箱根屋沢
- GPS
- 06:06
- 距離
- 3.7km
- 登り
- 580m
- 下り
- 528m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
会山行2日目、人口登攀の訓練として箱根屋沢の遡行を実施した。
1日目のモロクボ沢は天気も良く超美渓だったのに対し、箱根屋沢は基本的に狭くて流木が多く汚い、滝はヌメヌメ、しかも曇天のため全体的に雰囲気ドンヨリ。。
しかし人口登攀、フリー含めて登れる滝が多く個人的にはかなり楽しめた。
F1(15m) F7(8m)と核心と言われるF8(15m)の人口登攀の滝はリードさせてもらい、アブミにチャレンジ。
思ったよりバランスはとりやすく、怖さはないものの、効率的に進んでいくのが難しく、登りきるまでに時間を要してしまった。特にギアの出し入れが多いので、整理しながら登るのも重要。
グイグイ進めないことにやきもきしつつも、無事にトップアウト。
続くF9の滝を先輩リードの人口登攀で進み、滝の登攀は満足。
他の記録を見るとF9を登ったところから詰めている記録も多いので、残りの滝はパッと巻いて、尾根にあがろうとなったのだがコレが悪かった。
谷の側面は、岩のうえに薄く土と枯れ葉がかぶっている感じで、めちゃくちゃ足が滑る。。
懸垂中も思いっきり滑ったりと、滝の登攀以上に緊張した。
なんやかんやあって、箱根屋沢の頭付近の尾根を無理やりあがり、登山道に合流。
怪我無く遡行を終えることができた。
総じて1日目の楽しい沢登りとは異なり、ヌメりの強い滝、悪い巻きに急登など、沢上りの難しい要素を味わえるよい遡行となった。
キレイな癒しの沢ももちろんいいが、泥んこになって攻略法を考えながら進んでいく訓練的な沢登りが自分は好きかもしれない。(ヒルだの虫だのは勘弁ですが。。)
また、効率よくアブミを使って進むのはまだまだ訓練が必要。
沢だけではなく、岩登りでもアブミの練習をして、冬壁でこの技術を応用できるように引き続き訓練したい。
1日目のモロクボ沢、焚火を囲んでの宴会と併せて、とても充実した週末を送ることができた。
<アブミの手順>
①ヌンチャクにあらかじめアブミをかけておく
②残置ハーケン等(あれば)にアブミつきヌンチャクをかける
③自分がすでに乗っているアブミの取っ手(?)を掴みながら片足を②のアブミにかける
④片手片足はひとつ前のアブミに乗せたまま、②でかけたアブミに体重をしっかりとかけてテイスティング
(この際に両手両足を乗せてしまうと、中間支点が崩壊した際に長い距離墜落してしまうため、必ず片手片足は安定しているアブミに残すこと)
⑤ヌンチャクにロープをクリップして、アブミに乗り込む
⑥ひとつ前のアブミを回収する
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