嶽ノ森山《関西百名山》



- GPS
- 04:09
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 589m
- 下り
- 587m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
古座川は南紀大塔山の南東に源を発し太平洋に注ぐ2級河川で河口まで直線距離で25劼世くねくねと蛇行しその延長距離は40劼傍擇屐C耄域の古座川町相瀬に“古座川の一枚岩”と呼ばれる大岩壁がある。流紋岩質凝灰岩の一枚岩で高さ150m幅800mもあり国の天然記念物に指定される。対岸に道の駅があり圧倒的な景観を間近で見ることができる。関西百名山の嶽ノ森山は道の駅の裏山であり道の駅に車を置き登山開始した。先ずは相瀬橋まで国道を歩いた。ここまで来ると大き過ぎて収まらなかった一枚岩が上まで写真に収まった。
登山道は橋の前の谷から始まった。谷筋に林道があり、トップに立ったK嶽さんはそっちに行こうとしたが登山道は右手が登山口だ。急斜面を登ると右手に積み重ねられた石垣のような大岩壁が樹林の奥に見えた。これが“豆腐岩”で嶽ノ森山の東尾根に延々と続く。登山口から標高差約300mを登ると一際厳しい岩場にロープが掛っていた。乗り上がった鞍部は雌岳と雄岳の分岐点でまず雌岳(369m)に行く。前面は岩の山頂で裏側から回り込むと山頂に立つことができ、岩の上からは素晴らしい展望が得られた。西側に屹立しているのは嶽ノ森山主峰の雄岳で此れまた凄い。ガイドブックによっては「上ノ峰」、「下ノ峰」とされているものもあるが現地での表記は「雄岳」、「雌岳」となっていた。
山頂の祠に手を合わせ、鞍部に戻って登り返すと雄岳(376m)山頂で此処もまた素晴らしい展望が得られた。早朝出発だったのでお腹が空いた。昼食休憩にしてその後はミッションで「大塔山を山座同定」と「重善嶽を山座同定」を行った。大塔山はシリーズNo.28で行った山、下山路に迷い一夜を明かした苦い思い出の山。重善嶽は明日登る山だ。大塔山は真北にあり、すぐ西の法師山と紛らわしいが特徴の少ない南紀の山の中で存在感を示していた。重善嶽は西微北292°の方向にピークを特定できた。
昼食後は東に下ると直ぐに「変則十字路」と呼ばれるジャンクションがあり犬鳴谷から来るメイン登山道と一枚岩への巻道下山路を分けていた。周回だけでは余りにも短いので真っ直ぐ南に進み1等三角点峰・峯ノ山を目指した。稜線の西側は伐採地で展望が利いた。峯ノ山の北面も伐採され林道がしっかり見えていた。ここでミッション3:「P398の位置を特定」をする予定だったが忘れていて通り過ぎてしまった。振り返り地形と合わせて今通った一寸したピークが其れと特定した。2.5万図にある車道がヘアピンカーブする所に達し、峯ノ山の北東尾根に取り付いた。伐採地の縁を緩く回り込むように進んでしまい何時しか方向がずれていた。引き返して電波塔のある峯ノ山(482m)山頂に達した。1等三角点「峯ノ山」があるが展望はなかった。
南に続く明瞭な道を下ると先程の林道に出た。折り返すように林道を横断し笹原の道に入ると直ぐに斜面を下る道がある筈なのだが2.5万図の道は失われてしまったようだ。ただ只管薄の原を泳ぐように下った。下に林道が見えたが切り通しの断崖で下りられない。50m程先に薄の原が林道まで続いている谷筋の先端を見つけた。漸く林道に下り立つことができた。更に谷間に峯の薬師堂への下山路を探すがやはり見出すことはできず断念して林道をヘアピンカーブの方向へと進んだ。
稜線の未舗装林道に入り変則十字路に戻って犬鳴谷の下山路へと入った。最初は普通の登山道だが鞍部から谷に入ると左手に一枚岩の壁がそそり立っていた。犬鳴谷は一枚岩の上を流れた水によって刻まれた溝が人工の側溝のようで面白い。急な岩の斜面にロープが掛けられ谷に下りた。歩き易いようにステップが刻まれた滑床の谷を下った。嶽ノ森山のもう一つの特徴的な風景だ。やがて谷は急傾斜で滝のように下り落ち登山道は北の尾根を下っている。砂利工場の横の登山口に飛び出し旧国道に出た。一枚岩トンネルを潜り抜けた国道371号線に合流し一枚岩道の駅へと戻ってきた。結果この山は犬鳴谷を登りに使うのが安全で無難なようだ。
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