櫛形山 〜急登を耐えて美林の稜線へ
- GPS
- 07:04
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 1,269m
- 下り
- 1,266m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
中尾根登山道は登り始めから1800mくらいまで休みなく急登を登る 北尾根登山道は傾斜がさらに急で、登りでも下りでも疲労しそう 全般に登山道の方向標識の表現が分かりにくいので地図とよく照合して歩くことが必要 |
その他周辺情報 | 日帰り入浴は「やまなみの湯」600円を利用 「まほらの湯」の方がさらに近いようだ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
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感想
梅雨の晴れ間に足慣らしで日帰りの登山をしたいと登山誌などをパラパラみて、さほど遠くない櫛形山へ行ってみることにした。
まったく予備知識がなく、ただアヤメの季節らしいという情報を頼りに中尾根から北尾根への周回コースを計画する。
県民の森の駐車場は最盛期には朝5時に満車という情報もあったので自宅を3時前に出て5時ちょうどくらいに駐車場に到着。
ところが先客は2台のみ。少し不安を覚えながら朝食を車内で摂ってからゆっくり出発する。
登山道はコテージの並ぶ区域を過ぎるとすぐに急傾斜の登りになり、ほとんど平坦な区間がなくひたすら登り続ける。
時間が早いのでまだそれほど気温は高くないが湿度は高くて、風の通らない樹林帯を登っていくとすぐに汗が噴き出してくる。
1時間余りで林道とクロスした後は若干傾斜が緩んだ感じがするが、ほとんど息をつける場所のない登りが続く。
1800mの表示を過ぎるとやっと平坦な場所が出て来て、やがてキャンプ場だったらしい広場に出る。ここが今でもキャンプ場として使われているのかどうか分からないが、ここで道を右に折れ、さらにアヤメ平からの道と合流して櫛形山の山頂へ向かう。
ここまで歩いて来て登山道の行先表示板の記述方法がどうも分かり難いというか、紛らわしい感じがして気になった。
具体的には記述しないが、近辺の地名や配置についてある程度の知識があることを前提にした表示のように思える。
分岐点では常に地図と表示板を照合して確認していくことの必要性が他の山域よりも高い気がする。
登山口から3時間余りで「櫛形山頂上」の標識のある場所に到着。地図に櫛形山頂として示してある場所はまだ先なのだが、どうやらこの場所が最高地点のようだ。
せっかく展望を楽しみにして来たのだが、周囲の展望はほとんどなくて辛うじて樹木の切れ目から富士山を望める。
小休止の後、裸山を経由してアヤメ平を目指す。
頂上付近は大きな起伏がなくて針葉樹、広葉樹の混淆林が広がり、地表にはコケ類も多くてなかなか美しい登山道になっている。
林道の終点まで車で登って来て標高差200mくらいの間のハイキングを楽しむ人の方が多いのもこの林の美しさが理由なのだろうか?
赤石連峰の眺望が良いというので期待して行ってみた裸山からは茂みに隠れて遠望が利かず、失望してアヤメ平へ廻る。
ところがアヤメ平のアヤメは鹿の食害のために激減したとのことで、約3m四方の柵に囲まれた中に10個ほどの花があるのみで再度ガッカリ。
避難小屋の前の空き地に腰を下ろし、ジェットボイルでお湯を沸かしてお昼にする。
帰りは北尾根登山道を下るが、中尾根にも増して急な傾斜で、心持ち道も荒れているので2時間近く下ると非常に疲れる。これを登りに使うのは相当大変だろうなと想像する。
登山道を終えて舗装された林道に出ると日差しと照り返しで耐え切れない暑さ。日陰を選びながら20分余り歩いて駐車場に戻る。
大きな期待も持たずに行ってみた山だったが、アヤメよりも稜線に広がる林の美しさに目を奪われた山行だった。
※ Tadが所属する山岳写真グループ「山岳写真ASA」の
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