塩見岳〜蝙蝠岳・・夏の晴天微風は「諸刃の剣」（鳥倉から往復）

2015年07月12日(日) [日帰り]

• GPS: 13:34
• 距離: 28.1km
• 登り: 2,658m
• 下り: 2,644m

コースタイム

日帰り

• 山行: 12:37
• 休憩: 0:56
• 合計: 13:33

距離 28.1km 登り 2,658m 下り 2,661m

3:05 鳥倉林道登山口
4:59 5:00 三伏峠小屋
5:11 5:19 三伏山
5:58 6:00 本谷山
7:16 7:17 塩見小屋
8:13 8:19 塩見岳
8:20 8:27 塩見岳 東峰
9:06 北俣岳
10:24 10:39 蝙蝠岳
11:50 北俣岳
12:41 塩見岳 東峰
12:43 12:54 塩見岳
13:30 塩見小屋
14:32 14:37 本谷山
15:12 三伏山
15:23 三伏峠小屋
16:38 鳥倉林道登山口
16:38 ゴール地点

天候

梅雨と台風をかいくぐっての晴天微風♪

但し、今年初のギラギラ太陽に照りつけられ、暑さにヤラレて塩見への登り返しはヘロヘロ状態に・・計3.5L消費の水分を軽量化のために減らして（節水して）いたら、蝙蝠尾根で熱中症ダウンだったかも

アクセス

利用交通機関：

自家用車 自転車

鳥倉林道・越路ゲート前の駐車場を利用・・深夜到着時は8割方うまっていました

鳥倉林道は路面状態良くて規制等もなし

カーナビは「とりがいけきゃんぷじょう」を検索して林道を辿りました

今回は越路ゲートから鳥倉登山口までMTB利用・・下りでは非常に有効でした

コース状況／危険箇所等

塩見小屋から先の天狗岩〜塩見岳西峰間と、仙塩尾根の北俣岳分岐〜北俣岳間に岩場の通過があり・・ペンキマークの指示に従えばOKな程度ですが、雨天時や強風時は要注意

シャクナゲやハイマツが登山道に被る部分もあるので長袖・長ズボンは必須（それほど強烈ではありませんが）

その他、（ロングコースであること以外は）特に問題ありませんでした

写真

7/12 2:36

登山届ポストは、越路ゲート・鳥倉登山口ともにあり

7/12 2:37

塩見小屋は現在建て替え中で今年は宿泊できません（来年7月オープン予定）

7/12 2:58

日帰りロングなので林道は自転車利用

7/12 2:58

設定ペースを守ってジックリ行きます

7/12 3:59

○／10の標識があって目安に・・ここまで1時間弱で、ほぼ予定のペースをキープ

7/12 4:13

6／10過ぎにある水場・・ここでの計0.8L給水が、本日の”肝”でした（3.5L消費）

7/12 4:30

ピンクに染まる中央アルプス

7/12 4:53

9／10近くの展望地・・もう少し早出すれば真っ赤に焼けた南アが見られましたが残念

7/12 4:47

仙丈ヶ岳

7/12 4:46

甲斐駒ヶ岳

7/12 4:58

三伏峠小屋到着・・看板から200歩地点

7/12 4:59

日本最高所にある三伏峠

小屋からはじきに三伏山到着・・烏帽子岳〜小河内岳方面

7/12 5:12

塩見岳はモロ逆光

7/12 5:12

中アの南駒ヶ岳〜空木岳

7/12 5:13

北部の宝剣岳〜木曽駒ヶ岳

7/12 5:58

次の展望地は本谷山

7/12 5:58

北アルプス方面まで丸見え

穂高〜槍〜大天井〜立山〜剱〜針ノ木〜蓮華

こちらは中ア主要部

7/12 5:59

仙丈〜甲斐駒〜アサヨ峰

7/12 5:59

北岳〜間ノ岳

7/12 6:30

樹林越しに塩見岳

7/12 7:16

建築中の塩見小屋

7/12 7:19

天狗岩〜塩見の岩場へ

7/12 7:46

ペンキマークに従えばOK

7/12 7:52

双耳峰のピークが見えてきました

7/12 8:00

7/12 8:05

7/12 8:14

三角点のある西峰山頂

7/12 8:16

まず目立つのが正面のこのお山

7/13 6:49

昨年歩いた仙塩尾根

7/12 8:16

仙丈ヶ岳

7/12 8:16

甲斐駒ヶ岳

7/12 8:16

北岳〜間ノ岳

7/12 8:17

荒川三山

7/12 8:18

兎岳〜中盛丸山〜大沢岳の未登・百高山トリオ

7/12 8:19

そして最高地点の東峰へ

東峰山頂よりこれから歩く蝙蝠への尾根

蝙蝠岳と悪沢岳

7/12 8:25

蝙蝠岳と富士山

7/12 8:28

賑わっていた塩見山頂から蝙蝠へ

7/12 8:51

仙塩尾根との分岐・・岩とハイマツの陰で嵐をやり過ごした昨夏とは大違い

7/12 8:55

北俣岳への岩稜・・悪天時は要注意というか、パスした昨夏は正解だったと再確認

塩見岳を振り返る・・帰りの登り返しはキツそう（この頃はまだヘロヘロではない）

7/12 9:08

近く見えても遠い蝙蝠への道

7/12 9:30

でも中々カッコイイです

7/12 9:49

ハイマツ被りの道も少しあり

7/12 9:52

もうあとチョット；

7/12 10:13

来ました！

7/12 10:14

念願の山頂に到着

7/12 10:14

悪沢岳が近くて迫力

白峰南嶺・・10日前に登った白河内〜笹山が正面に

7/12 10:35

展望最高ですが日差しのキツさにヤラれそう(・。・;

7/12 10:50

7/12 11:00

風がパタッと止んだこの樹林帯では熱中症になりかけているのを自覚

7/12 11:07

蝙蝠と悪沢岳を振り返ります

7/12 11:51

塩見は近いがもうヘロヘロ

7/12 12:31

オヤッ！こんないい天気なのに！！

7/12 12:31

母子のお散歩でした

7/12 12:32

気分転換ができ、“救世主現る”といった感じ

7/12 12:48

何とか塩見への登り返しをクリア

7/12 12:53

東西ピークの見納め

7/12 12:59

7/12 12:59

7/12 13:36

樹林帯に入ると体感気温が一気に下がり、生き返りました

7/12 15:09

7/12 16:38

涼しくなったおかげでスムースに下山完了できました

撮影機器：

Canon EOS Kiss X7 Canon

PENTAX Optio WG-1 PENTAX

Picture Motion Browser SONY

感想

sht

以前塩見岳に登頂した際、怪しげな山名とはウラハラの端整な山容が印象的だった蝙蝠岳。現時点で自分にとっての未登の最高峰であり、昨夏仙塩尾根を縦走した際にも登頂を目指しました。

その際は強い風雨に阻まれパスとなりましたが、本日は天候に恵まれそうでリベンジすることに。

南アルプス奥深い山なので、最短の鳥倉登山口からでもCT20時間近い未体験ゾーンのロングコースとなりますが、日照時間の長い時期であることなど好条件が重なっての日帰りチャレンジです。

鳥倉からの塩見岳は、何度も歩いているコースなのでペース配分は十分わかっていて歩みは順調。

ところが今回山行の最大のリスク要因は、表題に書いたように快晴微風の好条件が「諸刃の剣」となった気象条件でした。

塩見小屋が近づき森林限界を超えた辺りから今年初のギラギラ太陽に照り付けられ始め、蝙蝠尾根の帰路では軽い頭痛や不快感を感じるほどに。（そんなバカなという感じですが、ザックに付けた寒暖計が27℃を指していた）

「少しヤバいかも」という状態ながら稜線上では日射しを避けることもできず、水分を大量に摂りながら、ヘロヘロ状態で何とか塩見岳への登り返しをクリアした感じでした。

その状態を救ってくれたのは、塩見小屋から下った先の樹林帯でした。

森林限界が高い南アルプスならではの、標高2700m（単純計算で地上より16℃気温が低い）という高度の、しかも深〜い森が日射しをシッカリと遮ってくれ、体感気温が一気に下がって元気回復。

おかげでスピードアップできて遅れ気味だったCTの帳尻を合わせ、何とか明るいうちに無事下山できました。

そんな苦労はありましたが、前後左右を雄大な南ア高峰群に囲まれた蝙蝠尾根からの展望は素晴らしく、アルプス真っ只中のロングコースを完歩できた満足度の非常に高い山行となりました。

コメント

ダイショ～

ロングお疲れ様でした！
shtさん、こんばんは！
塩見だけなら未だしも、蝙蝠まで行かれたなんて
信じられない脚力ですね〜

蝙蝠や小河内にはいつか行きたいと思っているのですが、なかなか足が向きません
小河内には行けると思っていますが、流石に蝙蝠までは・・・・
お疲れ様でした

sht

daishohさん おはようございます
コメント並びにお褒めのお言葉までいただきありがとうございます。

塩見からはすぐ近くに見えた蝙蝠でしたが、やっぱり遠くて暑さもあり、山頂に戻った時はヨレヨレでした。

でも蝙蝠尾根からの展望は南ア深くドップリ浸かった感じで本当に素晴らしく、日帰りで行くなんてもったいない感じした。

機会があったらジックリ縦走したいですね。（レコに書くのは控えましたが、蝙蝠岳山頂には最高のテン場がありましたよ）

daishohさんもシーズン前の富士山お疲れ様でした。