八塩山（前平、鳥居ノ沢、深山林道登山口を巡回）

2024年05月03日(金) [日帰り]

• GPS: 05:04
• 距離: 6.5km
• 登り: 515m
• 下り: 513m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:54
• 休憩: 0:06
• 合計: 5:00

距離 6.5km 登り 515m 下り 517m

9:39 前平登山口
10:56 八塩神社
11:00 八塩山
13:51 13:57 鳥居の沢登山口
14:39 前平登山口

天候

　晴れ。気温20℃くらい、やや風あり。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

　マイカーを使う。国道107号線から県道32、34号線、ボツメキ湧水を経由するのが分かりやすい。八塩いこいの森を経由する場合は、ダムや桜、紅葉など見所だが、案内標識に乏しく分かりづらい。県道から先は狭隘区間であるものの、舗装路で、離合帯もそこそこある。前平登山口の向かいに駐車帯があり、詰めて10台ほど。トイレ、水場なし。鳥居ノ沢登山口も10台ほど。同じくトイレなし水場なし。鳥居ノ沢は割とすぐ満車になる。前平登山口から歩いて15分ほどに「ボツメキ湧水地」があり、20台ほどの駐車スペースと公衆トイレがある。そこから開始するのも選択肢だろう。

コース状況／危険箇所等

　どのコースも急坂で、油断すると滑る。標高とコースタイムで甘く見ると危険な低山の典型であり、注意が必要。地形図の道も当てにならないため、登りはともかく下りは道間違いに注意。ただしエリアは小さいのでロードを歩いて戻れる。各コースにコメントする。
　前平コース。急坂だが、階段状、又は葛折りに整備されているので、慌てずに歩けばさほど問題はない。滑るトラバースに注意。P444の見晴らしが良い。山頂直下は登るのは良いが下りではスピードを出しすぎないように。
　鳥居長根コース。尾根直登の急坂だが、比較的広く、足の置き場所も多いため、見た目ほど大変ではない。休み々々行けばどうということはないだろう。東側の眺めも良い。いちばん好きなコースである。今日は歩いていない。
　深山林道コース。作業道として作られたのか、かなり歩きやすい。急なところもほとんどない。初心者向けであるが、アクセスが悪い。風ぴらコースと深山林道コースの連絡路は狭いトラバースで滑落に注意が必要。最後まで雪が残るコースでもある。
　風ぴらコース。ここが「問題路」であると思っている。分岐する急坂コースは文字通りの急坂。細尾根を直登で、滑れば非常に危険であり、特に下りではオススメしない。迂回路コースは巨木などの見所もあるが、やはり危険な急坂箇所はあって、幾分マシという程度でこちらもあまりオススメできない。枯葉が積もる季節になると、踏み跡も不明瞭。どうしてこのコースが初心者向けとして紹介されているのか、それが分からない。
　主稜線は平和である。
　日当たりの悪いところは5月まで雪が残る。基本的にキックステップで直進すれば問題ないが、慣れない人は注意した方が良い。またどういう意図かはかりかねるが重機があちこちに入っているため、そちらに吸い込まれないようにも留意が必要である。
　前平登山口と鳥居ノ沢登山口の間は20分ほどのロード歩きでつながるため、前平＋鳥居長根の組み合わせが無難。雪解けも早い。ただ風ぴらコース序盤の谷間、540mあたりの沢沿いに豊かな湧出口（風ぴら清水）があり、そこはちょっと寄っても面白いだろう。山頂近くにあるとされる観音清水は今はもう確認できない。
　なお今回、鳥居ノ沢から前平登山口まで変なところを歩いているが、真似をしてはいけない。

その他周辺情報

　温泉は国道107号線の道の駅「東由利」にある。宿泊は民宿を除けば近場だと「八塩いこいの森」のキャンプ場しかない（山頂付近にテントが張れる広さはある）。ただしいまいち営業状況がよく分からない。車で30分ほどの、由利本荘市や横手市の中心部まで行けばいろいろある。

写真

5/3 9:39

いつもの前沢駐車帯。

5/3 9:46

気持ちの良い光。

5/3 9:54

見晴らし台から。

5/3 10:12

急登である。

5/3 10:22

＼コンニチハ／

5/3 10:55

ひたすら登って山頂台地とうちゃこ。

5/3 10:55

眺望。

5/3 10:56

こちらが避難小屋。

5/3 10:59

山頂。

5/3 11:02

鳥海山展望地。

5/3 11:08

四阿で昼食。

5/3 11:29

鳥海山展望地は同じ尾根上にいくつかある。

5/3 11:32

新緑が美しいが…

5/3 11:43

iPhoneのカメラにいまだに慣れない。

5/3 12:15

こちらはまだ雪がある。

5/3 12:19

イチゲも見られる。

5/3 12:40

花見。

5/3 12:59

幾何学的な花の付き方。

5/3 13:02

かわいい。

5/3 13:04

林道に出て、

5/3 13:09

登山道に戻る。

5/3 13:18

サンカヨウ。

5/3 13:20

カタバミ。

5/3 13:30

水を汲む。

5/3 13:47

綺麗だな。

5/3 14:00

これに誘われてしまう。

5/3 14:17

どこまで続くんだ。

5/3 14:21

分からなくなってきた。

5/3 14:28

強行突破。

5/3 14:30

地元民以外は入らない方が無難。

撮影機器：

iPhone 15 Pro Max Apple

感想

matsuzato

【水・食料】
凡例：消費量／持参量＋現地調達量
水・スポドリ：1.00L／3.00L
行動食・非常食：ゼリー飲料1／5袋
食事：おにぎり2／2個、即席カップライス0／1個（食べず）

【以下日記】
　今日はゆっくり目に出発して八塩山だろうと思っていた。カタクリはほぼ終わっていたが、場所によってはキクザキイチゲはまだ見られ、サンカヨウはまあまあ、ヤシオツツジが綺麗。八塩山はコンパクトな割に環境の変化が大きく、この時期は楽しみが多い。昨年も5/3に訪れていた。去年も暖かかったが、今年はそれに輪をかけて季節の進みが早い。そのときとは逆向きに回っている。前沢コースはいつも下りで使うため鬱蒼としたイメージがあったが、昼前の明るい陽光に照らされるとなかなか気持ちが良い。
　職場はカレンダーどおりなので3連休＋3連勤＋4連休である。この4連休、天気は良さそうだが、遊ぶ体力気力がなくなってきている。年度が変わったタイミングで公私ともにインパクトの大きい出来事が続いていて、まだ安定飛行に入れていない。そんな中、今日は気持ちの良い山行ができて満足している。山は、朝起きて出発するまでが大変だが、実際に登るとやはり来て良かったなと思うことが多い。まあ、山に限らず何事もきちんと向き合えば、それなりに収穫はあるものだが……。