Matterhorn Ski Paradise(Zermatt)
- GPS
- 04:18
- 距離
- 32.5km
- 登り
- 2,967m
- 下り
- 2,973m
コースタイム
- 山行
- 3:57
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 4:17
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
普段の行いがいいのか知らないが、僕のパートナーが1年間スイスで留学していて、宿泊代タダでスイスに行けるという。世界最高峰のスキーリゾートに行ける機会なんてそうそうない。日本からテレマークスキーをえっちらおっちら運び出して、えげつない円安にひいひい言いながらスイスに行ってきた。
本当はモンブランに登るとか、マッターホルンによじ登るとか、ベルニナアルプスを縦走するとか、そういうことをしてみたいのだが、そんなことは今の僕には身に余るだろう。1週間の滞在はほぼ街歩きとのんびりハイキングに費やしたのだが、この日は滞在先のヴィンタートゥールから電車を4時間かけて4本乗り継ぎ、日帰りでツェルマットを訪れた。
ツェルマットはマッターホルンの麓の谷あいに位置する小さな山村である。それでもこの村が人々に愛されているのは、村の向こうに鎮座するマッターホルンの美しさによるものだとは、「地球の歩き方」の受け売りだが本当にそう思う。
Zermattから標高3883mのMatterhorn Glacier Paradise(Klein Matterhorn)までロープウェイを3本乗り継いでいく。標高1500m程度のZermattから1時間弱で一気に富士山より高い標高まで標高を上げるので、上に着くと流石に空気の薄さを感じた。
Matterhorn Glacier Paradiseはヨーロッパで最も標高の高いスキー場で、365日スキーをすることができる。ここからBreithorn(4164m)へ登山をする人も多いようだ。サマースキーの期間は、Trockener Stegという2928mのピークにあるロープウェイの駅までコースを開放しており、我々もその標高差約900mの区間を滑ることができた。
Matterhorn Glacier Paradiseにはイタリアのチェルヴィニアという山村からもロープウェイが伸びていて、スキーで国境を越えることもできるようだ。
Klein Matterhornの山頂の展望台からはアルプスの素晴らしい山の眺めを拝める。東に比較的穏やかな山容のBreithornが威風堂々、西にはMatterhorn(4478m)がその頂きを主張する。南のイタリア国境に思いを馳せ、北に目立つのは、槍ヶ岳のような形の山が2座、Dom(4545m)とWeisshorn(4506m)だ。
ほぼ全区間で標高3000mを超えるコースの雪質は低温で保存されるためなかなか良く、5月の中旬だがよく滑る雪であった。ヨーロッパの人達はスタイルが良いのか、非常にスキーが上手く見える(実際に上手い)。そして速い。そんなスキーヤー達を横目にのんびりテレマークターンを楽しむ。四方八方を白い山稜に囲まれ、なだらかな斜面をMatterhornに向かってのんびり標高を落とす時間は至高であった。
スイスのこの時期の日の入りは21時近くと遅いのだが、スキー場は16時くらいに閉まる。我々も15時にはZermatt行きのロープウェイに乗って、帰りの電車に乗りこみ、トゥーンに寄り道したりしながら帰途へついた。
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