ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 682618
全員に公開
ハイキング
奥秩父

乾徳山 破線ルート要注意

2015年07月22日(水) [日帰り]
 - 拍手
syusyusyu その他1人
GPS
--:--
距離
9.3km
登り
1,143m
下り
1,149m

コースタイム

日帰り
山行
7:35
休憩
2:05
合計
9:40
6:10
20
スタート地点
7:00
7:05
50
7:55
8:00
5
8:05
8:05
5
8:10
8:25
35
9:00
9:00
5
9:05
9:05
20
9:25
9:25
45
10:10
11:30
5
11:35
11:35
165
14:20
14:40
5
14:45
14:45
5
14:50
14:50
25
15:15
15:15
15
15:50
ゴール地点
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2015年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
前宮神社先の駐車場に6時頃着 先着2台
バス停側の駐車場もまだ2台程
コース状況/
危険箇所等
コースサイン多い
国師ヶ原まで断続的にぬかるみあり
水ノタル〜国師ヶ原の破線ルートは強者以外にはお勧めせず
その他周辺情報 はやぶさの湯(恵林寺近く、車で移動できるなら)
駐車場脇から登山口まで15〜20分くらいの林道歩き。
2015年07月22日 06:39撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
1
7/22 6:39
駐車場脇から登山口まで15〜20分くらいの林道歩き。
梅雨明け数日後でしたが、登山道の一部が沢状態になっていました。自分は幸いそれほど汚れませんでしたが、ゲイターを着けてもいいかもしれません。
2015年07月22日 15:41撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
7/22 15:41
梅雨明け数日後でしたが、登山道の一部が沢状態になっていました。自分は幸いそれほど汚れませんでしたが、ゲイターを着けてもいいかもしれません。
登山道が沢と化している原因はここです。途中で横切る道路に本物の沢から水が流れ込み、それが登山道へとなだれ込んでいます。
2015年07月22日 07:20撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
7/22 7:20
登山道が沢と化している原因はここです。途中で横切る道路に本物の沢から水が流れ込み、それが登山道へとなだれ込んでいます。
水量が少ないと言われる銀晶水ですが、500mlボトルが直ぐに一杯になる程出ていました。冷たく、味は・・・普通でしょうか・・・。
2015年07月22日 07:32撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
2
7/22 7:32
水量が少ないと言われる銀晶水ですが、500mlボトルが直ぐに一杯になる程出ていました。冷たく、味は・・・普通でしょうか・・・。
更に進むと水量豊富な錦晶水。駐車場から1時間半ちょっとでしたので、水の調達をここで行えば、多少の体力セーブにはなるかもしれません。
2015年07月22日 08:26撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
1
7/22 8:26
更に進むと水量豊富な錦晶水。駐車場から1時間半ちょっとでしたので、水の調達をここで行えば、多少の体力セーブにはなるかもしれません。
錦晶水を過ぎると間も無く国師ヶ原に。視界が開け、道も平坦に。正面には山頂。ここまでは晴れていたのですが・・・。名物?の鹿は・・・いません。足跡と糞のみ。
2015年07月22日 08:36撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
1
7/22 8:36
錦晶水を過ぎると間も無く国師ヶ原に。視界が開け、道も平坦に。正面には山頂。ここまでは晴れていたのですが・・・。名物?の鹿は・・・いません。足跡と糞のみ。
高原ヒュッテ。ここでトイレ休憩。皆さんが書かれているように、綺麗な施設です。
2015年07月22日 08:40撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
1
7/22 8:40
高原ヒュッテ。ここでトイレ休憩。皆さんが書かれているように、綺麗な施設です。
国師ヶ原の先の軽いガレ場を登ると、月見岩に。この辺りはアブと蜂が多い。虫除けを塗っていても、あちらさんはお近づきになりたい模様。このあたりでの休憩はお勧めせず。
2015年07月22日 09:27撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
7/22 9:27
国師ヶ原の先の軽いガレ場を登ると、月見岩に。この辺りはアブと蜂が多い。虫除けを塗っていても、あちらさんはお近づきになりたい模様。このあたりでの休憩はお勧めせず。
振り返ると・・・眺望ほぼ無し。さっきまで晴れていたはずなのに、富士山のよく見えるはずの山にくると、何故か雲が大量発生。普段の行い・・・、ってことでしょうか?
2015年07月22日 09:27撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
1
7/22 9:27
振り返ると・・・眺望ほぼ無し。さっきまで晴れていたはずなのに、富士山のよく見えるはずの山にくると、何故か雲が大量発生。普段の行い・・・、ってことでしょうか?
アブ蜂攻撃をかわして、扇平に。後ろには手洗石。しっかり水が溜まっていました。標高が低いところにあったら、ボウフラ量産石とでも命名されていたのでしょうか。
2015年07月22日 09:32撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
1
7/22 9:32
アブ蜂攻撃をかわして、扇平に。後ろには手洗石。しっかり水が溜まっていました。標高が低いところにあったら、ボウフラ量産石とでも命名されていたのでしょうか。
再び林道の中を進むと、大きな岩が出始めます。このあたりが両手でガシガシ登り始めるポイントになり、ストックを仕舞います。いよいよ乾徳山の核心部へ。間も無く乾徳山ランドマークの一つ、髭剃岩に。気分が盛り上がってきますが、割れ目には・・・もちろん入りません。
2015年07月22日 10:05撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
2
7/22 10:05
再び林道の中を進むと、大きな岩が出始めます。このあたりが両手でガシガシ登り始めるポイントになり、ストックを仕舞います。いよいよ乾徳山の核心部へ。間も無く乾徳山ランドマークの一つ、髭剃岩に。気分が盛り上がってきますが、割れ目には・・・もちろん入りません。
土が無くなり完全に岩登りに種目変更となります。矢印があるものの、下から見ると本当にこの先に登山ルートがあるんかいな、という不安とワクワク感が入り混じる場所です。ロッククライマーには登山口くらいにしか見えないのでしょうが。
2015年07月22日 10:08撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
2
7/22 10:08
土が無くなり完全に岩登りに種目変更となります。矢印があるものの、下から見ると本当にこの先に登山ルートがあるんかいな、という不安とワクワク感が入り混じる場所です。ロッククライマーには登山口くらいにしか見えないのでしょうが。
かなり高度感のあるポイントをクリアすると、予想に反して今度は下ります。はしごの折れた段が雰囲気を盛り上げます。折れた時に踏んだ方に怪我が無かったことを祈るのみ。ここを通ると、切り立った岩を回り込んでいることがよくわかります。ルートを切り開いた方に敬意の念を禁じ得ません。
2015年07月22日 10:12撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
2
7/22 10:12
かなり高度感のあるポイントをクリアすると、予想に反して今度は下ります。はしごの折れた段が雰囲気を盛り上げます。折れた時に踏んだ方に怪我が無かったことを祈るのみ。ここを通ると、切り立った岩を回り込んでいることがよくわかります。ルートを切り開いた方に敬意の念を禁じ得ません。
息つく間もなく、今度はカミナリ岩が立ちはだかります。最初のクサリ場は、人によっては鎖を使わない方が登り易いかもしれません。写真にはありませんが、上に更にもう一段、クサリ場があります。こちらはスリル70点〜満点といったところでしょうか。山に来た〜、という感動が味わえました。読み進んでいただけばわかりますが、この辺りが気分的にはピークです。
2015年07月22日 10:14撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
3
7/22 10:14
息つく間もなく、今度はカミナリ岩が立ちはだかります。最初のクサリ場は、人によっては鎖を使わない方が登り易いかもしれません。写真にはありませんが、上に更にもう一段、クサリ場があります。こちらはスリル70点〜満点といったところでしょうか。山に来た〜、という感動が味わえました。読み進んでいただけばわかりますが、この辺りが気分的にはピークです。
噂の鳳岩です。下から見ると思ったより高い感じがしないというのが印象です。現地で実際に見るまでは、撮るアングルを良く心得ていらっしゃる皆さんのヤマレコ投稿写真によって相当な絶壁感が頭に刷り込まれていました。
2015年07月22日 10:34撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
2
7/22 10:34
噂の鳳岩です。下から見ると思ったより高い感じがしないというのが印象です。現地で実際に見るまでは、撮るアングルを良く心得ていらっしゃる皆さんのヤマレコ投稿写真によって相当な絶壁感が頭に刷り込まれていました。
登り始めは足場が無く鎖に頼ってしまうので、少々不安になるのですが、足がかりや掴むところがある場所まで来ると、自分の中のクライマースイッチが入ります。カミさんによると、登り始めは左側の岩に寄りかかるようにすると、それほど腕力MAXで鎖に頼らなくても登れる、とのことでした。垂れた鎖に沿って真っ直ぐ登れば良いという訳ではないのかもしれないと、目からプチ鱗でした。
2015年07月22日 10:38撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
3
7/22 10:38
登り始めは足場が無く鎖に頼ってしまうので、少々不安になるのですが、足がかりや掴むところがある場所まで来ると、自分の中のクライマースイッチが入ります。カミさんによると、登り始めは左側の岩に寄りかかるようにすると、それほど腕力MAXで鎖に頼らなくても登れる、とのことでした。垂れた鎖に沿って真っ直ぐ登れば良いという訳ではないのかもしれないと、目からプチ鱗でした。
山頂は狭いです。印象としては、3〜4パーティーいたら満員、という感じです。自分達が到着した時は眺望はほぼゼロ、小さめのアブらしき虫がブンブン飛び回っているので、写真だけ撮ってすぐに移動しました。
2015年07月22日 10:43撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
3
7/22 10:43
山頂は狭いです。印象としては、3〜4パーティーいたら満員、という感じです。自分達が到着した時は眺望はほぼゼロ、小さめのアブらしき虫がブンブン飛び回っているので、写真だけ撮ってすぐに移動しました。
昼ご飯をどこで食べようか決めかねながら、水ノタル方面へ進むと、岩場の突き当たりに丁度良い空間があり、虫もほとんどおらず、ここで昼食。山頂に戻らず水ノタル経由で下山するなら、ここから写真に見える森に向かって一旦下りる形になりますが、すぐにまた左上の岩場へ戻るルートになります。木に付いたルートサインの左側を上がっていくイメージで。そのまま森へ下って行かないよう注意。
2015年07月22日 11:42撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
1
7/22 11:42
昼ご飯をどこで食べようか決めかねながら、水ノタル方面へ進むと、岩場の突き当たりに丁度良い空間があり、虫もほとんどおらず、ここで昼食。山頂に戻らず水ノタル経由で下山するなら、ここから写真に見える森に向かって一旦下りる形になりますが、すぐにまた左上の岩場へ戻るルートになります。木に付いたルートサインの左側を上がっていくイメージで。そのまま森へ下って行かないよう注意。
水ノタルから国師ヶ原へは、さすがに地図上で破線ルートになっているだけあって、浮石だらけの急降下です。地図で等高線を見るとよくわかりますが、最初は300m程を一気に下る傾斜です。登山道が濡れている時などは特に危険度が増すと思われます。加えて暗いわ、眺望は無いわで、敢えてハードなルートを求める方々でなければ、個人的にはお勧めしません。自分がリピートするならこちらのルートは選ばず、たとえ渋滞するとしても登ってきたルートを戻ります。
2015年07月22日 13:01撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
1
7/22 13:01
水ノタルから国師ヶ原へは、さすがに地図上で破線ルートになっているだけあって、浮石だらけの急降下です。地図で等高線を見るとよくわかりますが、最初は300m程を一気に下る傾斜です。登山道が濡れている時などは特に危険度が増すと思われます。加えて暗いわ、眺望は無いわで、敢えてハードなルートを求める方々でなければ、個人的にはお勧めしません。自分がリピートするならこちらのルートは選ばず、たとえ渋滞するとしても登ってきたルートを戻ります。
破線ルート&下りぬかるみウォークの苦闘は省きますが、脚への負担を抑えながらゆっくり下山。鹿には遭遇しませんでしたが、駐車場までの道程で水を飲んでいる綺麗なアゲハチョウを目撃。カラスアゲハでしょうか。疲れが和らぎます。
2015年07月22日 16:20撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
1
7/22 16:20
破線ルート&下りぬかるみウォークの苦闘は省きますが、脚への負担を抑えながらゆっくり下山。鹿には遭遇しませんでしたが、駐車場までの道程で水を飲んでいる綺麗なアゲハチョウを目撃。カラスアゲハでしょうか。疲れが和らぎます。
下山後は恵林寺近くのはやぶさ温泉へ。アットホームな雰囲気で、広間で気兼ね無くのんびりできるので、帰路に着く前にノンアルビールを飲みながらリフレッシュできました。広めで自分好みの温度低めな露天風呂があるところも気に入りました(蚊に注意)。
2015年07月22日 16:57撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
3
7/22 16:57
下山後は恵林寺近くのはやぶさ温泉へ。アットホームな雰囲気で、広間で気兼ね無くのんびりできるので、帰路に着く前にノンアルビールを飲みながらリフレッシュできました。広めで自分好みの温度低めな露天風呂があるところも気に入りました(蚊に注意)。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ 三脚
共同装備
ツェルト コンロ クッカー

感想

記録を残すことも勿論ですが、普段から参考にさせていただいているお礼の意味もこめて、これから初めて乾徳山に行かれる方に少しでも参考になればと思い、写真と感想を載せました。いわゆる八の字ルートを踏破されている方々も多いようですが、個人的感想としては、地図で破線になっている水ノタル〜高原ヒュッテのルートは、あまりお勧めしません。写真の説明でも書きましたが、急勾配で大きめな浮石が多く、薄暗い森の中を慎重に進まねばならず時間もかかります。余計なお世話かもしれないのですが、登り渋滞がひどくなければ、富士山の見える日は特に扇平ルートを往復したほうが眺めもよく、乾徳山の醍醐味である岩場も二度味わえます。

駐車場からオソバ沢の登山口への道は、途中に分かれ道があります。つづら折れに進む形になります。特に最初の分岐で表示を見逃さないように注意して下さい。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1058人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 奥秩父 [日帰り]
徳和駐車場から扇平を経て乾徳山頂上
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 奥秩父 [日帰り]
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
ハイキング 富士・御坂 [日帰り]
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
ハイキング 甲信越 [日帰り]
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
ハイキング 奥武蔵 [日帰り]
乾徳山
利用交通機関:
技術レベル
3/5
体力レベル
2/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら