永田岳・宮之浦岳【青少年旅行村(栗生)〜紀元杉】
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- GPS
- 14:21
- 距離
- 27.2km
- 登り
- 2,546m
- 下り
- 1,325m
コースタイム
- 山行
- 12:12
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 13:00
- 山行
- 1:11
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 1:14
天候 | 初日:曇り、2日目:雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
飛行機
帰り:紀元杉バス停 |
写真
感想
4回目の屋久島、今回は初めての花山歩道と永田岳を歩く。5月4日、7日それぞれ伊丹直行便がとれたので天気予報を見ながら当日を迎える。4日に栗生の民宿がとれなかったので屋久島青少年旅行村でテン泊することにした。屋久島空港に着いて荷物待ちしている時にバスが出てしまうという乗り継ぎの悪さであるが、想定内、次のバスまでの時間に空港売店でガス缶とライターを購入(帰りも引き取ってくれる)、食堂でランチ、近くのスーパー(コスモスになってた)で買い物したりして時間を潰した。バスに揺られること1時間以上、栗生橋に到着、徒歩20分ほどで青少年旅行村に着いた。受付で入村料、テントサイト利用料、シャワー利用料あわせて810円を支払い、説明を受けた。テントを張り、炊事場で夕食を作って食べた。コンセントがたくさんあるので充電とかに使ってくださいと説明を受けた通り、調理から食後のコーヒーまでゆっくり炊事場で過ごす間、充電ができて良かった。食後にシャワーをしてテントで明日からの行程について検討する。明日初日は晴れ曇り、2日目は雨、しかも雨量がすごい。元々は全行程を均等に割って、初日は鹿之沢小屋泊、以降2日目の計画であったが、天気の良い初日に無理してでも長く歩いて、雨の2日目を短くするように初日に一気に淀川小屋まで行く計画に変更することにした。ということで出発は3時予定で耳栓をして眠りにつくも、21時ごろに音楽かけて歌って盛り上がってる声で目が覚めた。しばらく我慢してたが少しでも寝たいのでテントを移動した。キャンプ場やからしゃーないな〜って感じで2時まで熟睡、準備をして2時半に出発する。まずは車道を北へ。しばらく進むと花山歩道→の案内板があるが通過してしまった。大川の滝何キロっ看板を見て気づいて引き返した。このミスで15分のロスと少しの疲労、そう、先週の疲れがとれず体が重い。足の感じを気にしながら黙々と大川林道を歩く、ごぉーっていう滝の音、動物の鳴き声を聞きながら予定より早く花山歩道入口に到着、案内板にも書いてあるけど、ヤマビルがいるらしい。ネットでも花山歩道と検索するとヒルが出てくるので、スパッツ(普段あまりつけない)をつけてきたし、帽子(普段あまり被らない)、手袋を装着、靴の上面からスパッツにかけて食塩水を噴霧して真っ暗な花山歩道に突入!暗いからよく景色はわからないが、岩と根、湿った落ち葉が印象的、目印のテープを確認しながら1時間半ぐらい経つとうっすら明るくなった。どんな道なんかな〜って、想像してたより優しめというか、道も目印もしっかりって感じでホッとした。大きな杉を通過してしばらくすると花山広場に着いた。水場の案内板に従って少し下ると沢があった。沢で水を3L満タンにしてコップで掬ってゴクゴク飲んで少し休憩した。広場というだけあってこの登山道でこの広さはここぐらいかな。1450ピークへぐいっと上ると大きな岩の上から景色が見えた。ここにはヤクシマシャクナゲが咲いていた。まず前に見えるピークを越えるためにまたぐいっと上る。目の前に木々の間から永田岳がチラチラと見えるようになり小屋まであと少しなんだというのがわかった。せっかく上ったがまた急坂を下り何度か渡渉し、少し登り返すと鹿之沢小屋に到着。小屋前で寝転んでパンを食べて大休止、小さなアップダウンをしながら徐々に上っていくような長い登山道で、出発から7.5時間経過しているのもあり疲れも結構きている。休憩後、出発するも永田歩道に進んでしまい、いつ上りはじめるのかな?ってなって気づいて引き返した。永田岳は花山歩道から来ると小屋の角で右に折り返すようになっている(案内板あり)。いよいよ永田岳へ。少し上ると景色が広がり、木道があったりで、これまでの樹林帯の景色から一気に変わった。永田方面の海の景色と周りの巨岩を見る景色に圧倒される。山肌の所々がピンク色になっていてなんと綺麗な景色なのでしょう。気分も切り替わったかのように元気に永田岳を上って行く。山頂は岩で、岩の下に山頂標があった。永田岳山頂で写真を撮ってしばらく景色を見ながら休憩した。宮之浦岳は雲がかかったり見えたりだったけど、少し下るころにはくっきり見えるようになった。高塚方面の分岐を過ぎると、ここからは過去2回逆方向だけど歩いたことがある道になる。そしてここからは人と会うことが多くなる。宮之浦岳山頂には2組4名さんがいて、写真を撮ってもらった。3回目の宮之浦岳、今日と前回が晴れで最高の景色が見れた。会う人と話すと淀川登山口からピストンの人が多かった。栗生岳へ下り快適な道を進んで行く。整備資材が仮置きされていたのでこれからまた整備されて快適になるんだなとありがたく思った。花之江河の分岐に着くまでには、今日は淀川小屋ときめた。明日の天気が良さそうなら石狆屋に泊まって花之江河歩道で屋久杉ランドへ下りたかったが、明日は雨だからビャクシン沢渡渉点が渡れない可能性が高いので回避、雨の日歩行は最小限にしたいので、淀川小屋へ向かうこととした。花之江河で休憩したらあとは2.7km、あと1時間強で淀川小屋だ。最後はぐっと下って淀川小屋に到着。出発から13時間、15時半に着いた。長い行程だったけどいい時間に着けて良かった。小屋の一階右奥に荷物を置いて水場へ。水場は小屋を出て右に折り返す(水場→の案内板あり)ように少し下るとある川がそうで、できるだけ左(上流)で水を汲んで小屋へ戻り、中に誰もいない間に体を拭いて着替える。体をチェックしたがヒルにはやられてなかったので良かった。夕食を作って食べウイスキー水割りを飲みながらぼーっと過ごした。耳栓をして18時にシュラフに潜り込むとすぐに眠りについた。皆さんが出発する時間帯4〜5時ごろに一度目覚めるが、ゆっくり出発なので7時までまたぐっすり眠った。小屋利用者は少なく、1階に6名、2階に2(3かも?)名だけだった。小屋の外のベンチでゆっくり朝ごはんを食べ中に戻ると向かいにいた1組2名の外国人に話しかけられた。ヨドガワエントランス?と聞かれたので、イエス、キゲンスギバスストップ テン フォーティファイブと答えるとオッケー俺たちも一緒だぜみたいなゼスチャーでわかりあえた。彼らが先に出発、30分後の9時10分淀川小屋をあとにする。土砂降りの雨の中、道幅が広いのはわかっているので傘をさして歩く。登山道は水路状態、それでも深いところになるべくはまらないように慎重に歩いた。淀川登山口の退避所で小休止し、紀元杉に向かって車道を歩くがここの水量が半端なかった。浅いとこ選びきれずやむを得ず水没することもあり、さっきの登山道よりこっちの方がすごかった。紀元杉で写真を撮って紀元杉バス停に戻る。木の下に潜り込んで待つこと5分でバスに乗り、安房へ移動、朝話した外国人の2人は屋久杉ランドから乗ってきた。分かり合えてたかは微妙だが同じバスだ。この雨の中タフやな〜と思ったけど、5時に小屋を出て行った人たちはこの大雨のなかの行程、大変やろな〜って思った。今日は安房の民宿に宿泊、翌7日は昼過ぎまで時間があるので、バスで大川の滝を見に行って空港へ戻った。売店でガス缶を引き取ってもらい、またコスモス行って1本ぐびっとお疲れ様!食堂でランチして時間を潰した。前回は荒天で大阪からの便が着陸できない場合は欠航というドキドキを味わったが、今日は晴れで微風なので安心。行きと同じ席で大阪伊丹へ。今回の山旅はなんといっても花山歩道と永田岳!屋久島の自然美を満喫!前後泊でゆったりした山旅だった。また明日からお仕事頑張らなくては!
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