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Yamareco

記録ID: 6768498
全員に公開
ハイキング
奥武蔵

大反道探索

2024年05月06日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:15
距離
15.1km
登り
1,241m
下り
1,238m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:28
休憩
0:48
合計
7:16
6:27
72
スタート地点
7:39
7:54
6
近場ノ谷出合
8:00
8:00
77
近場ノ谷一号谷出合
9:17
9:31
52
一号谷東尾根880m圏祠
10:23
10:23
70
デンゴー平東尾根
11:33
11:42
15
フナイド尾根
11:57
11:58
3
12:01
12:04
11
12:15
12:15
45
大反山東尾根
13:00
13:06
37
秩父さくら湖左岸道路
13:43
ゴール地点
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2024年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
大反道を忠実にたどることはもはや不可能。
かなり水位が低い。
2024年05月06日 06:41撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
5/6 6:41
かなり水位が低い。
大平山(左奥)と七跳山(右奥)。
手前の崩落地は五社山に続く尾根からのもの。
2024年05月06日 06:51撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
5/6 6:51
大平山(左奥)と七跳山(右奥)。
手前の崩落地は五社山に続く尾根からのもの。
戸上沢左俣右岸には踏み跡と錆びたA字バリケードがある。
2024年05月06日 07:05撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
5/6 7:05
戸上沢左俣右岸には踏み跡と錆びたA字バリケードがある。
2024年05月06日 07:29撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
5/6 7:29
近場ノ谷出合。
2024年05月06日 07:52撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
5/6 7:52
近場ノ谷出合。
流入する一号谷。
右上に石積みが見える。
2024年05月06日 08:01撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
5/6 8:01
流入する一号谷。
右上に石積みが見える。
石積みまで上がると右へ踏み跡が続いていた。
2024年05月06日 08:05撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
5/6 8:05
石積みまで上がると右へ踏み跡が続いていた。
始めのうちはテープが付いていたが。
2024年05月06日 08:10撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
5/6 8:10
始めのうちはテープが付いていたが。
どこに道があるの?
2024年05月06日 08:15撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
5/6 8:15
どこに道があるの?
植林と自然林の交雑地。
2024年05月06日 08:36撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
1
5/6 8:36
植林と自然林の交雑地。
この尾根を下れば柿原林業小屋に出る。
2024年05月06日 08:36撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
5/6 8:36
この尾根を下れば柿原林業小屋に出る。
一号谷左岸尾根870m圏(白テープがついている)。
2024年05月06日 09:16撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
5/6 9:16
一号谷左岸尾根870m圏(白テープがついている)。
潰れた祠。
大反古道が通っていた証ではないだろうか。
2024年05月06日 09:17撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
5/6 9:17
潰れた祠。
大反古道が通っていた証ではないだろうか。
同所にて。
2024年05月06日 09:18撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
5/6 9:18
同所にて。
やはり地元の酒。
2024年05月06日 09:18撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
5/6 9:18
やはり地元の酒。
この日唯一出合った林業用ではないテープ。
大反道であることを確信できた。
2024年05月06日 09:49撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
5/6 9:49
この日唯一出合った林業用ではないテープ。
大反道であることを確信できた。
激しく倒木。
2024年05月06日 09:53撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
5/6 9:53
激しく倒木。
下をくぐって(振り返って)。
2024年05月06日 09:56撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
5/6 9:56
下をくぐって(振り返って)。
沢に着くと憂鬱。
2024年05月06日 10:12撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
5/6 10:12
沢に着くと憂鬱。
この先がデンゴー平東尾根。
2024年05月06日 10:18撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
5/6 10:18
この先がデンゴー平東尾根。
もう本当に・・・。
2024年05月06日 10:32撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
5/6 10:32
もう本当に・・・。
突如現れた大伐採地と鹿柵。
2024年05月06日 10:40撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
5/6 10:40
突如現れた大伐採地と鹿柵。
S・Tom氏が通った11年前は広大な裸地だったが、ずいぶん樹木が育っている。
2024年05月06日 10:43撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
5/6 10:43
S・Tom氏が通った11年前は広大な裸地だったが、ずいぶん樹木が育っている。
眼下にネイチャーランドの一端が望まれる。
2024年05月06日 10:51撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
5/6 10:51
眼下にネイチャーランドの一端が望まれる。
2つ目の鹿柵の右端をネットにつかまりながらよじ登る。
2024年05月06日 10:55撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
5/6 10:55
2つ目の鹿柵の右端をネットにつかまりながらよじ登る。
大伐採地を振り返る。
2024年05月06日 11:06撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
5/6 11:06
大伐採地を振り返る。
矢岳主稜線が頭上に見える。
2024年05月06日 11:07撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
5/6 11:07
矢岳主稜線が頭上に見える。
フナイド尾根800m圏に出た。
もう困難な場所は無い。
2024年05月06日 11:34撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
5/6 11:34
フナイド尾根800m圏に出た。
もう困難な場所は無い。
69号鉄塔までは東電ポールやテープがてんこ盛り。
2024年05月06日 11:50撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
5/6 11:50
69号鉄塔までは東電ポールやテープがてんこ盛り。
クタシノクビレ直前で鹿柵にはばまれ鉄塔に導き出される。
2024年05月06日 11:57撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
5/6 11:57
クタシノクビレ直前で鹿柵にはばまれ鉄塔に導き出される。
クタシノクビレに到着。
2024年05月06日 12:03撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
5/6 12:03
クタシノクビレに到着。
大反山の南東を巻く。
2024年05月06日 12:07撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
5/6 12:07
大反山の南東を巻く。
大反山東尾根上で。
フレッシュな熊剥ぎと落とし物(左下の黒いモノ)。
2024年05月06日 12:20撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
5/6 12:20
大反山東尾根上で。
フレッシュな熊剥ぎと落とし物(左下の黒いモノ)。
大反山東尾根560m圏にある小さな穴。
中で水がしみ出している。
2024年05月06日 12:39撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
5/6 12:39
大反山東尾根560m圏にある小さな穴。
中で水がしみ出している。
5号鉄塔。
2024年05月06日 12:51撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
5/6 12:51
5号鉄塔。
秩父さくら湖左岸道路に降り立つ。
2024年05月06日 13:01撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
5/6 13:01
秩父さくら湖左岸道路に降り立つ。

感想

大反道は、大久保谷林道が開通するまで旧中川村から大久保谷奥地へアプローチする連絡路であったというが、林道開通後は利用者が少なく、現在は武州中川から矢岳主稜上のクタシノクビレまでが登山道として利用されていて、クタシノクビレから近場ノ谷までは廃道となっているようである。
手元にある1975年版「山と高原地図 奥武蔵」にはまだクタシノクビレから近場ノ谷まで登山道ではなく小道として記載があるが、近年の歩行記録としては寡聞にしてS・Tom氏のものしか見当たらない。
S・Tom氏は記録の中で、大反道の終端は二号谷三号谷の出合い付近と過去の記録から想定しているが、前述の地図では一号谷出合いに下りている。もし大久保谷奥地への道であるなら、二号谷三号谷出合いより一号谷出合いの方が大久保谷に近い気もするが。

今回歩くにあたってポイントがいくつかあった。
・近場ノ谷一号谷の出合いのすぐ上に石積みが見えること。
・一号谷左岸尾根上870m圏に潰れた祠があり、大反道はここを通過していたのではないか。
・デンゴー平東尾根とフナイド尾根間に大伐採地があること(S・Tom氏による)。
・フナイド尾根上800m圏からクタシノクビレまでは東電鉄塔69号巡視路がしっかりしていること。
以上から一号谷左岸尾根〜クタシノクビレ間の大反道は、標高870〜800m間をトラバースすると思われた。

すっかり木々の葉も濃さを深めた大久保谷林道を歩く。
柿原林業小屋を左に分けすぐ先で近場ノ谷に出合う。
右岸を進むとすぐに一号谷が右から流入し、左岸に渡る。
すぐ頭上の石積みに上がり右上する。
時々林業のピンクテープがあり、それを頼りに進むと850m圏で横切る踏み跡に出合う。
左へ(一号谷方向)進むと緩やかな尾根に乗った。
地形図から、この尾根を下れば一号谷出合いへ下れるので、石積みから尾根を直上しこの道に出るのが自然かもしれない。
一号谷左岸尾根には850m圏で乗り上がってしまい、20mほど上がって祠を見つける。
辺りには割れた湯飲み茶碗や酒のビン、ジュースの缶が落ちていて、ここが古道の休憩場所だったのだろう。
その後、いくつか荒れた沢を渡り、デンゴー平東尾根を780m圏で横切り戸上沢左俣を越えると目の前に広大な伐採地と鹿柵が現れた。
ここまで来て行く手を阻む鹿柵に途方に暮れるが、下端沿いに進み、上がっていく柵を見送ると行く手にさらに別の鹿柵が現れた。
こちらも下端沿いに進むが、かなり高度を下げているので60mほど鹿柵につかまりながら800m圏付近まで登り上がった。
ここまで踏み跡も定かでなく、大伐採地を鹿柵で囲われてしまっていて忠実にたどることもできず、もはや大反道は廃道ではなく消失してしまった古道としか言い様がない。
800m圏でフナイド尾根に乗り上がると、そこには見慣れた東電の黄ポールがクタシノクビレ方向を示していた。
この先は以前も歩いているし黄ポールやテープが頻繁にあるので問題無い。
クタシノクビレ直前で鹿柵に遮られ先へは進めないので69号鉄塔に導かれ実質終了である。
鉄塔のすぐ下の鞍部となるクタシノクビレに着けば、左に武州中川駅方面への登山道を分けている。
大反山へは登らず大反山東尾根にトラバースする。
東尾根を越えさらに旧若神子集落へ続く山道があったというが、もう追う気にならない。
東尾根をノンビリ下り、今まで見た中で一番水位の低い秩父さくら湖の左岸道路に降り立った。

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