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Yamareco

記録ID: 675597
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

櫛形山 〜急登を耐えて美林の稜線へ

2015年07月11日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:04
距離
14.3km
登り
1,269m
下り
1,266m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:15
休憩
0:49
合計
7:04
距離 14.3km 登り 1,273m 下り 1,279m
5:26
133
7:39
7:40
59
8:39
8:46
42
9:28
9:35
19
9:54
10:02
14
10:16
10:29
3
10:32
49
11:21
11:30
55
12:29
12:30
0
12:30
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
県民の森グリーンロッジ駐車場 50台くらい 無料
コース状況/
危険箇所等
中尾根登山道は登り始めから1800mくらいまで休みなく急登を登る
北尾根登山道は傾斜がさらに急で、登りでも下りでも疲労しそう
全般に登山道の方向標識の表現が分かりにくいので地図とよく照合して歩くことが必要
その他周辺情報 日帰り入浴は「やまなみの湯」600円を利用
「まほらの湯」の方がさらに近いようだ
県民の森駐車場から歩き出す
5時の時点では3台しか止まってなかった
2015年07月11日 05:26撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
7/11 5:26
県民の森駐車場から歩き出す
5時の時点では3台しか止まってなかった
中尾根登山道はいきなり急登が始まり、休みなく登る道
2015年07月11日 05:46撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
7/11 5:46
中尾根登山道はいきなり急登が始まり、休みなく登る道
標高100m毎に標示があって分かりやすいが、プレッシャーにもなる
2015年07月11日 06:10撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
7/11 6:10
標高100m毎に標示があって分かりやすいが、プレッシャーにもなる
湿度も気温も高い林の中をひたすら登る
2015年07月11日 06:38撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
7/11 6:38
湿度も気温も高い林の中をひたすら登る
1時間余りで林道を横切る
この辺りで標高は1500m弱
2015年07月11日 06:42撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
7/11 6:42
1時間余りで林道を横切る
この辺りで標高は1500m弱
林道の後はやや勾配が弱まる
2015年07月11日 06:56撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
7/11 6:56
林道の後はやや勾配が弱まる
1800mを過ぎると次第に平坦な林になってくる
2015年07月11日 07:26撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
7/11 7:26
1800mを過ぎると次第に平坦な林になってくる
キャンプ場付近まで来た
2015年07月11日 07:39撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
7/11 7:39
キャンプ場付近まで来た
山頂への分岐点
だいぶ疲れたのでここで中休止して2度目の朝食
2015年07月11日 08:08撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
7/11 8:08
山頂への分岐点
だいぶ疲れたのでここで中休止して2度目の朝食
この辺は針葉樹の美しい林
2015年07月11日 08:38撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
7/11 8:38
この辺は針葉樹の美しい林
やっとのことで山頂に到着
展望は?
2015年07月11日 08:39撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
7/11 8:39
やっとのことで山頂に到着
展望は?
ここでちょっとだけ富士山が見える
2015年07月11日 08:43撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
7/11 8:43
ここでちょっとだけ富士山が見える
きれいな夏富士なんだけど、覗き見る感じで寂しい
2015年07月11日 08:44撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
7/11 8:44
きれいな夏富士なんだけど、覗き見る感じで寂しい
裸山へ向かう
2015年07月11日 09:03撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
7/11 9:03
裸山へ向かう
この林、かなり綺麗だぞ
2015年07月11日 09:06撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
7/11 9:06
この林、かなり綺麗だぞ
苔生す古木
2015年07月11日 09:07撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
7/11 9:07
苔生す古木
キノコ
2015年07月11日 09:08撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
7/11 9:08
キノコ
思わず眺め入る林の景色
2015年07月11日 09:10撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
7/11 9:10
思わず眺め入る林の景色
裸山直下のアヤメ群落
2015年07月11日 09:27撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
7/11 9:27
裸山直下のアヤメ群落
赤石連山の眺望がいいというので裸山へ登って来たけど木が多過ぎて見えず
写真はさっきまでいた櫛形山の頂上方面
2015年07月11日 09:30撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
7/11 9:30
赤石連山の眺望がいいというので裸山へ登って来たけど木が多過ぎて見えず
写真はさっきまでいた櫛形山の頂上方面
で、アヤメ平を目指すが、林がほんとにキレイ
2015年07月11日 09:37撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
7/11 9:37
で、アヤメ平を目指すが、林がほんとにキレイ
こんな美しい林の中の登山道
2015年07月11日 09:39撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
7/11 9:39
こんな美しい林の中の登山道
こんなところにダケカンバの木が
2015年07月11日 09:50撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
7/11 9:50
こんなところにダケカンバの木が
で、着いたアヤメ平では2坪の柵の中に僅かなアヤメが
2015年07月11日 09:55撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
7/11 9:55
で、着いたアヤメ平では2坪の柵の中に僅かなアヤメが
お昼を食べてからアヤメ平を出発
2015年07月11日 10:29撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
7/11 10:29
お昼を食べてからアヤメ平を出発
北尾根登山道を下山する
2015年07月11日 10:29撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
7/11 10:29
北尾根登山道を下山する
中尾根登山道より傾斜が急で、やや荒れている
2015年07月11日 10:40撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
7/11 10:40
中尾根登山道より傾斜が急で、やや荒れている
整備されている部分も
2015年07月11日 10:49撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
7/11 10:49
整備されている部分も
完全に夏の景色だ
2015年07月11日 11:00撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
7/11 11:00
完全に夏の景色だ
林道と交差する場所にあった展望台
雲海の上に富士山
2015年07月11日 11:26撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
7/11 11:26
林道と交差する場所にあった展望台
雲海の上に富士山
そんなことここで言われてもね
2015年07月11日 11:28撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
7/11 11:28
そんなことここで言われてもね
北尾根登山道、最後の30分へ
2015年07月11日 11:29撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
7/11 11:29
北尾根登山道、最後の30分へ
傾斜はさらにきつくなって足が辛い
2015年07月11日 11:38撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
7/11 11:38
傾斜はさらにきつくなって足が辛い
やっと登山道終了
2015年07月11日 12:02撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
7/11 12:02
やっと登山道終了
ここから林道を20分ほど歩いて駐車場へ戻る
2015年07月11日 12:09撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
7/11 12:09
ここから林道を20分ほど歩いて駐車場へ戻る
何気なく撮ってからみたらカミキリムシが交尾中だった
お邪魔しました
2015年07月11日 12:13撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
7/11 12:13
何気なく撮ってからみたらカミキリムシが交尾中だった
お邪魔しました
今日も無事下山!
車は数十台に増えたが、登山客はかなり少数だろうな
2015年07月11日 12:28撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
7/11 12:28
今日も無事下山!
車は数十台に増えたが、登山客はかなり少数だろうな
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図(地形図) 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ

感想

梅雨の晴れ間に足慣らしで日帰りの登山をしたいと登山誌などをパラパラみて、さほど遠くない櫛形山へ行ってみることにした。
まったく予備知識がなく、ただアヤメの季節らしいという情報を頼りに中尾根から北尾根への周回コースを計画する。

県民の森の駐車場は最盛期には朝5時に満車という情報もあったので自宅を3時前に出て5時ちょうどくらいに駐車場に到着。
ところが先客は2台のみ。少し不安を覚えながら朝食を車内で摂ってからゆっくり出発する。

登山道はコテージの並ぶ区域を過ぎるとすぐに急傾斜の登りになり、ほとんど平坦な区間がなくひたすら登り続ける。
時間が早いのでまだそれほど気温は高くないが湿度は高くて、風の通らない樹林帯を登っていくとすぐに汗が噴き出してくる。
1時間余りで林道とクロスした後は若干傾斜が緩んだ感じがするが、ほとんど息をつける場所のない登りが続く。

1800mの表示を過ぎるとやっと平坦な場所が出て来て、やがてキャンプ場だったらしい広場に出る。ここが今でもキャンプ場として使われているのかどうか分からないが、ここで道を右に折れ、さらにアヤメ平からの道と合流して櫛形山の山頂へ向かう。

ここまで歩いて来て登山道の行先表示板の記述方法がどうも分かり難いというか、紛らわしい感じがして気になった。
具体的には記述しないが、近辺の地名や配置についてある程度の知識があることを前提にした表示のように思える。
分岐点では常に地図と表示板を照合して確認していくことの必要性が他の山域よりも高い気がする。

登山口から3時間余りで「櫛形山頂上」の標識のある場所に到着。地図に櫛形山頂として示してある場所はまだ先なのだが、どうやらこの場所が最高地点のようだ。
せっかく展望を楽しみにして来たのだが、周囲の展望はほとんどなくて辛うじて樹木の切れ目から富士山を望める。
小休止の後、裸山を経由してアヤメ平を目指す。

頂上付近は大きな起伏がなくて針葉樹、広葉樹の混淆林が広がり、地表にはコケ類も多くてなかなか美しい登山道になっている。
林道の終点まで車で登って来て標高差200mくらいの間のハイキングを楽しむ人の方が多いのもこの林の美しさが理由なのだろうか?

赤石連峰の眺望が良いというので期待して行ってみた裸山からは茂みに隠れて遠望が利かず、失望してアヤメ平へ廻る。
ところがアヤメ平のアヤメは鹿の食害のために激減したとのことで、約3m四方の柵に囲まれた中に10個ほどの花があるのみで再度ガッカリ。
避難小屋の前の空き地に腰を下ろし、ジェットボイルでお湯を沸かしてお昼にする。

帰りは北尾根登山道を下るが、中尾根にも増して急な傾斜で、心持ち道も荒れているので2時間近く下ると非常に疲れる。これを登りに使うのは相当大変だろうなと想像する。
登山道を終えて舗装された林道に出ると日差しと照り返しで耐え切れない暑さ。日陰を選びながら20分余り歩いて駐車場に戻る。

大きな期待も持たずに行ってみた山だったが、アヤメよりも稜線に広がる林の美しさに目を奪われた山行だった。


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