ポリュックス Pollux
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 621m
- 下り
- 625m
コースタイム
- 山行
- 6:03
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 6:10
天候 | 晴れのち雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
岩登りはやさしく、核心部には鎖が設置されている。最後の雪稜も風が無ければ問題なし。 クラインマッターホルンまでのクレバス帯の戻りがむしろハード。地味な登りがきつい。 |
その他周辺情報 | クラインマッターホルンはレストランあり。 |
写真
装備
個人装備 |
ピッケル
アイゼン
ハーネス
ヘルメット
|
---|---|
備考 | 想像を超える暑さに対して、水が足りなさ過ぎた(500ml)。最低でも1Lは必要。 |
感想
2023年初の4000m峰はポリュックス。5年前に登るはずだったが、ゴンドラの不調で時間がかかり、当時はブライトホルン・ハーフトラバースに変わってしまった。今回でリベンジを果たす。
6:20
ツェルマットのゴンドラの駅集合。前日に買ったアニュアルパスでらくらく乗り込む。ガイドはヨナスさん。息子が2人、明日から小学生になるらしい。
ゴンドラに乗ってる間に色々聞いたところ、彼のベストマウンテンはダンブランシュ。他にお勧めされた山はアルプフーベル、リンプフィッシュホルン、ドム。これがきっかけで1週間後にアルプフーベルを登った。
リフトを乗り継いでクラインマッターホルンへ。久々のガチ登山に緊張する。
7:00
グレッチャーパラダイス到着。外に出るスロープが凍結してツルツル。ここかなり危ない。
雪の状態が良いのでアイゼンなしで出発。右手にグランコンバン、モンブラン、グランパラディーゾなどフランス・イタリア方面の山々が広がる。
登山パーティはそこそこいた。
所々で口を開けるクレバスをジャンプして超える。結構ビビる。急な場所はヨナスがピッケルでカッティングしてくれるので歩きやすい。
快晴無風。アウター無しでも暑い
8:45
南西稜取り付き手前で休憩。アイゼン装着。振り返るとロッチャネーラと黄色い山小屋。ブライトホルンのフルトラバースはここから始まるようだ。
最初は普通の岩稜を歩く。暑すぎて汗が流れ、サングラスも曇った。流石に4,000m近いので、息があがりやすい
岩場の核心部には鎖が張られている。岩に雪がついていないので、アイゼンを外して登る。本番の岩場は久しぶり。硬いアルパインブーツで小さなスタンスに乗り込むのに少し躊躇してしまったが、しばらくすると慣れた。鎖のおかげでガシガシ登れる。ブライトホルンのハーフトラバースより簡単に感じる。
9:45
岩場が終わるとマリア像のある肩の部分へ。何パーティかここで休憩していた。眼前にはポリュックスの頂上。すぐ隣にカストールがドーンと聳える。
アイゼンを再び装着し、ザックは残して出発。雪稜は広くて歩きやすい。メンヒのナイフリッジに比べればなんでもなかった。
10:05
気づけばポリュックス登頂。山頂を示す十字架も看板もないが、360度素晴らしい展望。リンプフィッシュホルンとシュトラールホルンの間からはヴァイスミースも見えた。また、カストールの山頂付近を歩くクライマーも見える。カストールは岩場はなく、体力勝負の雪稜歩きとの事だが、確かにかなり急な斜面をジグザグに登らなければならないらしい。アプローチの遠さも考えるとなかなか大変そう。
5分ほどで下山にかかる。雪稜の下りも簡単。
岩場はアイゼンをつけたまま下る。細いリッジ状の部分などで少し手間取った。鎖場はお馴染みのロワーダウン。楽ちん。
岩場の基部でアイゼンを外し、ずんずん下る。時々クライムダウン。プラトーに降りる手前でアイゼン装着。この時、水がほぼ尽きてしまった。
ポリュックス登山において、プラトーの帰りが最もハード。とにかく遠い。そして死ぬほど喉が渇いたがもう水がない。水が無いので行動食も食べられない。日差しが出てきて暑い。雪が緩み、クレバスが口を開き始めるリスクがあるので、ヨナスはぐんぐん進む。久しぶりに限界までバテてしまったように思う。
南から黒い雲が近づき、雷雨の恐れがあったが、なんとかその前にクラインマッターホルンへ到着。13:10
帰りのゴンドラも水無し。地獄。
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