滑床渓谷からの三本杭・南予アルプス縦走

2024年05月05日(日) [日帰り]

• GPS: 08:15
• 距離: 22.7km
• 登り: 1,660m
• 下り: 1,668m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:02
• 休憩: 1:12
• 合計: 8:14

8:22 万年橋
9:04 9:25 雪輪の滝展望台
10:28 10:31 奥千畳敷
11:20 11:21 熊ノコル
11:29 11:30 中の森
11:43 八面山
11:53 12:04 大久保山
12:11 猪のコル
12:39 中岳
12:53 13:14 尻割山
13:25 13:28 鹿のコル
13:29 13:30 中岳
13:47 13:48 鬼ヶ城山
13:58 猪のコル
14:23 中の森
14:32 熊ノコル
14:48 14:53 タルミ
14:59 三本杭
15:04 タルミ
15:10 横ノ森
15:49 15:51 御祝山
16:34 16:36 万年橋
16:36 ゴール地点

天候

曇 時々 晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

滑床渓谷第2駐車場を利用（無料）

コース状況／危険箇所等

・滑床渓谷に沿う登山道は雪輪ノ滝から奥千丈敷の間がやや荒れ気味。地面が苔生して滑りやすい渡渉箇所や、登山道が一部崩落している場所もあるので注意。なお、滑床渓谷の景観は非常に美しいので歩く価値は十分あり。
・上記以外は特に歩きにくい場所はなく、南予アルプスの稜線ルートは登山道の整備状態良好。

その他周辺情報

下山後「森の国 ぽっぽ温泉」を利用（520円）
JR予土線の駅舎内にある温泉で滑床渓谷をイメージした内湯は三本杭下山後に疲れを癒すのにぴったり😳

写真

5/5 8:20

滑床渓谷第2駐車場
GW中で大混雑と思いきや閑散としています(;´∀｀)

5/5 8:21

万年橋登山口の案内板
登山用ではなく観光案内図

5/5 8:21

滑床渓谷の遊歩道へ

5/5 8:31

登山口からすぐの河川敷
「滑床渓谷」という名前そのまんまんの美しい滑床に感激🤗

5/5 8:34

こんな時は低速シャッターで📷

5/5 8:35

5分も歩かないうちに撮影タイムに突入😇

5/5 8:37

5/5 8:39

岩の上を滑める水の流れがとても美しい

5/5 8:39

5/5 8:42

5/5 8:45

趣のある遊歩道

5/5 8:50

巨大な一枚岩を滑るように水が流れる

5/5 8:56

橋を渡って対岸へ

5/5 8:57

橋の上から見える滑床の流れがこれまた美しい(*´ω`*)

5/5 8:59

巨岩がゴロゴロ
その名も「百岩」

5/5 9:03

上方に転石ありの注意書き
「ただちに転ぶことはありませんが…」
どこかで聞き覚えのあるフレーズ:;(∩´﹏`∩);:

5/5 9:08

雪輪の滝に到着

5/5 9:09

巨大な岩壁の上を静かに流れ下る滝…
滑床渓谷独特の雰囲気がこの滝にもよく表れていて良きです(*'ω'*)

5/5 9:13

浸食される川底

5/5 9:15

一段上がった場所に何やら展望台を発見

5/5 9:19

展望台からは雪輪の滝の全体像を一望できました🤗

5/5 9:23

雪輪の滝を後にして滑床渓谷沿いの歩道をさらに奥へ
ここからさはいよいよ破線ルートの区間に突入😇

5/5 9:27

確かに歩いてる人は少なそうだけどとても雰囲気の良い登山道です

5/5 9:28

澄んだ川底が綺麗
癒し〜🥰

5/5 9:31

時々足元の岩場が濡れて滑りやすい場所があるので要注意⚠️

5/5 9:37

渓谷を彩るような新緑

5/5 9:40

千畳敷に到着

5/5 9:41

名前の通り畳を敷き詰めたような広い滑床

5/5 9:42

思わず低速シャッターで撮りたくなります😊

5/5 9:43

5/5 9:46

落ち葉と苔だらけの登山道

5/5 9:50

補助ロープ付きの渡渉
かなりワイルドな道になってきました😅

5/5 9:50

渡渉しながら横目に見る支流の沢
例に漏れず見事な滑床😊

5/5 9:57

本流の水量も減ってきたけど渓谷美はまだまだ続いています

5/5 9:58

5/5 9:59

5/5 9:59

5/5 10:04

苔まみれの岩に沿って歩く

5/5 10:06

登山道を塞ぐ大きな倒木

5/5 10:09

鼓岩

5/5 10:09

ここはまた苔が一段と美しい！
ちょっと屋久島を連想しますなぁ😊

5/5 10:16

こんなに綺麗な場所なのに登山道を歩いている人は誰もいない…

5/5 10:17

本当に見事な苔と新緑…
癒し〜🥰

5/5 10:18

登山道が淵で途切れているように見えるのだがこれは一体…？🤔

5/5 10:19

「淵に落ちそうな岩場をロープ頼りに無理やり乗り越える」がどうやら正解
それにしても足元が苔だらけでめちゃくちゃ滑ります

5/5 10:21

淵の先はまた滑床

5/5 10:22

見るからに滑りそうな渡渉
補助ロープだけがいざという時の便り😇

5/5 10:23

道はどんどんワイルドになるけどこの渓谷美は絶対に見る価値がありますよー(=゜ω゜)ノ

5/5 10:24

5/5 10:25

またしても登山道が淵に削られ途切れています
しかも今度は削られた場所が崩落して段差も物凄いことに
もちろん強行突破するしかありません😰

5/5 10:27

苔に覆われた登山道
この雰囲気、本当に屋久島そっくり🤗

5/5 10:29

奥千畳に到着

5/5 10:30

奥千畳で滑床渓谷とはお別れ(。・ω・)ノ゛

5/5 11:15

奥千畳から先は熊のコルに向かっての本格的な登りに
熊のコルに出る少し手前にもとても苔が綺麗な場所がありました🥰

5/5 11:17

5/5 11:21

奥千畳から約45分で「熊のコル」へ
三本杭への登頂は後回しにして南予アルプス縦走ルート（八面山方面）に向かいます(=゜ω゜)ノ

5/5 11:30

樹林の間から見える深い山なみ

5/5 11:43

八面山に登頂
展望はほとんど無し…😇

5/5 11:45

八面山の西側は照葉樹林のトンネルで物凄く南国っぽさを感じます(*'ω'*)

5/5 11:53

八面山から10分で大久保山に登頂

5/5 11:58

大久保山からは宇和海のリアス式海岸を一望！！

5/5 12:01

少しだけど青空も出ているおかげで海もちゃんと青く見えます🥰

5/5 12:03

大久保山から隣に見える山は鬼ヶ城山

5/5 12:08

本当は大久保山で引き返すつもりでしたが、途中で会った地元の人に鬼ヶ城山のさらに先にある尻割山からの展望が素晴らしいと聞いたので予定を変更…！縦走路をもっと先へ進みます😙

5/5 12:11

「猪のコル」分岐
往復で鬼ヶ城山のピークを通過するのはかったるいので行きはここから一旦スーパー林道へ下ることに

5/5 12:16

スーパー林道に出ました
鬼ヶ城山を巻くようにしばらくは林道歩き

5/5 12:28

スーパー林道を少し歩くと宇和島市を一望できるポイントがありました
これは素晴らしい眺め🤗

5/5 12:28

青い宇和海がとても綺麗

5/5 12:41

しばらく林道を歩くと「鹿のコル」に到着
何やらツーリングイベントのチェックポイントになっているらしく大勢のバイクで賑わっていました(;'∀')

5/5 12:42

鹿のコルの案内図
今日歩いているエリアがこの地図で俯瞰できます😊

5/5 12:50

尻割山の入口を目指してさらに林道を歩きます
路肩の大きな落石は先月の地震の爪痕だろうか…(;´・ω・)

5/5 12:51

鹿のコルから10分ほどで尻割山入口

5/5 12:53

林道から2分で尻割山に到着

5/5 12:54

尻割山からの展望
宇和海と宇和島の街
素晴らしい！！🥳

5/5 12:54

水平線に薄っすら浮かんで見える陸地は四国最西端の佐多岬半島

5/5 12:55

青空もギリギリ健在

5/5 13:07

この絶景…
尻割山まで足を延ばした甲斐がありました😊

5/5 13:10

宇和島港に出入りする船を眺めながらのお昼休み
至福のひと時です😊

5/5 13:25

尻割山を後にして鹿のコルまで戻ってきました
帰りはここから鬼ヶ城山の登山道に入ります

5/5 13:46

鬼ヶ城山の登山道はかなり鬱蒼とした雰囲気

5/5 13:46

シャクナゲ

5/5 13:47

鬼ヶ城山山頂
深い樹林に覆われたピークです

5/5 13:59

鬼ヶ城山から猪のコルに下ってきました
いつの間にか空模様がかなり怪しい(;´・ω・)

5/5 14:13

とうとう雨が降り出してしまった
帰りの大久保山と八面山は巻道を使って足早に駆け抜けました💦

5/5 14:19

中の森あたりの尾根道は本当に歩きやすい

5/5 14:33

熊のコルまで戻ってきました
次は三本杭に向かいます

5/5 14:47

三本杭に登るにつれてガスに包まれてきました

5/5 14:51

シカ柵

5/5 14:52

シカ柵の先は完全に濃霧…😇

5/5 14:59

午後3時、三本杭に登頂

5/5 14:59

見事に何も見えない…、おまけに霧雨と強風
ピークを踏んで即撤収！😇

5/5 15:05

御祝山経由のルートで下山開始
道はしっかりしているけどアセビが茂りまくっていて幅が狭い😇

5/5 15:09

アセビの元気が良すぎてまるで洞窟の入口みたいになっています😂

5/5 15:16

三本杭から御祝山までの尾根道はシャクナゲ天国

5/5 15:19

5/5 15:20

5/5 15:20

5/5 15:24

ガスに覆われた深い森の中でシャクナゲが点々と咲く光景は幻想的です

5/5 15:25

5/5 15:48

午後4時前、御祝山を通過

5/5 16:37

御祝山から1時間弱で万年橋に下山！

5/5 16:38

万年橋から見る滑床渓谷

5/5 17:14

下山後の温泉は「森の国 ぽっぽ温泉」へ

5/5 17:15

JR予土線松丸駅の駅舎の2階が温泉施設になっています😳

5/5 19:15

温泉のあとは宇和島の街へ

5/5 19:16

南国ムードたっぷりの宇和島駅周辺を少し街ブラ

5/5 19:17

宇和島に来た目的は鯛めしを食べること
老舗の「ほづみ亭」にお邪魔します🤗

5/5 19:22

ほづみ亭の入口

5/5 19:37

豪華な鯛めし定食！
いただきます😋

撮影機器：

D750 ニコン

Xperia Ace SO-02L docomo SONY

感想

kuge

(GW四国遠征2024)
5/2　0日目…夜 所沢発〜鞍掛トンネル東口まで移動
5/3　1日目…御池岳・藤原岳縦走登山
5/4　2日目…瓶ヶ森・伊予富士縦走登山
5/5　3日目…三本杭・南予アルプス縦走登山
5/6　4日目…龍河洞観光〜徳島〜所沢へ帰宅（雨のため登山無し）

四国遠征3日目は四国西部の三百名山「三本杭」へ。
三本杭が位置する高知・愛媛県境周辺は半月ほど前に震度6弱の地震に見舞われていて、被害が残っているようなら別の山に転戦することも考えていましたが直前の情報収集ではどうやら登山道や登山口へのアクセス道路に通行止めの情報は無し。予定通り決行しました。

三本杭のピークが濃霧＋強風でタッチ＆ゴーになってしまったのはちょっと残念ですが、道中の滑床渓谷の景観、南予アルプスからの宇和海の眺め、御祝山に咲くシャクナゲなどなど素晴らしい景色にたくさん出逢うことができて楽しいハイキングになりました😊

とくに滑床渓谷は今日一番の絶景ポイント。
地図上では一部が難路扱いになっているので戦々恐々しながら入山しましたが、万年橋から雪輪の滝、千畳敷、奥千畳敷と2時間に渡って続く渓谷美は最高で写真を何十枚も撮りまくってなかなか先へ進めず😅
確かに渡渉箇所が滑りやすかったり、登山道が少し崩落していたりと慎重さが求められる場面はありました。が、せっかく三本杭まで遠征してこの渓谷を見ずして帰ってしまうのは勿体ないと思ってしまいます。滑床渓谷ルートを選んでみて個人的には大正解でした。

それから"南予アルプス"（南アルプスじゃないよ）。八面山・大久保山・鬼ヶ城山・尻割山といくつものピークを辿る縦走コースですが、一番端っこにある尻割山からの景色が最高です🤗
最初は大久保山くらいで引き返すつもりでいたけど、滑床渓谷から熊のコルに登る途中で会った地元の方に「尻割山からの眺めが一番良い」と教えてもらったので時間との勝負になりつつも思い切って尻割山まで足を延ばしてみることに…
途中の大久保山から眺める宇和海の眺めもなかなか綺麗でしたが、尻割山では宇和海と宇和島の街が本当に間近に見えて更に感激！！絶景ポイントを教えて頂いた地元の方にも本当に感謝ですm(_ _)m

後半は濃霧に見舞われた影響もあって当初の目的地だった三本杭がほとんど「おまけ」のようになってしまった今回の山行でしたが、渓谷美と海の眺めを両方楽しめるハイキングコースにはとてもロマンが感じられ、充実度は200％の一日でした🥰