熊倉尾根から飛龍&1人だけ歩荷トレ



- GPS
- 10:19
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,934m
- 下り
- 1,933m
コースタイム
- 山行
- 8:17
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 10:12
天候 | 10時まで:晴 15時まで:曇 それ以後:晴 始終暑かった |
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過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
道の駅たばやま(車デポ) |
コース状況/ 危険箇所等 |
■熊倉尾根(青梅街道〜熊倉山) エアリアにも地形図にも非掲載。 取付は道の駅から青梅街道沿いを柳沢峠方面に約2kmほど歩くと、 昔からあるというきのこ販売店?兼リサイクルショップらしき目立つ建物があり、 熊倉沢の起点となる熊倉橋が架かっている。 熊倉沢の右岸(左)から尾根に取り付く。 取付点からのルートは明瞭だが、 マーキングは1000m付近の杉の樹林帯以外はなく、 樹林帯を過ぎると露岩が増えて足元が悪くなる。 ほぼ尾根通しだが、ところどころ二本足では立てないくらいの急登あり。 ■ミサカ尾根(熊倉山〜飛龍山) 熊倉山から前飛龍の直前までは割と平坦。 そこから前飛龍まで標高差約200mの露岩の急登。 前飛龍からは比較的緩やか。 飛龍権現から飛龍山まではエアリアでは往復40分とある。 最初の登りは割と急で、そこからは緩やかな道がしばらく続く。 この区間はどこも足元があまりよくない。 ■ミサカ尾根(熊倉山〜サヲウラ峠) 緩やかな下りでルートがよく整備され、歩きやすい。 ■サヲウラ峠〜丹波集落 急な下りだが、九十九折りでルートがよく整備され、歩きやすい。 |
写真
装備
個人装備 |
水12リットル(歩荷用)
日帰りハイキング装備一式
昼飯(2人分)
行動食
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感想
飛龍山は、奥秩父山塊東端の雲取山の西隣に位置するお山です。
その雄大な名前は、
自然に恵みをもたらす雨を降らし、
水を司る神である龍が空を飛翔しているかのごとく、
なだらかな曲線を描いた山容であることに由来しているようで、
山頂への登りかかりには、飛龍権現と呼ばれるお社があります。
この山域全体に言えることですが、眺望はほぼなく、
おまけに山頂は奥秩父主脈縦走路から外れているので、
縦走者の多くが通り過ぎてしまいますが、
苔むした原生林の下にしんと佇み、奥秩父のよさが溢れています。
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会社の若い同僚、Tくん。
それまで、会社の同僚としての関係でしかなかった彼が、
突然「富士山に連れて行ってもらえませんか?」と話しかけたきたのが、
昨年のちょうど今ごろでした、
当時、春に負った怪我からの回復途上で、
腰のコルセットがようやく外れたばかりのころでしたが、
いろいろ考えた末にその提案を受諾し、一緒に富士山に登りました。
以来、会社の外でご飯を食べたり、お酒を飲んだりしつつ、
時々お山にも一緒に登るようになりましたが、
彼のスタンスは
「静けさを味わいたいから山に行くのに、
何でわざわざ賑わったところに行かなきゃいけないんすか」。
そんなわけで、これまでに彼と行ったお山は、
静かでひとけがほとんどないところが中心です。
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飛龍山へのアプローチは、
丹波山村の中心部である丹波バス停付近からサヲウラ峠へと突き上げ、
そこからミサカ尾根を使うのが普通ですが、
そうするとただのピストンになって面白くない、という二人の嗜好もあり、
ミサカ尾根の途中にある熊倉山に直接突き上げる熊倉尾根を使うことにしました。
奥まった場所なので、どうアプローチしても日帰りにしてはなかなかの長丁場です。
Tくんは仕事が忙しくてあまり身体を動かせていない様子だったので、
UL指向で最低限の装備と行動食に水を携行してもらい、
代わりにぼくが歩荷トレーニングも兼ねてあれやこれやと装備を詰め込み、
何かあった時の備えをしました。
4月の歩荷トレでは、5時間少々の山行で受傷箇所がだいぶ音を上げたし、
今回は10時間前後の山行になりそうだったので、
荷は過去最重量歩荷トレ時の半分と控えめに。
お互いにとってハイキングとカテゴライズするには
ハードな条件だったのがむしろよかったのか、
ボリューム豊富な山行になりました。
コースが長丁場だったこともさることながら、
気温がかなり高かったこともあって、
Tくんは「マジキツいっす!」を連発していましたが、
気合いと根性で歩き切ってくれました。
昼飯で作ったホットサンドも喜んでくれたし、
奥秩父独特の、静かで深い雰囲気も気に入ってくれたようでした。
たまにはこういう山行もいいものです。
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