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Yamareco

記録ID: 673687
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

八ヶ岳・天狗岳(本沢温泉テント泊)

2015年07月10日(金) ~ 2015年07月11日(土)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
17.0km
登り
1,337m
下り
1,327m

コースタイム

1日目
山行
2:30
休憩
2:10
合計
4:40
2日目
山行
5:20
休憩
2:05
合計
7:25
3:55
85
5:20
15
5:35
6:30
50
7:20
40
8:00
8:05
30
8:35
8:55
15
9:10
9:55
55
本沢温泉
天候 10日:晴れのち時々曇り
11日:晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
本沢温泉入口の駐車スペース(無料)を利用。
 10日金曜日の入山時は、自分を含めて2台のみ。
 11日土曜日の下山時は、駐車スペースはほぼ満車。
登山口に登山ポストはあるが、付近にトイレ・水場はない。
コース状況/
危険箇所等
本沢温泉までは、荷揚げ用の運搬車も通るためか、極めて歩きやすい。
その他の登山道も、全般的によく踏まれている。
白砂新道は、(山歩きに慣れていればどうということはないが)この付近の登山道にしては踏跡が一部不明瞭なところがあり、心配な箇所は赤テープを頼りにした。
その他周辺情報 下山後は、八峰の湯へ。
 入浴料500円。浴室から八ヶ岳が一望でき、自分が歩いた山々を振り返った。
 食事もできる他、休憩室での仮眠も可能。
本沢温泉入口の駐車スペース。金曜午前ではガラガラ。
本沢温泉入口の駐車スペース。金曜午前ではガラガラ。
登山開始!
左手前の緑の箱が登山ポスト。
登山開始!
左手前の緑の箱が登山ポスト。
空を仰ぐと青空に緑が映えている。いやが上にも期待が高まる。
空を仰ぐと青空に緑が映えている。いやが上にも期待が高まる。
しばらく歩いて現われる、最初の駐車スペース。
しばらく歩いて現われる、最初の駐車スペース。
林道ゲート。車はここまで。
林道ゲート。車はここまで。
林間から硫黄岳が見え隠れする。
林間から硫黄岳が見え隠れする。
富士見平。今日は霞んでいて富士山までは見えない。
富士見平。今日は霞んでいて富士山までは見えない。
「野辺山高原と秩父連山を望む」そうな。
「野辺山高原と秩父連山を望む」そうな。
これがその光景。なかなか素晴らしい。
これがその光景。なかなか素晴らしい。
みどり池分岐。本沢温泉まであと少し。
みどり池分岐。本沢温泉まであと少し。
「本沢温泉クリン草園」とのこと。
「本沢温泉クリン草園」とのこと。
これがその「クリン草」。丁度満開できれいだった。
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これがその「クリン草」。丁度満開できれいだった。
キャンプ場到着!
キャンプ場到着!
テントサイトを見定め、荷を下ろす。
テントサイトを見定め、荷を下ろす。
テント場の水場。すぐ近くで便利。
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テント場の水場。すぐ近くで便利。
少し歩いて、本沢温泉到着。
少し歩いて、本沢温泉到着。
正面の受付で、幕営料と野天風呂入浴料を払う。
正面の受付で、幕営料と野天風呂入浴料を払う。
平日とあって登山者の姿は少なく、のんびりムード。
平日とあって登山者の姿は少なく、のんびりムード。
テント設営完了!
1
テント設営完了!
昼食は袋ラーメンだが、コンビニで便利そうな具を見つけたのだ。
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昼食は袋ラーメンだが、コンビニで便利そうな具を見つけたのだ。
昼食後、野天風呂へ。登山道との分岐点。
昼食後、野天風呂へ。登山道との分岐点。
湯船が見えてきた。
湯船が見えてきた。
硫黄岳を眺めつつ、のんびり浸かる。豪快なロケーションだ。
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硫黄岳を眺めつつ、のんびり浸かる。豪快なロケーションだ。
テン場から、夕日に朱い雲を眺める。明日の天気に期待。
テン場から、夕日に朱い雲を眺める。明日の天気に期待。
明けて翌朝、暗いうちにテン場を出発。
2
明けて翌朝、暗いうちにテン場を出発。
登っていくうちに、太陽が顔を出した。
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登っていくうちに、太陽が顔を出した。
木漏れ日が登山道に落ちている。
木漏れ日が登山道に落ちている。
樹間から見える硫黄岳も朝日に朱い。
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樹間から見える硫黄岳も朝日に朱い。
「稜線まであと15分」とのこと。もう少し。
「稜線まであと15分」とのこと。もう少し。
稜線が見えてきた!
稜線が見えてきた!
振り返ると朝日の下に雲海が。これは美しい。
4
振り返ると朝日の下に雲海が。これは美しい。
稜線到着。東天狗と西天狗が並んでいる。
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稜線到着。東天狗と西天狗が並んでいる。
同じ場所から根石岳方向を振り返る。
同じ場所から根石岳方向を振り返る。
東天狗岳山頂直下に鉄の桟橋が。
東天狗岳山頂直下に鉄の桟橋が。
東天狗岳到着!
東天狗岳から、南八ヶ岳主稜線と南アルプス。
東天狗岳から、南八ヶ岳主稜線と南アルプス。
東天狗岳から、北八ヶ岳方向。
1
東天狗岳から、北八ヶ岳方向。
西天狗岳到着!
しばし休憩とする。
2
西天狗岳到着!
しばし休憩とする。
山頂から
南八ヶ岳と南アルプス。
山頂から
南八ヶ岳と南アルプス。
山頂から
中央アルプスと茅野市街。
山頂から
中央アルプスと茅野市街。
山頂から
北八ヶ岳方向だが、北アルプスもよく見えている。槍ヶ岳もわかる。
山頂から
北八ヶ岳方向だが、北アルプスもよく見えている。槍ヶ岳もわかる。
山頂から
東天狗岳と朝日。雲海も美しい。
4
山頂から
東天狗岳と朝日。雲海も美しい。
東天狗岳に戻る吊り尾根上から、黒百合ヒュッテが見えた。
東天狗岳に戻る吊り尾根上から、黒百合ヒュッテが見えた。
根石岳山頂到着。
根石岳山頂到着。
根石岳から、東天狗と西天狗。さっきまであそこにいたのだ。
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根石岳から、東天狗と西天狗。さっきまであそこにいたのだ。
根石岳から、赤岳・阿弥陀岳,南アルプス。手前には根石山荘。
根石岳から、赤岳・阿弥陀岳,南アルプス。手前には根石山荘。
ありました、コマクサ。
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ありました、コマクサ。
根石山荘入口。本日は通過する。
根石山荘入口。本日は通過する。
箕冠山を過ぎて振り返り、本日最後の天狗岳・根石岳。
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箕冠山を過ぎて振り返り、本日最後の天狗岳・根石岳。
夏沢峠まで下りてきた。
夏沢峠まで下りてきた。
更に下りて、昨日入った野天風呂が見えた。
更に下りて、昨日入った野天風呂が見えた。
夏沢温泉まで戻ってきた。これで一周。
夏沢温泉まで戻ってきた。これで一周。
テント撤収完了。
テント撤収完了。
下山路で、資材運搬車とすれ違う。こうやって荷を上げているのだ。
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下山路で、資材運搬車とすれ違う。こうやって荷を上げているのだ。
林道ゲート。数台停まっている。
林道ゲート。数台停まっている。
少し先の駐車場。こちらにも数台停まっている。
少し先の駐車場。こちらにも数台停まっている。
登山口まで戻ってきた。
登山口まで戻ってきた。
週末とあって、昨日とはうってかわって車がたくさん。
週末とあって、昨日とはうってかわって車がたくさん。
下山後の風呂は、八峰の湯へ。
下山後の風呂は、八峰の湯へ。

感想

海の日三連休に出る代休を金曜日に取ることができ、今シーズン3回目となる八ヶ岳に出かけることにした。かねてから入ってみたいと思っていた本沢温泉に、天狗岳を絡めて行くというのはすんなり決まったが、今後、ハイシーズンの小屋泊の混雑を避けてテントを使うであろうことを踏まえ、練習も兼ねて今回はテント泊を選択することにした。本沢温泉のテン場を使うとすると初日は非常に余裕があるが、そこは思う存分入浴に充てようという算段である。

本沢温泉入口の登山口を9時前に歩き出す。青空に新緑が映え、いやが上にも期待が高まる天候である。地図上から距離が長いことがうかがえるが、その分、高度をゆっくり稼いでいくということでもあり、自動車も通れるゆるい登りの林道を歩いていく割には、高度計の針は順調に振れている。ゲートを過ぎても、荷揚げに使う運搬車が通るためか、一般的な登山道より道幅が広く、凸凹もないので極めて歩きやすい。

特に難儀する箇所もないうちに、本沢温泉のテン場到着。荷物を置き、少し先の小屋まで行き、受付をした上でテントを設営する。公称25張り可能なテン場にはまだ誰もおらず、場所は選びたい放題である。水場に近いサイトをチョイスし、設営後昼食をとり、本日の本題である野天風呂に向かう。

小屋から10分ほど歩き、登山道から分岐すると、硫黄の臭いがプンプンしてきて、硫黄岳を見上げる豪快なロケーションに湯船が見えてきた。これはすごい。早速入浴する。まっ昼間から缶ビール片手に風呂というのは実に気持ちよく、今日はそんなに歩いていないがすっかり疲れが癒される。都合1時間ほど入っていたが、この間誰も現われず、本当にのんびりすることができた。

テン場に戻り、他に歩き回る場所もないので、以後は夕方まで午睡する。暗くならないうちに夕食をとり、明日に備えて早く休むが、樹間から見上げると雲が夕日に赤く焼けており、明日の天気に期待が高まる。夜半も満天の星空であった。

明けて翌朝、まだ暗い4時前にヘッデン装備で出発し、白砂新道を登る。ガイドに地形が複雑とあり、実際指導標が少ない中、踏み跡が不明瞭なところもあったりするので、赤テープを頼りにする場面も間々発生する。だんだん朝日が出てきて、樹間に見える空が徐々に赤みを増し、そして太陽が現れる。山の一日が始まるんだなあと、ちょっと感慨深くなる。やがて森林限界を越え、稜線に出る。

稜線を歩きだすと、ピーカンの空の下、硫黄岳・横岳・赤岳・阿弥陀岳といった南八ヶ岳の主だった山々がくっきり見えてくる。一方、佐久や野辺山の平地は低い雲に覆われており、雲海の上に朝日と秩父連山が望めるのが、これまた美しい。パノラマを満喫しながら歩き、東天狗岳を通過し、吊り尾根を辿って西天狗岳に到着する。

この素晴らしい光景の中、山頂には他に誰もおらず、たいへん静かである。360度のパノラマを、心行くまで満喫する。今日はサブザックで歩いており、コンロはテントに置いてきたので、ポットのお湯でカップラーメンを作り、すする。少々ぬるいが、まだ朝の6時前で結構寒く、十分暖まる。1時間ほど山頂にいてから、帰途につく。

稜線を歩いて根石岳までは静かだったが、以後は週末の登山者が次々に現われる。根石山荘近くにはコマクサが群生しており、カメラに収める。根石山荘を過ぎると樹林帯となり、箕冠岳・夏沢峠を経由して、本沢温泉に下る。昨日入った野天風呂が登山道から見え、誰もいないのでちょっと浸かっていくことにするが、今日は土曜日、どんどん人が来て落ち着かないので、すぐ出てテン場に戻る。

テント撤収・パッキングをすれば、あとは昨日来た道を下るだけ。昨日は登山口〜温泉間で人には一人しか会わなかったが、今日は重装備・軽装交えてジャンジャン人が登っていく。小屋の荷物運搬車ともすれ違ったりして、スタッフの苦労がしのばれる。途中の駐車場に、昨日はいなかった4WD車が数台停まっているのを目に入れつつ、登山口に戻る。

ということで、本沢温泉は空いている平日のうちに満喫し、静かな朝のピーカンの稜線上でパノラマも楽しむことができ、十分満足のいく山行となった。

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