口に近いところと少し離れたところの2箇所があり、30台くらい駐車可能。早朝はガラガラだったが、帰りの時点では登山口に近いところは路駐も見られた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
猿倉登山口から田代山を経て帝釈山までコースは良く整備されていて特に危険な箇所は見当たらない。湿原の木道は反時計回りの一方通行。登山口に近い水場は利用可能だった。帝釈山の手前には数カ所ロープが張られていたが、なくても何とななるレベル。 |
写真
感想
埼玉の自宅から往復で8時間以上かかる南会津だが、今年3月の会津駒ヶ岳の山スキーに続いて再訪した。田代山とその湿原は初めての訪問で、行動時間は4時間強と短かったものの、湿原が想像以上に素晴らしかった。
自宅を2時に出発。寝苦しい夜で睡眠時間は短いが好天の約束された週末なので多少眠くても行くしかない。途中クルマを運転していたも蒸し暑かったが、東北道を降りて標高を徐々に上げていくと涼しく感じるようになり、登山口に向かう林道を走る頃にはクルマの気温計は10℃少しを示すまでに下がっていた。到着時は長袖のシャツを着ていたがこれでちょうど良いくらい。それよりも登山口までのダートの道が思った以上に長くて運転も疲れた。到着しても食欲は皆無で、持参したおにぎりを二口ほどかじって諦めて支度を始める。結局ほとんど食事をせずに歩き始める。今日のルートはゆっくり歩いても5-6時間とふんでいたので、多少食べなくても何とかなるだろうと思っていた。が、最初はけっこうキツイ登り。腹に何も収まっていない状態なのでペースは上がらないが、食欲もないのでそのまま歩き続ける。歩き始めて程なく水場の看板が現れる。もっと標高の高いところにあれば利用価値が高いのに、と思わざるを得なかった。登山道はずっと樹林帯のため展望は得られずただ下を向いて歩くのみ。登山口の標高が1500メートルに近いので、気温も相応に低かったのだが、歩き始めたら途端に暑く感じるようになり、しかも樹林帯で風も止んでいたので次第に汗が滲むようになる。が、それも長く続かずに小田代に到着。これまで樹林帯歩きのみだったがここでようやく良い景色と出合う。ワタスゲが多い所と聞いていたが実にそのとおりであった。チングルマもあったが、既に花穂になっていて、このエリアの花の時期は既に過ぎているように感じられた。さらに少し標高を上げるとお待ちかねの田代山湿原に到着。早朝から歩き始めたので登山者の姿は皆無で、この広い湿原が貸し切り状態だった。実に贅沢である。朝早いためか、湿原を吹く風は案外冷たく1枚着るものを増やしたが、ジャケットを羽織るほどではなかった。湿原やワタスゲ池塘の写真を撮りつつ田代山山頂の標識に到着。ここでこの日初めての休憩。相変わらず食欲は湧かないので水分だけ摂取して先に進む。しばらく行くとワタスゲの大群落が現れる。コットン・トレイルとでも呼びたくなうような眺めだった。湿原から一度離れて避難小屋へ行く。小屋の前には最近立てたばかりと思われるトイレもありいざという時は利用できると思われた。この先の帝釈山までは普通の登山道を歩く。ほぼ樹林帯なので再び眺めは得られなくなる。最初少し標高を落とした後は細かいアップダウンを繰り返して最後ピークに達する前でまた標高を上げる。帝釈山の手前にはロープが張られていたが、なくても無問題だった。この間数名の登山者とすれ違う。馬坂峠からの登山者だろう。帝釈山からは四方山を見渡せたが、虫が多くて閉口した。ここまで2時間強行動してようやく空腹を覚えるようになったため持ってきたおにぎりを1個食べる。ここまでは実に省エネ行動であるが、今春は、白馬大雪渓をおにぎり1個で登ったことなども思い出す。帰りはぱっとしない登山道を戻り再度湿原に至る。帰りは登山者と多くすれ違う。湿原は早朝のうちの静けさは既になく、多くの登山者で賑わっていた。湿原を後して下りに取り掛かると次々に登って来る登山者の姿。どこまですれ違うかと思ったら、登山口を過ぎてもまだ登って来る人が見られた。というか、帰りにクルマを走らせてからすれ違う登山者も見られた。目的地が田代山のみであれば、ゆっくり歩いても4時間程度で戻ってこられるので、この日のように天候が良く日が長い時期であれば、昼頃から歩き始めても問題ないのだろう。但し、今日は気温が高かったのでそのような時間帯にきつい登りをこなすと熱中症や、熱中症にならなくても汗をかきすぎて足の痙攣など起こしそうである。下りの時多くの登山者から「早いですね」等々声をかけられたが、こんな暑い時間に登りたくないというのが本音だった。駐車場に到着すると、朝はガラガラだったが既に満車状態に。路駐まで出ていた。
栃木側からの道路が開通していればアクセスはかなり楽なので再訪も是非考えたいが、福島県側からだとやはりとても遠かった。再訪する機会があれば6月中旬ころの花の盛期を狙いたいがいつになるやら。
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