若狭、大日岳。山毛欅大規模伐採危機の森を訪問。
- GPS
- 05:30
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 833m
- 下り
- 816m
コースタイム
天候 | 雲り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
登りは舗装道路、下りは古道 |
その他周辺情報 | ここ大日岳から三十三間山を経由して轆轤山まで風力発電計画があり、尾根の山毛欅が大規模伐採されようとしている。 |
写真
感想
今回の目的は3つ。〜蠹栂啼察弊擬位症毀澄砲電波塔跡までつながっているか。大日岳に巨大鉄塔が建ってどうなったか。松の木越しに三方五湖が見えるポイントにもう一度訪れたい。
国道をチャリ走行は避けたいのと前回懲りたのとで徒歩完全周回すべく今回のコースに決めた。林道ゲートを開閉して堰堤を越えた空き地に駐車し、堰堤下の橋を渡った地点から入山する。偶然にも廃林道があり、たどって行くと尾根まで続いていた。その尾根には明瞭な古道があり、楽に歩ける。
そして難なく相田林道に着いた。ほぼ舗装された林道をショートカットしながら進む。この尾根は旧電波塔へ電気を送るため地下に高圧ケーブルが埋めてある。最初の送電線鉄塔を越えると真新しい林道が現れた。やはり電波塔跡まで道ができたようだ。尾根をほぼ真っすぐに作ったコンクリの道で、斜度は20度くらいありそうだ。ヒーヒー言いながら登っていく。
まもなく電波塔跡というところでバカでかい鉄塔が見えた。送電線鉄塔ではなく、風況観測塔だ。鉄骨製でこれなら台風にも耐えられるだろう。不意打ちをくらったようで心が動揺した。
落ち着かせて大日岳へ進む。ここが何度目かはわからないが、何度来てもいいところだ。途中2か所に風車建設予定地がある。この山毛欅の森が伐採されると思うと悲しくなる。
大日岳の巨大送電線鉄塔を見るのは2度目。関西で5番目の高さだとか。伐採された山毛欅の巨木は片付けられ、植樹されていた。食害防止用に白い網がかぶせてあり、まるでオバケのようだ。夜行登山で知らずに訪れたらビックリするだろう。
鉄塔下でのんびり食事をして、来た道を戻る。下りの尾根は以前途中まで歩いたことがある。踏み跡明瞭で安心して歩ける。途中、松の木越しに三方五湖が見えるお気に入りのポイントがある。しかし松の葉がなく、枯れてしまったのかもしれない。
点名桂からは初めてのルートだ。しかし深堀りの道があり、難なく歩ける。鉄塔を越えてしばらく進むと急斜面となり、P219の手前で地図にはない廃林道に出た。これはありがたいと廃林道を下っていくと、駐車地にドンピシャで着いた。結局、登りも下りも苦労することなく山行を終えた。始終誰にも会わず。
三十三間山風力発電計画について:場所は大日岳から三十三間山を経由して轆轤山まで。(詳しくは日記を参照のこと)滋賀県知事や福井市長が懸念を示したものの、その程度では止められそうにない。高島市街からは遠く、若狭町民の運動を期待したい。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
風況観測塔は数十センチの三(四)角形鉄塔をステーで支える物がほとんどですが、自立型の鉄塔は初めてですね。電力会社系列かも?
大日岳の送電線鉄塔を新設時、相田林道経由で工事が行われた。風況観測鉄塔設置にはそれを利用したのだと思います。
苗木の植樹はブナですね。10本の葉脈が突出、波状の鋸葉などから推測。
もうこの山域には魅力がなくなってしまったー。残念です。
なるほど、電波塔跡のモノレールまで作業員を運ぶために整備されたんですね。それにしては立派すぎました。
植樹は山毛欅ですか。元に戻そうと努力する関電はさすがです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する