伊豆山稜線歩道
- GPS
- 13:46
- 距離
- 36.2km
- 登り
- 1,854m
- 下り
- 1,856m
コースタイム
- 山行
- 5:42
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 6:33
- 山行
- 5:57
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 6:33
天候 | おおむね快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
所々階段が崩れた箇所や落ち葉や砂利で滑りやすく狭いトラバース路あるが全体として楽しく歩け、展望が広がる所は素晴らしい。 |
その他周辺情報 | だるま山高原レストハウス、民宿福井、サンカクスタンド |
写真
感想
5月初旬、地図を見て、東京より上のほうの山々は、これからどんどん行きたくなる季節になるが、南のほうはこれから暑さが厳しくなっていく…。すると今が一番良い時期かなと思い、サンカクスタンドのもじゃまる夫妻の動画をみて行きたくなった伊豆山稜線歩道を歩いてみることにした。
行ってみて本当に驚いた。景色最高で明るいトレイル。これは良い。なのに都会にも近く、高低差や難易度が程よく、自分のような初級者でも歩き切れるが達成感も大きい。水場やトイレが少ないためか、覚悟していたより登山者が全然少なく、人気の山のような渋滞はない(笑)。伊豆の山の魅力の大きさを知った。見聞を広げ、体もたくさん動かせた。やはり知らない土地に出かけるのは大事だなあ。
天城峠バス停着10:40過ぎ。何もなく、本当にここが有名な天城峠なのかと思った(ここはただのバス停。ろくに下調べをしてないからこういう感想が出てくる)。そして盛大に道を間違え、新旧天城トンネルを往復制覇。従ってバス停の回りを1時間弱うろうろ。しかし大丈夫。このコースは全体を通じて高低差が少なく、これくらいのミスはダメージにならず、全然焦る気にならない。特に旧天城トンネルでは、一旦外の暑さから逃げて涼むことができた。トンネルは15℃、外は20-24℃くらいだった。
ようやく山稜線歩道に入り、新旧天城峠を制覇。ここを吉田松陰や黒船一行も越えたという逸話を案内板でみて、歴史を体感した気になる。ベンチその他少々の人工物のほかは、当時からこんな感じで、ほとんど変わっていないんだろうな。
トレイルは樹林帯の中で、羽虫が多く、所々階段が崩れた箇所や、落ち葉や砂利で滑りやすい箇所、狭いトラバース路があるが、全体として難易度は低く、楽しく歩け、展望が広がる所は特に素晴らしい。
動物は、1日目の途中、黄土色のクマくらいの大きさの獣が、30メートルくらい先を走っていくのを見かけた。鹿ではなく、猪だったかな(知識がなさすぎてこんなことも分からない)。2日目にはトレイル横に茶色く細い蛇がいた(知識がなさすぎて以下略)。道の左右には所々、樹木などについて解説した案内板があり大変勉強になる。これを付けるのも大変だったろうと想像する。
夕方、飯を食いながら夕日が見たいと思い、天上の散策路のような宇久須峠手前の丘にテントを張る。海のほうが赤くなったので、慌てて夕飯の支度をしてウイスキーを飲みチーズをつまんでいたら、濃い柿色の太陽は本当に落ちるように沈んでいってしまった。体感気温も急降下。
ここの宿泊者は本日、自分だけ。こんなところは景色は最高だけれど、風が強いと、酷い目に遭う可能性があるからなあ…。しかし、峠の下も2張くらいだったろうか。もっと激混みなのかと思っていたが、ガラガラだった。やはり歴としたキャンプ場ではないし、水もウ◯コも自分で何とかしなければならないからだろうか。
スタートが遅かったから、先行者はいっぱいいたのかもしれないけど、すれ違う人も10人に満たない。すれ違った人のうち、テント泊装備の方々が3組ほどだったろうか。見かけた同方向の人は、仁科峠で宿の送迎を待っている登山者が2組ほど。あと翌日テントの前を通り過ぎていった、麓の牧場泊だったっぽいパーティーや、追い抜いていった人が合計でも10人弱。稜線上にいた縦走者は、せいぜい20人くらいだったのかな。大菩薩嶺や雲取山よりはるかに少ないけど、私はこっちの山のほうが好きだなあ(雲取山は今年また行きたい)。
寝具は寝袋を持たず、SOLのビビィとダウン上下で寝てみた。途中何度か目覚め、気づいたら明け方、10℃くらいで、寒かったけどまあよく寝られたと思う。日の出4:30。朝日も夕日も独り占めで優勝。もう少しR値の高いマットと寝袋があれば、もっと快適だったかも…山道具の泥沼は深すぎる。そんなことを考えつつ、飯を食いながら朝日をみていると、やはり太陽は驚くようなスピードであっという間に上って、すぐに凶暴な熱線を放つようになった。日焼け対策大事。
二日目は、だんだんと明るく楽しい稜線上の散策路になり、観光客もたくさんに。サンカクスタンドのもじゃまる夫妻が、ここに拠点を構えた理由が分かった気がする。ここはそれだけの価値があると思う。トレイルを覆う芝生は天然物なんだろうか。芝生の上を歩けるなんてすごい。
行きがけの駄賃と思い、金冠山まで往復して、だるま山高原レストハウスで焼きカレー¥900。修善寺温泉で湯を浴びて、サンカクスタンドでいろいろと楽しく山道具について教えていただき、滝汗族手拭いを買って、案内された修善寺ヒュッテ(宿&カフェ)でクラフトコーラ(スパイス濃厚で疲れに良く効いた気がする)を飲んで帰りました。いや、良かった良かった。また別コースで来よう。
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