ポリュックス(Pollux 4092m)撤退
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 857m
- 下り
- 856m
コースタイム
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 7:00
天候 | 晴れ〜濃霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
クレバスに注意 |
その他周辺情報 | グレッシャー・パラダイスにカフェ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
日よけ帽子
靴
ザック
アイゼン
行動食
非常食
水筒(保温性)
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ロープ
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
クイックドロー
スリング
|
---|
感想
高度順応と氷河歩行のトレーニングを目的にポリュックス(Pollux 4092m)へ向かう。朝一番のロープウェー狙いで06:00過ぎにツェルマット山麓駅へ到着。一番乗りだった。
グレッシャー・パラダイスに07:20到着。予想以上の強風と寒さ。ダウンを着込んでパートナーとロープを結び合う。ガイドとクライアントの各組が続々と出発して行く。07:50私たちも駅舎を出てスキーリフトをくぐってブライトホルンの鞍部へ降りる。初めての氷河歩行だが周りのガイドを観察しクランポンは付けずに歩き出した。所々で小さなクレバスを渡る。
ブライトホルン一般ルートを登るパーティーは左側(北)に登って行く。ブライトホルン山頂がすぐ近くに見える。しばらく進むと、ブライトホルンのハーフトラバースに向かう人々も左側(北)へ別れて行く。ポリュックスへは、緩やかな登り下りを繰り返し、チュザーレ・エ・ジョルジョ・ロッソのビバーク小屋の下をさらに西進する。目指すポリュックスと双子峰カストールが近くなってきた。ポリュックス南西岩稜付近にはいくつかの踏み跡があって、ガレとクレバスの嫌らしい地帯に迷い込んでしまう。進みすぎたようだったので少し戻ると簡単に取り付きに至った。
南西岩稜は出だしの30mがミックスで、その上は雪も氷も無かった。スッキリした尾根を快適に登ることができる。11:00尖岩の核心に近づいた頃、下を見るとガスが湧き始めていた。天気は昼から崩れる予報。無理せず初日はここで切り上げることにした。
取り付きへ戻った頃には、かなり視界が落ちていた。来るときに見えていた北側の岩峰群は全く見えない。かろうじてクランポン跡を辿りながら、コンパスを出して北西に向かい歩いていることをこまめに確認する。視界が良いときは、遠くからクレバスの皺が見えるので安心だが、視程が悪いといきなり目の前に口を開けたクレバスが現れる。ルートはかなり山側(北)へ寄ってしまったようだ。行きには通らなかったクレバス脇のトラーバースや大きめのクレバスを処理しつつコンパス頼りで進む。雪も腐り、午前中とは比べものにならないくらい歩き辛い。スキーリフトの支柱が見えたときには大きく安堵した。
15:00装備を解いてグレッシャー・パラダイスのカフェで長い休憩をとりツェルマットへと戻った。
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