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Yamareco

記録ID: 6763788
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾

海谷高地から阿弥陀山 藪れ蚊ぶれでした

2024年05月03日(金) ~ 2024年05月04日(土)
 - 拍手
GPS
11:17
距離
5.5km
登り
710m
下り
634m

コースタイム

1日目
山行
2:10
休憩
0:53
合計
3:03
距離 2.6km 登り 446m 下り 459m
10:01
10:54
84
2日目
山行
6:57
休憩
0:00
合計
6:57
距離 3.0km 登り 263m 下り 175m
8:13
417
スタート地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2024年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
三峡パークに駐車 徒渉点は雪代により激流化 腰上まで浸かり突破 後から来たパーティーは雪渓横断にて簡単に渡りきれたとのことですが沢屋はロープ付けて果敢にアタック😅帰りは藪疲れもあり雪渓を横断 日差しの強さに雪解けが加速 1週間もすると雪渓通過は難しいかもしれません  7年前海谷高地に訪れた山仲間の話では 雪面にテント設営と聞くなか 今回は残雪が数か所点在するのみ 温暖化が加速しているようです  雪がないお陰で湿原には水芭蕉 上高地並みの絶景にありつけました 残雪に肉を冷蔵したところ 日差しで表面が露出 夜間小動物に狙われた痕跡あり要注意
コース状況/
危険箇所等
阿弥陀山ピークハント 前日に732高地に入り下見 沢ルートは雪渓が寸断 シュルンドが大きく 崩落もあり 通過時間が読めず 雪の消えた藪尾根からの取り付きとする
チームには藪マスターがいるためおのずと選択肢は後者となる  派生する尾根の末端に取り付くも早くも猛烈な笹藪漕ぎ 高度を稼げず藪尾根が長く続くため 一旦尾根末端から脱出 少しでも上から取付くことに 取り付き点を探しながら沢に向かうも奥へ行くほど急斜面となり取り付きづらい 少し戻って藪漕ぎ開始 熊笹の藪漕ぎに始まり 椿藪 ツツジ藪 こぶし藪とバラエティーな藪漕ぎが味わえます 雪に倒された枝が目の前に迫る勢いで覆い茂る中を掻き分けて前進 藪の深さに思うように高度を稼げず 遅れ気味となるメンバーもいたため 標高1200m付近で撤退
当初から藪漕ぎを覚悟するもこれほどの茂みとは想定外 やはり4月初旬残雪時期のアタックがお勧め  藪通にはこの時期が最高の楽しみとなるでしょう
藪の中で 蚊ではなくブヨに刺され 痒みが止まらず 藪れ蚊ぶれのアタックでした 
その他周辺情報 糸魚川ひすいの湯で日帰り入浴700円 22時まで営業 長時間滞在して藪漕ぎ疲れを癒やす 残念ながら3月末で食堂閉鎖 売店にはカップラーメン180円
三峡パークに駐車
2024年05月03日 08:47撮影 by  F-51C, FCNT
5/3 8:47
三峡パークに駐車
展望台より海谷を遠望
2024年05月03日 09:08撮影 by  F-51C, FCNT
5/3 9:08
展望台より海谷を遠望
支沢を通過 仮設橋は雪崩のために撤去されていた 橋脚脇を徒渉
2024年05月03日 09:38撮影 by  F-51C, FCNT
5/3 9:38
支沢を通過 仮設橋は雪崩のために撤去されていた 橋脚脇を徒渉
本流を徒渉 雪代による増水により勢いを増し 腰上まで浸かり流されつつ渡りきる 沢屋にには慣れたものだが油断禁物💦他パーティーは雪渓伝いに簡単に渡られたとのこと
2024年05月03日 10:35撮影 by  F-51C, FCNT
1
5/3 10:35
本流を徒渉 雪代による増水により勢いを増し 腰上まで浸かり流されつつ渡りきる 沢屋にには慣れたものだが油断禁物💦他パーティーは雪渓伝いに簡単に渡られたとのこと
雪渓の下を蛇行する海川本流 雪渓を横断 対岸へ渡ることができるのもあと少し
2024年05月03日 10:51撮影 by  F-51C, FCNT
5/3 10:51
雪渓の下を蛇行する海川本流 雪渓を横断 対岸へ渡ることができるのもあと少し
帰りに利用してみるも日差しの中雪解けが加速 シュルンド 崩落に要注意 目の前にある鉄の階段を見落とし樹林帯にモグリ 登山道に合流
2024年05月03日 10:57撮影 by  F-51C, FCNT
5/3 10:57
帰りに利用してみるも日差しの中雪解けが加速 シュルンド 崩落に要注意 目の前にある鉄の階段を見落とし樹林帯にモグリ 登山道に合流
登山道で見かけたヒメツチハンミョウ 毒性昆虫のためむやみに触らぬこと 自然界では毒をもって護身する虫がいるため要注意
2024年05月03日 11:07撮影 by  F-51C, FCNT
1
5/3 11:07
登山道で見かけたヒメツチハンミョウ 毒性昆虫のためむやみに触らぬこと 自然界では毒をもって護身する虫がいるため要注意
九十九折りの登山道を行く
2024年05月03日 11:10撮影 by  F-51C, FCNT
5/3 11:10
九十九折りの登山道を行く
対岸に見る高地岳カールマルクス大フェース
2024年05月03日 11:15撮影 by  F-51C, FCNT
1
5/3 11:15
対岸に見る高地岳カールマルクス大フェース
雪解けにより岸壁には滝が出現
2024年05月03日 11:15撮影 by  F-51C, FCNT
1
5/3 11:15
雪解けにより岸壁には滝が出現
破砕帯の通過 まだロープが巻き取られているため通過に要注意
2024年05月03日 11:34撮影 by  F-51C, FCNT
5/3 11:34
破砕帯の通過 まだロープが巻き取られているため通過に要注意
千丈岳の基部を通過
2024年05月03日 11:48撮影 by  F-51C, FCNT
5/3 11:48
千丈岳の基部を通過
取水堰までもうすぐ
放水の恐れにより川への立ち入り禁止のアナウンスが流れる
2024年05月03日 11:54撮影 by  F-51C, FCNT
5/3 11:54
取水堰までもうすぐ
放水の恐れにより川への立ち入り禁止のアナウンスが流れる
海谷732高地入り口 
2024年05月03日 11:56撮影 by  F-51C, FCNT
5/3 11:56
海谷732高地入り口 
高地到着
2024年05月03日 12:18撮影 by  F-51C, FCNT
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5/3 12:18
高地到着
早速 テント設営
2024年05月03日 12:38撮影 by  F-51C, FCNT
5/3 12:38
早速 テント設営
越後の上高地とよばれる海谷732高地 いいとこです
2024年05月03日 12:43撮影 by  F-51C, FCNT
1
5/3 12:43
越後の上高地とよばれる海谷732高地 いいとこです
翌日 阿弥陀山アタック
中央の尾根を登る 左の雪渓は雪解けが加速してシュルンドが開き 沢を詰めるのが難しそうである 地道な藪漕ぎを選択
2024年05月04日 08:01撮影 by  F-51C, FCNT
1
5/4 8:01
翌日 阿弥陀山アタック
中央の尾根を登る 左の雪渓は雪解けが加速してシュルンドが開き 沢を詰めるのが難しそうである 地道な藪漕ぎを選択
尾根末端右側から取付くも笹藪が深いため戻る
2024年05月04日 08:11撮影 by  F-51C, FCNT
5/4 8:11
尾根末端右側から取付くも笹藪が深いため戻る
沢に向かって少し歩くと
登りやすそうな取り付き点を見つける
2024年05月04日 08:19撮影 by  F-51C, FCNT
5/4 8:19
沢に向かって少し歩くと
登りやすそうな取り付き点を見つける
藪漕ぎを極力減らすため 更に沢に向かい進むも尾根への取り付きが急斜面となり 先ほどの取り付き点に戻る
2024年05月04日 08:20撮影 by  F-51C, FCNT
5/4 8:20
藪漕ぎを極力減らすため 更に沢に向かい進むも尾根への取り付きが急斜面となり 先ほどの取り付き点に戻る
尾根に這い上がり 倒木と藪の中を進む
2024年05月04日 08:51撮影 by  F-51C, FCNT
5/4 8:51
尾根に這い上がり 倒木と藪の中を進む
藪尾根にはナタメならぬ鋸目 雪に寝せられた枝がこちらに向かって生える中を掻き分けて進む
2024年05月04日 08:56撮影 by  F-51C, FCNT
1
5/4 8:56
藪尾根にはナタメならぬ鋸目 雪に寝せられた枝がこちらに向かって生える中を掻き分けて進む
椿藪に突入 深い藪が行く手を阻む
2024年05月04日 09:00撮影 by  F-51C, FCNT
5/4 9:00
椿藪に突入 深い藪が行く手を阻む
イワカガミ
2024年05月04日 09:04撮影 by  F-51C, FCNT
5/4 9:04
イワカガミ
尾根には随所に鋸目 先人の苦労が伺える
2024年05月04日 09:09撮影 by  F-51C, FCNT
1
5/4 9:09
尾根には随所に鋸目 先人の苦労が伺える
この辺りからツツジ藪に変化 藪も疎になって歩きやすくなる
2024年05月04日 09:13撮影 by  F-51C, FCNT
5/4 9:13
この辺りからツツジ藪に変化 藪も疎になって歩きやすくなる
千丈岳側の沢にある雪渓は痩せ気味 
2024年05月04日 09:24撮影 by  F-51C, FCNT
5/4 9:24
千丈岳側の沢にある雪渓は痩せ気味 
上部雪渓を見てもあきらかに雪の量が少ない
2024年05月04日 09:38撮影 by  F-51C, FCNT
5/4 9:38
上部雪渓を見てもあきらかに雪の量が少ない
連続するツツジ藪
2024年05月04日 10:02撮影 by  F-51C, FCNT
5/4 10:02
連続するツツジ藪
こぶしの花が咲き誇る
2024年05月04日 10:24撮影 by  F-51C, FCNT
5/4 10:24
こぶしの花が咲き誇る
イワウチワ
2024年05月04日 10:26撮影 by  F-51C, FCNT
1
5/4 10:26
イワウチワ
ツツジも見頃
2024年05月04日 10:26撮影 by  F-51C, FCNT
5/4 10:26
ツツジも見頃
こちらにも こぶしの花
2024年05月04日 11:09撮影 by  F-51C, FCNT
5/4 11:09
こちらにも こぶしの花
この辺りまで来ると藪もまばらとなり歩きやすいが これまで必要以上に時間を費やしてしまった
2024年05月04日 12:05撮影 by  F-51C, FCNT
5/4 12:05
この辺りまで来ると藪もまばらとなり歩きやすいが これまで必要以上に時間を費やしてしまった
対岸の駒ケ岳を見上げる ここらで登頂断念 来た道を引き返す
2024年05月04日 12:10撮影 by  F-51C, FCNT
1
5/4 12:10
対岸の駒ケ岳を見上げる ここらで登頂断念 来た道を引き返す
藪と岩稜の下り
2024年05月04日 12:51撮影 by  F-51C, FCNT
5/4 12:51
藪と岩稜の下り
痩せた藪尾根を下る
2024年05月04日 12:52撮影 by  F-51C, FCNT
5/4 12:52
痩せた藪尾根を下る
駒ヶ岳を望む ゲラ穴は空き巣でした
2024年05月04日 12:56撮影 by  F-51C, FCNT
5/4 12:56
駒ヶ岳を望む ゲラ穴は空き巣でした
アヤメのような株が点在
2024年05月04日 13:48撮影 by  F-51C, FCNT
5/4 13:48
アヤメのような株が点在
千丈岳側の雪渓を見下ろす 
クレバスとシュルンドが口を開けているため 登りづらそう
2024年05月04日 13:54撮影 by  F-51C, FCNT
5/4 13:54
千丈岳側の雪渓を見下ろす 
クレバスとシュルンドが口を開けているため 登りづらそう
千丈ヶ岳の岸壁から雪解け水が大滝となって流れ落ちていた
2024年05月04日 14:02撮影 by  F-51C, FCNT
1
5/4 14:02
千丈ヶ岳の岸壁から雪解け水が大滝となって流れ落ちていた
尾根上の露岩
2024年05月04日 14:38撮影 by  F-51C, FCNT
5/4 14:38
尾根上の露岩
露岩の右斜面を下る
2024年05月04日 14:41撮影 by  F-51C, FCNT
5/4 14:41
露岩の右斜面を下る
取り付き点まで戻る
2024年05月04日 14:53撮影 by  F-51C, FCNT
5/4 14:53
取り付き点まで戻る
732高地に咲く水芭蕉
2024年05月04日 15:04撮影 by  F-51C, FCNT
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5/4 15:04
732高地に咲く水芭蕉
水芭蕉が見頃
2024年05月04日 15:07撮影 by  F-51C, FCNT
5/4 15:07
水芭蕉が見頃
テントサイト 越後の上高地 海谷732高地は水芭蕉の群生 アブの発生もなく新緑映えるキャンプ地として一番の季節でした
2024年05月04日 18:44撮影 by  F-51C, FCNT
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5/4 18:44
テントサイト 越後の上高地 海谷732高地は水芭蕉の群生 アブの発生もなく新緑映えるキャンプ地として一番の季節でした
撮影機器:

感想






藪の深さとメンバーの体調不良により なかなか高度を稼げずスローペースとなり 最終的に登頂を断念 残雪のない尾根は猛烈な藪漕ぎとなり行く手を阻む
数年前に海谷高地を訪れた仲間の話では GWにおける残雪が年々減少傾向とのこと
阿弥陀山は藪れ蚊ぶれの厳しい登山となりましたが 海谷高地の景色を見るなら今が見頃 水芭蕉が満開 まさに越後の上高地でした プロフィールにある頚城山塊海川本谷東俣右沢は海谷高地から更に遡上して尾根に突き上げる沢 峠越えで笹ヶ峰まで下りたことが懐かしい 今は体力もなくなり沢屋から藪屋へ 立ちはだかる読めない難関が休憩を与えてくれる

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